みなさんご機嫌麗しゅう。
前回、Analogue Pocketが届いたというお話をしましたが
resolve-circuits.hatenablog.com
先日ついにPocket以外の周辺機器が届いたので書き記します。
本日のお品書きです。
そもそもなぜPocketだけ先に着弾?
これについては少々事情がありまして。
Pocket本体はPocket黒の在庫があるときに注文していたんです。
で、その時はDockはいいかな、と思い注文をしない愚行をしておりまして…
そしてついこの間、蛍光グリーンの限定Pocketの発注が始まった際に(限定Pocketの争奪戦には惜しくも敗退)Dockの在庫ステータスが[Ship in 24-48 hours]となりまして、そんなに早く発送されるなら限定ポケットのための予算も余ったし悔し紛れに買ってやろうと、そういう話になったわけです。
えぇはい、負け惜しみなのは重々承知しておりますとも…w
Dockその他周辺機器着弾
というわけで着弾しました。
今回悔し紛れに購入したのは以下の面々(価格は購入当時のもの)
・Analogue Dock($99.99)
・Tempered Glass Screen($15.99)
・Nanoloop Pocket to MIDI IN Cable($19.99)※
・Nanoloop Pocket to Analog Sync Cable($19.99)※
・Nanoloop Pocket to MIDI USB-A Cable($19.99)※
ちなみに、※のついてるものは購入して失敗したものです()事前調査不足でした…
後述しますが現在でもいまだに自分のやりたいことが実現できていないのは悔しい。。。
では、各々開封。
Dock
まずは大本命であるDockを開封します。
このDockとはPocketの底面にあるUSB-Cで接続を行い(ついでにPocketを立たせるスタンドとしても使える)、BTゲームパッドやUSBゲームパッドが利用できるようになったりHDMI出力で外部モニターに映像を投影することも可能となるデバイスです。
想像しやすいのはSwitchドックかな、と思います。
Swicthドックが皮切りかはわかりませんが、最近のハンドヘルドコンソール(携帯用ゲーム端末)は別途専用ドックやUSB-Cアダプターを利用して外部ゲームパッドやHDMI出力を付加することができるようになっていることが多いですね。
Dockの箱の中はこんな感じ。
箱を開けるとDockが縦に鎮座しております。
下に見えるのは専用USB-ACアダプター、USB端子はTypeCです。
箱の中のものをすべて取り出すとこんな感じ。
A-CB01とA-CB02というものはそれぞれUSB-CケーブルとHDMIケーブルとなっています。
Analogue社のロゴマークとFPGAのロゴマークステッカーも付属しています。
Appleとかも自社ロゴマークのステッカーつけるの好きですが、あれあれか喜ぶ人いるんでしょうかね?
USB-ACアダプターは5V/3A(15W)、9V/2A(18W)、12V/1.5A(18W)という3タイプの出力に対応しているる18Wアダプターですね。
最近のスマホの充電にも使えはしますが、機種によっては急速充電は難しそうな出力です。
ちなみに後程写真がありますがDockは5V/3Aの電源入力となっています。
このACアダプターは写真撮影のために出しましたが、自分で持ってる別のUSB-PD対応アダプターを利用するためこちらは箱に戻しましたw
こちらがDock本体、延べ板上の本体に円筒状の物体がくっついた形になっています。
おそらく窪みがPocketの高さに比して浅すぎるため倒れないようにするための支えなのかな、といったところです。
またこの円筒状の物体、触り心地的に金属の気がします、そうなるとDockを安定させるための重りという考えもできますね。
本体正面には左側にLEDが4個あるのみとなっています。
接続しているゲームパッドの数により、点灯数が増えるのでしょうか(未確認)
底面には滑り止めが施されているため、設置しPocketを接続した後にズレるということは起こりにくいです。
本体背面には左からゲームパッド用USB-A、電源用USB-C、映像出力用HDMI、ゲームパッド用USB-Aが用意されています。
さらに内蔵でBT受信機も用意されているため、私はこちらを接続して利用しております。
8bitdo製品の他にも、Nintendo純正のプロコンやNintendoOnline加入者が買えるFC型コントローラーやSFC型コントローラーも接続することができました。
1台目のワイヤレスゲームパッドの接続では背面のUSB-A端子とUSB-C端子の間にあるボタンを押してペアリング待ち受け状態にして接続の必要がありますが
それ以降のゲームパッドはPocketを接続した状態であればOS内で接続作業ができます。
まぁ15W消費する周辺機器なので、ほんのりと熱を持ちます。
Pocketを接続した状態だとPocketの発熱とDockの発熱でまぁまぁ暖かいですw
Tempered Glass Screen
これはPocket専用のガラス保護フィルムとなっております。
今まで自分でiPhoneやMacの画面保護フィルムを張ったりしていましたが、それらに比べてはるかに気泡が入りやすいものとなっていました。
気泡ゼロで貼ることはあきらめて、画面内に気泡ができないように張り付けをしましたが、それでも骨が折れた…
おそらく15.99ドルと送料、通関税をかけてこの保護フィルムを買うよりはAmazonなどでサードパーティー製のフィルムを装着するほうがいいと思います。
Nanoloop Pocket to MIDI IN Cable
これは、Pocket上で稼働しているnanoloopとMIDIを接続できるようにするためのケーブルとなっています。
MIDIとはMusical Instruments Digital Interfaceの略称で電子楽器間のデータ通信規格や違うメーカー間での電子楽器の音色配列を定めたりしているものです。
本ケーブルでは、片方がMIDI IN、片方がゲームボーイシリーズの通信端子となっています。
以下のケーブル類もそうなのですが、これnanoloopでのシーケンサー同期用途にしか利用できないようでmGBで音を鳴らすことができませんでした。
LSDjを利用したい方や、mGBを利用してGBやPocketを実機音源化したい方は黙ってArduinoboyなどを作成するほうがいいと思います。
Nanoloop Pocket to MIDI USB-A Cable
こちらは同じMIDIケーブルですが、片方がMIDI端子からUSB-A端子になっています。
これは直接ホストとなるPCと接続することができ、PCからはUSB-MIDIデバイスとして認識されます。
個のケーブルを使用すればPC上のDAWと直接同期してシーケンスを走らせることができるので、システムがコンパクトにすみます。
上のMIDIケーブルの方だと、現代のPCではUSB-MIDIインターフェースを咬ませる必要があるため、取り回しが面倒くさいんですよね。
Nanoloop Pocket to Analog Sync Cable
これが自分にとっては一番使いどころのなかったケーブルです。
何故買ったのかと今でも後悔しています。
このケーブルは、Pocket上で稼働しているnanoloopと他のnanoloopを同期するためのケーブルとなっているようです。
nanoloopを全然知らないので詳しいことはわからないのですが、実機用nanoloopのカセットにミニプラグがあり、以下のような製品と同期信号のやり取りができるようになっているとのことです。
上記nanoloopカセットの利点として、GBシリーズの通信ケーブルを介す必要がなくnanoloop間で同期信号のやり取りができるため、GBシリーズの通信端子を持たない機器(Nintendo DS、DS lite)でも同期演奏ができるというものだそうです。
まあどのケーブルにしても、mGBでMIDIの演奏信号を送って音を鳴らすということはできないことが分かったので、自分としてはこれらのケーブルは無駄な出費に終わりました。
nanoloopを現状活用していて、MacやWindowsのDAWとも同期して演奏させたいとお考えの方は19.99ドルほどで入手できるのでお手軽なのではないでしょうか。
買ってみてどうか(まとめ)
正直AnalogueからPocket以外で買い足すものとしては、Dockだけでよいのではないかな、という印象でした。
純正保護フィルムの貼りにくさといったらもう…
Dockはしっかりと自分の思った通りの使い方ができているので満足です。
未改造でGB、GBC、GBA(別売り変換アダプターを用いれば他のゲーム機も)のゲームがHDMIで遊べるというのは良いですね。
(219.99$+99.99$+送料+通関税がかかることには目をつぶって…)
Dockを使えばボタン数の多いゲームパッドやアナログスティックのあるゲームパッドを接続することもできるので、ROMを自炊してOpenFPGAでSFCなどのゲームを遊ぶのもいいですね。
各種nanoloopケーブルに関してはDAWや別のnanoloopと同期させたい方には良いものだと思います。
mGBを使ってのGB外部MIDI音源化を考えている方には使えませんのでお気をつけて。