最近、いろんな英語教材が日本でも出てるみたいですけど、「内容がつまらない」って方、結構多いと思います。"What is this?"、"This is a book."ってそんなの見りゃわかるよ!!!っていう、そういうレベルの例文はもうないかもしれませんけど、やっぱり「教材になる文章」ってどうしても固めになりがち。中には実際使われない表現も・・・。
やっぱり、コトバはコミュニケーションするためのものですから、日常的に使われてる生の口語表現とか、面白い言い回しをもっと知りたいという方も多いでしょう。今日はそんな皆さんのお役に立ちそうなサイトをご紹介します。"
Overheard in New York"(オーバーハード・イン・ニューヨーク)
これは、2000年から続いてるブログで、ニューヨークの街角で実際に耳にした面白い会話を書き綴ったもの。2006年には同名タイトルの本も出版されてます。
Michael MaliceさんとS. Morgan Friedmanさんがもともとの作者ですが、投稿も受け付けてまして、優秀な投稿者は"
The Voice of Fame"というコーナーで、"
Top Spies"(トップのスパイ、諜報員)として表彰される仕組み。
世界中からいろんな人たちの集まっているニューヨークには、本当に日常的に面白い会話が飛び交ってますから、「こんな会話あったよ!」って投稿する人も多いんでしょうね。すでにいろんな人たちがトップ・スパイになってまして、中には小さな男の子まで(笑)。日本でもそうだと思いますけど、ちびっ子たちの会話って、可愛くて面白いの多いですからねー。
また、"
Overheard in New York"のアイデアをもとに、Google Map APIを使って作られた
"overplot"(オーバープロット)ってサイトもありまして、ニューヨークの地図上のあるエリアでどんな会話を耳にしたか簡単に楽しめるようになってます。
但し、"
Overheard in New York"も、
"overplot"も、街角で耳にした面白い会話を集めているだけ(=編集や検閲などは一切行ってません)、なので、文法上あってるかとか、単語や表現が適切か、とか、そいういうことは特に考慮されてません。リアルさ重視ってことなんです。まぁ、それでも長年続いてるだけあって、ボケとツッコミの漫才みたいな会話や、ウィットに富んだお洒落な会話が多めになってますけど、中には表現の強すぎるものもあるので、英語に自信のない方は誰か英語の得意な方と一緒にご覧になった方が、いっそう楽しめるような気がします。
"overplot"より。"I know Shakespear, and He didn't say it -- That God Guy Did."(シェークスピアは知ってるけど、彼はそれを言ってないよ。あの神様って奴が言ったんだ)っていう、タイトルからして面白いです。
〔ご参考〕
・
www.overheardinnewyork.com:オーバーハード・イン・ニューヨーク
・
persistent.info/overplot:オーバープロット
日本で最近ブームのアニメ「けいおん」とか、古くは「サザエさん」とか、実は平凡な日常会話が一番面白かったりするのかもしれません。一方で、日本の英語学習の現場で、『日常的に使われてる英語の生の口語表現』とか『英語の面白い言い回し』などが、どのくらい取り上げられてるかっていうと案外少ないんじゃないでしょうか?こういうサイトを参考にしてみると、英語の勉強ももっと楽しくなるかもしれません。
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