ダ・ヴィンチ・恐山の考える「アニメの設定」
「最近のアニメ足りないものがあるはず…それがこれ!」といって「スクエニ感」と書く恐山
私が推すのは「スクエニ感」です!スクエニ感のあるアニメ、最近少なくないですか…?
確かに…最近、スクエニ成分、摂取してないかも…。
タイトルは…。
「鎖(くさり)のスレイヴバトラー」
全員、スクエニ感に納得
スクエニが作ったソシャゲかと思った。
作品の舞台は近代化が進んだ仮想西洋です。
あー、19世紀のイギリスっぽいけどどの国とも違う、歴史考証を考えなくていいやつ!
主人公は大陸最大級の貿易会社「ディスカヴァー」の令嬢エルマ。16歳、成績優秀、容姿端麗
「ディスカヴァー」が「バ」じゃなくて「ヴァ」なのが最高!
もしかしてですけど…主人公のエルマは「金髪」では…?
ARuFaさん、おみごと。
そういうクイズ?
エルマは、世界の不平等をなくして全員が対等な関係になるのを夢見て、日々貿易の勉強をしているんです。
ええ子や…。
そんな中、エルマはある怪事件を耳にします。スラム街の住人が一斉に消えてしまった…!
全員「ありそう~!」
何かが起きる予感はしてたわ!
エルマは独自に事件の真相を知るため、調査を始めます。色々あってわかったのが、「ディスカヴァーが貧民を捕まえ奴隷として売っている」という事実…。
自分の父親の会社じゃん!
「お父様、この事実を知っていたのですか!?」のか問うと、なんと親父は自分の娘に銃を向けるんです! 逃げるエルマ、それを追うディスカヴァーの追っ手…。追われたエルマは、屋敷の中で物置の奥にある不審な檻を見つける。その中では、手かせ足かせをつけられた男が衰弱している…。
うしおととらじゃん。
檻の中の男は、エルマへ息も絶え絶え言うわけです…。
「命令だ、俺に命令しろ」と…
最高!
このセリフをマンガ版の帯にしてほしい…。
命令してるのに「命令しろ」って矛盾がいいね…。
追い詰められたエルマがわけもわからず「私を助けて!」と叫ぶと、衰弱していたのがウソのように立ち上がって、両手首の鎖につながれた鉄球を振り回して、次々と追っ手をなぎ倒す!
第1話の最後の方でスカッとくる展開だ!
逃げおおせたと思ったそのとき、先回りしていた父親がエルマに銃を突き付けます。そして言うのです。「少しばかり頭が良いから娘のように育ててやったのに、裏切りおって!」と。
本当の娘じゃなかったのか!
実は、エルマの父親はディスカヴァーの使用人でしかなかったのですが、謀略によって立場を入れ替え、君主として君臨していたのです。エルマは彼の本当の娘ではなく、本来君主になるはずだった家系が遺した最後の娘…。ディスカヴァーが奴隷貿易を始めたのも入れ替わりが起こってから。絶句するエルマ。
にせ父親の死亡フラグが立ってきたぞ…。
でも、鎖の男「シガー」は、エルマの命令なしではまったく動けないので、助けないんです。150年前に交わした「不死の盟約」によって、君主が命じたこと以外はできない体になっているのです。
サラっと出したけど、男の名前も、そのカッコよさもあるあるな気がしてくるわ…。
短い葛藤の末に「あいつを…倒して…」とエルマが呟く。すると、シガーの鎖がイバラのように増殖し、父親を包み絞め殺します。これが「鎖の抱擁<チェインハグ>」というシガーの必殺技です。
「鎖の抱擁<チェインハグ>」…最高…!
その1話だと、続きが気になる…。
こうしてディスカヴァーを追われたエルマは、「不死の盟約」を解くためにシガーと逃避行を始めます。平等を説いていたエルマが、奴隷のシガーに命令をしないといけない矛盾。苦渋のエルマにシガーは「わかっただろう、世の中には2種類の人間しかいない。支配するものとされるものさ、ご主人様」とエルマへ卑屈に言うわけです。巻タバコをくゆらせながら…。
純粋だったエルマの心が揺さぶられるわけだ…。
そして、この大陸は8つの領土に分かれていて…。
えー!? さらに膨らむの!?
それぞれに力を持った企業があって、それぞれすごい奴隷がいるんです。日系企業が侍みたいなやつを連れてたりする。なんだかんだあってそいつらと戦うことになります。
ちびっ子とデカブツの主従関係はありますか?
山口さん、おみごと。
2人の奴隷(双子)が鎖をらせん状に絡ませながらコンビネーション攻撃を…。
もちろん、します。
なんか、もう観た気になっちゃったな…。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ちなみに今回のこの企画、特に優勝者などは決めません。本当にアニメ化のオファーが来た企画立案者が勝者です!
アニメ関係者のみなさま、オモコロ編集部へのアニメ企画のオファーをお待ちしております…。
続編はこちら!!
【続編】自分で考えた「売れるゲームの設定」は、みんなに受け入れられるのか?
(おわり)