みなさんこんにちは。
夏の暑さが本番に差し掛かり、地震や台風など忙しい時期になってまいりました。
2019年の時は東京勤務だったものでして、台風の威力の強さに驚かされました。
↑この記事、7月末に書いてたものなんでこういう口上で書き始めてます、ご了承をば…
さて、私は現在人生で何度目かの初代ポケモンブームが到来しゲームボーイを熱心に遊んでいます。
現役でプレイしていた方々はお分かりでしょう。そうです、今更この時代のゲームをプレイしようとすると残念ながらデータが飛んでおりなおかつセーブできないという事態に陥っております。
これはなぜかというと、当時のROMカセットはセーブデータ保存をするのに常に電力供給(主にボタン電池が利用されていました)が必要なSRAMを使用していたから発生する問題であり、いまは昔の懐かしい事象と言えます。
ja.wikipedia.orgGBA時代からは徐々にFRAMを利用するゲームが増え、また3DS以降では本体メモリやSD(microSD)にゲームのセーブデータが保存されるようになったため現代では起こり得ない事象でございます(正確に言えばFRAMでも書換可能回数という寿命があるため無限にセーブできるわけではない)。
SRAMもデータ保持に電力が必要とは言いますが、セーブデータを保存するだけであればそこまで電力を必要としないので余裕で10年、15年ボタン電池が存命であったゲームカセットも存在することと思います。
しかしRTCを用いて現実時間とリンクさせたり、非通電時でもゲーム内時間を管理するようなゲームソフトは別問題でして、RTCや発振素子の駆動にSRAM以上の電力が費やされます。
そのためポケモンでいえば金・銀・クリスタルが該当しますが、音速でボタン電池が消耗し我が家のカセットでは早いもので3〜5年でデータ消失が発生していたものと記憶しています。
この件についてはWikipediaでも記事で取り沙汰されるほどの事象となっております。
ja.wikipedia.org以下、上記リンク当該項目内より記載内容の抜粋
バッテリーバックアップ機能を持つGBカートリッジの例に漏れず、本作のカートリッジも内蔵のコイン型リチウム電池が切れるとセーブデータは消えてしまい、新しくゲームを始めてもセーブデータを記録できなくなる。さらにこの電池はリアルタイムクロックの維持にも使用されているため、通常のバッテリーバックアップ機能付きソフトよりも消耗が激しい。パッケージ内に同梱されている印刷物では電池寿命はおよそ2年とされており、製造販売元の任天堂は有料で電池交換を行っていたが、すでに電池交換サービスは終了している。
現役でプレイしていた当時にこの現象が発生した時は血の気が引きました。
難度セーブをしてもまっさらなデータになってしまう健忘症なカセットに何が起こったのか理解が及ばなかったんですよね(そのあと父親に話をしたら中のボタン電池を変えてくれたという)
で、最近はハードオフやメルカリで購入できるポケモンカセットのほとんどは上記のことからセーブデータが保存できないものばかりとなっています。
今回はそんなポケモンカセットたちをセーブができる健常者に治療をしてあげるものとなっています。
- どのようにしてバッテリー交換をするのか?
- まずは電池を外して…………
- SRAMは何Vまで動き続けられるのか?
- タブを外して今回は…………
- (念のため)動作確認
- まとめ
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