こんにちは @tomorrowkey です。
この記事は STORES Advent Calendar 2024 の10日目の記事です。
突然ですが、スクリーンリーダーという機能をご存じでしょうか。 Wikipediaによると次のように定義されています。
スクリーンリーダー(英語: screen reader)とは、コンピュータの画面読み上げソフトウェアである。視覚障害者がパーソナルコンピュータを操作するために、視覚的に使うことが必要であるマウスに代わり、情報を音声で読み上げることによって、操作を補助するアクセシビリティである。読み上げブラウザなどとも言われることがあるが、ブラウジングするのはインターネット・WWWに限らない。
主にアクセシビリティの観点で、誰もが情報にアセクスできるようにするための機能なのですが、テキストを読み上げる機能が普通に便利で日常業務で活用しているので、その活用方法を紹介します。
スクリーンリーダーとは
いわゆるテキスト読み上げ機能です。
セットアップ方法は調べればでてくると思うので、Windows / macOSそれぞれで読み上げ機能を有効にしてもらえればなと思います。
私はmacOSを使っているので、読み上げるときには Option
+ Esc
で読み上げ機能を使えるようにしています。
ユースケース
日常の業務でのユースケースは2点あります。
技術文章を読む
STORES のAndroidエンジニアでは「ドキュメントを読む会」という勉強会を実施しています。
私が1人でドキュメントを読んでいるときには、どうしても斜め読みしてしまうため、ときには大切な箇所を読み飛ばしてしまい、理解するのに時間がかかってしまうことがありました。 しかし、このドキュメントを読む会で一緒にドキュメントを読むときには、そういったことがないように感じました。
やはり急いで理解しようと斜め読みすることがよくないと思ったことから、スクリーンリーダーを使ったところ、斜め読みすることがなく理解が早くなったように思います。 副次的な効果としては文字に集中しなくても読むことができるので、目を酷使しているときでもスクリーンリーダーを使って楽にドキュメントが読めるようになりました。
プロダクトブログのレビューをおこなう
人間はどうしても文章を補完して読んでしまうため、たとえ タイポ があったとしても気づくことはなかなか難しいですが、スクリーンリーダーを使えば高確率で見つけられます。 例えば次のような文章を読んでみてください。
SOTERSではモイバルエンニジアをぼしゅうしいてます。
いまは意識して注意深く読んだため、正しく読めたかもしれませんが、ブログなどの長文に紛れていた場合、これらのタイポを見つけるのはなかなか難しいです。
スクリーンリーダーを使ってみたら、どうでしょうか。明らかな違和感を感じるため、タイポにすぐ気づけます。
おわり
他にもスクリーンリーダーを活用されている事例がありましたら、ぜひ教えてください。
それはそうと、この記事のなかにタイポが一つだけあります。ぜひスクリーンリーダーでタイポを見つけてみてください。