新明和工業は、エンジンを停止させた状態で塵芥装置を駆動させることができる電動塵芥車の新モデル「ハイブリッドタイプE3」を発売開始した。
同社では、電動塵芥車として塵芥装置用に独立したキャパシタを搭載したモデルのほか、外部電源から蓄電できるモデルをラインアップしている。
新型車は、日野自動車のハイブリッド(HV)トラックのエンジンと、走行用電気モーターの2系統で塵芥装置を駆動させる。HVバッテリーに充電した電力を塵芥装置の駆動にも使用できる。充電は、走行中の減速・制動時のエネルギー回生によって行うため、外部給電は不要となる。
早朝や深夜の住宅地でエンジン音がなく、静かに収集作業が行えるほか、屋内や地下で排気ガスを出さずに収集作業を行える。
販売目標は2015年度に50台。
同社は、塵芥車の国内シェアトップで、今後も市場ニーズに対応した製品をラインアップしていくとしている。