2013-01-01から1年間の記事一覧
もう公開されて結構たっているのでネタバレしてきます。2009年に起こったソマリア海賊によるアメリカの貨物船襲撃事件の顛末をもとにした映画です。 映画『キャプテン・フィリップス』予告編 - YouTubeソマリアというとリドリー・スコットの傑作「ブラック・…
Kindle版が安かったので買ってみた伊坂幸太郎「マリアビートル」の感想。マリアビートル (角川文庫)作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2013/10/09メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る
映画『悪の法則』予告編 - YouTubeこの映画ではマイケル・ファスベンダーが時折、横顔でその歯並びを見せてくれるのですが、その歯と歯茎が随分でかくて健康的というより威圧的な印象で、劇中、アーカードの旦那を思い出してしまいました。アーカードは吸血…
オバマ政権の2期目もすでに一年以上が経ちました。アメリカ大統領の2期目というと、必ず出てくるのが「レームダック」という言葉であり、大統領の指導力のなさが言われます。たとえばファイナンシャルタイムズのこの記事のように。特にオバマの場合、1期目の…
前に書くかもと書いたまどか☆マギカの新編じゃないです。日本の新作アニメ映画を観てきたのでその感想を書きたいのですが、どう書けばいいのか分かりません。絵は良いし、声優さん達の演技も良くて、まあ全体としても良かったのですが、でも感激したりするほ…
ようやくですが、「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語」を観てきました。絵と動きが素晴らしいし、愛と欲望のために救済をこの世から奪うという話も面白かったので、感想をそのうちに書くかもしれません。ただ、作品内容とは全然別に、劇中のガ…
CPIのような公式の物価指標は場当たり的な価格の式を利用して計算されたインフレの不完全な指標であって、経済学者が望むようなきちんと理論的な基礎に基づいたインフレ指標とは異なったものである。この論文はそういったCPIが「正しい」インフレについてど…
アメリカでは今(2013年10月6日現在)、オバマケアの存続を巡って連邦政府の一部閉鎖が起こっています。「オバマケア」とはオバマ大統領によって進められたアメリカでの国民皆保険を目指す医療保険改革で、特にAffordable Care Actと呼ばれる法律を指した言葉…
前のポストに書いた「凶悪」の映画版を観てきましたので、簡単に。 映画『凶悪』予告編 - YouTube 映画版と書きましたけど、ノンフィクションの原作とは視点が変わっており、その為、基本原作のラインはなぞっていつつも全く別の印象の作品になっています。 …
凶悪―ある死刑囚の告発―出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/07/05メディア: Kindle版この商品を含むブログ (5件) を見るサブタイトルそのままに、刑務所に収監されていた死刑囚から世間に知られていない3つの殺人事件についての告白をうけたジャーナリスト…
クルーグマンのコラムの翻訳です。今回はアメリカの民主主義について、というか嘘と間違いがはびこるアメリカの政治情報について嘆いています。まあ、昔から嘆いてられますし、最近は新古典派総合*1の可能性にも悲観的なことを書いてられましたが。 誤訳、タ…
とある論文を読んでましたら、分かりやすくて興味深い図がいくつも載っていましたのでそれらを紹介。論文はBonica, McCarty, Pool, and Rosenthal (2013) "Why Hasn't Democracy Slowed Rising Inequality?"*1、訳すると「なぜ民主主義は拡大する不平等を抑…
Economixのキャサリン・ランペルさんが映画ジャンルごとの投資収益率についての記事を書いてました。一応映画好きなので、訳しておきます。 ハリウッドが一番儲けるジャンル 今週初め、Forbesがこの夏の映画の投資収益率(R.O.I.)についての記事を掲載したが…
The Atlanticに2007年から1年間、中国の英語新聞China Dailyで働いていたカナダ人、Mitch MoxleyによるChina Dailyで働いていた時期についての回想録、Apologies to My Censorからの抜粋が載っていました。で面白いかなと思いましたので、訳してみました。発…
もともと気にはなってたのですが、村上隆さんのtogetter「村上隆氏、 #風立ちぬ に感動する」と、小飼弾さんのブログポスト「原作陵辱 - 品評 - 風立ちぬ」を読んで非常にそそられたので観てきました。 という事であんまりはネタバレしない程度に感想。はて…
アメリカ・オハイオ州での事件なんですが、ビックリしたのでブログに。 家のローン返済が滞ると差し押さえを受けたりします。日本ではどうなのか知りませんが、アメリカではローンの貸し手がレポマン(回収業者)を送り込んで、返済が滞っている住人がいない…
またクルーグマンの翻訳です。今回はクルーグマンが中国経済の問題について書いてたので、訳してみました。クルーグマンは中国については以前から色々と批判的な事をかいてますが、中国の景気悪化について書いたのは初めてじゃないですかね? クルーグマンは…
クルーグマンのブログポストの翻訳です。このポストで扱われている搾取とは、発展途上国での低賃金労働者が詰め込まれて働く工場、いわゆるスウェットショップ・搾取工場といわれるものについてです。そういった発展途上国の工場・労働環境の改善は欧米のリ…
クルーグマンのコラムの翻訳です。これは最近、彼がブログで書いていた技術進歩と人的資本の損失(何が価値ある資本なのかは技術を含めた社会のありように依存しますから)、そして不平等の拡大についての記事をまとめたものになってます。 このブログははて…
へーい、またクルーグマンネタです。しばらく前にクルーグマンが技術進歩による雇用への影響についてブログで続けて書いていたことがあり、面白かったので訳しました。ですがその後、全然触れなくなり、代わりにラインハートとロゴフ叩きとかをやってはって(…
マサチューセッツ大学アムハースト校の経済学者、ナンシー・フォルバー(Nancy Folbre)による人的資本の価値が失われつつあるというブログ記事の翻訳です。
またまたクルーグマンのブログでの日本ネタの翻訳です。日本の長期利子率の上昇についてアメリカの経済系ブログで色々主張されているようで、クルーグマンがそれについての意見を書いてました。ほんとは昨日の記事なので昨日中に訳せれば良かったんですが、…
またクルーグマンの翻訳です。日本がらみだと訳してしまいますね。クルーグマンはリベラルですが、アベノミクスが上手くいくことを願っています。俺も安倍政権は好きじゃないですが、いい加減日本の経済的衰退にはうんざりなので、ほんとにアベノミクスに成…
なんか東京株式市場が1000円以上急落だそうで。アベノミクスの調整局面とかなんとか適当な事が言われていますが、まあとにかく、影響の大きい事件のようでクルーグマンも自身のブログでコメントしてました。基本、金融市場の動きに説明なんかつかないよと言…
"Strange bedfellows"という言葉がありますが、ほんと世の中は状況次第でいろんな組み合わせがあるものです。あとそして、国や時代が違えども人間のやること変わらないなとも。というわけで、クルーグマンがまた新しく緊縮政策批判について書いたブログ記事…
なぜだか最近、SF小説お勧めリストがはてなブックマークをにぎわしてます。 読んでいてもたいして良いことはないSF名作私選十作 - 脳髄にアイスピック読んでなくてもヤバくない名作?SF小説10選 - novtan別館読んでおくと良いかも知れない名作SF小説8選 -…
また久しぶりの翻訳です。色々忙しいのですが、ファイナンシャルタイムズに載ったなぜ日本がリフレ政策に乗り出したのかについてのコラムについてクルーグマンが短い文章を、この夏公開のSF映画Pacific Rimの画像をつけて書いてましたので、訳しておくことに…
hamachanさんがこのブログポストで取り上げている、クルーグマンの最低賃金についての新聞コラムの翻訳です。 追記:コメント欄でのoptical_frogさんの意見を参考に、といいますかopical訳の方が良かったのでのそのままいただきました(汗)。 あの賃金を引き…
二日続けて観てしまいました。アイドルなんて「夢で騙した少女を餌にしたオタの搾取」と考えていたのに!そして今では、考えは変わらないものの思い入れが大きく変わってしまいました... [追記あり] 監督: 高橋栄樹 AKBのドキュメンタリー映画第3作目です。…