シーコング店長ブログ

シーコング各店より毎日お得な情報をお届けいたします。


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今年もありがとうございました。2025年が皆様にとりましてよいお年になりますように!フランスレポート!新井 初ヨーロッパ 完結、藤沢店!中古情報、

こんにちは!

藤沢店の山口です。

 

本日でシーコングの営業は最終日でございます。

今年も1年沢山のお客様にお世話になりました事を心よりお礼申し上げます。

 

そんなシーコング藤沢店の最終日にもホットな中古ボードが入荷しておりますので、早速ご紹介させていただきます。

     

 

ブランド ガトヘロイ/Gato Heroi
モデル プレイボーイ/Play Boy
長さ(ft) 9,6ft
幅(inch) 23 inch
厚み(inch) 2 7/8 inch
重量(kg) 8.3kg
Fin シングル
素材 ポリエステル
付属品 なし
価格(税込) ¥230000
送料 送料はこちら>>>

  • 【ボード説明】

    現在のシングルフィンロングボードで最も最先端と言われるハイパフォーマンスPIGの代表モデルです。

    ハイパフォーマンスピッグの生みの親といわれるデーンピーターソンとは違ったアプローチでロビンキーガルが作りだした、超高速のハイパフォーマンスピッグです。

    ロビン特有のPIG曲線美、シャープなレールと、今までよりもレベルの高いライディングを叶えてくれる1本です。

  • 【ボードコンディションについて】

    デッキ面にフットマーク、レールに1か所目立たないセルフリペアがございます。

➡このボードのご注文、お問い合わせはこちら

 

 

ブランド ガトヘロイ/Gato Heroi
モデル VEEボトム/VEE Bottom
長さ(ft) 8,11
幅(inch) 23 inch
厚み(inch) 2 3/4 inch
重量(kg) 7.1kg
Fin シングル
素材 ポリエステル
付属品 フィン
価格(税込) ¥220000
送料 送料はこちら>>>

  • 【ボード説明】

    ロビンキーガルの考案する最先端ブランド、ガトヘロイ。
    こちらはガトヘロイのオーストラリアライダー、カイエリスによるVEEボトムです。

    ガトヘロイのラインナップでは大変珍しい1本となっております。

    PIGのアウトラインに、ボトムの1/3付近よりテールにかけてVEEボトムが採用されており、シングルフィンとは思えない驚くレベルの操作性を体感できます。

  • 【ボードコンディションについて】

    ワックスオンしただけの未使用ボードです。

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ブランド ニックメランソン/Nick Melanson
モデル グライダーピン/Glider Pin
長さ(ft) 9,9ft
幅(inch) 22 1/2 inch
厚み(inch) 3 1/4 inch
重量(kg) 9kg
Fin シングル
素材 ポリエステル
付属品 なし
価格(税込) ¥242000
送料 送料はこちら>>>

  • 【ボード説明】

    現在カリフォルニアの注目株ナンバー1の若手シェイパー、ニックメランソン。

    こちらのグライダーピンは他のモデルよりも細くストレートなアウトラインを持っており、
    簡単にボードをトップスピードに乗せることができ、また波のキャッチも速いです。

    ボトムはセンターまで非常に滑らかでニュートラルな形状をしており、テール側には強めにVeeが施され、ボードが長くともテールを踏むことでしっかりとターンをすることができます。

    レールはダウンレールで、レールが食いすぎないよう、ほんの少しだけふっくらと丸みを持たせています。
    またフィンの後方はわずかにエッジが効いており、より大きな波でサーフィンをする際に更なるスピードを生み出し、さらに波に食いつきグリップ力を高める効果があります。

    小波からフェイスの大きなパーフェクトウェーブまで、すべてのレベルのサーファーにおすすめのモデルです。

  • 【ボードコンディションについて】

    デッキ面に極僅かなフットマークがあるのみの極上コンディションです。

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ブランド ガトヘロイ/Gato Heroi
モデル ローチ/Roach
長さ(ft) 7,0ft
幅(inch) 21 inch
厚み(inch) 2 7/8 inch
重量(kg) 4.9kg
Fin シングル
素材 ポリエステル
付属品 なし
価格(税込) ¥176000
送料 送料はこちら>>>

  • 【ボード説明】

    ロビンキーガルの考案する、どんな局面でもオールラウンドに対応できるシングルフィンショートボードです。

    ロビン独特のスピードは掘れた波を難なく切り抜け、上下左右に抜群のコントロール性能を発揮します。

    このサイズのボードにおいてもロビン・キーガルの天才性を十分に堪能できる最高のショートボードです。

  • 【ボードコンディションについて】

    デッキ面に僅かなフットマークのみの極上コンディションです。

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ブランド サーファビリー/Surf A Billy
モデル Cosi Veloce
長さ(ft) 5,5ft
幅(inch) 20 inch
厚み(inch) 2 5/8 inch
重量(kg) 3.6kg
Fin ツイン
素材 ポリエステル
付属品 なし
価格(税込) ¥154000
送料 送料はこちら>>>

  • 【ボード説明】

    ジャレッドメルによるブランド、サーファビリー。

    こちらはワンオフモデルで、フィッシュとニーボードを組み合わせたようなアウトラインのモデルです。

    ボトムはシングルコンケーブからダブルコンケーブへと続き、レールはダウンレールとサイズのある波でスピードとパフォーマンスを発揮できる、ハイブリットフィッシュです。

  • 【ボードコンディションについて】

    新品未使用

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ブランド クリステンソン/Christenson
モデル デイジーモデル/Daize Model
長さ(ft) 9,3ft
幅(inch) 22 5/8 inch
厚み(inch) 2 3/4 inch
重量(kg) 7.7kg
Fin シングル
素材 ポリエステル
付属品 なし
価格(税込) ¥143000
送料 送料はこちら>>>

  • 【ボード説明】

    クリス・クリステンソンによるカリフォルニアのブランド。

    こちらは元祖スタイリッシュライダーでもお馴染みのデイジー・シェーンのシグネチャーモデルです。
    デイジーは90年代終わり~2000年代始めに活躍したレディースロガー。
    女性用のサーフブランドのROXYブランドアイコンやロキシーガールとして、またロングボードのワールドチャンピオンにもなるという実力の持ち主。

    女性に優しいサイズ感、重量で、PIG系のアウトラインに薄く入ったノーズコンケーブが特徴です。テールキックもしっかりついておりPIG系ノーズライダーモデルをお探しの女性にお勧めです。

  • 【ボードコンディションについて】

    デッキ面にフットマーク、フットマークによるクラックがストリンガー沿いにございます。

    その他テールにリペア痕(きれいに直っております。)、ボトム面にも細かい凹みが多数ございます。

    浸水する傷は無く、レール周りはきれいなので、このままご利用できるコンディションです。

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2025年、ぜひこのホットなボード達で楽しんで下さい!!!

来年もより高見を目指して精進してまいりますので、皆様の愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

良いお年をお迎えください♡

 

シーコング

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藤沢店の田中です。


シーコングの営業も本日が最終日となりました。

皆様に支えられた一年をこうして無事に終わらせることができまして、本当に感謝しており、心よりお礼申し上げます。


今年は、2月末のロビン他、ガトヘロイクルーの来日、種子島トリップ、6月のジョージトリム、7月のデーンピーターソン、ローラミニョー、カリーナロズンコ、8月はニックメランソンとマックスコールドウェル、11月にはジャレッドメルも来日し、華々しく豪華な年となりました。


そして締めくくりは、私と新井のフランス、スペイン出張でした。


残念ながら締めくくりが何ともふがいない結果に終わってしまったのですが、それでも新ためて思うのは、本当に素晴らしいネットワークの中にいるということです。


世界中に星の数ほどサーファー、シェーパーがいますが、長年にわたり第一線として世界中に影響を及ぼす者はごくわずかです。


それにもかかわらずシーコングで取扱っているブランドは世界中のどこに行っても必ず誰からも評価されるものです。


1990年代にロングボードがリバイバルし、90年代後半にはシングルフィンロングボードが復活し、その後、ポストジョエルチューダーと言われるようになってからもすでに20年以上の時が過ぎています。

 

NALU 2005年 48号 19年前の雑誌「NALU]の表紙です


その間、世界のロングボードシーンを牽引したのはアレックスノスト、ロビンキーガル、ジャレッドメル達で、現在ではトロイエルモア、ニックメランソンたちにその血統が引き継がれています。


まさに”メインストリームはメインストリームによって継承される”です。


ポスト・ジョエルチューダーの世代にはその他にもたくさんの優秀なサーファーたちがいましたが、そのほとんどはサーフィン業界を離れ別の仕事についています。


どちらが幸せかは別として、最終的には才能と運、そして並外れた個性がなければ、それを続けていくことは困難なのです。


ニュースで流れる景気観とは異なり、カリフォルニアも日本もサーフボードの価格が高騰し、この業界は厳しい状況にありますが、この素晴らしい世界一のネットワークがある限り、まだまだ頑張っていけるだろうと確信しています。

 

2025年 ラインナップ


2025年は、巨匠タケイタツオさんによる「デューイウェーバー研究」を皮切りに、春のアレックスノストの来日、そしてロビンキーガルも来日を予定しています。


またブランドボード以外にも、中古ボードの買取り販売を強化するとともに、過去のブログの動画化、メルカリやヤフオクで個人販売されたサーフボードの発送代行などにも力を入れていきたいと思っています。


刺激的な話題・情報を常に発信し、皆様のサーフィンライフにお役に立てることができるよう頑張ってまいりますので、2025年も引き続きよろしくお願いいたします。


改めて、今年もありがとうございました。

2025年が皆様にとりまして、よいお年になりますようスタッフ一同で願っております。

 


シーコング
田中俊英、スタッフ一同

 

 

続きまして、私からもフランス・スペイン出張の報告です。

 


帰国後、数日が経ちましたが、未だにひどい時差ボケで1日2~3時間の睡眠しか取れず朦朧とした毎日を送っています。


その上、行きの便で3日遅れで届いたスーツケースは、帰国便の途中のパリで止まったままになっていて、現在もまだ着替える服も(普段から数枚しか洋服を持っていないので)、自宅の鍵もない状況です。


多くの皆様の期待を背負ってロビンに会いに行きましたが、結果はまさに「手ぶら」での帰国となってしまいました。


おまけに行きも帰りもスーツケースは届かないし、新井の乗り継ぎチケットは日にちを間違えてしまうし(私のミスです)、ロビンはパスポートを忘れ、クレジットカードを3回も紛失し(1日の始まりが前日紛失したクレジットカードを探すことから始まるということが2回もありました。最終的には見つからずロックをかけることに・・・・)


それでもロビンに会うと刺激を受け、彼の世界観に引き込まれます。


彼は仕事をしないのではなく、仕事ができる状況にならないから仕事ができないと言う方が正しいでしょう。

 

この時期は憂鬱な天気が続くビダールにあるロビンの住居ファクトリーです

ロビンの相棒、SKILL

シェープをするときは真剣です

ちゃんとできるときもあるんです

宙を飛ぶミサイルかロケットのようです

意外と孤独な作業が続きます

やるときはやります(やるときだけやります)


実際には彼は「シェープしてぇ~」と絶叫するほどに、シェープが好きなのですが、いざやろうと思っても女性問題、お金の問題、ビザの問題、免許証の問題、パスポートの問題、空腹感、目覚めのためのコーヒー探し・・・・などによって時間が費やされ、本来の目的に達することができないのです。


それさえなければ昼夜を問わず一心不乱にシェープすることができるのに・・・・一つのことにしか目を向けることができないのがロビンキーガルなのです。


例えば、ホテルにチェックインし、長時間のドライブの後の疲れを癒そうと歩いて10分のところにあるマッサージ店に向かうとき、彼は「その前においしいコーヒーを飲みに行こう」と言い出します。


このような場合、私なら歩いて10分先にあるマッサージ店に行く途中のカフェを探します。しかし彼の場合、目的はマッサージ店に行くということからカフェに行くということ代わっているために、反対の方角であっても永遠においしそうなカフェを探すのです。10分、20分、30分と歩きカフェを探すのです。


最終的にマッサージ店とは反対方向のカフェでコーヒーを飲んだ後、「次は何だっけ?どこにあるの」と、なるのです。


目の前にある一つのことしかできないために、これから何をするかだけで、次の次に何をするか、明日はどうしようと言った予定をたてることなど不可能なのです。(壮大な夢のような計画はたてるのですが、これらの理由が重なり、残念ながら実現は程遠く、その前に幾多の問題に直面することとなるのです)


だから新井が書いているように、「本当にボードができ上っていることの方が不思議」という感じなのです。


しかも彼の嗜好、感性はサーフィンだけに向いているのではなく、ファッションやデザイン、音楽、建築、そして宗教や人種の歴史のまで及びます。


自室にはそれらに関する大量の蔵書に加え、JAZZレコードのコレクション、1960年代のサーフィン関連の雑誌で埋め尽くされています。


下手に何か質問でもしてしまうと、永遠に(私には永遠と感じるほど)それらについて語ります。


その上、道を歩いている女性に気を取られ、話の途中に通りかかった壁のグラデーションを称賛したり、通りかかりの人が発する他言語に反応したりするのです。


そんな彼のもとには、ロシア人とフランス人のハイブランドのスーパーファッションモデル(ここでお見せできないのが残念なくらい)、メゾンのオーナー、他、多数の女性が群がり、争奪戦を繰り広げているのです。(私から見ると「なんでこんなに持てるんだろう」と、何とも不思議ですが・・・・)


数日間を彼とともに過ごせば、疲れ切って辟易とするか、または辟易としたとしても彼の天才性に魅了されるでしょう。

 

コルドバ・メスキータの外壁にある金門の前で”飲み友達”の記念撮影

こんな時も真剣です

南スペイン・マラガの街を歩く”飲み友達”



彼はまさにサーフィン界に君臨する天才です。異端児と言われようが、天才には変わりありません。


彼と同じ次元でサーフボードを作るシェーパーがいないことを見ればそれは明らかでしょう。


現在、日本を含め世界中を席巻する「ピッグ」を現代に復活させたのはロビンキーガルです。

ビーチを彩るアブストカラーの復刻も彼の功績です。

「ダガー」、「スムースオペレーター」、「キラー」、「ファットキャット」などの人気モデルについては世界中で評価されているにもかかわらず、その模倣品さえも見当たりません。

あらゆるシェーパーは彼の存在する域に達することはできないのです。

 

旅の途中、少々うんざりした気持ちで彼のことを眺めていた私もやはり凡人です。


しかし、彼のもとから離れ現実に戻ってくると、やはり彼の才能を再認識してしまうのです。


ロビンキーガルのサーフボードを手にすることは、それだけの意味を供えているのです。


2025年も、ロビンキーガルから目を離せません。

 

【続報】

ロビンシェープのボードは当分の間入荷することはないと書きましたが、今回の旅で少々貸しを作ったため、一応気を使ったように「クリスマス休暇が終わったらシーコングのボードをシェープするよ」というメールが先ほど届きました。

あまり期待せず、ご期待ください。

 

 

  1. ➤ロビン曰く、「今の自分がやりたいことをすべて叶えてくれる」ボード、『ダブルダガー』、残り1本

 

➤若き日に、盟友アレックスノストとともに開発したガトヘロイ唯一のオールラウンダー『ダガー』、も残り1本


➤ロビンキーガルが長年愛用する定番のピンテールログ『スムースオペレーター』の在庫はこちら


➤伝説のサーファー、コーディシンプキンスのために創った伝説的な限定ボード『コーディシンプキンス・スリバー』の中古ボードはこちら

 

年末年始は、ロビン愛聴の音楽をお楽しみください。

 

 

 

 

 


それでは、改めてよいお年をお迎えください。2025年もよろしくお願いいたします。

 

シーコング
田中

 

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こんにちは。
シーコングの新井です。
本日で年内の営業は最後となりますが、新井 初ヨーロッパ 書けるところまで書かせていただきます。

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6日目:パスポートが届いているはずのコルドバのホテル。結局到着予定の2時を回ってもパスポートは届きませんでした。右往左往してもしょうがない、届くまで待つしかないという事で、コルドバを満喫した初日から一夜明け、今日こそ届くだろう。という事で、普段ホテルに運送会社が来る午後2時まで、街で時間をつぶすことに。
ロビンはまだ寝ているであろうという事で、彼が起きてくるまでに私は、ホテルからほど近い、アルカサールと言う王宮とその庭園をチェックしに行きました。スペインに限らずだと思いますが、ヨーロッパには、こうした古い建物がいたるところに残っており、歴史と共に生活している感じがとても印象的でした。
その後、いったんホテルに戻り、チェックアウトの準備を終え、1階のカウンターへ行くと、ホテルで寝ているはずのロビンの姿がありません。
するとホテルの方が、ロビンは昨晩財布を無くしたため外に探しに行っているとの事。
何件目かのライブミュージックレストランまでは彼と一緒にいたのですが、体力の限界を迎えた私はホテルに戻り、一瞬で寝落ち。ロビンはそこからどこへ行ったのか把握しておりませんでした。
パスポートは届かないし、財布も無い。。。。
雲行きはますます怪しくなっていきます。
しばらく田中と待っていると、ロビンが外から戻ってきました。
テンションは非常に高かったですが、明らかに一睡もしていない様子です。
話を聞くと、私と別れてからさらにもう一件別の店に行き、色々とあり、気が付いたら財布が無かったそうです。
一晩中あちこち探し回ってようやく財布は見つかったものの、財布の中からクレジットカードが無くなっていたそうなのです。
なんという事でしょう。

「クレジットカードを落とした場所に心当たりがあるからあとで見に行こう」

そんな状況でも、

「おなかが空いた。」

という事で、近くのユダヤ教系のレストランに。

連日の暴飲暴食により、田中も私も食欲がそこまでなかったので、軽めの物を注文。

しかし、ロビンは5~6人前くらいの肉尽くしのパーティー盛りのような特大のメニューを注文。
その料理が運ばれてきたときには、あまりの巨大さに言葉を失いました。

最初はそれをバクバクと食べていたロビンですが、さすがに多すぎたと思ったのか、すでにおなか一杯の田中と私の皿にもたくさんの肉とポテトを取り分けてくれるのです。

我々は「もういいよって、これ以上食えないよ」と言っているのですが、

「食べ物を無駄にしたくない」と我々のさらに肉とポテトが盛られていきます。

パスポートは届かいないし、クレジットカードは無くなってしまったし、この先この旅は、どうなってしまうのか?という不安に追い打ちをかけるかの如く、パンパンのおなかにさらにヘヴィー級の肉とポテトが入ってきます。もう笑うしかありません。

食後、パスポートが届くかもしれない2時まで、散歩をしようという事で、あたりを散策。
2時を過ぎ、ホテルに戻り、パスポートが届いたか確認。
やはり届いておりません。

そろそろ届くはずなのにおかしいなー
と、再び田中が、荷物の追跡番号を入力し、現在地を確認すると、わけのわからないことに。
昨日スペインまで来ていたパスポートが、なぜかドイツに移送されているではありませんか。。。
最悪の状況になってまいりました。

追跡情報が間違えているだけなのか? 
本当にドイツに行ってしまったのか?

誰も正解は分かりません。

一気にモロッコが遠ざかっていきました。

パスポートがいつ届くかもわからないので、この街を離れることも出来ず、困ったことに。

結局コルドバにもう一泊してパスポートを待つことに。
明日来なければ、モロッコはあきらめて、別の場所に行こう。
届いたパスポートはあとで取りに来ればよい。
そんな雰囲気になってまいりました。

ロビンは前日一睡もしていないため昼寝、私と田中はそれぞれ街を散策しに行きました。。。

時間を無駄にしてももったいないので、私は本日2か所目の観光に。
メスキータというもともとはイスラム教のモスクだった建物をキリスト教が追い出し、その後、教会に作り替えた珍しい建造物の見学へ。

幸か不幸か、今回の旅は予定とはまるで異なる展開となりましたが、初ヨーロッパにして、たくさんの場所をめぐることが出来、色々と良い勉強、刺激を受けることとなりました。
、
皆様もうお気づきかと思いますが、ここまでくると、もはやただの観光です。。。

その後、ロビンお勧めのユダヤ教の旧市街を散策し、ホテルに戻りました。

ロビンがクレジットカードを探しに行こうという事で、心当たりがあるらしい、新市街へ(タクシーで10分ほどの場所)。

昨晩立ち寄ったであろう1件のバーに立ち寄り、お店の人にカードが落ちていなかったか確認する物の、やはり有りません。
ここでカードはあきらめたようです。

「おなかが空いた」
という事で、そこへ向かうために乗車したタクシーのドライバーさんに聞いたレストランへ向かうと、そこは大当たり。
とても良いお店で何を食べても飲んでもおいしかったです。
そのエリアの名店だったようで、どんどん客が入って気づけば満席状態に。
これも幸か不幸かですが、すべてはなるようにしかならないと思えるようになってまいりました。

その後、旧市街へ歩いて戻り、今夜もフラメンコです。

この夜のフラメンコは今まで見たスタイルとは異なり、より情熱的かつ悲壮感が漂うような、感動的なものでした。フラメンコにもいろいろなスタイルがあるようですね。勉強になります。

それにしてもロビンがこんなにフラメンコが好きだったとは知りませんでした。
帰国後、彼のサーフィンを動画で見ていると、彼のサーフィンスタイルとフラメンコのパッションがなんとなくリンクして見えるようになってまいりました。気のせいでしょうか。。。
全くの私の個人的な印象で、本人には何も確認しておりませんが、そんな気がいたします。

たった1週間ほど時間を共にしただけですが、彼のこうした日常生活での文化的な活動(めちゃくちゃな部分もかなり多いですが)は、少なくとも彼のシェイパーとして、また、サーファーとして、大きな影響を与えているのは間違えないと思います。

この日の夜もまだまだ終わりません。

「まだどこかで生バンドをやっているバーがあるはずだ」

という事で、2人で夜の街を徘徊。
彼は携帯を持っていないので、ネットで店の情報を調べることはありません。

「歩いて、目で見て探すんだ。どこかに必ず良い店があるはずだ」

今回の旅でこの言葉を何回聞いたでしょう?

更に道行く人に聞きまくります。

そして、本当によく歩きました。
私は冬のヨーロッパは寒いという事を事前に聞いていたので、この旅のほとんどの行程を革靴で過ごしました。

慣れない石畳と連日の長距離歩行(アイフォンが間違えていなければ、一日平均20000~25000歩は歩いておりました。)、慣れない革靴で足には豆が出来、お尻は筋肉痛。
性根尽き果てるまで遊びつくすとはこのことを言うのか?と言うほど、やりつくしました。
※最後の日は早朝の4時半に空港に向けて出発だったのですが、気が付けば2時間前までロビンと踊っておりました。

そして、その夜も良い店を見つけ、店内画へと吸い込まれていきます。

こうして、毎晩同じような宴が続き、夜が明けます。

6日目は、と言うか、6日目もこのような感じ。
結局パスポートは我々の帰国の前日にならないと届かないことが判明し、7日目、8日目も場所は変わったものの(翌日はグラナダ、最終日はマラガ)同じような1日を送りました。
※これ以上は書くまでも無いかと思うので、興味がある方もいないと思いますが、この続きが気になる方は店頭で聞いてください。

今回の旅は全く予定通りには進みませんでしたが、そのおかげもあり、普段できない事、特にサーフトリップでは出来ないような経験をロビンと田中と共にすることが出来ました。

そして、ロビンはめちゃくちゃであり、知的であり、情熱的であり、良い奴であり、超人的な体力の持ち主であることを再認識することが出来ました。

現在、私はダノー、エルモア、シーコングオリジナルボードを主に担当して仕事をしております関係でロビンとの仕事上での絡みは少ないのですが、彼が他のシェイパーと違う事は明らかです。

彼はすでに生活するのに十分なお金を持っているという側面もありますが、ボード作りのアプローチと言うか、位置づけが他のシェイパーと異なる気がいたします。

彼と1週間ちょっと時間を共にしただけですが、時折見せる鋭いまなざしや、感性、アイディア、パッション。
又、意外と勉強熱心であること。
これは彼から聞いた話ですが、今年の秋にポルトガルでユリコが開催したイベントに参加した後、世界中から集まる、優れたサーファーと旅をしていたそうです。
そこでは彼自身、良い刺激と、たくさんのフィードバックを得たようで、今後のボード作りに大いに役立ちそうな雰囲気でした。
ここ最近彼が気に入って乗っているボードはダブルダガーだそうで、今の自分のやりたいサーフィンスタイルを体現するにはダブルダガーが一番フィットしているそうです。

ただやみくもにシェイプをするのではなく、こういった充電期間と言いますか、インプットする時間が彼の類まれなる才能をサーフボードと言う形に落とし込むために必要な時間なのだと理解することが出来ました。

その時が来るのを待つ事が、最良のサーフボードを手に出来る唯一の手段なのだという現実を確認いたしました。

ヨーロッパの古都を余すことなく満喫するのも、彼の芸術的なセンスを養う重要な役割を果たしていると思いますし、フラメンコをこれでもかというほど観ることも彼のパッションを掻き立てるのに一躍買っているとも思いますし、めちゃくちゃなことをして発散することも大事なのだと思います。

今回の旅では、”モロッコに行けるかも”という事で、淡い期待をしておりましたが、結果行けなくてもモロッコへの期待以上の経験を積むことが出来ました。

彼はいつも期待以上、想像以上の経験をさせてくれます。(良いことも悪いことも)

ここまでとことん付き合ってくれる奴も中々おりません。
※最後は彼しか残りませんが。

時々手に負えなくなりますが、とにかく良い奴なんだと思います。

今回の旅で、彼の魅力を再確認することが出来、さらに今シーコングに彼がシェイプしたボードがあるという事実がある意味奇跡のように感じております。

「あの生活で、いつシェイプしているんだろう。」
「でもやっている時は相当集中しているんだろうなー?」

以前にもまして、彼のボードには、魂がこもっているように見えるようになりました。

今回の出張では、ボードに関してこれといった成果も無く、現在、ロビンのボードを心待ちにしていただいているお客様には大変申し訳ない結果となってしまいましたが、彼のインプットの期間がひと段落すれば、必ず良いものを作ってくれると確信しております。

ボードに関しての情報は田中からご案内させていただきますので、今しばらくお待ちください。


という事で、今回のブログにて新井 初ヨーロッパ完結とさせていただきます。

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本日の午前中が年内最後の営業となりました。

私個人的に担当させていただいている、ダノー、エルモア、シーコングオリジナルボード。

ダノーもトロイもしばらく来日しておりませんので、来年はどこかで呼べればと思っております。

彼らの魅力も今まで以上に発信して行ければと思っております。

オリジナルボードに関しては、お求めやすい価格で、魅力的な商品をご案内出来るように努めてまいりたいと思います。

また、中山と取り組んでいるYOUTUBE動画のコンテンツも来年はコンスタントに増やしていければと思っております。

やらなければならない事はこれ以外にもまだまだ沢山ございます。

私も今回の旅で良いインプットが出来たと感じております。
2025年は今年以上に張り切っていきたいと思いますので、来年もよろしくお願い申し上げます。

皆様、良いお年をお迎えください。

シーコング
新井

東京江戸川店・大阪店年末のご挨拶、新井 初ヨーロッパ④

 

 



 

本日を持ちまして、2024年の営業を終了させていただきます。
東京江戸川店へ足を運んでいただきました皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。

2025年の幕開けは1月5日(日)となります。
お身体を大切に良いお年をお迎えください。
Happy Holidays!

 

シーコング東京江戸川店
渡辺・中山

 

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こんにちは。

シーコングの新井です。

本日も新井 初ヨーロッパの続きを書かせていただきます。

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5日目:前夜、バルバトで久しぶりの再会を果たしたホバンと別れ、ベヘール・デラ・フロンテ―ラで一晩を過ごした我々は、翌朝、モロッコへ行くために必要なロビンのパスポートを受け取るべく、コルドバのホテルを目座すことに。

昨夜は皆かなり飲み、深夜真っ暗な中、わけもわからない状態で、ホテルにチェックインしていた為、街の様子が分かりませんでしたが、朝、部屋の窓を開けると街は白で統一され、空は青空、とても美しい光景が目の前に広がっておりました。

ロビンはまだ起きてこないだろうと、ちょっと街を散歩しようと部屋を出たところ、すでにパッキングを済ませ、大きなカバンを肩から下げたロビンとタイミングよく鉢合わせ。おっ、今日はロビンがチェックアウト一番乗りだ。今日は出発が早そうだ。モロッコに向け気合が入ってるのかな?なんて思いながら、1階のカフェでロビンお勧めのパン・コン・トマテ(パンにフレッシュなトマトのペーストを塗ったものにオリーブオイルをかけただけの非常にシンプルでおいしい一品)とコーヒーを飲み、一息入れ、散歩から戻って来た田中も合流し、この日は早めのチェックアウト。

この辺は波があるかもしれないからコルドバに向かう前に海をチェックしに行こう。

という事になり、コロナ禍にロビンが滞在したという海を目指しました。

道中、日本では見かけることの無い珍しい松の木がきれいに立ち並ぶ気持ちの良い国立公園を抜け、カリフォルニアのようなカラッとして程よく暖かい素晴らしい気候と、美しい自然が調和した長閑な田園風景を眺めながら、時折ロビンが、

「何年か前からこの辺に住んでもいいかなーと思ってるんだけど、最近家の価格がどんどん高くなってるんだ。」

「ここからちょっと行ったらポルトガルだけど、ポルトガルなんて、昔は物価が安くて最高だったけど、ここ数年で、すべてが高くなってしまったんだ。」

「それに比べたらまだこの辺はましかな?」

「冬のフランスは寒すぎるから、住むには適さない。冬の間だけでもこの辺で暮らそうかな?」

など、ちょっとした彼のアイディアを聞きながら、美しい景色を眺めつつ運転していくと、目的地に到着。

そこはちょっとしたヒッピータウンのような場所で、とてもメローな空気が流れる雰囲気の良い街でした。

しかし、残念ながら波はありませんでした。。。。

後で地元のシェイパーに聞いた話ですが、普段は冬に波が上がるこのエリアもなぜか今年の冬は波が全然立たなきそうです。。。

波が立てば良さそうな岬があり、波が無いことを残念に思っていると、我慢が出来なくなったロビンは突然。

「海に入ってくる、ちょっとだけだ。」

「ちょっと飛び込むだけ」

と、広い砂浜を海の方へ向かい歩いていき、服を脱ぎ海に飛び込みました。

リフレッシュしたかったのか?何なのか?分かりませんが。

突然の出来事でした。

すっきりした様子で海から上がってきた彼と車に乗り込み、コルドバを目指し出発。

と、ここでロビンが、

「そういえばこの近くに住む、ローカルシェイパーからボードをシェイプして欲しいと何度もメールをもらってるんだ」

「まだ会ったことも無いんだけど、近くだからちょっと行ってみよう」

「シェイプルームを持っているみたいだから、冬の間そこでシェイプさせてもらうのもありかもしれないし」

という事で、急遽そのシェイパーさんに会いに行くことに。

そこから車を2~30分走らせたところにその工場はありました。

電話を持っていないロビンは、事前連絡など一切いたしません。

扉を叩き、そこにいれば会う。そんなスタイルです。

突然のロビンの訪問に驚いた様子でしたが、快く我々を中に迎え入れてくれました。

一通り工場を案内してもらいましたが、ボードをシェイプするには、十分な環境が整っておりました。

「シェイプするためのラックは少しぐらついていたから改善の余地はあるけど、冬の間ここでシェイプするのも悪くないな。」

とこんな感じで、その場その場の成り行きではありますが、こうしてロビンは異国の地でどんどん道を開拓していくんだなーと関心致しました。

もしかしたら来年の冬は南スペインにいるかもしれません。

工場見学を終え、午後2時にはパスポートが届いているはずのコルドバの街へ出発です。

車内では、

「せっかくコルドバに行くんだから、フラメンコも見に行こう」

「前にコルドバでフラメンコ見た時最高だったから」

「あと、コルドバには、ユダヤ教の旧市街もあるんだ」

「あとはメスキータ(イスラム教のモスクをキリスト教の教会に作り替えた建物)も見た方良いな」

など、田中にちょっかいを出しながら、相変わらずのマシンガントークで車内を盛り上げてくれます。

お陰様で私も、この短期間で、スペインの見どころを一気に知る事が出来ました。

そうこうしているうちにコルドバに到着。

この日は、ロビンの好みを熟知している田中のチョイスでユダヤ教スタイルのホテルに泊まる事に。

と、ここで問題が。。。。

ロビンがこの日の2時には届いているはずのパスポートは届いているか?と聞くと、

「いいえまだ届いておりません」

この日は金曜日。

ロビン曰く、

「スペイン人は週末は仕事しないから、もしかしたら土、日も届かないかも。今どこにあるんだろう」

という事で、田中がトラッキングナンバーを元に検索をかけてみると、どうやらスペイン国内には到着しているようです。

「とりあえず、待つしかないな」

「明日には届くだろう」

「ここからモロッコまでは近し、まだ十分時間はある」

という事で、気をとりなおし、街へ繰り出しました。

レストランで食事をした後、フラメンコを数件ハシゴし、気が付いたら最後はロビンと2人で、フラメンコバーのようなところで踊っておりました。

この日あたりから、時差ボケや連日の深夜までの宴のおかげで、途中から脳が眠ってしまうのか?そんなに飲みすぎているわけでもないのですが、記憶がとびとびになってまいりました。

翌朝、色々とよく覚えているロビンに、

「昨日はこれこれこうだったな」

「あの後行ったバーのバンドが最高だったよな?」

と教えてもらい徐々に記憶がよみがえってくるスタイルに。。。

このあたりから旅は体力勝負となってまいりました。

6日目に続く。。。

 

シーコング

新井

0466-55-3037

 

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こんにちは!

大阪店の森井です。

 

2024年もいよいよ終わりが近づいてまいりました。


本年は多くのお客様に支えられ、新たな挑戦と素敵な出会いに満ちた一年となりました。この場を借りて心から感謝申し上げます。

 

特に今年も、たくさんのお客様にサーフボードをご購入いただき、皆さまのサーフィンライフをお手伝いできたことをとても光栄に思っています。

 

そして、初めて開催したレディースイベントも、関東エリアのサーファーの皆さまのご参加とご協力により大成功を収めることができました!初めての試みでしたが、多くの笑顔と温かいお言葉をいただき、スタッフ一同励まされました。

 

これからも初心者からベテランの方まで、どなたにも満足していただける商品とサービスをお届けし、サーフィンをもっと身近で楽しいものにしていきたいと思っています。

 

冬の寒い季節も、皆さまが快適にサーフィンを楽しめるよう、全力でサポートいたします!

 

本年も本当にありがとうございました。どうぞ素晴らしい新年をお迎えください。2025年も皆さまと波の上で素敵な時間を共有できることを楽しみにしております!

 

では、良いお年を✨

 

本日は大阪店営業最終日となります。

19時まで通常営業しておりますので、皆様のご来店おまちしております。

 

寒さに負けない魅力が冬のサーフィンにはあります

冬のサーフィンを100%楽しむ為の準備とポイント

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シーコング 大阪店

大阪店中古ボード入荷情報

こんにちは。

大阪店の森井です。

 

早速ですが本日入荷の中古ボード情報です。

 

ブランド ダベンポート/ Davebport
モデル タツオスペシャル/ Tatsuo Special
長さ(ft) 9'10ft
幅(inch) 22 3/4 inch
厚み(inch) 3 3/8 inch
重量(kg) 12.2kg
Fin シングル
素材 ポリエステル
付属品 フィン
価格(税込) ¥198000

  • 【ボード説明】

    アダムダベンポートによるカリフォルニアブランド”ダベンポートサーフボード”です。

    こちらは、サーフフォトグラファー竹井達男氏のシグネチャーモデルとなります。

    しっかりと重量があり、やや細身のアウトライン、絞られたポイントノーズ、強めのキックテール、厚みのあるレール、ボトムにはしっかりとコンケーブが施されています。

  • 【ボードコンディションについて】

    デッキにはフットマークが多数あり、リペア痕が少しあり、ストリンガー沿いにはクラックが多数ありますがソーラーレジンでお直し出来る程度のクラックです。

    レールにはセルフリペア痕が多少ありますが浸水の心配はございません。

    ボトムにはステッカーが貼られ、ヘコミが少しありますが浸水の心配はございません。

 

シーコング 大阪店