科学と情緒

11月に一番見られたツイートはこれだった。

 

『島耕作』の1-5巻を読んだ。『逢いたくて、島耕作』面白いな~と思っていたら、『島耕作』の方がもっと面白いじゃないか。ビジネス漫画だと思っていたけど、『黄昏流星群』の仲間だったか。すっごいな。女の人たちが、好きな男、島耕作のために動き、島耕作は出世していく。

 

『島耕作』は1話1話が濃く、1巻だけでこんな出来事が、こんなに女性がと思う。赴任先のアメリカでは子どもまで産まれていた。島耕作はすでに帰国していて知らせは電話で受け取ったが自分の子どもであるということは知らない。

 

精子は螺旋状に前進している。左右どちらの卵巣から卵子が出るかは分からない。精子は3日、卵子は1日生きる。精子は人およびその人の健康によって量や質が違う。卵管が詰まっていたら卵子は出てこられないし、子宮の中で精子はすべて死んでしまうこともある。下2桁まで計れる基礎体温計で毎朝同じ時間に、布団に入ったままの状態で体温を計ると、女性の体温は低温期と高温期に分かれていることが分かり、低温期から高温期になると排卵したことが分かる。そのときに精子と卵子は出会うことができる。これは科学の話だと思う。しかし出生前診断の話となると倫理の話になり、無痛分娩にもお金の話が出てくる。科学だけでは行けないし、島耕作の情緒には及ばない。

 

「つれづれ語学日記」のこまきときこは「ここではないどこか」に繋がっていたくて多言語学習を行う。「京都『トカイナカ』暮らし」のグレゴリ青山は養蜂で、違う世界を生きている違う生き物に親しみを感じている。言語を変えることで頭の構造を変えるのもいいし、違う生き物から違う世界を感じるのもいいし、科学だと思って物事を見るのもいい。今どれで話しているというのがズレているととんでもないことを言っているということにもなりかねないが、科学も情緒もどちらもないとね。

おふろカフェがすごい

ある程度行ったらまとめるシリーズで、去年はそれまでに100カ所以上行った銭湯について書いた。今回は20カ所近く行ったスーパー銭湯について書こうと思う。

 

銭湯でもスーパー銭湯でも雰囲気、風俗に興味がある。スーパー銭湯では、ぬるま湯で地元の人の長い世間話を耳にする。近くにあるのが銭湯だったら銭湯に行ったんだろうなというような頻度で来ていることが見受けられた場合、スーパー銭湯での出費について考える。中学生、高校生、大学生もそれぞれ楽しそうである。

 

銭湯にも漫画が読めるところはあるが、スーパー銭湯だとよりラインナップが豊富だ。どこにでもあるような人気作品ではなく、そこで選書された、そこになかったら出会うまでに時間がかかってしまったであろう作品があると嬉しい。お風呂やサウナ関連の本は置かれていることが多い。

(ちなみに献血ルームには『はたらく細胞』があることが多いが、水谷さるころの『骨髄ドナーやりました!』を置けばいいのにと思っています。)

 

カンブリア宮殿にも出ていたおふろカフェは、カフェと言っているだけあり、ラインナップが素敵だった。『メンタル強め美女白川さん』、『マダムたちのルームシェア』、『はぐちさん』などを読んだ。おふろカフェではコーヒーだけでなく、自分で茶葉を入れて(しかも種類が豊富)お茶を飲むこともできた。お風呂に入るまでに館内着に着替えて、猫のように、居心地のいい、自分の好きな場所を見つけ飲み物を横に置いて漫画を読んでいたら、これからお風呂に入るのが面倒だと思った。しかし入ったら入ったでお風呂に浸かって本を読むこともできた。おふろカフェって名前、おしゃれにしすぎと思っていたけど、ここはスーパー銭湯ではなく、お風呂にも入れるカフェだった。

 

スーパー銭湯はもちろんお風呂の種類も多い。それこそがスーパーたるゆえんだろう。銭湯ではお風呂の種類が少なくてもそれはそれで楽しい。与えられたもので楽しむ。スーパー銭湯では料金にサウナも含まれているので、種類の多いお風呂とサウナを合わせて、次はどれにしようかなを楽しむ。旅程を組むのに似ている。

 

私はどんな銭湯も好きだ。これまでやってこられた歴史があるのでどの銭湯も愛おしい。

こういうのが人気ですよねというスーパー銭湯は良くない。しかし今はおふろカフェのようにコンセプトを練ったものが続々と登場していて、新しい提案が楽しみだ。

学園祭2024

去年、学園祭について書いたので、今年も書いておきたい。なお去年は北区と板橋区の学園祭についてしか触れていなかったが、去年は帝京平成大学 池袋キャンパスの梟祭や、津田塾大学 千駄ヶ谷キャンパスの津田ヶ谷祭にも行った。今年は区に関わらず書く。

 

大正大学 巣鴨キャンパス 鴨台祭

仏教の大学だぞということにテンションが上がる。考古学研究会では紐をよって原体を作って粘土に土器の文様を付ける体験をさせてもらった。授業でも考古学、サークルでも考古学って、よほど好きなんだな。戦国史愛好会のクイズは難しかった。手話俱楽部では手話によるヒントを頼りに補聴器を探した。一応寄っておくかということでとげぬき地蔵尊高岩寺に行って帰った。

 

東京藝術大学 上野キャンパス 藝祭

神輿を見られてよかったとミンちゃん。人が多かった。上野公園での物販の方がゆとりを持って見られてよかった。ミンちゃんの子のたまひよが階段の上り下りや、ベビーカーの押し歩きにハマっているのを見ていた。

 

宝塚大学 東京メディア芸術学部 宝翔祭

妹のミンちゃんちに行く前に寄った。新宿駅からとても近いが、学部名に東京と付いているし、芸術学部なら新宿にある意味もあるのかな。4年間でいろいろな表現方法を試せるのはいいな。近くに行くことがあれば、卒業・終了制作展も見に行きたい。

 

明治学院大学 白金キャンパス 白金祭

微生物化学研究所に行った後に寄った。東京文化財ウィークでちょうどインブリー館が開いており歩いてきた甲斐があったとまず安心。パンフレットのクオリティが高いだけでなく、学園祭のためのMVまであった。しおりを作らせてもらい、スタンプラリーでこんにゃくゼリーをもらい、アンケートに答えて生茶をもらい、満足して帰った。綺麗な大学だった~。

 

東洋大学 赤羽台キャンパス 赤羽台祭

去年も行った。東洋大学にはお世話になっている。公開講座をやってくれるし、赤羽台に綺麗に存在してくれている。赤羽台団地の子どもたちが大喜びで、キャンパス内を走り回っていた。なかなか学園祭では見ない光景。明治学院大学のライトアップが綺麗でプロみたいと思ったが、こちらのライトアップも綺麗だった。

 

日本大学 板橋キャンパス 翠心祭・若樹祭

医学部長の肖像画や日大出身教授のいる大学マップに学閥を感じる。100周年の記念展には日大闘争の写真があり、大学闘争は東大闘争だけじゃなかったんだと知った。日大はいろいろあるけど、今の学生は動かないね。写真家の先生が付いているから写真部の写真のクオリティが高かった。被検者を募集していたので応募した。

板橋区が感染症の展示をしていた。板橋区はいろんな面でいいと常々思っているが、学園祭に出るところもいいところの一つだ。

 

日本大学 江古田キャンパス 日芸祭

あの人は何学科だっただけど、あの人は何学科だったんだという声を聞こえてきて、これがダウ90000の蓮見さんが言っていた、学生のうちに売れていくということかと思った。日大は大きいもんなあ。高校までたくさんある模様。芸術学部に外れはないでしょということで行ったが、こちらも人が多く、狙いは人が多すぎない学園祭だな。江古田の町に感謝しているのはいいなと思った。ここ出身の友達に行ったことを報告した。

 

 

今年も遊んでくださった学生の皆様、ありがとうございました。学園祭って高校生が行くものじゃないのと言われたけど、そんなことはない。私は大学の中に入れるってことでまず、フゥー!!ってなっている。どんな感じであったとしても、こういう感じなんだと知れて喜びを感じている。学園祭を回るって何って思われるかもしれないが、そういう楽しみ方をしています。

もちろん選挙に行きましたよね

10月に一番見られたツイートはこれだった。

 

フクチマミ、村瀬幸浩の『おうち性教育はじめます 思春期と家族編』を読んだ。性教育は今の日本社会の問題に繋がっている。ちょっと待って現状を変えるにはそこから言わないといけないのと思った。学校教育はそう簡単には変わらないだろうから、おうち性教育がとても大事になってくるな。

 

私は選挙ドットコムの投票マッチングで重視するものに、選択的夫婦別姓、マイナンバーカード、ライドシェアを選んだ。これを絶対取り入れてほしいというより、これらを取り入れないような政党は嫌だと思ったからだ。

 

前々回の選挙でも選択的夫婦別姓は設問の1つになっており、そのとき私は、そこまで名字にこだわるかねと思っていた。でも自分のこととして考えたとき、選択的夫婦別姓という言い方は弱いと思った。自分の名字のままでいられる“権利”と呼びたい。今はその権利がない状態だ。結婚しても女性が自分の名字のままでいられることはできるが、その場合は男性に自分の名字になることを強いなくてはならない。なぜお互い自分の名字のままでいるということを選べないのか。自分の名字のままでいたいというより、家族の絆がなくなるという理由でその権利がないのだということが悲しい。選択的夫婦別姓が認められていない国は日本だけだ。夫婦が別姓だと家族の絆がなくなるということは、他の国は家族の絆が弱いの?名字が同じだと家族の絆が強いのであれば、あなたは名字を同じにすることで強く結び付くことを強いているの?他に理由があるのかと思っていた。選択的夫婦別姓が認められていないのは、夫婦別姓に反対している有力議員がいるから、反対する理由は家族の絆が弱まるからって、「ハイチの移民がペットを食べる」みたいな話に聞こえる。

 

落合信彦は落合陽一に「ニーチェを読んでないやつとは話さない」と言ったそうだが、私は選択的夫婦別姓に賛成していない人の話は聞かないとして、その設問で絞ってから投票する人を決めた。候補者でなければ、選択的夫婦別姓に賛成していなくても話くらいするが、選挙に行っていない人とは話したくない。

 

ニーチェの話は同居人に聞いた。妹の姪であるたまひよに、「ニーチェを読んでないやつとは話さない」って言おうかと言ったらまだ早いと言われたので、なんて言うか考えているが、大人になって選挙に行かなかったらたまひよとは話さない。

 

冒頭の性教育の話もおいおいおいという感じで、そこから言うことに面倒臭さを感じたが同じことだ。そうしない理由がない。

中国に行って分かったこと ~これから行かれる方に向けて~

前々回のスリランカの中国版。コロンボまでの往復の経由地が上海だった。

 

地図アプリ

外国に行くときはGoogle Mapsのオフラインマップをダウンロードするが、その地図が使えない国もあり、韓国同様、中国でもMAPS.MEを使った。向いている方向が矢印で表示されて分かりやすい。しかし経路検索では実際の2倍の時間が出た。そのため経路検索では百度地図を使った。中国語でしか検索できないが、中国語でならこちらの方がヒットしやすい。

 

メールアプリ

Gmailは使えないと聞いていたので、Yahoo!メールを使用したら、日本に届いて返信も来た。しかし両親には届かなかったよう。またLINEも使えなかったが、機内モードをオフにした際に、ときどき受信はした。Alipayの中にチャット機能があるのでそれを使うといいと思う。ホテルの予約証などはYahoo!メールに転送し、スクリーンショットも撮っておいた。

 

検索アプリ

GoogleもSafariも使えなかった。百度地図の中に検索機能ってあるかなと思ったがなかった。その他のアプリも開いてみたがどれも使えなかった。

 

決済アプリ

Alipayが使えた。Alipayが使えると無敵だ。クレジットカードと紐づけられるので、クレジットカードが使えているのと同じ状態。チャージをする必要もなかった。WeChat PayはすでにWeChat Payを使っている人にQRコードを読み込んでもらわないと始まらなかった。チャット機能はWeChat Payにしかないのかと思っていたが、Alipayにもあったし、Alipayだけで問題ない。規約はコロコロ変わるので、アカウントを作れるうちに作っておくことと書いている人がいたが、おそらくそうなんだろうなと思う。Alipayが使えて安心した。公園でライブがあり、それはQRコードを読み込んで自分の情報を登録しないと入場できなかった。Alipayでもやってみたができず、どうすればいいのか分からなかったが、入れてもらえた。

 

地下鉄アプリ

Metro大都会は使えなかった。Alipayをかざすだけというのは審査中になった後、どうなったか分からない。結局、Alipayで切符を買った。十分である。電波が入らず、クレジットカードを試したこともあった。人に頼まないといけないので不便だが、クレジットカードが使えない日本の地下鉄よりはいい。福岡市地下鉄や東急電鉄のようにクレジットカードをかざすだけのところはいいね。

 

フェリー

2元はAlipayで支払った。ことりっぷには22時までと書いてあったが、7時から19時までだった。水谷さるころの夫のノダDが川好きで、私も生活のための船は好きだが、海外に行って乗ることは考えていなかったが、影響されて乗った。アトラクションとして楽しかったので、バンコクに行ったら乗らねばと思っている。

 

地下鉄

時刻表なんて見る必要がないくらいバンバン来る。帰りのときの上海での滞在時間は5時間45分だったが、それでも南京東路まで行った。

 

中国東方航空

LCCではない。食事が出る。美味しい。上海―コロンボ間の飛行機は小さかったが、それでもモニターが付いていた。10年以上前にも上海経由でインドまで往復したが、帰りは遅れて空港近くのホテルに泊まった。お金は中国東方航空が出し、私はインド後だったのでホテルの綺麗さをとてもエンジョイした。今回も予約に不備があるということでカウンターの前で25分待った。不備があることは行く前から分かっていたが、日本でもスリランカでも大丈夫だと言われていた。上海でもそう言われたがとにかく待ち、席はプレミアムエコノミーにアップグレードされた。ビジネスクラスだと聞いていた。一番前の席だったのモニターを早く仕舞わないといけなくて、むしろ外れではと思ったが、寝心地はよかった。中国の映画も楽しんだ。ただイヤホンを配るのが遅く、回収は早い。安ければ文句を言わずに乗る。LCCではないのになあと思うけれど、また最安値が中国東方航空であれば乗るだろう。LCCと比べると、良い。2回ともすんなり帰らせてもらってないけど。今回は不備のために中国語で書いてある書面にサインしないといけなかったけど。航空券を取ったMytripが悪かった可能性もある。父はHISが運営しているSurpr!ceで取ったが座席指定までできていてよかった。私の場合はMytripの方が安かったのでそちらで取ったが、座席指定は有料。中国東方航空からなら無料でできるが、1つの便は不備で表示されてないし、他3つもSMS認証のメールが来ず、席まで選んだが、確定できなかった。

 

 

外灘には銀座にいるのと同じ中国人がいた。中国人は声が大きい。マジかよとびっくりするが、中国で生まれ育つとこうなるかもなと思った。人口が多いので、主張していかないと埋もれてしまう。声の大きさを除けば日本に似ている。中国に行くなら広く回りたいと思っているが、いつか行ってみないとなという思いは強くなった。

分からないことがあるということがたまらなく嬉しい

9月に1番見られたツイートはこれだった。

 

スズキナオの『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』を読んだ。深夜高速バスの本だと思ったら、それは1話目だけだった。デイリーポータルZっぽいなあ。瀬戸内海の海小屋で四つ手網をして、「私はずっとこういうことがしたかったのかもしれないと思う」というところが心に残った。

 

「私はずっとこういうことがしたかったのかもしれないと思う」という言葉から、『進撃の巨人』の最終巻でのアルミンの台詞、「その時、僕はなぜか思った…。ここで3人でかけっこするために、生まれてきたんじゃないかって…」という言葉を思い出した。

 

なぜ旅行をするのかときどき聞かれる。現実逃避をしていると批判されているのかなと思っていたけど最近、本当に疑問に思っているらしいということが分かった。いろいろ言っていたけど、旅行は衝動だと思う。ただ旅に出たくなる。

 

妹の友達夫妻のいるスリランカに行ってきた。雄大な大地がまだ自分の中にある気がする。インドネシアと違ってスリランカでは同じような木がずっと続いている。バスから見える景色は単調だ。シギリヤロックの上から見ても一面同じ木だった。

 

バスはGoogle Mapsにほとんど載っていない。鉄道が時間通りに来ているかどうかも分からない。10か国以上で映画を見てきたが、なんとスリランカでは前の映画が押していて上映が遅れた。上映時間は決まっているのにそんなことがあるのか。初めてのパターンに遭遇してとても嬉しかった。タイからシンガポールまでのマレー半島縦断は簡単だった。私はスリランカで分からないということに興奮した。

 

ゴールの夕日は美しかった。そこにいる人みなが美しいと思ってくつろいでいるのがよかった。シギリヤロックの後に行ったダンブッラ石窟寺院は大したことないなと思ったら、ドイツ人観光客が素晴らしいと言っており、ちゃんと知ったら紀元前からの話だった。インドの一部のように思っていたスリランカにはシンハラ人が住んでいて、しかし北の方にはインドから来たタミル人も多くて、スリランカは両方を公用語にしているが、学校は分かれていて、シンハラ語ができないと市役所で働けないと知った。イスラエルとかずっと揉めているよねと思っていたが、話は紀元前から今に続いていて、地続きの歴史の中にいるんだと感じた。財政破綻してしまうと輸入品がたっけえということも分かった。私はスリランカを知らなかったということを知った。

 

青春18きっぷが、我々が大好きな青春18きっぷではなくなるそうだ。スリランカは情勢が不安定だし、いつでも行けるとは限らない。調べたら何でも分かるような世の中だが、「私はずっとこういうことがしたかったのかもしれないと思う」というような思いはどこで湧くか分からない。行けるときに行って、出会える人に出会っておきたい。

スリランカに行って分かったこと ~これから行かれる方に向けて~

今回も、これまでに現地に行かれたネットの方々の情報を参考にさせてもらったので、私も記録を残しておきたい。スリランカの情報はネットに少なく、何年の時点ではこうだったのねと思いながら見るしかなかった。私が行ったのは2024年の10月だ。

 

ただ、Google Mapsさえあれば困らない今の時代において、Google Mapsに乗っているバスはほんの一部であるスリランカは、まだ人に聞かないと分からない国があったという感じで楽しかったので、それも楽しんでほしい。

 

 

空港⇔コロンボ

バスで行ける。帰りの方しか試してないが、行きも行けると思う。帰りの場合、空港の近くで降りられた。遠くなかった。

 

コロンボ⇒アヌラーダプラ

ネットで席を予約しようとするとno seatと出た。現地の人に確認してもらったところは、電車は動いてなかった。メンテナンス中ということだったが、バスで移動しながら線路を見た感じメンテナンスはしておらず、雨が多いときはダメなのではと思った。ネットではインドが直しましたと書いてあったので、そのことを知人に言ったら、日本のメディアはスリランカの発表をそのまま報道するから、あれは嘘だからと言われた。

最初の移動だったし、この区間が一番、距離が長かったので、super luxury busなるものを予約して行ったが、他のところと同様、現地に直接行ってもバスはあると思う。なおこの区間のみ、お昼休憩があった。また予約時、バスは3時間半で着くとあったが、Google Mapsを見た感じそれは無理で、どの区間も『地球の歩き方』通りの時間で着いた。Google Maps上の有料道路を使おうが使うまいがその区間はちょっとなので、アヌラータプラに着く時間は変わらない。

 

アヌラータプラ

ホテルに自転車がなく他で借りることになったため、レンタサイクルのあるホテルだといいと思う。ホテルは新市街で取ったが、旧市街ならまた状況が違うかもしれない。

 

アヌラータプラ⇒ポロンナルワ

新市街のバスターミナルから乗った。15分前の時間を言う人もいた。コロンボーアヌラータプラでも30分前に来るようにとなっており、30分前には電話もあったが、バスは30分後に来た。つまり真面目に行くと1時間待つことになる。それがあったので、その時間は正しくないだろうなと思っていたら、やはりそれは早めの時間を言っているだけだった。ここで1時間待ったのが今回の最長のバスの待ち時間だった。空港は30分間隔。

 

ポロンナルワ

宿に自転車を持ってきてくれた。アヌラータプラと違い、ポロンナルワは遺跡地区にチケットがないと入れない。どちらにせよお金は払ったが、アヌラータプラではチケットがなくても入れるエリアが多く、なんだかなという気持ちになった。しかしアヌラータプラには今なおお祈りしに来る人がいて現役なので囲いがないのだ。旅行者にとってはポロンナルワの方が、ルートが分かりやすく、エリアも小さく見やすい。アヌラータプラではこれもダーガバ(仏塔)、あれもダーガパという状態が続いた。なお、アヌラータプラでもポロンナルワでも自転車を返す時間は決まっていなかったが、アヌラータプラでは夜、停電した。片方のブレーキも壊れた。

 

ポロンナルワ⇒シギリヤ

ポロンナルワからイマナルワまでバス、その後トゥクトゥク。ネットで見た限りではイマナルワからもバスで行ける。ただ宿の人もイマナルワからはトゥクトゥクと言っていた。バスは宿の人やパン屋さんが言った、そこで待ってればバスが通るというところに立って乗った。バスに乗っているとき、道沿いに象がいた。このパン屋さんのパンはかびていた。

 

シギリヤロック

チケットを見せるところで言ってみたら、荷物を預かってもらえた。コロンボの赤と白のモスクでも同じ。JICAのシギリヤ博物館ではシンハラ文字での「シギリヤ」の書き方を習えた。アヌラータプラとポロンナルワの博物館では、物が置いてあるだけ。

 

シギリヤ⇒ダンブッラ

バスでダンブッラに着いてからは、裏手にあるダンブッラ石窟寺院のチケットセンターまでトゥクトゥク。バス停まで行かなくてもバスは道で拾えると知ったが、来なかったのでバス停まで歩いて行ったらバスがあった。歩く元気があるときは歩いたら道ではなくバスの中で待つことができて安心する。近くには鎖で繋がれた象がいた。ダンブッラ石窟寺院は道沿いの黄金仏像の方から行くと遠いが、苦労して見た方がありがたみは感じるかも。ただ、黄金仏像の方から登ってダンブッラ石窟寺院を通り過ぎてチケットセンターまで降りてまた登るという経路はよくないな。どちらから行ったとしても、見終わった後は黄金仏像の方から降りる。

 

ダンブッラ⇔ヘリタンス・カンダラマ(バワ建築のホテル)

ダンブッラ石窟寺院近くのレストランの人がトゥクトゥクもしていたので送ってもらう。明日また迎えに来ようかと言ったので翌日頼んだ。ホテルに頼むと高くなるらしいのでよかった。トゥクトゥクはヘリタンス・カンダラマに入ることができた。

 

ヘリタンス・カンダラマ

父はベランダに干していた洗濯物のパンツと靴下を猿に取られた。私はシギリヤロックで飴を猿に取られた。父は虫除けスプレーを持ってきていたが、蚊はそれほどいなかったし、刺されるときは刺された。

 

ダンブッラ⇒キャンディ

トゥクトゥクの運転手が走っているバスを見て止まってくれ、非常にスムーズにバスに乗る。ファインプレー。

 

キャンディ

レストランのヘラボジュンハラは安くて美味しく、毎日食べてメニューを制覇したい。

 

キャンディ⇒コロンボ

鉄道の予約ができるのは一等車のみで、前日に駅に行ったら翌日の一等車は埋まっているとのことだった。当日確認したらキャンセルが出ているとか出ていないとかの前に到着は2時間遅れるということで、キャンディ―コロンボ―ゴールは30分で乗り換えたかったのでバスで移動。前日に一等車が埋まっていてよかった。鉄道はよく遅れるらしいので、30分で乗り換えられるかということが疑問でネット予約をしていなかった。それでよかった。クーラーのあるバスは補助席も使うので、トイレに行きたいと思ってもすぐに出られないし、とても苦しい思いをした。朝に紅茶を飲まない方がいいなと思った。

 

コロンボ⇔ゴール

スリランカ鉄道のサイトでCheckoutボタンを押しても反応せず、コロンボ⇒アヌラータプラのsuper luxury busのチケットを買ったのと同じ12Goでチケットを購入、駅で引き換え。スリランカ鉄道のサイトで買った方が安い。この区間の鉄道は遅れなかった。始発の鉄道だと遅れにくいということはあるかも。また、ずっと海沿いを行くのかと思っていたら、コロンボ付近のみだったので、その区間だけを乗るというのでもいいかもれない。しかしゴールの日の入りは素晴らしかった。ゴールまで行かれる場合は、日の入りまでに着きますように。ゴール⇒コロンボは10時の鉄道はすでに一等車が埋まっており、ホテルの人にサンドイッチを作ってもらい7時の鉄道にした。朝ほど遅れないという情報もネットで見た。

 

コロンボ⇔スリジャヤワルダナプラコッテ

首都のスリジャヤワルダナプラコッテには、バワ建築の国会議事堂がある。バスで移動した。バスの人は行き先を連呼しているのでバスの番号は知らなくても大丈夫だが、コロンボ⇔スリジャヤワルダナプラコッテのような近距離の場合は知っていると便利。その番号のバスが本当にあると嬉しくなる。スリジャヤワルダナプラコッテに行きますかだとそのエリアに着くだけなので、国会議事堂(Parliament)に着きますかと聞いた方がよい。私たちはそれで国会議事堂の裏に着いてしまった。しかも警備により裏からでは国会議事堂に近付けずJapan Sri Lanka Friendship Rdに回った。公式サイトによると土日は休み。

 

コロンボ

赤と白のモスクでは1時間おきなのか、30分で屋上まで上がるガイドツアーがあった。無料。任意で寄附。

 

その他

・スリランカのUberであるPickMeはコロンボでしか使えなかった。ただ広告はコロンボ以外でも見た。

・財政破綻の影響で、トイレットペーパーなど、輸入品が高い。2019年の『地球の歩き方』の2,3倍しても、ぼったくりではない。

・スリランカの人はにっこりしてくれる。癒される。スリランカの人を見にスリランカに行くのはあり。