『君が望む永遠』 その2 BY アージュ 水月の脚本が一番しっくりくるなー 

君が望む永遠 ~Rumbling hearts~(通常版)


評価:★★★★☆星4つ半 → いまだったら文句なしの★5つです。

(僕的主観:★★★★★星5つ)


茜エンドと遙エンドをクリア。

はしくん、質問。これ他の人もクリアしないとマヴラブやっちゃだめですか?。早くその他の作品もしたいのですが、、、、その他もクリアーしなければだめ??(笑)。


■茜エンド〜人と共有する過去がなければ、それは独善性
うーん、、、個人的に妹萌だったのと、何かを我慢している姿って、ぐっとくる・・・・ということで、トライしたが、うーん、やっちゃったら興味なくなった(笑)というか、、、というか、健気に我慢しているから彼女の言動が理解できるのであって、前へ出てしまったら、やっぱりこれは独善性とエゴイズムを感じてしまうよね。彼女側にも、主人公側にも、この関係を肯定する要素はないなー。人を好きになるというのは理屈じゃない。愛する姉を深く愛していた姿に強い愛情を抱いてしまったというのは、この過酷なシュチュエーションではわからないでもない。でもまー過去に主人公と特別な共有の体験があるわけでもない(恋愛としてね)んだから、それをどんなに恋い焦がれても、、、、「欲しい!」と実際に要求するのは、子供がおもちゃを欲しがるのと同じなんだよなー。なんで、やっちゃったら興味なくなったかというと、「あなたが好き」という言葉に重みを感じないからだろうなー。こういうタイプの子は、また別に機会があれば、違う人に熱を上げそうな気が凄くする。この関係性に好感を持てる要素は全くなかった。お姉ちゃんを思って、健気に耐えている姿が好きなのであって、実際に表に出てくるとゲンナリする。。。やはり、これは選択肢があって攻略できるからやるが、、、、これは、現実には選ぶべきでないルートだなーと思った。こういう関係は不毛だよなー。ようは、相手の心の本質が欲しいのではなくて、身体が欲しい(笑)だけだから、、、、Hをしたら、、、、いいかえれば、一回攻略できたら、それで興味なくなるんだよなー。これは現実でも同じで、、、不毛だからこの手の兆しを感じたら、無理に進まないで、家に帰ってオナニーでもして忘れるべき。ある程度、現実でもBADENDへの兆しに敏感にならないと、人生損するからねー。


■遙エンド〜これが本道だったのだろうが・・・おれはこれを選べないなー
初恋という意味では、これがメインストーリであったのだろうが・・・うーん納得できない。個人的には、女性として好感持てるのは・・・やっぱり姉のために耐えて、かつ才能も伸ばしきった茜であって、、、、水泳より主人公を選んだ水月や、芯は強いけど女の子らすぎる遥は、僕は興味がないんだよなー。女性の好みを除けば・・・・これ、水月捨てるのは、、、僕ならばできないなぁ。もちろん、このルートは、本当に深く愛していた真実の愛は、遙とであったというストーリーだから、納得はできる。人間二つは選べなくて、心の中で遙への思いが重いのならば(そこには理由はないだろう)、それはもうそう選択するしかない。けど、最初の最初から、人間としては水月と主人公は合っている感じが強くするし、遙が寝たきりの時の関係性は、凄く安定している。。。こりゃー恋人というよりは、夫婦に近い感覚だ。これだけしっくりきている相手よりも大事なものって、、、、僕にはわからないなー。


どうなんでしょう?。


男性の意見は歪んでいそうなので、女性(やっている人はいるのかなぁ??(苦笑))の意見を聞きたいところだ。僕はどちらを選ぶとかいうよりも、この二人の蜜月の関係性や普段のやり取りは(これはとっても見事に演出しきっているとおもう)は、凄く凄くしっくりした恋人関係に感じる。むしろ幻想のような遙との関係よりもよっぽど等身大な感じがするなー。しかも過去の2年間近い体験の濃さが尋常じゃない。イルカのマグカップのデートとか、、おれ、こんなこと別れる理由が思いつかない。この「手触り」よりも、遙を選ぶ理由が見いだせないなー。やはりなにも考えないで、素直にすると、水月ルートで終わったので、僕にとって「きみのぞ」は、水月こそが主人公なんだろうと思う。ちょっとストーカー的な狂信的な重い愛だとは思うが・・・・水月は、それを重くならないよ重くならないように凄い努力しているし・・・・そもそもがからっとした性格なので、そのへんが普段は凄く安定している・・・・こういう子と未来を歩むのは、幸せだと僕は思うのだけれどなー。。。。ふつう、あんなに愛してもらえないぜ。。。

ちなみに、なかなか不思議な作品だった。というのは、この主人公のへたれぶりからすると、なんでこれほどいい女たちが、主人公に恋するのかわからない!!!という感想を抱いてもよさそうなのに、あんまりそうは思わなかったんだよね。なんか、恋愛が凄くが等身大で描けている。その他の作品をやってみなければわからないが、このアージュというメーカーもしくは、脚本が、、、凄く演出力が高いからなのかもしれないなぁ。見事に動物的快楽ボタンを押すようにできている。そういう意味では、正統なエロゲーなのかもしれない。人の感情を、疑問を抱かせないで、その世界に没入させるのは、凄い演出力だからね。このへんは、テクニカルに分析しなければ比較できないが、少なくとも僕は凄く等身大の胸がギュっとする甘酸っぱさをあじわえたので、素晴らしい時間でした。

                                • -


ふーむ、初めてやったわりには、過去の自分の感想は、いいとこついているなー(笑)