遂に登場!2代目 BRZ & GR86
以前から噂のあった86とBRZの新型がとうとう発表されましたね。
初代86/BRZの登場が2012年なのでほぼ9年ほどモデルチェンジが無く、一時は1代限りで終わるんじゃないかと言われていましたが、何とか2代目が無事登場。
86の方はモデル名も「GR86」となりGRスープラやGRヤリスとならんでトヨタのスポーツカテゴリを代表する車種になりそうですね。
初代からの変更点
新型(BRZ) | 初代(BRZ) | |
---|---|---|
全長 | 4265mm | 4240mm |
全幅 | 1775mm | 1775mm |
全高 | 1310mm | 1320mm |
車両重量(MT) | 1270kg | 1250kg |
エンジン | 水平対向4気筒DOHC | 水平対向4気筒DOHC |
型式 | FA24 | FA20 |
排気量 | 2387cc | 1998cc |
最高出力 | 235ps/7000rpm | 207ps/7000rpm |
最大トルク | 250Nm/3700rpm | 212Nm/6400-6800rpm |
Fサスペンション | マクファーソンストラット式 | マクファーソンストラット式 |
Rサスペンション | ダブルウィッシュボーン式 | ダブルウィッシュボーン式 |
エンジンが水平対向4気筒2.0LのFA20から、同2.4LのFA24に変更され出力が全般的にアップ
ATモデルには衝突安全対策として「アイサイト Ver.3」を搭載
SGP(スバルグローバルプラットフォーム)のノウハウを取り入れて車体剛性を向上
仕様をみる限りは、若干全長が長くなり、20Kg重くなった(排気量が増えた分エンジンも重くなったのだろう)以外は大きな違いは無さそう。
また、最高出力は当然上がっているが、最大トルクの発生が中回転域になっている点が興味深い。 中回転域のトルクが薄いと言われがちだった初代の弱点をカバーできていれば良いのだが。
車体デザイン的には、初代には無かったフロントタイヤ前後のベンチレーションや、リヤトランクのダックテールなど空力面での改善を考慮してデザインの変更がされているようですね。
フロント/リアのライトの形状も初代から少し変わっておりこの辺がやや好き嫌いの分かれるところか。 86が台形形状、BRZが逆台形形状のグリルとなっておりこの辺は先代の個性を継承している感じ
内装もそれなりに今風のアップデートはしているようですが、基本的には初代を踏襲しているように見えますね。
基本的なコンセプトは初代を引き継ぎつつ、エンジンパワーや剛性の強化などの部分で着実に進化した正統な後継とは言えそう。
ただ、自動車業界の全般的なエコ化、電動化の流れから行くとフルガソリンエンジンのスポーツカーとしてはもうかなり末期に近いんでしょうね。
私は現行BRZから乗り換えるつもりはないですが、恐らくこれを逃すと金輪際お手頃価格のFRのスポーツカーなんて出そうに無いので、興味がある方は是非