「安倍のつくる未来はいらない!人々」

(昨年春から様々な個人・団体が集まり、改憲や戦争政策に反対する新宿デモや官邸前抗議を続けています。)

「名も無き市民」の私たちは訴える〜7/5新宿・緊急デモ報告

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7月5日、安倍政権によって1日に強行された「集団的自衛権」行使容認の閣議決定と同日に開始された辺野古米軍基地建設着工の強行に抗議する緊急デモを新宿のアルタ前で行いました。
 

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前2回のデモとは異なり、デモ前の集会では団体や著名人ではなく、参加者によるマイクリレーによるフリースピーチを中心に行いました。

最初に主催からの趣旨説明。

 
6月30日と閣議決定が強行された7月1日に官邸前に駆けつけた方も多いと思います。7月1日「集団的自衛権」と辺野古の新基地建設の着工が強行された。これは、年末の日米防衛新ガイドラインに向けた一体の動きだ。安倍がなぜあんなに閣議決定を急いだか。それは日本の「自衛」のためではありません。
「集団的自衛権」という言葉自体がウソだ。それは自衛権などではなく、”海外で侵略する権利”だ。私たちはイラク戦争をよく覚えている。あの侵略戦争、あれが「集団的自衛権」だ。

辺野古は「自衛のための基地」などではない。普天間の移設などと言われるが、辺野古で作られようとしている基地は、普天間よりもはるかに強力な別の基地が作られると考えるべきだ。この閣議決定と辺野古の着工が7月1日という同じ日に強行されたのは象徴的だ。

しかし、閣議決定だけでは集団的自衛権は「運用」できない。関連法案が必要となる。私たちは9月からの臨時国会に働きかけ、法案不成立を目指しましょう。「名も無き市民」の私たちが、大きく声を上げていきましょう。

 

 
 フリースピーチ(要約)
◆男性
こんな風にデモに参加しているけど、なかなか普段の生活では政治の話はできない。安倍のこと沖縄のこと、なかなか語れるものではないと思う。いま新宿を歩いている皆さん、自宅や会社で語ってほしい。仲間やたとえば沖縄の人がいるかもしれない。語ることから始めませんか。

◆女性
かつて自衛隊がイラクに派遣されたが、少なくとも直接殺し殺されることにはならなかった。かろうじて九条が守ってくれたんです。いまイラク戦争を正しかった思う人はほとんどいない。その時の政権の好き勝手に戦争をさせては絶対にならない。
 

 


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◆男性
今日は妻と来た。いま何もしないで、将来愚痴だけ垂れるのは嫌だから参加しに来た。微力だけど何もしないわけにはいかない。◆男性安保法制懇なんかで相談して閣議決定で決める手法はファシズムではないか。数の力でこの日本を好きにしたい、どうにでもしたいという安倍を引きずり下ろせ!声を上げましょう。

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◆女性

私は保育士です。新宿の群衆の前で話すとは夢にも思わなかった。安倍政権は、閣議決定で憲法を破壊して戦争ができるようにしてしまった。こんな恐しいことが許されるのか。私は保育士だから、子どもたちに毎日嘘はいけません。暴力では何も解決しないから、友達と話し合いなさい、と言う。しかし、安倍政権は嘘ばっかりついている。日本の国民を守るために米軍の艦船は動かない。いま安倍を止めないともう止められない。デモすらできない国になるかもしれない。与党協議で何でも勝手に決めさせるわけにはいかない。

 

 

 

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◆男性
僕は元自衛官です。自衛隊は戦争で戦う軍隊ではないはずで、平和を守るために入った。豊かで平和な暮らしを守るための自衛隊を安倍が人殺しの集団にしようとしている。いま自衛隊にいる後輩たちに、人殺しをさせたくない。「集団的自衛権」は人を殺すということでしかない。殺されることにもなるだろう。私は今「自衛隊の代表」として言いたい。「集団的自衛権」なんて絶対に許されない。AKB48が自衛隊の広告塔になっているが、AKBは若いファンのこと思うなら、仕事を選んでほしい。 
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◆女性
私は通りかかったものだ。昨日、高校3年生の娘宛に、自衛隊からの勧誘の手紙が届いた。閣議決定のすぐあとにこんな勧誘が来るなんて気味が悪い。戦争をやりたいなら、閣議決定した人たちで勝手にやればいい。うちの娘や子どもたちを巻き込むな。私は娘に戦争はさせない。
 

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◆男性
憲法九条第二項に「国の交戦権はこれを認めない」とある。認めないのは誰か。私たち自身だ。安倍に憲法を勝手に変える権利はない。かつて日本はアジアを侵略し、沖縄を戦争でめちゃくちゃにして日本軍によって沖縄の人々が殺されてしまった。そんな戦争を決して繰り返さないために憲法があるはずだ。日本国憲法第十五条には「公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である」とある。安倍晋三を罷免しようではありませんか。これが私たちの「国際貢献」だ。安倍政権を倒しましょう。安倍のつくる未来はいらない。

◆女性
私は19歳の学生です。戦争に行くのは安倍さんではない。私たち若者です。友達も家族も殺されたくありません。歩いている人たち、一緒に戦争に反対しましょう。
 

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街頭アピール後、1.5キロほどのコースを450人の参加者でデモ行進。新宿の大群衆を切り裂くように「倒すしかない安倍政権」「閣議決定を撤回させよう」「辺野古基地建設をやめろ」「戦争への道を止めよう」「民主主義を取り返そう」「安倍の手から取り返そう」などとと声を上げ、沿道の人々からはとても好意的に手を振られたり、コールを唱和したりデモに飛び入りしたりする姿が見られました。
 

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