ぴかイチ今日の一曲

いい音楽との出会いは人生を豊かにする

Coldplay - Viva La Vida (2008)

気がつけば、2024年も最後。12月に入ってから、「気がつけば」のオンパレードというか、それしか書いてない、うっかり八兵衛 (実はよく知りませんが) みたくなってますね。。

計画性のない人間であることは以前に書きましたが、1年を振り返ってというのもほとんどやったことない、刹那的、というより、その場しのぎ、行き当たりばったりなライフスタイル。。

今年はどんな年でした?とか聞かれると、いつも返答に困っちゃうんですよね。

 

何か新しいことしたかな、と振り返ってみると、夏に水出しコーヒーにハマってたことを思い出しました。水出しコーヒー、別名コールドブリュー・コーヒー。。来ましたね。コールドプレイ (1年のシメまでこんな感じですみません。。)

 

今や世界的人気を誇るコールドプレイの人気を確実なものにした、2008年リリースの大ヒットアルバム “Viva La Vida Or Death And All His Friends” (邦題『美しき生命』) からのタイトルトラック “Viva La Vida” (『美しき生命』)

これメチャ流行ってましたね。

自分の中ではコールドプレイって、この前の3枚目のアルバムぐらいから気にはなってたんですが、購入には至らず。しかし、この曲を耳にした途端、好きすぎてアルバム未収録曲を集めたEP “Prospekt's March” とセットのアルバム衝動買いしてよく聴いてました。

ストリングスとキーボードを中心に、独特の世界観が表現されていますね。力がみなぎってくるようなコーラス部も、まさにタイトル直訳通りの『人生万歳』にピッタリ。

と思いきや、歌詞の内容はかつて王だった男の回顧録のようで、どうタイトルと結びつくの?という内容。

でもそんなことは、輸入盤で歌詞も見ずに聴いていた俺には関係ないぜ!

(単に聞き取れてないから、調べるまで知らなかっただけですが。。)

 

今週のお題「2024こんな年だった・2025こんな年にしたい」に照らし合わせると、コールドブリューにハマって、コールドプレイに辿り着いた1年、来年からは人生万歳と快哉できる日々を過ごしたいものです、って感じかな。

1年間ご愛読ありがとうございました!

来年もご愛顧のほど、よろしくお願いします!

 

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Bryan Adams - Christmas Time (1984)

そうこうしてるうちに、クリスマスまであとわずか。今年はクリスマスソングをご紹介できないまま終わってしまうのか?12/25過ぎてからクリスマスソング聴くほど、虚しいというか小っ恥ずかしいものはないですからね。

そんな中、駆け込みで選んだのはこれだ!

カナダが誇る永遠のロック少年 Bryan Adams (ブライアン・アダムス) の手によるレアなクリスマスソング、“Christmas Time” (『クリスマス・タイム』)

 

これラジオで聞いたのが初めてでしたが、アルバムに入ってなくて音源が手に入らず、毎年この時期にラジオで偶然耳にするぐらいしか、聴く手立てがありませんでした。それもそのはず。調べたら、ファンクラブ限定のレアものだったとのこと。

その後日本ではEP(シングル)リリースされ、サブスク時代の今では聴きたい時に聴けるようになりました。いい時代ですね。

 

YouTubeに上がってるバージョンはオリジナルからちょっと違いますかねえ?

違ってても違ってなくても、楽曲の良さは変わってないのでご安心を。

 

知る人ぞ知る、ブライアン・アダムスの隠れた名曲とともに、これから本番を迎えるホリデーシーズンをお楽しみください。

 

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Earth, Wind & Fire - September (1978)

気がつけば、12月も半ばを過ぎ、寒さが身にこたえる季節となりましたが、みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

この時期になぜに “September” ?と思われた方、3ヶ月前の「ボクと同じじゃないか!」(by ハンス in アナ雪)

実はかの有名な Earth, Wind & Fire (アース・ウィンド & ファイヤー。以後EWFと略します) の “September” (『セプテンバー』) は、12月に9月の思い出を歌った曲だったということを、今年9月にベタベタな展開で取り上げようとした際に初めて知ったという経緯で、今回に至ります。

 

EWF、名前は聞いたことありましたが、例によって気弱な少年は『暗黒への挑戦』とかのタイトル見ただけで引いてしまって、聴いてみようという気になれませんでした。

そんなボクを変えてくれたのは、ビジーフォーでした。彼らのものまねでEWFの『宇宙のファンタジー』(“Fantasy”) を見たとき、稲妻が俺の身体駆け抜け〜(違う曲になってるな) これはちゃんと聴くっきゃない、と思ったのがきっかけです。

『セプテンバー』は、ビジーフォーやってなかったっけ?まぁ、それはいいとして、このホーンセクションバリバリのファンキーなグルーヴは彼らにしか出せない味ですね。映像で見る総帥 Maurice White (モーリス・ホワイト) を中心としたバンドの弾けっぷりもたまらなくいいですね。

 

サビの謎ワード “Ba De Ya” は、モーリス・ホワイトが仮歌で入れたテキトー?な歌詞がそのまま残った模様。。

歌詞に出てくる、ファンが制定したセプテンバーの日、the 21st of September (9月21日) も、1日から30日まですべて当てはめてって一番しっくりくる日を選んだそうです。

歌詞の意味よりノリが最優先。シンガーソングライターを自称していた昔の自分には考えられない発想ですが、これがあのグルーヴを生んでいると思ったら、凡人には到達し得ない域なのかと納得できますね。

 

黒いビートルズなんて、今ならコンプラ的に完全アウトでまさにふてほど (初めて使った流行語大賞) ワードですが、そんな呼ばれ方も彼らの多才な音楽性あってこそ。

 

年末のパーティーシーズン、皆がクリスマスソングばかりかける中、「これ実は12月の歌なんだぜ」みたくウンチクを語りたい方、是非広めてください。

え?私ですか?

説明面倒なんで、普通に9月にこれかけたくなるタイプかな (←なら9月に出せよ)

 

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Guns N' Roses - Paradise City (1987)

前回は、ブラック・フライデーに、ブラック・クロウズのブラック・Tシャツに関する話題でした。

今またバンドTシャツ流行ってるみたいですね。最近街でこれ着てる若者に遭遇しました。

そこには見慣れた Guns N' Roses (ガンズ・アンド・ローゼズ) の超特大メガヒットデビューアルバム “Appetite For Destruction” (『アペタイト・フォー・デストラクション』) のジャケットが。

というわけで今回は、彼らの代表曲の一つである “Paradise City” (『パラダイス・シティ』)を盛大にぶちかましましょう!

 

ガンズ・アンド・ローゼズは、デビューアルバム1枚とライブだけで一気にスターダムにのし上がったと言っても過言ではないでしょう。それほど当時の勢いはスゴかった。

私の周りでも、ハードロック好きの音楽仲間の間で、口コミで人気が広まっていった印象です。

 

この “Paradise City” は、MTVで見たときにいっぺんで虜になってしまいました。

流れるようなエレキギターのアルペジオのイントロに、力強いドラムが加わり、頭サビのキャッチーなメロディー。ホイッスルを合図に、ヘヴィなギターとベースのリフをフィーチャーしたハードな展開から、楽園への扉が開くような再びのサビのメロディーの開放感。終盤テンポが加速され、徐々にヒートアップしながらエンディングを迎える展開も見事。稀代のヒットメーカー小室哲哉氏も「この曲にはヒット曲の要素がすべて詰まっている」というようなことを言って絶賛していたことを思い出します。

7分近い曲にも関わらず、飽きることなく聴くことができます。

 

ギターのスラッシュ本人も最も気に入ってる曲の一つという、80年代ハードロックの最高傑作。

私にできることは、拙い文章でこの曲の魅力を伝えることと、イントロのアルペジオを耳コピでなんとなく弾くことぐらいですが、これからも、もっとギター上手く弾けるように精進したいと思います (そっちかい!)

 

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The Black Crowes - Hard To Handle (1990)

世間はブラックフライデーで賑わってますね。

それにちなんで、今回はこれでいきましょう。

The Black Crowes (ザ・ブラック・クロウズ) の “Hard To Handle” (『ハード・トゥ・ハンドル』)

 

ブラック・クロウズは、アメリカ南部はジョージア州出身の、クリス・ロビンソン (ボーカル) 、リッチ・ロビンソン (ギター) の兄弟を中心としたロックバンド。この二人、オアシスのギャラガー兄弟に負けず劣らず仲悪くて有名です。こちらも、なんだかんだ言っても、今はまた一緒に演ってるみたいなので、年取ると人間丸くなるってことですかね?

 

バンドの音楽性としては、ブルースに根差したサザンロックという感じなのですが、デビューアルバムの扱われ方がなんともビミョー。日本盤の解説がなぜか、あのヘビーメタル評論の第一人者、伊藤政則サンだったため、ヘビメタ界の大型新人みたいな誤解されやすい立ち位置でした。ヘビメタ好きな人が聴いたらこれじゃない、嫌いな人からしたらどうせメタルだろ、みたいにお互いに不幸なwin-winならぬlose-lose状態。日本で本国ほど人気が高くないのは、これが原因ではないかとずっと思ってます。

 

この曲は、500万枚以上を売り上げた1stアルバム “Shake Your Money Maker” (『シェイク・ユア・マネー・メーカー』) からシングルカットされ、彼らのブレイクに一役買った一曲。あの “(Sittin' On) The Dock Of The Bay” (『ドック・オブ・ベイ』) で有名な Otis Redding (オーティス・レディング) のカバーです。

当時は原曲知りませんでしたが、ブラック・クロウズのこの曲がとにかくカッコよかった。今やオリジナルのオーティス・レディングのバージョンも誰でも簡単に聴けるようになりましたが、このカバーバージョンでは、オリジナルのホーンセクション部をギターで再現していて、ロックっぽさが前面に出た私好みのアレンジですね。

実はこの曲も、前回の “Shinin'' You, Shinin' Day” を演ったバンドで演奏してて、それも今回の選曲理由の一つになっています。

 

初来日公演も見に行きました、ライブ自体の記憶は…なのですが、記念に彼らのトレードマークの二羽のカラスがプリントされたツアーTシャツ (これもまたブラック) を買ってよく着ていました。

フロリダに旅行に行った時にこれ着てたら、アメリカ人の旅行者に、ブラック・クロウズ、いいバンドだな、と声をかけられて、なぜかこっちが誇らしかったのを覚えています。

いい音楽は国境を越えることを実感した、貴重な体験でした。

ん?彼らにとっては国内のアーティストなのか?まあ、そんなことはいいでしょう。

日本人にもホンモノがわかるやつがいるんだな、と思ってもらえたと、勝手に解釈して悦に入ってます。

 

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Char - Shinin' You, Shinin' Day (1976)

前回の “Dust In The Wind” の最後に、思いつきで次は源氏物語と書きましたが、読者のみなさんも、そして私自身も、そんなことあるわけないだろ、と高を括っていたことと思います。

ところがどっこい、

源氏物語→光る君へ→Shinin' You

イケるじゃないですか!

日本が誇るギタリスト Char (チャー) の “Shinin' You, Shinin' Day” の輝きが目に入らぬか!(源氏物語のはずが、なぜか水戸黄門になってるし)

 

Charのセルフタイトルの1stアルバムの1曲目を飾るこの曲。デビューシングルのB面でもあったんですね。今も変わらぬ、ライブの定番曲でもあります。

 

Charの何がすごいって?

。。。

正直なところ、あまりよくわかってないというのがホントのところで。。

私の友人含めて、コアなファンの方結構いると思うので、ヘタなこと書けないってのもあり。。

炎上覚悟で (そんな注目浴びるはずないですけど) そこを何とか捻り出すと、

長年トリオバンドでやってきて、ソロよし、カッティングよし、ギターのことなら何でもござれ、これだけ弾きながら歌えるギタリストは貴重な存在ですね。

そして音楽的センスが抜群!

“Shinin' You〜” のイントロや、間奏の展開の仕方なんかも、アイディアの宝庫って感じです。

 

実はこの曲、私がバンドでカバーした数少ない曲の一つで、その思い入れがあります。ギターのO君がCharを崇拝していて、彼とライブにも行ったことあります。

たぶん、行ったと思う。。

行ったんじゃないかな?

まぁ、ちょっと記憶違いの可能性あるかも

(さだまさしさん、構文パクらせていただきました)

 

Charは弾きながら歌ってるんですが、ウチのバンドでは、O君がギターで私はボーカル専任の分業でした (下手なやつが邪魔しちゃいかん)。ボーカルの自分以外はみんな基本歌わないバンドだったんですが、この曲のコーラスだけは全員でやってましたね。エンディングのアカペラ・コーラスをキメたい一心で練習してたのを思い出します。

しかし、実際のところうまくいったかどうかは、忘却の彼方に。。

 

半年ほど前に、当時のメンバーと30年ぶりぐらいに再会しましたが、自分も含めて、みんなオッサン通り越してジジイになってて、時の流れを感じさせられました。彼らの持つ私のイメージは、尾崎豊フォロワーのまま止まってたみたいですが。。

 

もはや何の話なのか、わからなくなってきていますが、50年近く経っても色褪せない、日本ロック界のレジェンド Charが奏でる洗練されたサウンド、『光る君へ』。。、じゃなかった、“Shinin' You, Shinin' Day” を語り継いでいきたいことだけはたしかです。

 

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KANSAS - Dust In The Wind (1977)

先日の Boston は、マサチューセッツ州ボストンに由来したバンド名でしたが、地名つながりで、今回はカンザス州で結成されたKANSAS (カンサス) の “Dust In The Wind” (邦題『すべては風の中に』) をご紹介します。

 

と言っても、何を隠そう、KANSASについてはこの曲しか知らない。。

この曲のイメージから、バンドもてっきりトラディショナルなフォーク・ロックな感じを得意とする人達かと勝手に想像していたのですが、調べてみたら、プログレ・ハードのパイオニア?

あれ?違うバンドの曲だっけ?

でもやっぱこの KANSAS だな。

てなわけで、完全シロート目線でお送りさせていただきます。。

 

よくあるんですよね。一曲だけ聴いてこういうバンドだと思ったら、基本的な音楽性は全然違ってたってことが。特にロックバンドのバラードヒットから入った場合に多いように感じます。

『いとしのエリー』を聴いて、しっとりしようと他の曲に手を伸ばしたら、いきなり『マンピーのG★SPOT』をぶちかまされて、え?みたいな (こんな順番で聴く人いないと思いますが)

 

それはさておき、曲の紹介を。

根幹をなすスリーフィンガーのアコギに、哀愁を帯びた旋律とコーラスワーク、間奏のバイオリン・ソロが三位一体となって織り成す極上の音空間。

少し物悲しげな雰囲気が、これから寒くなるこの季節にピッタリ。

 

これ書いてて思ったのですが、

♪All we are is dust in the wind

≒ひとえに風の中の塵に同じ

どっかで聞いたことありませんか?

そう、“Dust In The Wind” は、なんと平家物語だった!

今回一番の学びはこれでした。いやあ、勉強になるなあ。

次は源氏物語かな(発想が安直すぎ)

 

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