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藤沢店の田中です。

DVDの編集などをしていて間が空いてしまいましたが、再びカリフォルニアレポートです。

今回、新しいスタッフの中村を連れて行ったのですが、彼は会う人毎に「あの人は何をやっているんですか？（仕事は何？という意味です）」と私に聞きました。

私達が今回会ったのはこんな顔ぶれです。

 

・クリス&サミー・・・もともとロビンの幼馴染にしてガトヘロイの相棒。昨年、大々的にアパレルブランドを開始したが現在はＬＡのイーストビバリーヒルズ在住でヒップスターアーティストを目指している。実家はビバリーヒルズにビルを所有。

 

（右がジョージ、左がヤン）

・ジョージ･トリム・・・もともとウェーバーのチームライダーであったが大学卒業後、映像クリエーターとなり、現在は5年がかりで自身初の大作を制作中。その制作費はクレジットカードのローンでまかなっている。

 

・ヤン（ヤタ）・・・2011年のガトヘロイの「ダイナミックエンデバー」でウェスタンサハラに押しかけてきて（新島にも付いてきましたが）8mmフィルムの映像を手がけたニューヨーク出身の映像クリエーター。父親は著名なフォトグラファー、母親はキューバ系のミュージシャン、大富豪の家系。今回、ロビンが紛失していたボードをなぜか所有していることが発覚し責められていた。

 

（赤シャツがブラッドフォード。ヤンとともに裸足スタイル）

 

・ブラッドフォード・・・ヤン同様、「ダイナミックエンデバー」に付いて来て、初日にロビンの忠告を無視してリーフでボードを紛失したサウスカロライナ出身のミュージシャン。同じく実家は富豪である。現在、ヤンとともにバンドを結成。ロビンが所有していたスクールバスを譲り受け寝泊りしている。

 

 

同じ「ダイナミックエンデバー」に参加したクリスはヤン、ブラッドフォードと気が合わず、「あいつらは東海岸から来たカリフォルニアサーフカルチャーの寄生虫だ。実家から多大な援助を受けながらカリフォルニアでヒッピースタイルの生活を真似してんだよ。何にもしてないのに、「何やってるの？」と聞けば「バンド」って答えるのさ。カリフォルニアではアート、映像、バンドって言うのは＝何もやってないってことさ」と中村に説明していました。

私はずいぶん的を得た言葉だと感心していました。

全米の中でももっとも裕福な地域と重なるカリフォルニアのサーフタウンに住む彼らはよれよれの服を着ていてもたまに彼らの住む実家に寄ると（彼らのほとんどは自立していません）その家の大きさに驚かされることが頻繁にあります。

「一体彼らは何して生計を立てているんだろう？とてもアートが売れているようにもバンドで収入を得ているようには見えないし・・・」と思っていました。

だからこのクリスの言葉に深く納得したわけです。

でもこのクリスの説明を聞きながら私と中村はこっそりと「おまえもその典型的な奴だな」と言っていたのです。

「本当にカリフォルニアの奴等はクソ野郎ばっかりだ。親のスネをかじって何にもしないんだ。うわべの付き合いをしながら人のアイデアを盗むタイミングを計ってるんだ。だから俺はカリフォルニアが大嫌いなんだ」というロビンも育てられた家はゴルフ場の中にある豪奢なコンドで、ダイニングテーブルは8メートルほどもあり、壁一面をシルクのタペストリーが飾り・・・というところでした。

しかしロビンが違うのは本当にカリフォルニアを出て行ってしまったことです。これはかつてのミッキー･ドラやマテオとブリタニーがマリブを離れていったのと同じようなことですが、ともかく彼は本当にカリフォルニアを離れ、生活の基盤となるサーフボードの工場を一からフランスに建ててしまったのです。「俺はあいつ等と違ってものを作って生活してるんだ。オリジナルのものをクリエイトしているんだ・・・」

だからロビンがサーフボード作りに関して真剣なのは当たり前なのです。

 

話がちょっとそれますが、最近も多くの方がロビンのボードに興味を持ちお店にお越しいただいています。

そして皆さんが口を揃え「噂以上にすごい。雑誌で同じように取り上げられる他のボードとはまったく違う。」とボードを手にした途端におっしゃいます。

「一度ロビンのボードのスピードを味わったらもう他のボードには乗れない」とまで言っていただける方もいます。

今回のカリフォルニアでも彼の壮大な構想を何度となく聞かされました。

・・・ビーチブレイク用にもっとアウトラインに直線を用い・・・
・・・スローな波質にはもっとラウンドしたアウトラインが・・・
・・・ジョージ･グリノーの友人が作ったボードが素晴らしいんだ・・・
・・・もっとアドバンスに、もっとセンシティブに・・・
・・・ブランドをさらに4つに分けて・・・

オーストラリア滞在中にボブ・マクタビッシュに特別に作ってもらったというストリンガーレスボード。

 

夜のモーテルでそんな話をしながら突然枕を投げてきたり、寝ているところに飛び乗ってくる・・・そんなところは昔と変わっていませんでした。

 

取り留めのない話になってしまいましたが、遅れていますガトヘロイ、アレックス･ノストのBMT、ハーバーの最新モデル、極限までイージーさを追及した『プランティン』の入荷は5月8日です。

楽しみにお待ちください。

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※東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪の方はお店にお立ち寄りください。

 

皆様のお問合せ、ご来店お待ちしております。

 

引き続き楽しい休日をお過ごしください。

シーコング藤沢店
田中

 

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