DIY 24 「障子」の張替
間もなく年越しですね。
暖かい日を選んで、今年こそは「障子」を張り替えることにしました。
例年は「どーせ、直ぐに破られる」ので、部分だけ張り替えるだけで済ませていました。
1.用意するもの
1)よく切れるカッター
2)障子用ワンタッチ糊
3)50㎝の直線定規
2.手順
1)先ずは、水栓のシャワーで障子全体に水を掛けて、古い障子紙を剥がします。
2)ついでに、格子を「たわし」で、埃と汚れを水で丸洗いていきます。
「洗剤」を使うととてもきれいな白木になりますが、室内の枠も洗浄する時だけですね
今年はパスです。
3)軽く、水気を拭き取ります。
4)例年は屋内のフロアーに置いて作業するのですが、
股関節脱臼を招きやすい姿勢になりますので、作業台に載せて行う事にしました。
5.古い「糊跡」は、スクレーバーで軽く擦り取ります。
古い「糊」が残っていますと、障子紙に茶色いシミが移りやすくなります。
6.格子に障子糊を付けます。
もう10年以上前から使っている「糊」があるのですが、
いつもの保管場所に見当たりません。探す時間が勿体ないですので、
100均で調達してきました。
糊は極少量を塗り付けていくだけで良いです。
量が多いと、障子紙にはみ出して、これが黄色いシミになります。
7.障子紙のロールを障子の端にぴったりと当てて、ロールを広げていきます。
このようにしますと、格子に直角平行に障子紙を貼れます。
8.ロールは格子に少し押し付けながら転がすようにして、
「指」で格子に掛かっている障子紙を軽く摩りながら貼り拡げて行くと、
ピンと張った状態で障子紙が貼り付きます。
プロは「馬楝(ばれん)」を使うそうです。
9.定規を格子の段に押し当てて、カッターで切ります。
「切れ」の悪いカッターを使うと、このようになります・・・
プロは定規など使わず、格子の段の角にカッターを当てて、スーと引いて切ります。
10.カッターの刃を替えて四辺を切って、
格子の糊が均一になるように指で撫でて、一枚が出来上がりー ♡
11.二枚目は、もう一度水のシャワーを掛けて、軽く水気を拭きとってから同じ作業です。
プロは刷毛で糊付けするものですが、
素人がワンタッチ糊を使いますと、格子が乾いていると木肌に付きにくくなります。
水気で湿っていますと、薄く均一に塗りやすくなります。
12.余った糊は、できる限り容器から空気を押し出して栓をして保管します。
13.「霧吹き」はしません。
数日放っておけば、空気中の湿気の作用だけでパンパンに張ってきます。
アフター
せめて正月一杯だけは、破らないで欲しいですね。
プラスチックフィルムの障子にすれば、少々の事では破れなくなるのですが、
障子の桟が折れる可能性が出てきます。
「この穴は誰だぁ!!」と思いながら張り替えるのも、また楽しいものです。
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