埼玉在住中小企業勤務ダメ人間の思うところ・・・

「中小企業の勤め人」に復帰し「浪人」ではなくなりましたので、ブログ名も元通りに戻しました。

6月16日午後5時を以て担当職務は終了です

予定通り、6月16日(金曜日)午後5時を以て、現在の職場での担当職務を全て終えました。

最後に舞い込んできた調査依頼は最終出勤日の午前11時半ごろ、「37年前に納めた製品のボルト20本の取替交換に際し、当時の図面からボルトの径や長さ、材質等を調べてすぐにボルトを用意してほしい」というものでした。

37年前に描かれた図面には、現在と違って使用ボルトについての詳細な情報が記されておらず、ボルトの径も長さも材質も不明。

当時の製品についての資料を書庫から引っ張り出して部品類の詳細について調査すれば判明するかと思いますが、この日は私にとっては最終出勤日。しかも午後からはお取引先の方々が多数来訪されることになっているためお手上げです。

仕方なく、その調査を依頼してきた東京営業部の職員に対しては・・・

「その37年前の製品に使用されているボルトは、径が22ミリで長さが85ミリの六角半ねじボルト。材質はSS400(鉄)で表面処理はユニクロメッキではないかと考えられますが、詳細な資料が見当たらないため絶対の自信はありません。時間に余裕があれば37年前の資料を書庫から探し出してきたいのですが、今日は私の最終出勤日で残された時間は4時間しかありません。これだけ古い資料になりますとそれを探し当てることはできるのはごく一部の限られた職員だけで、それがいつになるのかわかりません。ですので貴方には、①その製品が設置してある現地に貴職が出向くか、製品の持ち主のお客さまに依頼してボルトの径や長さを実測してもらい、その結果に基づいてボルトの発注依頼を出す。②イチかバチか径22ミリ長さ85ミリのSS400ユニクロメッキの六角半ねじボルトを調達してお客さまに送付する。この2つの選択肢のどちらかをお選びいただくことになります。どちらを選択するにしても、私はあと4時間でこの会社からいなくなりますので、後任の者に依頼してください。」

と伝えました。

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この日の午後5時、私が使ってきた机と椅子も私の退職で主を失うことになり、その役割を終えることになりましたので事務所から廊下に運び出しました。最後に私物(実務電卓、関数電卓、定規や文具など)を肩掛けカバンに詰め込んで、普段と同じように退室帰宅しました。担当職務を全うし全ての責任から解放されたのだから、帰宅する際の足取りは軽やかに感じるのではないか、と予想していましたが、実際には普段と全く変わらず、何ら特別な感情は湧いてきませんでした。あぁ、こんなもんなんですね・・・。

 

6月17日(土曜日)は約2か月に及ぶ連休の初日。今日から精力的にブログ投稿やブログコメントへの返信をすすめたり、庭の草刈り、転居準備で書籍のダンボール詰め作業をバリバリやろうと計画していましたが、思うように進まず、最終出勤日のことを記したこの記事の投稿も6月18日(日曜日)にずれ込んでしまいました。今日(6月18日・日曜日)からはテキパキと動いてブログのコメント返信や無線のQSLカード発行の遅延解消に取り組み、早期に転居先検討と新たな仕事探しに着手したいと考えます。