伊豆へ

伊豆の妻の実家へ。義妹夫婦も近くにはいるが、一人で暮らす義母の様子をフォローする定期便。ウィークデーのせいか、13時過ぎに川崎を出発した「踊り子」はガラガラ。

伊豆大川のホームではストレリチア(極楽鳥花)が咲き始めていた。以前はもう少したくさんあったのだが、手入れする人が居なくなったのだろうか。

駅のホームから見える伊豆熱川の源泉はいつものように盛大に蒸気を出している。

踊り子の8号車に終点 伊豆急下田まで乗ったのは私たち夫婦だけ。迎えに来た義母と駅前の東急に行き、地物の魚などを仕入れて家に向かう。

 

家に着いて、これまで届いている書類などを点検する。義母は近くの道の駅に梅干を出荷していたのだが、食品衛生法の改正で許可が必要となった。やめようかとも言っていたのだが、設備を整備して申請し、無事許可をもらうことができた。

漬物製造の営業許可について、年初の説明では厳しい設備条件だったのだが、全国的に問題になり、これまでやっていた人たちを救済する形で設備条件が緩和されたようだ。この緩和措置が終了すると新規の許可は法律通りの設備が要求される。また営業許可は相続は出来ないとのことなので、義妹の名義で許可証をもらった。まもなく出荷を開始するそうだ。

 

今年は寒暖の差が小さい日が多いようで、ミカンはまだまだ青い。

早生ミカンはなんとか食べられるところまできた。20年近く前に植えたシークァーサーは良い具合になってきて、今年もたくさん実をつけた。以前は道の駅でもあまり売れなかったが、だんだんと知名度が上がり、出荷するひとも増えてきた。

レモンもシークァーサーも早くから取り組んで、高値で売れて良い思いをさせてもらったなー、などと語り合う。いまでは多くの人が出荷してレッドオーシャンになりつつある。沖縄の泡盛に入れると良い味になるので、たくさん持ち帰った。

 

伊豆に到着した日、日没後に西側の雲が切れた様子だったので、 紫金山・アトラス彗星を探した。金星を目印にしたのだが、思っていたよりも北側にあり、なんとか肉眼で確認できた。かなり薄かったが尾も見えた。双眼鏡を持ち出して観るとよりきれいに見えた。肉眼で尾まで確認できる彗星を観るのは何年ぶりだろうか。人生最後かもしれないなー。