自動車部品メーカーのアイシンと機械式駐車設備を手掛ける新明和工業は、スマートフォンを用いた自動バレー駐車システムの実証実験を成功させた(1月25日発表)。車両と機械式駐車設備をスマートフォンのアプリで操作し、乗降することなく駐車を完了できる。
アイシンと新明和工業は、自動駐車と機械式駐車設備の連携技術に関する共同開発に取り組んできた。このたびの実証実験において、国内で初めて(アイシン調べ)、車載システムメーカーが開発した自動走行および駐車システムを搭載した車両を、設備側と連携することで、機械式駐車設備に自動で駐車する「自動バレー駐車」(レベル4)に成功した。
実験は、兵庫県宝塚市にある新明和工業の本社敷地内で行われ、使用された車両はトヨタ『プリウス』だった。なお実験時は、安全性確保の観点から、監視員が乗車した。