まったりとした日々

支笏湖のそばに恵庭岳を鋏んでオコタンペ湖という小さな湖が有る。
かなり昔に先輩が通っていて相当に釣れたという話は聞いていた。
そして時は流れ。。。
いつだったか誰かが「あそこって釣りして良いのだっけ？」と言う
疑問が投げかけられた。
そういえば我々は調べた事がなかったな。
ということで調べて見る事にした。

最初は北海道水産林務課というところへ質問した。
回答は湖自体には規制はない。しかし国立公園内なので
環境庁、林野庁にも確認して欲しい。と。

そして北海道環境生活部環境室自然環境課計画係という所へも
同じ質問をした。回答は
オコタンペ湖の周辺地域は、自然公園法によって国立公園区域の「特別保護地区」に
指定されています。　

特別保護地区内では、自然公園法によって魚介類以外のすべての動物、および動物の
卵について捕獲・損傷することが禁止されています。
一方、魚介類の採捕等については、水産資源保護法、
および北海道内水面漁業調整規則が適用されることになります。

実際にはもっと長いのだが「特別保護地区」ということらしい。

次に西北海道地区自然保護事務所という所へ聞いてみた。
回答は
オコタンペ湖の周囲は国有林ですが、
国有林ではオコタンペ湖周辺を森林生態系保護地域に指定しており、
登山道以外の立ち入りを禁止しています。
国有林へ立ち入るためには土地所有者の承諾となる入林手続きを行う
必要がありますが、当該エリアでは出していないそうです。とのこと。
ようは「森林生態系保護地域」ということらしい。

最後に国有林を管理している北海道森林管理局（胆振東部森林管理署苫小牧事務所）
に確認した。
やはり上記と同じ回答だった。

実際には、たらい回しにされ、最後の所では「林野庁としての正式回答」として
受け取ってもよろしいですね？と念を入れたら「ちょっと待って」と
数日間待たされた。
水産、環境、林野とそれぞれの行政が縦割りの典型的な例。と言う感じで
非常に分かりにくかったが
結局は「湖自体には規制はないがそこまでの場所は立ち入り禁止区域であり
立ち入る許可を出していないので湖に行く事は不可能でよって釣りは出来ない。」
となる。
なんともわかりにくい。。。
いっそのこと保護区なら湖の資源も保護してしまえばもっと簡単に解るのに。
と感じるのであった。。。