ぴかイチ今日の一曲

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Christopher Cross - Sailing (1979)

イギリスの “Sailing” がロッド・スチュワートなら、アメリカの “Sailing” はこれだ!

Christopher Cross (クリストファー・クロス) の “Sailing” (『セイリング』)

 

クリストファー・クロスは、アメリカ南部テキサス出身のAOR (Adult Oriented Rock:よーするにオトナのロックってことですな) を代表するミュージシャンです。

デビュー作 “Christopher Cross” (邦題『南から来た男』。。) からの2枚目のシングルとなったこの曲は、1981年のグラミー賞で史上初の主要4部門独占を含む5部門を受賞しています。

その透き通ったソフトな美声で、たちまち世界を魅了。日本でも人気を博しました (ちなみに初来日公演のオープニングアクトは佐野元春)。

 

デビュー当時は顔出しNG、アルバムジャケットはフラミンゴでした。それもそのはず (とか言っちゃいけないなあ)、あの声からは想像できないイカツイ風貌。秒でギャップ萌え…なんて人には、残念ながらお目にかかったことはありません。。当時は今みたいに映像がすぐ見られない時代でしたが、歌声とルックスが一致しないらしいとの噂は、私の周りでも広まってましたね。

 

曲はドラマティックなストリングスの旋律から始まり、この曲の骨格をなすギターのアルペジオを繰り返し、穏やかな海をゆっくりと進んでいくように流れていきます。途中のピアノ・ソロも心地よい。詞、曲、アレンジ、歌、演奏、すべてにおいて、クリストファー・クロスの才能が遺憾なく発揮されています。

 

第二のアメリカ国歌に、という話は聞いたことありませんが、ロッド・スチュワートの『セイリング』とはまた違った味わいの秀作。

ようやく脅威的な暑さから解放されつつある昨今。クリストファー・クロスの歌声に酔いしれてみてはいかがでしょうか。

 

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