２０１９年１２月８日　宮城県松島町の扇谷

前回の記事の続きです。
馬の背，子馬の不思議な光景を見てから，再び国道４５号線に出て，北上します。
500ｍほど進んで松島町に入り，松島パノラマライン交差点の手前にある小さな道に左折します。
分かりにくいですよ。



途中から未舗装になりグニャグニャの道を上っていくと扇谷の駐車場にたどりつきます。

扇谷
松島四大観の一つ「幽観」になります。
四大観はこのブログでも大高森展望台の「壮観」をご紹介しました。
四大観についてWikipediaからのコピペになります。

松島湾周囲の松島丘陵や島の高台には「松島四大観」（まつしましだいかん）と呼ばれる修景地点が散在している。これらは、江戸時代に仙台藩の儒学者・舟山萬年によって選ばれた「塩松環海四山」に由来する。

江戸時代からの景勝地なんですね。
当時から地形や植生などかなり変わっていますから，現在も大観とは限らないかもしれませんが・・・
ちなみに四大観は・・・
「壮観」・・・東松島市の大高森展望台からの眺め
「麗観」・・・松島町の富山にある大仰寺からの眺め
「幽観」・・・松島町と利府町の境界部にある扇谷からの眺め
「偉観」・・・七ヶ浜町の代ヶ崎の多聞山からの眺め
になります。今回はその中から扇谷の「幽観」に行って参りました。

駐車場はこんな感じです・・・


階段を上っていきます。
もともと明治期まで瑞巌寺由来の寺院があった場所なので，こんな階段があったのでしょうか。
落葉した紅葉が階段に積もり，初冬のひなびた情景を見せてくれました。


馬の背ほどではないですが，結構な運動でしたよ。
右手に東屋があり，もう少し上ったところに石仏などがありました。
もともとは江戸時代初期の瑞巌寺の住職様の墓所だったようです。






この辺りは紅葉の名勝の一つです。
さすがにこの時期は・・・と思っていたら何とまだ落葉しない木が！
ちょっと感動しちゃいました。








それでは松島の「幽観」です。








大小様々な島が凪いだ海に浮かんでいます。
この穏やかな風景が「幽観」の由来らしいです。
厳密には松島湾ではなく塩竃湾なんですね。
１枚目の写真にあるとおり扇型に見える風景から扇谷になったんですね。
山なのに谷とは？こういうことでした。

ここは雑木林も見所の一つらしいです。


今回のドライブはここまでです。
楽しい仲間，心づくしのご馳走，不思議な風景
２０１９年の素敵な年末を迎えることができました。

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