慰安婦像に関する個人的意見

ソウルの日本大使館前にある慰安婦像(少女像)に関する個人的意見ですが、元慰安婦や支援団体が合意できる形式での移設はありだと思ってます。
例えばですが、ソウル市内に公共施設として戦時性暴力・性的人身売買の被害者である慰安婦を記念し記憶するための施設を建設して、そこに移設するという案です。ここで重要なのは、移設に際し日韓両政府の代表(女性家族部長官と大使クラス)が参列し、日本側代表が改めて河野談話と12月28日合意の文言を読み上げて、安倍首相による謝罪の手紙を代読する、くらいの形式的な式典が必要だということですね。

別に無理筋の要求でもなく、12月28日合意の範囲内だと思っています。

日韓両政府が協力し,全ての元慰安婦の方々の名誉と尊厳の回復,心の傷の癒やしのための事業を行うこととする。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/na/kr/page4_001667.html

とありますからね。日本政府代表が移設にあたって日本政府の意思として「心からおわびと反省の気持ちを表明する」のは合意の範囲内だと言っていいでしょう。
移設を「全ての元慰安婦の方々の心の傷を癒やす措置」の一つだとみなして「日本政府の予算」による財団を通じて行うというのが、合意の趣旨に沿っていると思いますし、その趣旨に沿った移設であれば、それなりの形式が必要でもあるでしょうから、こういう形式が一番丸く収まるのではないかと考えています。

あくまで個人的な意見ですけどね。