枯葎

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畑と田圃の境が分からないばかりか、その田圃すら一枚
一枚の区切りが消えて、のっぺらぼうの雪になっている。

その中に芙蓉だったか、何だったか、枯れた姿がポツン
と残っている。
こんなのもどこか寂しい冬の風景だなと思う。

春遠からじ

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ここ数日暖かい日が続いている。
樹木の根元の雪も丸く解けて、枯芝に交じって緑の草も
見えている。

こんなのを見ると、間もなく春がくるような感じになる。
実際にはどうなんだろう。
まだまだ油断が出来ないようにも思うのだけど。

雑木林

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少し遠くの、普段あまり行ってない公園に行こうかと
出たものの途中で嫌になって止めた。

手ぶらで帰るのもどうかと辺りを見回しても、絶景な
んてものはそこらに転がってるもんじゃない。

しょうがないなと、見慣れている、有り触れた雑木林
を撮った。
で、こんなのも案外いいんじゃない、と それ程不満
でもなけりゃ、こんな平和なことはない。

一月の夕空

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冬の一月は空のない日が多い。
雪の日は、篩から絶え間なく雪を振りだしてるような
具合で、空どころか雲さえも見えない。

幸いこの冬は雪の日が少ないものの、だからと言って
晴れてる訳ではない。
灰色の低く垂れこめた雲に覆われ、偶にその切れ目か
ら青空が見えたりもするが、それも一寸の間だけ。

申し訳程度の青空と、微かに夕焼のような雲が見えた。
何とも中途半端な夕空だ。

川面の樹木

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思いのほか静かな流れの水面に、岸辺の灌木が黒く
映っている。

実に静かだ。
こんな所に立って、緩やかな流れをぼーっと見つめ
ているのも案外いいもんだ。