「現実」を知るのに環境問題はとてもいい教材

ちょっと環境問題が個人的に大流行したのだけど、そこでわかった環境に関する「現実」は、
・たしかにここ100年くらい気温が上昇している
ということくらいでした。二酸化炭素がどれほどその温暖化に影響しているかはわかんない。
温暖化がいいことか悪いことかもわかんない。
結局、わかった「現実」は、
・いろいろな立場といろいろな見解がある
ということです。


環境に対する意見は、必ずと言っていいほど逆の意見があるので、そういうのもあわせて読まないと自分の意見を作るのは怖いと思いました。
あと、「破滅信仰」というか、「このままでは地球はダメになる」とか「このままでは人間はダメになる」というストーリーは、なぜだか非常に魅力的に見えてしまうので、「ダメになる派」になびきそうな気持ちに反して「ダメにならない派」の意見を探すというのはなかなか面白いです。で、さらに「ダメになる派はダメである」という派閥になるのもよくないので、バランスを保つのに気を使います。
なにより、参加者が多く、利害関係も大きく、たくさんの視点からのたくさんの情報があります。


そういう点で、「現実」をとらえる訓練として環境問題は最適です。