2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

分断と対立の論理

貧困であれ、差別であれ、あるいはいじめであれ、なんらかの苦しみを訴える人がいると、「そんなものは〜〜に比べればたいしたことはない」と言い出す人が必ず出てくる。 いわく、「お前らの言う貧困なんて、おれたちの時代に比べればたいしたことはない」と…

もう一つ使いまわしでご勘弁

今年も、彼岸花の季節である。というわけで、昨年楽天のほうで書いた、「彼岸花あるいは曼珠沙華およびその他」という記事をこちらに再掲する。 トイレの窓からふと外を見ると、いったい誰が植えたのか、赤い曼珠沙華の花が三輪ほど咲いているのが見えた。曼…

手抜きの使い回しですみません

「水伝」騒動が勃発した正月早々に楽天のほうで書いた記事だが、結構汎用性があり、いろいろなことに応用できるようなので、こちらの方に再掲することにする。 もともとの記事のタイトルは、「問題がこじれるのはしばしば周囲の人間のせいだったりする」とい…

助言と忠告

過剰な危機意識は、冷静な状況認識と客観的な自己認識を失わせる。 一度、そういった陥った者は、ますます冷静な判断能力を失い、 自分に対してちょっとでも批判的なことを言う人らを含めて、周囲がすべて敵に見えてくる。 だとすれば、それは、すでにあなた…

あのさ

ネットに文章を公開するのは、他人に読んでもらうためでしょ。 だったら、とりあえず読んでくれた人はみんなお客様なわけじゃない。 「監視」だのなんだのと、つまらんことを言うのはやめようよ。 そんなことを言う人って、自分のケツの穴はこんなにも小さい…

明後日の方を向いている人たち

http://pessicolla.blog29.fc2.com/blog-entry-49.html 厭世のコラージュ−除菌の論理 少数派が強大な敵=権力に立ち向かうには知謀を駆使した多数派工作しかないのだが、連合赤軍は自国民の人心掌握すら出来なかった大本営に学んだようだ。たとえ“結果的に”…

逆もまた真である

「あばたもえくぼ」という言葉があるが、これをひっくり返すと、「えくぼもあばた」となる。 前者は、ある人にいったん好意を持つと、その人の欠点までが魅力的に見えてくるという意味。これは、普通にどこにでも転がっている話である。 逆に、ある人に最初…

奇妙な言い回し

小池百合子が、「総裁選に出馬させていただく」と言っていたが、出馬するかしないかは、本人が決めることで、20人以上の推薦人が集まれば堂々と出馬すればよいだけのこと。 別に、他の人の許可がいるわけじゃあるまいし、なんでそういう言い方をするのかさっ…

「だめなものはだめ」と言う勇気

という題でなにか書こうかと思ったけど、時間もないので断念。そのかわりに、「地下生活者の手遊び」(ドストエフスキーの『地下生活者の手記』から取ったのかな)の「すべてのものの90%は屑である、という絶対真理」から一部引用することにする。 ・ す…

典型的なダメ論法

「ダブスタだ」と言いさえすれば、それでなにかを批判した気になっている人。 そういうのを「なんとかの一つ覚え」と言う。 比較するなら、せめて同種の問題や同程度の問題どうしでなければ意味がない。 比較しようのないまったく異なる問題や、レベルの違う…

面倒なので(修正・増補・注記あり)

面倒なので、楽天の方の古い記事にリンクだけ貼っておく 「呪いのわら人形?」(2007.5.31) しかし、こういう論法というのは、右だ左だ、上だ下だとかに関係なく、なりふりかまわずただ自己を正当化したいとか、理屈じゃなしにとにかく気に食わない「敵」を…

自信過剰はいけないよ

自信過剰な人ってのは、当然のことながら、どこかに世間や他人を見下したところがある。 そのため、「これ」が分かっているのは自分だけ、「これ」を理解しているのは自分だけ、他の連中はなにも分かっていないなどと、ついつい思いがちである。 だが、たい…

福田首相 辞任の意思表明

だそうだ。 もっとも、彼の総裁就任のときから、選挙がいよいよ避けられなくなれば、それなりに人気のある麻生に総裁の座を譲るというのは、既定路線だったのかもしれない。 また前と同じ「総裁選」という茶番を盛り上げ、新首相誕生のご祝儀人気を当て込ん…