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「Bug Bounty JP Podcast」の2024年振り返りまとめ

1. 始めに

こんにちは、morioka12 です。

本稿では、ポッドキャスト「Bug Bounty JP Podcast」の2024年振り返りをまとめて紹介します。


2. 「Bug Bounty JP Podcast (BBJP_Podcast)」とは

「Bug Bounty JP Podcast」とは、バグバウンティなどを対象にバグハントすることを趣味とするメンバーによる、セキュリティ雑談のポッドキャストです。

バグバウンティ(Bug Bounty)とは、企業が自社のシステムやサービスの脆弱性を発見した人に報奨金を支払う制度のことです。
・脆弱性:サイバーセキュリティ上の欠陥のこと
・バグハンター:脆弱性を探す人のこと

BBJP_Podcast は、2024年2月から始動して、日本人バグハンターの3人があえてニッチ寄りな内容で、約1時間のトークを月1で収録と公開をしています。

また、トークで取り上げる主なテーマは、以下になります。

  • スピーカーメンバーの取り組みなどについて
  • 最近面白かった脆弱性やトレンドになったセキュリティネタについて
  • バグバウンティについて
  • リスナーからの質問について


ポッドキャスト配信

現在は、4つのプラットフォームで配信しています。

Spotify for Creators

Podcast on Spotify

Apple Podcast

Amazon Music


Web ページ

bugbountyjppodcast.notion.site


コミュニティサーバー (リスナー向け)


3. 2024年の記録 (1年目)

エピソード

2024年は、2月から始動して合計「11話」を公開しました。

特にバグバウンティに興味を持ち始めた方には、第3回第7回がおすすめの回でした。

Date Title
2024-12-31 BBJP_Podcast #11
2024-11-30 BBJP_Podcast #10
2024-10-31 BBJP_Podcast #9
2024-09-30 BBJP_Podcast #8
2024-08-29 BBJP_Podcast #7
2024-07-31 BBJP_Podcast #6
2024-06-30 BBJP_Podcast #5
2024-05-28 BBJP_Podcast #4
2024-04-30 BBJP_Podcast #3
2024-03-26 BBJP_Podcast #2
2024-02-22 BBJP_Podcast #1


フォロワー

メインで配信している Spotify のフォロワー数は、ついに「500人」を超え、現時点で「 503人」になりました。

特に、トップファンで聞いてくださっているリスナーは、12月頭の時点で「217人」もいるそうです。

BBJP_Podcast は、一般ウケする内容というよりはあえて少しニッチ寄りで、バグハンターのスピーカー同士が盛り上がれる話題を取り上げてそれぞれの視点で話したり雑談をしているため、当初の想定以上にリスナーがいる印象で嬉しい限りです。


海外リスナー

BBJP_Podcast は、日本語コンテンツとして配信しているため、リスナーの95%は日本の方が聞いてくださっていますが、残りの5%は海外の方が聞いてくださっているようです。(Spotify の分析データより)

最近では、海外のバグハンターの方が日本語のリスニングの勉強として聞いてくださっている方が複数人いることを知り、とても驚きました。


Spotifyまとめ

  • トップファンの数:217人
  • Spotifyチャートでの最高順位:80位
  • リスナーの年齢層:18~24歳→21%, 25~29歳→34%, 30~34歳→20%
  • リスナーが他に聞いてた番組:ゆる言語学ラジオ, Rebuild, セキュリティのアレ
  • リスナーの地域:19ヶ国


ポッドキャストランキング

podcastranking.jp


4. その他

リスナー向けの質問箱

Google Formにて、随時リスナーから質問を募集しています。

また、過去の質問内容は、Web ページの Q&Aに記載しています。

いただいた質問内容は、ポッドキャストのエピソード内で最後の方に取り上げています。

主にいただく質問の概要は、以下になります。

  • バグバウンティ全般の質問
  • バグハンターのスキルに関する質問
  • バグバウンティにおける脆弱性に関する質問
  • バグバウンティにおけるツールに関する質問

forms.gle


プチ調査


外部紹介「YouTubeショート」

登録者数「7.73万人」の YouTube チャンネル「直也テック」にて、BBJP_Podcast の紹介をしているショート動画がありました。ありがとうございました!

youtu.be


5. 終わりに

本稿では、ポッドキャスト「Bug Bounty JP Podcast」の2024年振り返りをまとめて紹介しました。

ぜひ、作業中やバグハント中などに聞いていただけると幸いです。


プチ予告

来年の2年目からは、スピーカーの3人に合わせてゲストスピーカーを招待して、4人でトークする回も設けていく予定です。お楽しみに!


ここまでお読みいただきありがとうございました。

2024年の振り返り

1. 始めに

こんにちは、morioka12 です。

今回は、morioka12 の「2024年の振り返り」ということで、今年あったことを簡単に振り返ってまとめて紹介します。


2. タイムライン

覚えている範囲で、メインに取り組んでいたことを時系列ごとにまとめてみます。

  • 1 ~ 3月:学生 (4年次)
  • 4 ~ 12月:社会人 (新卒1年目)


1月

  • Web3 のセキュリティについて少し勉強し始めた (特にバグバウンティ周り)
  • ブログ「新卒の学生によるセキュリティエンジニア志望の就活話」を書いた
  • ブログ「CTF Cloud 問題の攻撃手法まとめ(2023年版)」を書いた
  • ブログ「バグバウンティにおける XSS の具体的な脅威の事例まとめ」を書いた
  • ブログ「オフェンシブ視点による Cloud Security 入門 〜AWS 編〜」を書いた
  • CVE ID を2件取得した
  • バグバウンティを対象に脆弱性調査していた
  • 学校の卒業研究のまとめをした


2月

  • バグバウンティを対象に脆弱性調査していた
    • 特に CVSS Score 9.8 の Critical な脆弱性が2件 Accept できた
  • ポッドキャスト「Bug Bounty JP Podcast」を始めた (月1収録)
  • 学校で卒業研究発表会があった
  • イベント「P3NFEST Conf 2024」のパネルディスカッションに登壇した
  • ブログ「ポッドキャスト「Bug Bounty JP Podcast」始めました」を書いた
  • バグバウンティプラットフォーム「Intigriti」の月間ランキングで6位にランクインした (2024年2月分)


3月

  • イベント「JAWS DAYS 2024」のパネルディスカッションに登壇した
  • ブログ「JAWS DAYS 2024の参加記(学生登壇)」を書いた
  • AWS にある「AWS Community Builders」のセキュリティ部門に選出された
  • ブログ「AWS Community Builderに選出された話」を書いた
  • 学校の卒業式があった
  • 書籍の執筆をしていた
  • バグバウンティプラットフォーム「Intigriti」の四半期ランキングで17位にランクインと受賞した (2024年1~3月分)


4月

  • 新卒の入社式があった
  • 1ヶ月間の新卒研修があった
  • (取材・講演・登壇の依頼をいっぱい貰った)


5月

  • 講義のスライドを作成していた
  • Webメディア「レバテックLAB」のインタビュー取材を受けた
  • ブログ「学生中に取得した CVE ID まとめ」を書いた
  • ブログ「Intigriti Q1 2024 の成績」を書いた
  • ブログ「NahamCon 2024 簡単まとめ」を書いた


6月

  • 講義のスライドを作成していた
  • 大会「HackerOne Ambassador World Cup 2024」に日本チームで少し参加した
  • イベント「SecHack365 第1回イベント(オンライン)」に全体アシスタントとして参加した
  • イベント「AWS Summit Japan」に参加した
  • イベント「セキュリティ・ミニキャンプ in 宮城 2024」で講師をした
  • イベント「CMC_Central 2024」のパネルディスカッションに登壇した


7月

  • 登壇のスライドを作成していた
  • ブログ「インタビュー記事「バグバウンティに取り組む理由とその醍醐味」」を書いた
  • イベント「ISC2 Japan Chapter 勉強会」に登壇した
  • イベント「Hack Fes. 2024」に登壇した
  • イベント「SecHack365 第2回イベント(東京)」に全体アシスタントとして参加した
  • ブログ「Bug Bounty Village 概要まとめ (2024)」を書いた
  • ブログ「バグバウンティにおけるおすすめの学習コンテンツまとめ(YouTube編)」を書いた


8月

  • 登壇と講義のスライドを作成していた
  • イベント「JAWS PANKRATION 2024」に登壇した
  • イベント「P3NFEST 2024 Summer」のハンズオン講座で講師をした



9月

  • ブログ「P3NFEST 2024 Summer のハンズオン講座に関する開催記(実践的なバグバウンティ入門)」を書いた
  • イベント「SecHack365 第3回イベント(広島)」に全体アシスタントとして参加した
  • 会社で社外向けイベントの企画運営や司会進行を担当した
  • 自分のキャリアについて色々と再度考え始めた
  • バグハンティングの Tips を整理した


10月

  • セキュリティ若手の会」というコミュニティを立ち上げた
  • イベント「IssueHunt Lounge#7 P3NFESTお礼の会&サイバーセキュリティ交流会」に参加した
    • (パネルディスカッションのモデレーターを担当した)
  • バグバウンティを対象に脆弱性調査していた
  • バグハンティングの Tips を整理した


11月

  • セキュリティ若手の会」の第1回イベントの準備などを進めた
  • イベント「SecHack365 第4回イベント(大阪)」に全体アシスタントとして参加した
  • 会社で秋のインターンを開催してメンターを担当した


12月

  • イベント「Flatt Security Beer Bash #1」に参加した
  • イベント「第1回 セキュリティ若手の会(LT&交流会)」を主催した
  • イベント「SecHack365 Returns」に参加した
  • イベント「IssueHunt Lounge#8 CISO・CTO大忘年会」に若手枠で参加した
  • ブログ「「Bug Bounty JP Podcast」の2024年振り返りまとめ」を書いた
  • バグハンティングの Tips を整理した


3. ブログ執筆

ブログは、合計「15件」の記事を書いていました。

今年は、あまり凝ったブログは書けなかった印象で、来年以降は何か凝ったブログを書ければ良いなと思っています。

特に反響があった記事は、以下になります。

scgajge12.hatenablog.com

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4. 外部活動

  • 登壇:6件
  • 講義:2件
  • インタビュー:1件
  • その他:数回

登壇

登壇は、主に「6件」のイベントで登壇しました。

  • イベント「P3NFEST Conf 2024」のパネルディスカッションに登壇した
    • 「学生と語る、サイバーセキュリティの未来」
  • イベント「JAWS DAYS 2024」のパネルディスカッションに登壇した
    • 「次世代への種を蒔こう〜学生と社会人との交差点として、JAWS-UGができること〜」
  • イベント「CMC_Central 2024」のパネルディスカッションに登壇した
    • 「新卒メンバーに聞く!ぶっちゃけ、学生から見てコミュニティってどうだった?」
  • イベント「ISC2 Japan Chapter 勉強会」に登壇した
    • 「クラウドセキュリティ入門〜オフェンシブ視点でAWS環境に着目した際の脅威と対策〜」
  • イベント「Hack Fes. 2024」に登壇した
    • 「バグバウンティ入門 〜Bug Huntingのスキルで社会貢献と報酬金獲得を目指して〜」
  • イベント「JAWS PANKRATION 2024」に登壇した
    • 「Threats and countermeasures in AWS environments from an Attacker’s perspective」

クラウドセキュリティ入門〜オフェンシブ視点でAWS環境に着目した際の脅威と対策〜 - Speaker Deck


講義

講義は、主に「2件」のイベントで講師をしました。

  • イベント「セキュリティ・ミニキャンプ in 宮城 2024」で講師をした
    • 「CVEから学ぶWebアプリケーションのバグハント入門」
  • イベント「P3NFEST 2024 Summer」のハンズオン講座で講師をした
    • 「実践的なバグバウンティ入門」

実践的なバグバウンティ入門 - Speaker Deck

詳細は、以下をご覧ください。

scgajge12.hatenablog.com


インタビュー

インタビューは、Webメディアの「レバテックLAB」で日本人バグハンターとしてのインタビューを受けました。

  • その魅力は「お金」——だけじゃない。バグハンター界のホープが語る、バグバウンティに取り組む理由とその醍醐味

levtech.jp


コミュニティ

JAWS-UG

JAWS (AWS User Group – Japan)は、「2件」のイベントに登壇者として参加しました。

また、学生中に「AWS Community Builders (Security & Identity Builder since 2024)」としても選出されました。

  • AWS にある「AWS Community Builders」のセキュリティ部門に選出された
  • イベント「JAWS DAYS 2024」のパネルディスカッションに登壇した
  • イベント「JAWS PANKRATION 2024」に登壇した

scgajge12.hatenablog.com

scgajge12.hatenablog.com

Threats and Countermeasures in AWS Environmentsfrom an Attacker’s Perspective - Speaker Deck


Bug Bounty JP Podcast (Host)

今年の2月から日本人バグハンターの3人で、ポッドキャスト「Bug Bounty JP Podcast (BBJP_Podcast)」を始動しました。

「Bug Bounty JP Podcast (@BBJP_Podcast)」とは、バグバウンティなどを対象にバグハントすることを趣味とするメンバーによる、セキュリティ雑談のポッドキャストです。

月1で収録とエピソードの公開をしていて、Spotify のフォロワー数が「503人」までなりました。

詳細は、以下をご覧ください。

scgajge12.hatenablog.com


セキュリティ若手の会 (Host)

今年の10月に「セキュリティ若手の会」というコミュニティを2人で立ち上げました。

「セキュリティ若手の会」とは、将来セキュリティエンジニアになりたい学生やセキュリティ業務に携わる若手エンジニアたちがセキュリティに関する技術や業務内容、進路やキャリアについて、直接話し合える場として交流・情報交換できるコミュニティです。

そして、12月には第1回イベント「第1回 セキュリティ若手の会(LT&交流会)」も主催しました。

x.com

zenn.dev

zenn.dev


5. バグハンティング

バグバウンティ

バグバウンティは、特に2月に取り組むことができ、初めて四半期ランキングで17位になり、受賞することができました。

また、Critical な脆弱性も複数件報告することができ、良い感じに楽しく取り組めていました。

ですが、4月以降が思ったより外部イベントの依頼などでタスクが膨れ上がり、あまり取り組めなかったのが残念でした...。

  • バグバウンティプラットフォーム「Intigriti」の月間ランキングで6位にランクインした (2024年2月分)
  • バグバウンティプラットフォーム「Intigriti」の四半期ランキングで17位にランクインと受賞した (2024年1~3月分)
  • 大会「HackerOne Ambassador World Cup 2024」に日本チームで少し参加した

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CVE

CVE は「2件」取得しました。(だいぶ前に報告したものに発行された模様)

  • CVE-2024-23348
    • CWE-20: Improper Input Validation
  • CVE-2024-23782
    • CWE-79: Cross-site Scripting

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6. その他

プライベート

プライベート周りは、今年も充実した1年だったと思います。

また、ディズニー好きということもあり、今年はディズニーリゾートに「8回」遊びに行きました。

(詳細は、Facebook の方でつぶやきます。)


過去の振り返りブログ

過去の振り返りブログは、以下にまとめてあります。

scgajge12.hatenablog.com

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7. 終わりに

今回は、morioka12 の「2024年の振り返り」ということで、今年あったことを簡単に振り返ってまとめて紹介しました。

今年は社会人1年目ということもあり、本業にもしっかりと取り組みつつ、外部活動では有難いことに色々な機会を得ることができました。

想定より少し多忙でしたが、ありがとうございました。

来年の抱負

  • 本業で新しいことにチャレンジする。
  • バグバウンティに継続的に取り組み、実績も作る。
  • 立ち上げたコミュニティ周りも継続する。
  • 新しい分野のインプットをする。
  • プライベートの時間もしっかりと充実させる。

来年も新しいことにチャレンジしつつ、外部活動は少し引き受ける数を減らして落ち着ければと思っています。

2025年も、どうぞよろしくお願い致します!


ここまでお読みいただきありがとうございました。

P3NFEST 2024 Summer のハンズオン講座に関する開催記(実践的なバグバウンティ入門)

1. 始めに

こんにちは、morioka12 です。

本稿では、8月31日に開催された「P3NFEST 2024 Summer」でハンズオン講座『実践的なバグバウンティ入門』を実施したため、その開催記を簡単に紹介します。


2. 「P3NFEST 2024 Summer」

P3NFEST(ペンフェスト)とは、IssueHunt株式会社が主催する、学生のためのサイバーセキュリティカンファレンスです。

概要

P3NFESTは、日本国内の学生に対してカンファレンスやバグバウンティを通じて「様々なセキュリティキャリア」をより身近なものとするべく、第二回目のカンファレンスを2024年8月31日に開催することを決定いたしました。
豪華登壇者による講演や、脆弱性診断入門等のハンズオン講座をご提供。現地参加学生に交通費を支給!

当日は、午前中に現地参加の学生向けの「ハンズオン講座」が開かれ、午後にオンライン参加者も含めた「講演」が行われました。

講演後は、現地参加者のみを対象に登壇者及びスポンサー企業の担当者の方々などを交えた「懇親会」も開かれました。

現地会場

  • フリー株式会社
    • 東京都品川区大崎1-2-2アートヴィレッジ大崎セントラルタワー 21階

タイムテーブル

時刻 概要 参加者
10:00 ~ 12:00 ハンズオン講座 現地参加者のみ
13:00 ~ 16:30 講演 現地参加者&オンライン参加者
16:30 ~ 17:30 懇親会 現地参加者&登壇者やスポンサー企業の方々

ハンズオン講座

現地参加の学生向けに提供されたハンズオン講座は、以下の4つの講座が用意され、希望アンケートからどれか一つを受講することが可能でした。 (定員あり)

  • 『脆弱性の探求:攻撃者の目線で校内ネットワークを探る, VulnHub - VulnUni』
  • 『実践的なバグバウンティ入門』
  • 『ハッキング・ラブ!はじめてのハッキングをやってみよう』
  • 『ZAPを活用した脆弱性診断入門』

講演

  • 基調講演『脆弱星に導かれて』
  • ソフトバンクのセキュリティエンジニアからセキュリティの重要性
  • とあるペンテスターたちの成長記録
  • サイバーセキュリティ業界における、女性の活躍とキャリアデザイン
  • ソフトウェア開発とサイバーセキュリティ、二兎を追う若者たちへ
  • バグバウンティイベント参加企業紹介

スポンサー企業

  • <ゴールドスポンサー>
    • ソフトバンク株式会社
  • <シルバースポンサー>
    • 株式会社CARTA HOLDINGS
    • 株式会社セキュアスカイ・テクノロジー
    • 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
    • 株式会社日本総合研究所
    • 株式会社エヌ・エフ・ラボラトリーズ
    • NRIセキュアテクノロジーズ株式会社
    • 株式会社LayerX
    • LRM株式会社
    • 株式会社FFRIセキュリティ
  • <会場スポンサー>
    • フリー株式会社

issuehunt.jp


また、開催近日は台風の影響で、現地参加を予定していた西日本の方で来れなかった学生には、次回の開催に優先的に招待がされるそうです。


第一回 P3NFEST

ちなみに、第一回目の P3NFEST は、2024年2月17日に「P3NFEST Conf 2024」として開催されました。

その際は、学生バグハンターとしてパネルディスカッション「学生と語る、サイバーセキュリティの未来」に登壇してました。

issuehunt.jp


参加申し込み

参加申し込み枠は、以下のようでした。

  • 学生枠 (現地参加):80名
    • 申し込み数:80名
  • 学生枠 (オンライン参加):200名
    • 申し込み数:115名
  • 一般枠 (オンライン参加):300名
    • 申し込み数:216名

また、現地参加の学生枠は「先着順」となっていました。

特に特徴的なのが、現地参加の学生に一定の交通費が支払われる点です。

また、本カンファレンスは、現地参加の学生の皆様へ交通費を支給します。
・南関東在住者(東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県)は、上限を5千円とし、実費を支給いたします。
・南関東以外の在住者については、上限を1万5千円とし、実費を支給いたします。

そのため、第一回や第二回の参加者を見ていて、県外や地方の学生も多く来ていた印象でした。

boost.connpass.com


申し込み日 (記録)

P3NFEST 2024 Summer の申し込みは、7月5日(金)の9時から開始されました。

現地参加の学生枠は、先着順定員80名でしたが、公開されて約80分で満席になっていました。

イベントとしてはまだ第二回目ということで、比較的に新しいイベントで認知度がまだまだかと思いますが、多くの学生の方に注目されていた印象でした。

現地参加の学生枠のタイムログ

時刻 経過 現地参加枠(学生)
09:00 申し込み開始 0/80名
09:10 10分経過 40/80名
10:24 約80分経過 80/80名


当日の様子

X (Twitter)のハッシュタグは、「#P3NFEST」でした。

また、Togetter でまとめてくださっている方がいたため、こちらで当時のツイート(ポスト)を見ることができます。

togetter.com


3. ハンズオン講座『実践的なバグバウンティ入門』

本ハンズオン講座では、120分で学生向けに「座学と実習を含む実践的なバグバウンティ入門講座」を実施しました。

概要

●このハンズオンについて
本講座では、バグバウンティにおける初期調査や脆弱性調査などの方法をハンズオン形式で実施します。
 
特にバグハンターとしての視点で、実際のバグバウンティの対象に対してどういう情報収集をしたり、どういう観点で脆弱性調査をするかなどのポイントを押さえながら、一緒に体験していただきます。
 
また、今回は調査対象をドメイン(WebサイトやWebアプリケーション)に限定して、Webセキュリティの要素のみを取り扱います。
 
●学生さん側で準備するもの
ローカルプロキシツール「Burp Suite」がインストール済みのパソコン
 
●定員
20名(応募者多数の場合は抽選)

講師プロフィール

学生時代から数社で脆弱性診断等の業務を経験し、2024年にセキュリティエンジニアとして所属企業に新卒入社。
普段は、Webペネトレーションテストやソースコード診断等の業務に従事する。
 
プライベートでは、バグハンターとしてバグバウンティに取り組み、危険度の高いクリティカルな脆弱性を複数発見し報告している。
また、趣味でポッドキャスト「Bug Bounty JP Podcast」の運営とスピーカーをしている。
 
外部活動では、サイバーセキュリティに関する登壇や講師、執筆などに取り組み、直近はセキュリティ・ミニキャンプやHack Fes.などのセキュリティイベントでも講師を務める。


本講座のコンセプト

本ハンズオン講座では、主に以下のようなコンセプトを持って、スライド等を用意しました。

  • バグバウンティの概要や業界、規約や倫理観、醍醐味などを知ってもらえるようにする。
  • 現役のバグハンター視点から「調査の流れ」や「リアルな観点・ポイント」などを入門レベルで提供できるようにする。
  • バグバウンティにチャレンジしてみたい方に向けて、学習や取り組みの道筋を整理して提供できるようにする。

また、今回は「学生限定バグバウンティイベント」に参加する予定の方も多くいたため、より実践に近い形で「初期調査・脆弱性調査に関するアプローチやポイント、事例」を含めた「バグバウンティの一通りの流れ」を整理し、座学と実習の形式で提供しました。

スライドの構成は、以下のようです。

# タイムテーブル (120分)
1. 10:00 ~ 10:10 (10分) 前置き + 本題説明
2. 10:10 ~ 10:20 (10分) バグバウンティの概要
3. 10:20 ~ 10:30 (10分) 規約・ルールの把握
4. 10:30 ~ 10:50 (20分) 初期調査編
5. 10:50 ~ 11:00 (10分) 休憩 + 自習
6. 11:00 ~ 11:40 (40分) 脆弱性調査編
7. 11:40 ~ 11:45 (5分)  レポートの作成方法
8. 11:45 ~ 11:50 (5分)  まとめ
9. 11:50 ~ 12:00 (10分) Q&A


ちなみに、前回の「P3NFEST 2024 振り返りレポート」に以下のような回答があり、これらも少し意識して内容構成も考えて資料作成をしました。

  • Q. あると嬉しいコンテンツ

・脆弱性診断とバグバウンティは異なりますし、サイバーセキュリティという枠ではなく、バグバウンティに特化した内容を聞いてみたいです。

  • Q. 聞いてみたい講演の内容

・実践的なバグハンティングスキル

  • Q. 取り組みたいハンズオン講座の内容

・現役のバグハンターが脆弱性を探す様子を見てみたい
・バグハントの基本、応用講座

issuehunt.jp


受講生の感想 (紹介)

本ハンズオン講座の受講生は、申し込みで先着順を勝ち抜いた約80名から希望するハンズオン講座をアンケートで選んでいただき、その中から抽選で選ばれた約20名の学生に参加していただきました。(選考なし)

その受けていただいた受講生に対して「講座の感想アンケート」を取ったところ、有難いことに以下のような感想を頂きました。 (ブログ記載に許可確認済み)

  • 大学3年生
    • 満足度:3.普通

個人的には想像より入門の内容でしたが、資料がとても凝っていて嬉しかったです。
非公開の内容が多いだけでテンション上がります。
2時間という限られた時間の中で学び多きものにしてくださりありがとうございました。

  • 高校3年生
    • 満足度:4.満足

バグバウンティと脆弱性診断で見つかる脆弱性に差があると知る事ができた。

  • 大学4年生
    • 満足度:5.大変満足

バグバウンティについての概念は聞いたことはありましたが、具体的なバグハンティプラットフォームやそこでのルールなどは今回の講座で初めて知りました。
今回の講座の中でのルールや注意すべき点のところが今後バグハンティを始めるうえでの初めの一歩につながることになると思うので今回知ることができてとてもありがたかったです。

  • 大学4年生
    • 満足度:4.満足

バグバウンティの全体像をつかめた。
実際にバグバウンティのランキングに載られている方の考える道筋等も確認できて良かった。

  • 大学2年生
    • 満足度:5.大変満足

まず第一にプレゼンが上手い。
資料自体も去ることながら時間管理そして資料の説明どれをとっても素晴らしかった。
また構成も良かった。
特により実践的な流れを掴みつつ、bugbouty自体のキャッチアップをしていき、体系的に学習を進めるスタイルが非常によかった。
自分のような駆け出しの人間だとwebセキュリティにおける脆弱性の名称及びその影響程度は把握していても実践経験はほぼ皆無なため放任主義的なスタイルだと暇を持て余すことが多くなるため今回のような5分前後の形式で学習した内容を試してっていうのを繰り返すスタイルが非常によかった。

  • 高専4年生
    • 満足度:5.大変満足

バグバウンティを始める上で必要となるツールやサイト、考え方を学べて非常に為になった。

  • 高校2年生
    • 満足度:5.大変満足

「実践的」とあるようにバグバウンティの概要からアプローチ方法まで初心者でも理解しやすく、取り組みやすい内容だと感じた。
この講座を期にバグバウンティにチャレンジして見ようと思った。

  • 大学3年生
    • 満足度:5.大変満足

バグバウンティでどのようなことをどのような流れで行うか、という内容もハンズオンを交えつつ進めることができて大変面白いものでしたし、「何をしたらいけないか」というバグバウンティのルールや倫理面については(特に日本語で)丁寧に示してくれるものが他に多くなく、こちらについても具体例を交えつつ丁寧に話してくださり、大変学びになりました。

  • 大学3年生
    • 満足度:5.大変満足

見るべき観点や機能別の勘所の紹介が非常に参考になりました!
BBJPからバグバウンティに興味を持ち入門1ヶ月の初心者で、Reconで得られた大量の情報に溺れることが多々ありました。
今回の講座でどのようにして脆弱性調査を進めていくかの疑問が解消できました。
また、Reconで得られた怪しい箇所の優先度付に対する質問を直接お聞きすることができたため、より効率的に進められそうだと感じています。

  • 専門1年生
    • 満足度:5.大変満足

バグバウンティ自体聞いたことはあったのですが、実際にどんなことをどのようにやっているかは知らなかったのでとても興味深かったです。
余裕があるときに練習からでもやってみたいと思いました。

  • 大学4年生
    • 満足度:5.大変満足

バグバウンティへの理解が深まる良い講座だった


個人的には、受講生の感想アンケートを見てみて、タイトルの「実践的なバグバウンティ入門」として良い形で2時間の制約の中、実施できたかなと感じました。

本ハンズオン講座を希望して、受講してくださった学生の方々、大変ありがとうございました!


一般公開用スライド

今回、本ハンズオン講座に使用した「完全版スライド (192ページ)」は、受講した学生のみへの限定共有として、非公開としました。

ですが、多くの方にバグバウンティに興味を持ってもらえたら幸いのため、メインの内容などを削除した「一般公開用スライド (110ページ)」を用意しました。

そのため、少しでも興味のある方は、ぜひこちらをご覧ください。

speakerdeck.com

b.hatena.ne.jp


4. その他

参加者ブログ

せっかくなので、参加記ブログを書いている方がいれば記事等を記載しておきます。(随時更新)

blog.blank71.com

zenn.dev

securesky-plus.com


公式「P3NFST 2024 Summer」開催レポート

issuehunt.jp


学生限定イベント「P3NFEST Bug Bounty 2024 Summer」

P3NFEST と同時期に、学生限定バグバウンティイベント「P3NFEST Bug Bounty」が開催されるようです。

issuehunt.jp


Blog

「バグバウンティ入門(始め方)」

scgajge12.hatenablog.com

「ポッドキャスト:Bug Bounty JP Podcast」

scgajge12.hatenablog.com

インタビュー記事「バグバウンティに取り組む理由とその醍醐味」

scgajge12.hatenablog.com


5. 終わりに

本稿では、8月31日に開催された「P3NFEST 2024 Summer」でハンズオン講座『実践的なバグバウンティ入門』を実施したため、その開催記を簡単に紹介しました。

学生向けイベントということで、懇親会も含めて「バグバウンティについて」や「セキュリティエンジニアのキャリアパス」などの質問や相談をしに話しかけてくれる学生が以前より多くいた印象で、とても良い機会と感じました。

少しでも今後の学生の学習や取り組みに貢献できれば幸いです。ありがとうございました。


そして、また機会があれば、今回のようなバグバウンティに関するハンズオン講座をどこかでも実施できればと思います!

(受講生のレベルを一定見定めた選考ありの講座の場合などは、中級者向けな内容もできればと検討しています。)

日本でも、バグバウンティの導入や社内バグバウンティの実施、そしてバグバウンティに取り組むバグハンターが少しでも増えれば幸いです。


次回も P3NFEST が開催されたら、興味のある方は早めにチェックしてみてください。

ちなみに、参考までに過去の傾向では、以下のような時期で開かれていました。

1. 第一回 P3NFEST Conf 2024
  - 開催日:2月17日(土), 告知月:12月
2. 第二回 P3NFEST 2024 Summer
  - 開催日:8月31日(土), 告知月:6月

また、個人的には以下のような学生に、ぜひ P3NFEST をお勧めしたいと思います。

  • バグバウンティに興味がある方
  • 脆弱性診断などのセキュリティに関する業務に興味がある方
  • セキュリティに興味ある学生や登壇者・スポンサー企業の方々と交流したい方 (現地参加の場合)


ここまでお読みいただきありがとうございました。

バグバウンティにおけるおすすめの学習コンテンツまとめ(YouTube編)

1. 始めに

こんにちは、morioka12 です。

本稿では、バグバウンティの学習に活かせるおすすめの YouTube チャンネルと「Live Bug Bounty Hunting」の動画について、まとめて紹介します。


2. おすすめの YouTube チャンネル Top 5

NahamSec

www.youtube.com


STÖK

www.youtube.com


Bug Bounty Reports Explained

www.youtube.com


Critical Thinking - Bug Bounty Podcast

www.youtube.com


InsiderPhd

www.youtube.com


3. 「Live Bug Bounty Hunting」の動画

「Live Bug Bounty Hunting」とは、バグバウンティを対象に脆弱性調査をしているバグハンターが実際のバグハンティングの様子を公開している動画のことを指します。

こういったライブの動画はブログと違って、実際のバグハンティングの様子だったり、ちょっとした Tips やテクニックを解説してたりします。

ただし、実際に発見した脆弱性(ゼロディ)は修正前に公開してはいけないため、基本的に初期調査(Recon)だったり、脆弱性調査の始めのみを取り上げていることが多いです。


NahamSec

Live Recon: Hacking Dell's Bug Bounty Program

youtu.be


Live Recon: Hacking Tinder's Bug Bounty Program (with @Rhynorater)

youtu.be


Live Recon: Hacking With STOK

www.youtube.com


Live Recon and Automation on Shopify's Bug Bounty Program with ‪@TomNomNomDotCom‬

www.youtube.com


‬Live Recon and Google Dorking on the Department of Defenses Vuln Disclosure Program with @thedawgyg

www.youtube.com


Live Bug Bounty Recon Session on Yahoo

hackerone.com

動画リスト (クリックで表示)

Live Bug Bounty Recon Session on Yahoo (Part 1 - 7/14/2019)

www.youtube.com

Live Bug Bounty Recon Session on Yahoo (Part 2 - 7/21/2019)

www.youtube.com

Live Bug Bounty Recon Session on Yahoo (Part 3 - 7/28/2019)

www.youtube.com

Live Bug Bounty Recon Session on Yahoo (Part 4 - 8/4/2019)

www.youtube.com

Live Bug Bounty & Recon Session on Yahoo's Bug Bounty Program w/ @TheDawgyg

www.youtube.com

09/08/2019 - Live Bug Bounty Recon Session on Yahoo (censys, altdns, amass) w/ @infosec_au

www.youtube.com

09/15/2019 - Live Bug Bounty Recon Session on Yahoo (Censys, Crtsh, Sublist3r) w/ @Yaworsk

www.youtube.com

09/22/2019 - Live Bug Bounty Recon Session on Yahoo (creating a wordlist) w/ @TheCyberMentor

www.youtube.com

09/29/2019 - Live Bug Bounty Recon Session on Yahoo (meg, assetfinder, etc) w/ @Tomnomnom

www.youtube.com

Live Bug Bounty Recon Session and Creating a Recon Database for Yahoo W/ @Daeken

www.youtube.com

Live Bug Bounty Recon Session on Verizon Media's Yahoo.com W/ @Securinti

www.youtube.com


gotr00t?

www.youtube.com

動画リスト (クリックで表示)

Paypal - Live bug bounty hunting on Hackerone

www.youtube.com

IBM - Live bug bounty hunting on Hackerone

www.youtube.com

Netflix - Live bug bounty recon on Hackerone.

www.youtube.com


CyberSquad

www.youtube.com

動画リスト (クリックで表示)

Live Recon for Bug Bounty Hunters: Hack with me

www.youtube.com

Live Hacking Tutorial: How to Think Like a Bug Bounty Hunter

www.youtube.com

Live Bug Bounty Hunt: Uncover, Exploit, and Disclose – Mastering the Art of Reporting!

www.youtube.com


rs0n_live

www.youtube.com

動画リスト (クリックで表示)

LIve Bug Bounty Hunting | Unauthenticated Testing on Front.com

www.youtube.com

Live Bug Bounty Recon (Raw Stream) | HackerOne Public Program - Hilton

www.youtube.com

Live Bug Bounty Hunting | Client-Side Injection Testing on Starbucks Japan (Plus Q&A)

www.youtube.com


𝙇𝙤𝙨𝙩𝙨𝙚𝙘

www.youtube.com

動画リスト (クリックで表示)

How to approach a target in Bug bounty programs | Bug hunting live

www.youtube.com

How to approach a target in Bug bounty programs Extended part 2 | Bug hunting live

www.youtube.com


4. その他

Bug Bounty Platform channels

HackerOne

www.youtube.com

Bugcrowd

www.youtube.com

Intigriti

www.youtube.com


Top 20 bug bounty YouTube channels in 2023

blog.intigriti.com


YouTube Channels for Hacking and Bug Bounty (2023)


Blog「バグバウンティ入門(始め方)」

scgajge12.hatenablog.com


Blog「ポッドキャスト:Bug Bounty JP Podcast」

scgajge12.hatenablog.com


インタビュー記事「バグバウンティに取り組む理由とその醍醐味」

scgajge12.hatenablog.com


5. 終わりに

本稿では、バグバウンティの学習に活かせるおすすめの YouTube チャンネルと「Live Bug Bounty Hunting」の動画について、まとめて紹介しました。

動画では、ブログ等で記載されないレアなテクニックや Tips を紹介している場合もあったり、実際の Live で様子や調査の雰囲気を知れたりすることができます。

プロのバグハンターでも人それぞれアプローチや手順、使うツールに特徴があったりするため、ぜひ自身の好みに合ったやり方を参考にすると良いと思います。

ちなみに、バグバウンティにおける初期調査の「Recon」は、バグハンティングの中でも初めの一部の作業にすぎなく、メインの作業はあくまで脆弱性調査 (Research)というのが私の認識です。


ここまでお読みいただきありがとうございました。

Bug Bounty Village 概要まとめ (2024)

1. 始めに

こんにちは、morioka12 です。

本稿では、2024年8月9日から11日に開催される「DEF CON Bug Bounty Village」の概要についてまとめて紹介します。


2. Bug Bounty Village とは

www.bugbountydefcon.com

概要の翻訳 (DeepL)

DEF CON Bug Bounty Villageの主な目的は、バグ報奨金プログラムに対する理解を深め、実践的な課題や知識の共有セッションを通じて参加者のスキルを向上させることです。
バグバウンティプラットフォームと研究者の橋渡しをし、バグバウンティハンティングにおける成功戦略、法的考慮事項、倫理的慣行についての洞察を提供することを目的としています。


3. 内容

概要文は、全て DeepL で翻訳したものを記載しています。

  • (WIP: 開催後にスライド等の何かがあれば、追記で更新します。)


Talk

Practical Exploitation of DoS in Bug Bounty

講演「バグ報奨金におけるDoSの実践的悪用」では、バグ報奨金プログラムにおけるサービス拒否(DoS)脆弱性の特定と悪用のテクニックを取り上げる。 リソースの枯渇やロジックの欠陥など、サービスを妨害するための実践的なアプローチに重点を置き、その影響を強調し、これらの問題を効果的に報告する方法を示します。


From Easy Wins to Epic Challenges: Bounty Hunter Edition

本講演では、Blaklisがバグバウンティの旅で見つけた、面白くて驚くようなクイックウィンと、大きな報奨金を得るために直面した深い技術的課題を紹介します!


Reflections on a Decade in Bug Bounties: Experiences and Major Takeaways

ニヒル・シュリバスタヴァとチャーリー・ウォーターハウスが「バグバウンティの10年を振り返って」を発表します: 経験と主な教訓" 彼らの豊富な経験から洞察を得て、重要な教訓を発見し、10年間のバグ報奨金の進化を探る。


Efficient Bug Bounty Automation Techniques

セキュリティ調査やバグ報奨金のための自動化技術は、深いウサギの穴に入り込むかもしれません。 しかし、自動化を最大限に活用するための迅速で効果的な方法はたくさんあります。


Leveraging AI for Smarter Bug Bounties

セキュリティ研究者として、私たちは攻撃的なセキュリティを強化するための革新的なソリューションを求めています。 本講演では、バグ報奨金とペンテストのワークフローを補強するAIエージェントの作成について検討します。 攻撃的セキュリティの新時代における攻撃的アシスタントとしてのAIの可能性とその意味を探ります。


I've got 99 problems but a prompt injection ain't pineapple

本講演では、AIの脆弱性の開示と支払いにおける重要性に対処する上での課題を取り上げる。 これらの問題の現状を探り、AIの脆弱性管理へのアプローチを改善するための潜在的な解決策について議論する。


Top War Stories from a TryHard Bug Bounty Hunter

ハッカーなら誰だって、ヴァルンの話は大好きだろう。 10個でも20個でもいい。 このプレゼンに何人入れられるかな? よし、それでいい。 すべてクリティカル。 すべてクリティカルで支払う。 やりましょう。


Workshop

Caido Internals Deep-Dive

このワークショップでは、ワークフローからプラグインまで、GraphQL APIを忘れることなく、Caidoの内部をクリエイターと共に深く掘り下げるユニークな内容となっています。


A Zero to Hero Crash Course to Server-Side Request Forgery (SSRF)

このワークショップは、サーバーサイドリクエストフォージェリのクラッシュコースで、基本的なSSRF悪用の理解を提供するだけでなく、複雑で困難なSSRF脆弱性を悪用するための高度なテクニックを紹介します。 このワークショップでは、実際の事例に基づいた実習を行います。


Why you should be hunting on Web3 Bug Bounties

プレゼンテーションでは、ブロックチェーンの透明性がもたらすバグ報奨金の違いを紹介する。 そして、Web3で何が問題になっているのか、つまり非常に大きな金額について説明します。 ブロックチェーンで起こった悪名高いハッキングについて、技術的なエクスプロイトの側面と交渉の側面の両方について説明し、最も象徴的な+100万ドルの賞金とそのPoCを再現します。


Prototype pollution in depth, from beginner to 0-day hunter

このワークショップでは、JavaScriptにおけるプロトタイプとは何かについて掘り下げ、プロトタイプの汚染について探ります。 これらの脆弱性を検出する方法と、脆弱性を悪用するテクニックを取り上げます。 このセッションは、実際のセキュリティ問題を実践的に体験したい方に最適です。


Forming a Bug Bounty Hunting Party

他の研究者との共同研究に興味があるけれど、何から始めたらいいかわからないというバグ賞金稼ぎはいませんか? それなら、このワークショップはいかがでしょう! 参加者は、効果的なグループを形成し、共に成長・学習し、バグ・バウンティで自分なりの成功をつかむための実証済みの戦略を指導されます。


Leveraging Internal Systems for Enhanced Bug Bounty Success

インサイダーアクセスでハッキングの可能性を解き放とう! 内部システムのインサイトを共有することで、バグハンティングにどのような革命を起こせるかを発見してください。 このセッションでは、新しい独占的な方法、データを有利に活用する方法を学び、実際の成功事例を共有します。 バグ報奨金プログラムを向上させ、内部から攻撃を見る方法を学ぶためにご参加ください。


The Bug Hunters Methodology Live - DEF CON Edition

ジェイソンが最新のウェブテストとリコンテクニックを解説します。


A Bug Hunter's Guide to Account Takeover

このワークショップでは、ペンテストを実施したり、脆弱性を探している間に、アカウントを乗っ取ったり、アクセスを昇格させたりする最も一般的な方法を理解することに焦点を当てます。


High ROI Manual Bug Hunting Techniques

バグバウンティハンターの望みはひとつ、賞金です。 このワークショップは、世の中にあるすべてのバグ報奨金リソースのTLDRを凝縮し、1つの目標にレーザー照射したものです。


Unveiling Vulnerabilities: A Comprehensive Guide to Bug Bounty Recon

バグバウンティのスキルを高めましょう! subfinderやhttpxのようなツールを使ってターゲットを特定し、充実させ、優先順位をつけることを学びます。 高度な偵察技術を使って、隠されたファイル、機能、脆弱性を発見します。 サイバーセキュリティにおける「未知の未知」を発見する技術をマスターしましょう。 ぜひご参加ください!


Lost in Translation: WAF Bypasses By Abusing Data Manipulation Processes

今日のダイナミックなウェブ・アプリケーションのエコシステムでは、アプリケーションやバックエンド・システムのストレージで使用するため に、データをサニタイズ、翻訳、操作する数多くのデータ操作プロセスが存在します。 これらの同じプロセスは、中間セキュリティシステムから攻撃ペイロードを難読化するために、バグハンターによって活用されることもあります。


Panel Discussion

Panel of Bug Bounty Community Leaders

  • Inti De Ceukelaire
  • Jessica Sexton
  • Ryan Rutan, Lucas (BitK)
  • Roni Carta (0xLupin)

バグ・バウンティ・ヴィレッジでは、世界有数のバグ・バウンティ・プラットフォームであるHackerOne、Synack、YesWeHack、Intigritiの4社のコミュニティ・リーダーが一堂に会し、バグ・バウンティ・プログラムの将来について、それぞれの専門知識とビジョンを共有します。 コミュニティの著名なハッカーがモデレーターを務めるこのパネルでは、バグ報奨金分野における最新のトレンド、課題、イノベーションについて探求します。


Hunters and Gatherers: The Realities of Bug Bounty Life

経験豊富なバグバウンティプログラムマネージャーとハンターによるパネルディスカッションにご参加ください。 新たな技術や脅威の中で、バグ報奨金の重要な疑問、課題、戦略、将来について議論します。 バグ報奨金の重要性、成功の要素に焦点を当て、プログラムを成熟させるための提言を行います。 学習とネットワーキングの絶好の機会です。


Meet the PortSwigger Research team

10年にわたる高い評価を得ているウェブセキュリティ研究の背後にある頭脳を紹介します。 技術的なことやキャリアに関する私たちの考えを尋ねたり、あなたが見つけたクールなものを共有したり、Burp Suiteの機能要望を私たちに殺到させたり、あるいは単に挨拶したりしたい方は、この機会をお見逃しなく! また、DEF CONで3つのプレゼンテーションを行います。 このセッションはカオスになるかもしれませんのでご注意ください。


4. 終わりに

本稿では、本稿では、2024年8月8日から11日に開催される「DEF CON Bug Bounty Village」の概要についてまとめて紹介しました。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

インタビュー記事「バグバウンティに取り組む理由とその醍醐味」

1. 始めに

こんにちは、morioka12 です。

本稿では、レバテックLABのメディアにて、バグバウンティに関するインタビュー記事が公開されたため、その記事について紹介します。



2. インタビュー記事

https://levtech.jp/media/article/interview/detail_466/

levtech.jp

タイトル

  • その魅力は「お金」——だけじゃない。バグハンター界のホープが語る、バグバウンティに取り組む理由とその醍醐味


概要

Webサービスやスマホアプリなどを提供する企業が、外部のホワイトハッカーの力を借りてサービスの脆弱性を発見し、報奨金を支払う制度、通称「バグバウンティ(Bug Bounty)」。日本でも徐々にその存在が認知されるようになったとはいえ、まだまだその実態は謎に包まれています。一方海外では、大手企業が数千万円の報奨金を設定したバグバウンティのプログラムを開催し、多くのプロのバグハンターが活躍するなど、すでに熱狂を極めている様子。
日本にも、「バグハンター」として活躍している人がいます。2024年春新卒でGMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社に入社した森岡優太さんは、2020年ごろからバグハンターとしての活動を始め、以降積極的にネット上でバグバウンティの魅力を発信し続けてきました。そんな彼をお招きし、知られざるバグバウンティの世界を覗いてみましょう。

目次

  • 脆弱性を見つけて、一攫千金。報奨金の額は「最大で数千万円」
  • リアルなサービスが対象だからこそ、バグバウンティはおもしろい
  • 「つくる」ではなく「守る」スキルを磨き続ける理由
  • バグバウンティの普及は日本のサイバーセキュリティを底上げする


個人的なメッセージ性

個人的には、バグハンターの視点として以下のようなメッセージをインタビューを通して貢献できれば幸いです。

  • バグバウンティの認知拡大 (日本国内)
  • バグバウンティに興味を持つ人の増加


はてなブックマーク

b.hatena.ne.jp


3. その他

イベント「P3NFEST 2024 Summer」

学生のためのサイバーセキュリティイベント「P3NFEST」が8月31日に開催されます。

私は、ハンズオン講座の講師を担当します。

  • 『実践的なバグバウンティ入門』

このハンズオンについて 本講座では、バグバウンティにおける初期調査や脆弱性調査などの方法をハンズオン形式で実施します。
特にバグハンターとしての視点で、実際のバグバウンティの対象に対してどういう情報収集をしたり、どういう観点で脆弱性調査をするかなどのポイントを押さえながら、一緒に体験していただきます。
また、今回は調査対象をドメイン(WebサイトやWebアプリケーション)に限定して、Webセキュリティの要素のみを取り扱います。

issuehunt.jp


[Blog] バグバウンティ入門(始め方)

scgajge12.hatenablog.com


[Blog] ポッドキャスト「Bug Bounty JP Podcast」始めました

scgajge12.hatenablog.com


4. 終わりに

本稿では、レバテックLABのメディアにて、バグバウンティに関するインタビュー記事が公開されたため、その記事について紹介しました。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

NahamCon 2024 簡単まとめ

1. 始めに

こんにちは、morioka12 です。

本稿では「NahamCon 2024: Main Track - Hosted by Critical Thinking - Bug Bounty Podcast」について個人的に簡単なまとめを紹介します。


(私はリアルタイムで視聴していましたが、終了後は YouTube Live のアーカイブが非公開のため、公開されてる情報をもとにまとめています。)


2. NahamCon 2024

NahamCon 2024 Schedule

www.nahamcon.com


Modern WAF Bypass Techniques on Large Attack Surfaces

  • YouTube Video

youtu.be

  • Slide

drive.google.com

  • nowafpls Burp Plugin (XML/URLEncoded/JSON)

github.com

tib3rius.com


.js Files Are Your Friends

  • YouTube Video

youtu.be


Sluicing Scripts


OAuth Secrets

  • YouTube Video

youtu.be


Practical AI for Bounty Hunters

  • YouTube Video

youtu.be


GraphQL is the New PHP


Shodan & WAF Evasion Techniques

  • YouTube Video

youtu.be

https://x.com/GodfatherOrwa/status/1794391269864808615


Writing Caido Plugin Using AI


Deep dive into AWS Instance metadata

  • YouTube Video

youtu.be


Subdomain takeover can be so much worse than phishing


3. 終わりに

本稿では「NahamCon 2024: Main Track - Hosted by Critical Thinking - Bug Bounty Podcas」について個人的に簡単なまとめを紹介しました。

ここまでお読みいただきありがとうございました。