その扉の向こう側へ

というか、無印版の日比谷でもやらかしたことがあるけど、後輩狙いの場合は一年目が暇になりがちなので、その間佐伯やたまに若王子先生と遊んでいたら彼らの好感度がちょっと上がりすぎて、てんやわんやな事になってしまう。

今回のコンセプトは応援部クラブマスターを取って天地ＥＤを目指す、ということで部活中心の生活になるのだが、応援部ってゴリゴリに学力が減る。

前作のチアリーディング部でも同様だったし、はばたきワールドではチアやるとバカになると言う伝説でもあるのか。

最初の友達が千代ちゃんだったので彼女の助けで下がる学力を必死でカバーするも、流行は流行で全く上がらないためそっちもどうにかしなくてはならない。

そのためだけにはるひ召喚したけど、結局学力が減るのでもう頭を抱えるしかなかった。

最終的には学力と流行が１３０台まで伸びたので、天地ＥＤの条件はクリア出来たが、これが佐伯・若王子だと惜しいところでアウトになってしまう。やりこみ要素としては難易度高い部類である。

で、３年１１月の末に天地の商店街スチルを取るために期末試験明けに彼とデートの約束をこぎ着けたんですね。このスチル、天地の好感度が好き以上でないといけない上に、期間が１２月第２週～クリスマスまで。第三日曜日は天地の部活があるためにデート不可、となると実質１２月第二日曜と２３日の祝日の二日しかチャンスがない。

２年生１２月までに天地の好感度を好き以上に持っていけば見られるかもしれないが、多分時間的に余裕がない。

いや、なんでデート先かぶせてくるんだよお前は。来週行くっつってんだろ。

尚、当たり前のように第一日曜日だとスチルイベントは起きません。

第二日曜だとちゃんとスチルイベントが発生。そしてスチル発生だと二回連続同じ場所というツッコミが起きなかったのはちょっと幸いだった。

が、このあと自宅で佐伯が待ち受けていて勝手に傷ついて去って行くあのイベントが発生しおった。流れるように酷いコンボである。

まあなんにせよ今回は天地狙いなので、佐伯王子のターンではないですよ……と友達でいようと言ったら、なんかすごい可哀想なことになってた。若王子先生の悪夢再来である。

とは言えゲームも終盤って所で親友モードかましても何の意味もないだろうな、と思ったら一月の終わりに電話で例のお別れイベントが発生。親友なのでスチルはないし台詞も変わっているが、これはこれで切なすぎる……いや、ほんと佐伯ごめんて。

天地本人に関しては、甘え上手なようで変な所だけ甘え下手、肝心な時にちょいヘタレなのがちょっと可愛いですね。

告白シーンとか、なんで同学年じゃないんだとどうしようもないことをゴネ出したりと、お前の用件それじゃねえだろ!　そういう所だぞ！

まあＥＤで彼の身長がめちゃくちゃ伸びたことに関してはよかったね、と。ちょっと想像つかないけど本人が幸せなら何よりで。

女の子の中で一番かっこいいのが藤堂ネキ、一番綺麗なのが密姉さん、一番可愛いのが千代ちゃん、そして一番乙女なのがはるひ、と言うのが個人的見解。

というか、他の女子三人と比べるとすごい一途ムーヴなんだよなあはるひ。態度が分かりやすいくらいに露骨だったりよく感激してすぐ泣く。感情が元気なことは良いことだ。

今回はＶＳモードに入る時期をいつもより遅めにしたので（二年目１１月）、ハリーの好感度は最後まで友好止まりで乗り切れた。友好ならデートに誘われることがないので心苦しく断る事をしなくて済んだ。ゆっくりが大事かもしれん。

ちなみに修学旅行ではハリーに誘われたけど、ハリーはもうちょっと体力鍛えような……坂でへばってるんじゃないよもう。

で、はるひはどういう流れでＶＳになるのかと思ったら、はるひがハリーの写真を持ち歩いていたことがひょんな事で発覚するというパターンだった。ＳＡ・ＫＵ・ＹＡに比べるとインパクトは弱いが気まずさは少ない。

ちなみにアナスタシアでのバイトでもケーキの陳列で３ミリ惜しいという意味不明な苦言を呈されましたが、主人公も私も何が３ミリなのか分かりません。どういうことなんだはるひ。

そして約半年後くらいにＶＳ解消。例にも漏れずやっぱり主人公と仲良くしたい、と言う流れで仲直りです。

ＥＤに関しては、まさか泣き顔を見られたくなくて灯台で一人でいたのに主人公がやってきちゃったという展開でした。これだとはるひが主人公でこっちが王子だよ!

ちなみにハリーに関しては自分以外にあんな奴を好きになる人がいるとは思わなかったと何気にきつい（笑）。でもハリーはそんなはるひの気持ちには全く気付くことなく、頼んでもないのにサイン書いてたとか、まあ奴らしいと言えば奴らしいけどさあ……

庭師な王子。有沢さんの出番は最初とバイト辞める時の電話くらいだと思ってたらクリスマスイベントとかでも出てきてびっくり。これは嬉しいサプライズかも。

最速で登場させるために最初は千代ちゃんの協力も借りてひたすら学力と気配りを上げて花屋のバイトに応募する。でも真咲先輩の重視するパラは運動だし、まだやったことのないラクロス部に入部してあとは部活中心の生活に。

そしたら一年目の文化祭で友好状態になった。ある意味最速な好感度の上がり方かもしれない。一年目のバレンタイン後にハートがピンクになってたし。

しかし先輩も若王子先生同様に向こうが誘ってくるのを待つしかない上に、デート先もランダムである。

なのでスチル回収したい時は目当てのデート先が来るまでロードを繰り返すという作業も出てくるのである。冬のドライブデートのスチルが埋まるのがギリギリでさあ……

そしてデートと言えば大接近モードなのだが、彼の場合はなんとドライブ中に発生する。

つまり真咲先輩が運転しているところを横からツンツンベタベタと主人公がスキンシップをかましているのである。

あと、卒業生だからとはいえ学園生活にはそんなに関わらない……と思ったら意外と真咲先輩の出番は多い。さすがに修学旅行は無理だが、インターハイの応援に駆けつけてくれるし、３年目の文化祭も演劇には出ない代わりにデートスチルが用意されてるし、クリスマスもちゃんとスチルがある。

進路は迷ったけど真咲先輩のいる大学へ。

しかしまあ、先輩も天地同様に歳の差気にするんだなあ……

そしてデートイベントで出てきた櫻井とは何者だよ。初対面（対面はしてない）で主人公を揶揄って来る辺り、正直苦手な匂いがするぞ

〆は隠しキャラである赤城一雪。前作の舞台であるはば学の生徒である。

完全に他校の男子、しかも外出回数によって攻略出来ると言う意味では１の千晴君を思い出す。

思い出す……のだが、正直赤城ルートにおける主人公がなんか違う。なんかこのルートに限ってやたら恋愛脳すぎる。いや、ちょっと何言ってんのってくらいに恋愛脳すぎて頭がクエスチョンマークで埋め尽くされた。

たまたま偶然会っただけなのに何かと「連絡先聞きそびれた」と連呼するわ、一緒にライブ見に行こうと誘われただけで謎に舞い上がってその後色々あって嫉妬して落ち込むし、お前、普通の攻略男子にデート誘われてもそんなに重く考えてないだろ!？

あとはば学は金持ちでエリートの通う学校とか、勝手に劣等感抱いてたりもするが、そんなに差があったっけな……

あ、でも葉月の家は両親が海外で活躍してる裕福な家だし、守村家は開業医、三原も金持ち、姫条も実家は金持ち、女子も瑞希がお嬢だったわ。

頭も良さも、我々はね学メンツは佐伯王子と学力組と密姉さん以外は期待できないとこ考えると……あ、これ負けてるわ（真顔）。

で、でもでもキャラの魅力は多分負けてはないと思うよ、うん。

赤城も赤城でこんなめんどくさいムーブかましてる主人公のどこを好きになったのか意味不明である。めちゃくちゃ苦労しまくって、しかも赤城本人は興味の無いチケットを主人公のために用意してたってのが。しかも前に出会ってから一年以上経ってるのに。

ＥＤはまさかの伝説の教会。１のあのシーンが再現されていてびっくり。

しかしなんで君ら好きになったの!？　って感じなんだよなあ……そもそもその教会へ辿り着く経緯が思いっきり意味不明。何故かバスに乗って、何故か知らない場所で降りて、気がついたらはば学の敷地内にある教会に不法侵入だよ。

ちなみに今回は全キャラ（真咲先輩含む）登場させながらやりました。その方が外出イベントいっぱい見られそうという理由で。

まあ案の定いっぱい見られました。初めて見たやつもあったし。

天地ＶＳはるひのチーズケーキ論争とか、志波に気付かれなかった佐伯、クリスにタッちゃん呼びされる藤堂ネキ、姫子先輩に警戒される密姉さんとか結構面白かったです。