社交界の毒婦とよばれる私 ~素敵な辺境伯令息に腕を折られたので、責任とってもらいます~2
▼通販で買えば早かったんだけど、図書カードもらったし、街なかには絶対に出るのでそのときにと思って先延ばしにし、そして読むことすらも先延ばしにし。
なろうで読んでたっていう甘えもあったかも。
いや~、バルゴア辺境伯シリーズはいいぞ。
なんて言ったらいいのかなあ。
お父さんはどこからおかしくなっちゃったんだろうねえ。
自分の統治に絶対的な自信があって(実際に平和な治世がつづいていたし)でもそれが慢心になっちゃって、そこを賢い長男がつついてくるもんだから疎ましかったんだろうねえ。
次男は…。よく言えば奔放。ぶっちゃけ脳みそ空っぽのおバカさんだから、よしよししてやってれば自分に楯突くことは決してない。それがこのバカに「後ろ盾」を与えてしまって、兵士のみなさんが何も知らずに大事を引き起こしてしまうわけで。結果、平和の象徴どころか害悪でしかなかったというか。
最終的に自分が井の中の蛙でしかなかった事に気づけたのはよかった。
「可愛い」に隠されたほんとうの意味。
いやあ、うまいなあと思う。額面通りに受け取っている二人に対して、心の底からそう思ってたんだろうなあ。
(リオには決してできない芸当だ)
『「社交界の毒婦」と呼ばれていた』のは事実だけど『社交界の毒婦だった』わけではないからな。
心根の美しさは自然とにじみ出るものなのよ。
そこがライラとセレナの決定的な違いよね。
カルロスはライラをこのあとどうするんかなあ。妃教育なんてどれだけ続けても1ミリも身につかないでしょ。いつどうやって処理するんだろう。(処理とは)
ああ、教育を受けている間に病を得て亡くなる可能性もあるよなあ。(病を得て)
個人的にアイリーンに対して妃どう?って思うけど、シゴデキ女子だからこそ職場が手放さそうだ。それに本人も、仕事に生きそうだよなあ。
アイリーンが救われてよかった。自由になれてよかった。
タゼア家の「知識」を必要とする日がたぶん来ると思ってる。だからきっとまた会えるよね。
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