空へ

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青い空へスーッと伸びたアンテナ。
普段なら気にもしないのに、何故かふと目についた。
冬季には少ない青空のせいかな。
それとも新年を迎えたせいか。

年が改まったとは言え、希望や抱負などが特にある
訳でもない。
この一週間いつものように明けて、いつものように
暮れている。

ただそれだけなのに、心のどこかに何か、意識して
ない何かがあるのだろうか。

初春の空

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雲一つない青空は確かに爽快だが、適度に雲のある空
の方が変化があって好ましい。
初春の空に、そんな雪雲でない白い雲が現れた。

眺めながら歩いて百メートルも行かない内に陰りだし、
俄にグレーの雲が広がって雪が舞いだした。

桜の冬芽

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春にでもなれば、野草の花も咲き、飛び交う蝶や昆虫
なども狙うことができる。
しかし今は興味が起きるような物には出合えない。

せんかたなしに見た桜の冬芽はまだ硬い。
その下に子供が遊んだのか、橇を引いた跡が見えた。

新年の山

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買物の帰りに、何か写そうかと川の土手を通った。
灰色の雲が頭上を覆い、雪もちらほらと舞い始めた
ので、こりゃ駄目だと諦めてたら、突然太陽の薄い
光がスーッと射した。

その内に空が開け、子供の頃から馴染んでいた山の
裾が微かに見え出したので、取りあえず一枚撮った。

進む内に前岳の頂上も見え出した。
中岳の頂上は霞み、奥岳は隠れていて見えない。

しかし何としても今いる場所が悪い。
目障りな物がこれ見よがしに並んでいる。
しかしこれもわが街の一部だ。

夕べの空

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黒い雲の切れた隙間に、薄く色づいた夕の空が見える。
夕焼ではないが何やらホッとするような色だ。

ここしばらく夕暮の写真ばかりだ。
これは日の短いのが大いに影響している。

これで夏にでもなれば、五時を過ぎてもまだ日が高く
夕空の写真なんかは縁遠くなる。
そんな日が早く来ればいいのにと思ったりする。