２０２０年　７月５日　宮城県栗原市鶯沢の細倉マインパーク

くりはら田園鉄道の遺構を見学し、北側にちょっと進むと細倉マインパークがあります。


ここはかつて栄えた細倉鉱山の足跡を偲ぶことができる、観光坑道です。
外出解禁になって家族連れで混むかなぁと焦っていったのですが・・・ガラガラ(^_^;
遊具施設が休止になっているせいもあるのでしょう。


過去に何回か幼い息子を連れて行ったことがあるのですが、遊園地なのか資料的施設なのか、未だに方向性がなかなか定まらない感はあります(^_^;


新型コロナウィルス対策で観光坑道も限定公開・・・。
通常の半分に満たない程度の公開です。
でもその分値引きされていて３００円での入場でした。
　

坑道内のトロッコ軌道は内燃機関の車輌もあったんですねぇ。


排気ガスを出さない電気機関車もありました。


坑道の遺構はなかなか興味深かったですよ。
　

火薬庫もあって当時火薬を梱包していた段ボールなんかが見学できます。
　

詰め所も再現されていてイケメンのおじさまやお兄さんたちが何やら打ち合わせをしております。
　

鉱床を火薬で発破して、鉱物を含んだ瓦礫を回収していたんですね。
　

　

当時採掘されていた鉱物が展示されていました。
重金属を含んだ鉱石だったんですね。
　

シュリンケージ採掘法で掘られた跡が見学できます。
クレバスのような深い谷になっていて迫力抜群です。
鉱床を囲むように底部に坑道を作った後、上部から崩していく採掘法なんですね。




突き当たりは縦坑のエレベーター跡地でした。
ここから300mも下っていったようです！
超高層ビルの高さに匹敵しますね。


ちょうど施設の消毒に来ていた係の方にお話しをうかがうことができました。
ここは金属を掘り出す岩盤なので、深いところでも非常に強固にできているそうです。
宮城岩手内陸地震でも、東日本大震災でもびくともしなかったとか！
東日本大震災では本震よりも揺れた余震がこの地を襲ったのですが、当時坑道にいた観光客は気付かなかったそうです(ﾟωﾟ)
一部坑夫の経験がある職員が音で気付いたらしいです。


でも同じ坑道でも炭鉱は地盤が軟らかいところが多いのか、危ないみたいですよ。
同じ鉱山でも岩盤や掘り出す資源によって性格があるのですね。
　

鉱山の歴史を解説する企業のPR展示もありました。
重金属の鉱山でしたからねぇ。
実際はまだまだ土壌汚染とかあるのだと思います。
　　

　　

坑道を出ると売店があります。
ここはいろんな石があって楽しいんです。
デザートローズやクォーツのクラスターなど求めることができますよ。
瑪瑙をスライスしたコースターを買いました。


次に向かいます～

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