カテゴリー [ CD紹介(ファルコム) ]
ミュージック フロム イースIII ワンダラーズフロムイース
イース3のサウンドトラックです。ボーナスでX68バージョン3曲が収録されています。インナーに作曲の石川さんのコメントと楽譜が嬉しい! 最近のサントラは音数が多くなりすぎて楽譜がついてきませんもんね(ガストのおとのはくらい?)。こういうのは大変ありがたいです。打ち込むか。
もうその音使い自体が懐かしい。「ワンダラーズフロムイース」として、シリーズ続編ではない!という姿勢もあるものの、結構音楽は過去を踏襲している感じで、街のにぎわいなんかも分かりやすく入ってきます。ショップがもの悲しいのは石川さんの持ち味なんだろうか。そして何といっても「翼を持った少年」であります。前作では未使用だったアドルのテーマをアレンジしてメイン曲として持ってきているのがカッコイイ! 流れ行くスピード感あるこの曲はゲーム中の冒険感と共に聞き飽きない名曲になっております。
採石場のアップテンポに行くところもカッコよく、シリアスな展開に敵の脅威を感じさせるものとなっています。ボス戦は威圧感あるものになってこれまた分かりやすい。音的に今となっては弱いものなんだけど、メロディが聞かせるものになっていて、分かりやすく馴染みやすい、しっかりとしたゲーム音楽になっているのではないかと思います。
後半になって行くバレスタイン城の圧巻的クライマックス感がシーンを盛り上げます。ここまで来た!みたいな感慨深さもあり、結構ダンジョン曲としては(お城だからね)壮麗な感覚で続く礼拝堂も煌びやかに異質な感覚を持たせます。背景として合っているし、分かりやすい演出でもありますが、だからこそゲーム音楽として成功しているのではないかな。
そう、ゲーム音楽なんですよ。ゲームちゃんと寄り添い、その場面を蘇らせる音楽になっている分かりやすさ。ド派手な感じはあまりないけど、ちゃんとイースしている。この音の表現が良いんですよ。
ラスボス戦が辛すぎて曲も辛いというのも織り込んでのイース3です。倒した後の解放感とエンディングの爽快さはバツグンです。
Apple Musicなど各種配信サイトでも配信中です。
・Music from Ys III: Wanderers from Ys



もうその音使い自体が懐かしい。「ワンダラーズフロムイース」として、シリーズ続編ではない!という姿勢もあるものの、結構音楽は過去を踏襲している感じで、街のにぎわいなんかも分かりやすく入ってきます。ショップがもの悲しいのは石川さんの持ち味なんだろうか。そして何といっても「翼を持った少年」であります。前作では未使用だったアドルのテーマをアレンジしてメイン曲として持ってきているのがカッコイイ! 流れ行くスピード感あるこの曲はゲーム中の冒険感と共に聞き飽きない名曲になっております。
採石場のアップテンポに行くところもカッコよく、シリアスな展開に敵の脅威を感じさせるものとなっています。ボス戦は威圧感あるものになってこれまた分かりやすい。音的に今となっては弱いものなんだけど、メロディが聞かせるものになっていて、分かりやすく馴染みやすい、しっかりとしたゲーム音楽になっているのではないかと思います。
後半になって行くバレスタイン城の圧巻的クライマックス感がシーンを盛り上げます。ここまで来た!みたいな感慨深さもあり、結構ダンジョン曲としては(お城だからね)壮麗な感覚で続く礼拝堂も煌びやかに異質な感覚を持たせます。背景として合っているし、分かりやすい演出でもありますが、だからこそゲーム音楽として成功しているのではないかな。
そう、ゲーム音楽なんですよ。ゲームちゃんと寄り添い、その場面を蘇らせる音楽になっている分かりやすさ。ド派手な感じはあまりないけど、ちゃんとイースしている。この音の表現が良いんですよ。
ラスボス戦が辛すぎて曲も辛いというのも織り込んでのイース3です。倒した後の解放感とエンディングの爽快さはバツグンです。
Apple Musicなど各種配信サイトでも配信中です。
・Music from Ys III: Wanderers from Ys
![]() ミュージック・フロム・イースIII 〜WANDERERS FROM Ys〜 ![]() | 1.Dancing on the road(ユーザーディスク作成) 2.予感=スティクス=(オープニング) 3.貿易の街 レドモント(街) 4.静かな刻(民家/宿屋) 5.Welcome!!(ショップ) 6.冒険への序曲 (マップセレクト) 7.翼を持った少年 (ステージ入口) 8.Be careful (ティグレー採石場) 9.漆黒の魔獣 (中ボス) 10.イルバーンズの遺跡 (遺跡・地上) 11.灼熱の死闘 (遺跡・溶岩地帯) 12.暗黒の罠 (ティグレー採石場) 13.死神の電撃 (ステージボス) 14.いっときの夢 (GAME OVER) 15.厳格なる闘志 (エルダーム山脈) 16.哀愁のトワイライト (人のいない街) 17.バレスタイン城 (バレスタイン城) 18.慈愛の祈り (バレスタイン城・礼拝堂) 19.光りの鍵 (バレスタイン城・礼拝堂) 20.時の封印 (バレスタイン城・時計塔) 21.破滅への鼓動 (ガルバラン島) 22.運命の塔 (ガルバラン島・最上階) 23.これを見よ!! (ガルバランの脅し) 24.最強の敵 (本ボス・ガルバラン) 25.旅立ちの朝 (街・エンディング) 26.Wanderers from Ys (エンディング) (X-68Kバージョン) 27.予感=スティクス= (オープニング) 28.破滅への鼓動 (ガルバラン島) 29.最強の敵 (本ボス・ガルバラン) |



ソーサリアン・スーパー・アレンジ・バージョンIII
ソーサリアンの追加シナリオ、「戦国ソーサリアン」「ピラミッドソーサリアン」のアレンジとオリジナル音源が収録されています…が、オリジナルはX1版なので違うのだ…という気持ちもあるという面倒なオタクです。
何といっても元々が雪景色な趣漂うなかアレンジされた「雪の五条大橋」であります。元々が名曲なだけにすんなりパワーアップされたアレンジは聞きやすくもゴージャスになっており、聴き応えもバツグンです。元曲が好きすぎるのでこのゴージャス感に違和感を感じなくもないですが、スーパーアレンジなのだからこれくらいやって丁度いい塩梅なのかと思います。他の曲も分かりやすいパワーアップ系ですんなりと入ってくるものになっているかと思います。ピラミッドソーサリアンはもっと異色にした方が雰囲気も出たんじゃないかなと思うところですが、色味としてエキゾチックさを増しているのでこれくらいでいいのかなと、戦国ともにほどほどな印象になってしまっているのは勿体ないところなのかもしれません。シンセアレンジだと今聞くと物足りないのかな…と、贅沢な環境になった今感じます。
原曲が良すぎるんですよ! 原曲が良い!
戦国ソーサリアンの「和」を感じさせるところ、ピラミッドソーサリアンの「エスニック」を感じさせるところ、物語背景としてしっくりくるだけでなく、ちゃんと盛り上がりのシーンではカッコよくキメてわかりやすいものになっているとおもいます。それでいて聞き続けてもしっくりくる、聞きあせないメロディが印象的です。1ループ収録なのが惜しい。
ソーサリアンが全く分からない相方が「これはいかにもエンディング」と、分かるくらいに分かりやすいのも特徴で、音楽の記号化が上手くいっているんだと思います。ゲーム背景を思い浮かべられる、そんな楽曲たちです。この音源の音色も心地いい(しかし私はMSX)。
CDタイトルが「スーパー・アレンジ・バージョン」とあることから、アレンジメインに感じちゃうかもしれませんが、これはオリジナル音源を楽しむ1枚です! ファルコムさんもそろそろ音源まとめたボックスとか出してもいいのよ…
各種配信サイトでも配信中です
・ソーサリアン・スーパーアレンジバージョンIII



何といっても元々が雪景色な趣漂うなかアレンジされた「雪の五条大橋」であります。元々が名曲なだけにすんなりパワーアップされたアレンジは聞きやすくもゴージャスになっており、聴き応えもバツグンです。元曲が好きすぎるのでこのゴージャス感に違和感を感じなくもないですが、スーパーアレンジなのだからこれくらいやって丁度いい塩梅なのかと思います。他の曲も分かりやすいパワーアップ系ですんなりと入ってくるものになっているかと思います。ピラミッドソーサリアンはもっと異色にした方が雰囲気も出たんじゃないかなと思うところですが、色味としてエキゾチックさを増しているのでこれくらいでいいのかなと、戦国ともにほどほどな印象になってしまっているのは勿体ないところなのかもしれません。シンセアレンジだと今聞くと物足りないのかな…と、贅沢な環境になった今感じます。
原曲が良すぎるんですよ! 原曲が良い!
戦国ソーサリアンの「和」を感じさせるところ、ピラミッドソーサリアンの「エスニック」を感じさせるところ、物語背景としてしっくりくるだけでなく、ちゃんと盛り上がりのシーンではカッコよくキメてわかりやすいものになっているとおもいます。それでいて聞き続けてもしっくりくる、聞きあせないメロディが印象的です。1ループ収録なのが惜しい。
ソーサリアンが全く分からない相方が「これはいかにもエンディング」と、分かるくらいに分かりやすいのも特徴で、音楽の記号化が上手くいっているんだと思います。ゲーム背景を思い浮かべられる、そんな楽曲たちです。この音源の音色も心地いい(しかし私はMSX)。
CDタイトルが「スーパー・アレンジ・バージョン」とあることから、アレンジメインに感じちゃうかもしれませんが、これはオリジナル音源を楽しむ1枚です! ファルコムさんもそろそろ音源まとめたボックスとか出してもいいのよ…
各種配信サイトでも配信中です
・ソーサリアン・スーパーアレンジバージョンIII



Sorcerian Music Collection
DCソフトソーサリアン 七星魔法の使徒
に付属しているサウンドトラックです。ゲーム自体はちょっと残念だった(せめてジャケが米田先生だったら…!)のですが、このサントラが欲しかったので良かったとします。
アレンジバージョンとDC版オリジナルサウンドが収録されており、結構なボリュームとなっています。が、一部未収録だったり、ゲーム中の曲と違ったりで微妙に謎だったり。ここで王様がこの謎を解く為にソーサリアンを派遣したりはしませんか。
アレンジ版はどれも聞きやすいものだと思います。普通にシンセサウンド?と思われますが、どことなくMIDIの風合いもあったりして懐かしい部分もあったりします。一昔前のゲームアレンジサウンド風というのが一番しっくりするかもしれません。
元曲から雰囲気は変えているいますが、なんか懐かしいアレンジなんですよコレ。(MIDIコレを再現アレンジしたものが多いからかも?)
オリジナル版は素直なパワーアップ系かと思います。これまた分かりやすいアレンジなので、元曲を知っていればスンナリと。だと思います。もうちょっとFMの味わいを残してくれてもと思うところと、収録の1ループが短い! 本当に短いのであっという間。どれも1分満たないというか、ループ終了近くからフェードしちゃうのでしっかり入っていない気も…
もうちょっとしっかり入れてくれたらと思う部分ですが、まぁオマケですし、仕方ない部分ですかね。オマケとしては十分なんですが、サントラ単品だったら辛い仕様ですねコレ。
どうでもいいですが、コレ当時980円(新品)で買ったようです。と、ソフトの中にレシートが入っていました。
いい買い物だったのかな…?
これのためにわざわざ買う必要はないかもですが、安かったら持っておくのも吉かなとも思います。




アレンジバージョンとDC版オリジナルサウンドが収録されており、結構なボリュームとなっています。が、一部未収録だったり、ゲーム中の曲と違ったりで微妙に謎だったり。ここで王様がこの謎を解く為にソーサリアンを派遣したりはしませんか。
アレンジ版はどれも聞きやすいものだと思います。普通にシンセサウンド?と思われますが、どことなくMIDIの風合いもあったりして懐かしい部分もあったりします。一昔前のゲームアレンジサウンド風というのが一番しっくりするかもしれません。
元曲から雰囲気は変えているいますが、なんか懐かしいアレンジなんですよコレ。(MIDIコレを再現アレンジしたものが多いからかも?)
オリジナル版は素直なパワーアップ系かと思います。これまた分かりやすいアレンジなので、元曲を知っていればスンナリと。だと思います。もうちょっとFMの味わいを残してくれてもと思うところと、収録の1ループが短い! 本当に短いのであっという間。どれも1分満たないというか、ループ終了近くからフェードしちゃうのでしっかり入っていない気も…
もうちょっとしっかり入れてくれたらと思う部分ですが、まぁオマケですし、仕方ない部分ですかね。オマケとしては十分なんですが、サントラ単品だったら辛い仕様ですねコレ。
どうでもいいですが、コレ当時980円(新品)で買ったようです。と、ソフトの中にレシートが入っていました。
いい買い物だったのかな…?
これのためにわざわざ買う必要はないかもですが、安かったら持っておくのも吉かなとも思います。
![]() | アレンジバージョン 1.オープニング 2.町「ペンタウァII」 3.消えた王様の杖 ヒドラ 4.暗き沼の魔法使い 暗き沼 5.ロマンシア ロマンシア王国 6.失われたタリスマン サンド・マリボー 7.消えた王様の杖 ダンジョン 8.城「ここで逢えるね」 9.町「ペンタウァI」 10.呪われたクイーンマリー号 船内 11.太陽の神殿 El Castillo 12.失われたタリスマン 地下ダンジョン 13.エンディングI オリジナルサウンド 14.ファンファーレ 15.トラベラーズ・イン 16.消えた王様の杖 生還 17.失われたタリスマン 森 18.失われたタリスマン 神官デヒテル 19.呪われたオアシス 砂漠 20.呪われたオアシス 砂の城 21.呪われたオアシス ルワンとゴールド・ドラゴン 22.暗き沼の魔法使い レッド・ドラゴン 23.ロマンシア ロマンシア城 24.ロマンシア アゾルバ王国 25.ロマンシア ヴァイデス 26.紅玉の謎 森 27.紅玉の謎 モス・ジャイアント 28.紅玉の謎 平和な森 29.暗黒の魔道士 ダンジョン 30.暗黒の魔道士 ダンジョンII 31.暗黒の魔道士 ゲディス 32.暗黒の魔道士 ブルー・ドラゴン 33.呪われたクイーンマリー号 上陸後 34.呪われたクイーンマリー号 アーク・デーモン 35.天の神々たち 村 36.天の神々たち 天上界 37.天の神々たち 竪琴 38.天の神々たち エビル=シャーマン 39.メデューサの首 森 40.メデューサの首 村 41.メデューサの首 メデューサ 42.陽の中の闇人 伯爵 43.夜の妖婆 フィールド 44.枯れゆく森の悲劇 枯れゆく森 45.幽霊船の謎 幽霊船 46.太陽の神殿 Cerote |



パーフェクト・コレクション YsII
イース2の曲を「スペシャルアレンジ」として米光亮さんがフルアレンジしたディスク1、そして様々なアレンジアプローチをしているディスク2の2枚組みアルバムです。
iTunesでも配信中ですが、パーフェクトコレクション イース I・II~米光亮全曲集 - ファルコム・サウンド・チーム・JDKに、ディスク1が、パーフェクトコレクション イースI・II~スーパーアレンジ全曲集 - ファルコム・サウンド・チーム・JDKに、ディスク2が収録されています。
パーコレイース2としてでなく、1とセットなので、2だけ欲しい!という際に若干不便かも。
ディスク1は基本的に原曲に沿っているアレンジ。だけども米光風とも思える音色使いが見えるのが面白いです。PCエンジンCD-ROM2版に近いというか(それも米光さんだからね)、そっちが好きという方にはスンナリと納得できるものかと思います。原曲重視の方でも、多分嫌いにならないアレンジの方法だと思います。プラスしてフレーズを追加しているというものは少なく、本当に原曲をそのままパワーアップしている、素直なアレンジだと思うのです。(そうはさせねぇぜ!が若干違うかな…?)
曲調もちょっと変化させていたりもしますが、それでいて見える風景が同じなので、違和感を感じづらいのではないかと思います。あと、米光風って表現するのってこう…ちょっと難しいんですよ。でも、色んな彼の曲を聴いてみると「これは…米光さんやなぁ…」と思う部分があって。それが音色だけとは思えないので、もちっと聞き込まねば!ってトコかもです。
ディスク2はボーカルアレンジから。というか「A STILL TIME」は、ゴスペラーズ的に(一人なんだけど、多重録音で数パートにしている?)スキャットで歌い上げています。これ雰囲気いいんですよ。エンディング手前のエピローグの部分なので、「人の声」によるメロディってのが語りかけるような物語性を含んで、曲とシーンとの融合が見事だと思います。実際にゲーム中に流れても違和感ないかも。もう一曲のボーカルはエンディング曲「SEE YOU AGAIN」。そのまま歌えるようで違うんだけど、POPにアレンジされて、南翔子さんの透明感あるボイスのせいかアイドル曲のようでいてそうじゃない。というバランスが面白いところ。ちょっとしんみりさせるようなカンジもまたエンディングらしいかも。ミュージックフロムイース2に入っていたボーカルアレンジ(あっちは完全に原曲に歌詞つけた系)ともまた違って、ファルコムアレンジらしい歌モノだと思います。
スーパーアレンジはそこまで変化していないようプラスアルファの部分で勝負をしているというか、原曲ベースの中に独自のバージョンをぶっこんできているもので、曲自体の変化というよりは、そこに足し算をしたような印象です。米光アレンジが素直すぎるので、こちらがいつも通りのアレンジ版なのかもですが、それだったらもうちょっと変化させても良かったんじゃないかなと思うのです。
そういう点で、ニューエイジのアプローチが良かった! メロディは基本原曲沿いに、でも見せる風景を変えてくる、「曲」としての変化をしっかり感じさせるものになっています。どれも爽やかな高原や、オシャレなテラスのような印象で、どうせアレンジとして聞かせるならば、こういうのがよいなと思うのでした。
ラストはJDKアレンジ。ゴリゴリにメタル風味という分かりやすいバーンドブレス~ムーンドリアと、バラードの「TOO FULL~」。「TOO FULL~」はミュージックフロムで平野文さんが歌ったものと同様の歌詞だけど、ボーカルが斉川ルミさん17歳! ということで、ピュア感が強くて、同じメロディ、歌詞なのに歌い手で変化する面白さがあります。平野バージョンがちょっとアダルティだったのかなぁ?
全部アレンジなんだけど、それぞれの味わいがあって面白いアルバムだと思います。PCエンジン版好きならとにかく米光サウンド気に入るハズ! そこに尽きます。


iTunesでも配信中ですが、パーフェクトコレクション イース I・II~米光亮全曲集 - ファルコム・サウンド・チーム・JDKに、ディスク1が、パーフェクトコレクション イースI・II~スーパーアレンジ全曲集 - ファルコム・サウンド・チーム・JDKに、ディスク2が収録されています。
パーコレイース2としてでなく、1とセットなので、2だけ欲しい!という際に若干不便かも。
ディスク1は基本的に原曲に沿っているアレンジ。だけども米光風とも思える音色使いが見えるのが面白いです。PCエンジンCD-ROM2版に近いというか(それも米光さんだからね)、そっちが好きという方にはスンナリと納得できるものかと思います。原曲重視の方でも、多分嫌いにならないアレンジの方法だと思います。プラスしてフレーズを追加しているというものは少なく、本当に原曲をそのままパワーアップしている、素直なアレンジだと思うのです。(そうはさせねぇぜ!が若干違うかな…?)
曲調もちょっと変化させていたりもしますが、それでいて見える風景が同じなので、違和感を感じづらいのではないかと思います。あと、米光風って表現するのってこう…ちょっと難しいんですよ。でも、色んな彼の曲を聴いてみると「これは…米光さんやなぁ…」と思う部分があって。それが音色だけとは思えないので、もちっと聞き込まねば!ってトコかもです。
ディスク2はボーカルアレンジから。というか「A STILL TIME」は、ゴスペラーズ的に(一人なんだけど、多重録音で数パートにしている?)スキャットで歌い上げています。これ雰囲気いいんですよ。エンディング手前のエピローグの部分なので、「人の声」によるメロディってのが語りかけるような物語性を含んで、曲とシーンとの融合が見事だと思います。実際にゲーム中に流れても違和感ないかも。もう一曲のボーカルはエンディング曲「SEE YOU AGAIN」。そのまま歌えるようで違うんだけど、POPにアレンジされて、南翔子さんの透明感あるボイスのせいかアイドル曲のようでいてそうじゃない。というバランスが面白いところ。ちょっとしんみりさせるようなカンジもまたエンディングらしいかも。ミュージックフロムイース2に入っていたボーカルアレンジ(あっちは完全に原曲に歌詞つけた系)ともまた違って、ファルコムアレンジらしい歌モノだと思います。
スーパーアレンジはそこまで変化していないようプラスアルファの部分で勝負をしているというか、原曲ベースの中に独自のバージョンをぶっこんできているもので、曲自体の変化というよりは、そこに足し算をしたような印象です。米光アレンジが素直すぎるので、こちらがいつも通りのアレンジ版なのかもですが、それだったらもうちょっと変化させても良かったんじゃないかなと思うのです。
そういう点で、ニューエイジのアプローチが良かった! メロディは基本原曲沿いに、でも見せる風景を変えてくる、「曲」としての変化をしっかり感じさせるものになっています。どれも爽やかな高原や、オシャレなテラスのような印象で、どうせアレンジとして聞かせるならば、こういうのがよいなと思うのでした。
ラストはJDKアレンジ。ゴリゴリにメタル風味という分かりやすいバーンドブレス~ムーンドリアと、バラードの「TOO FULL~」。「TOO FULL~」はミュージックフロムで平野文さんが歌ったものと同様の歌詞だけど、ボーカルが斉川ルミさん17歳! ということで、ピュア感が強くて、同じメロディ、歌詞なのに歌い手で変化する面白さがあります。平野バージョンがちょっとアダルティだったのかなぁ?
全部アレンジなんだけど、それぞれの味わいがあって面白いアルバムだと思います。PCエンジン版好きならとにかく米光サウンド気に入るハズ! そこに尽きます。
![]() パーフェクト・コレクション・イースII ![]() | disc 1 SPECIAL ARRANGE VERSION 1.TO MAKE THE END OF BATTLE 2.LILIA 3.TOO FULL WITH LOVE 4.APATHETIC STORY 5.MAY I HELP YOU? 6.FEEL BLUE 7.RUINS OF MOONDORIA 8.NOBLE DISTRICT OF TOAL 9.REST IN PEACE 10.CAVERN OF RASTEENIE 11.PROTECTERS 12.ICE RIDGE OF NOLTIA 13.INSIDE OF THE ICE WALL 14.MOAT OF BURNDBLESS 15.TENDER PEOPLE 16.PALACE OF SALMON 17.SUBTERRANEAN CANAL 18.COMPANILE OF LANE 19.PRESSURE ROAD 20.DONT' GO SO SMOOTHLY! 21.FEENA 22.TERMINATION 23.A STILL TIME 24.STAY WITH ME FOREVER 25.SO MUCH FOR TODAY disc 2 VOCAL VERSION 1.A STILL TIME SUPER ARRANGE VERSION 2.FIRST STEP TOWERDS WARS 3.The Theme of Chester NEW AGE MUSIC VERSION 4.アコースティック・エレガンス(Ys PALECEより) 5.スタンダードを聴いたあとで(Ys REST IN PEACEより) 6.イースト・コーストの夏(YsII LILIAより) VOCAL VERSION 7.Smile Again J.D.K. BAND ARRANGE VERSION 8.MOAT OF BURNDBLESS~RUINS OF MOONDORIA 9.TOO FULL WITH LOVE |


パーフェクト・コレクション ドラゴンスレイヤー
ドラゴンスレイヤーとしては6作目であり、英雄伝説シリーズの1作目の「ドラゴンスレイヤー英雄伝説」のサウンドトラックです。PC88版サウンドと、米光亮さんによるアレンジ版の2枚組です。アレンジ版は当時発売していたPC88MC(CD-ROMドライブ搭載)にも対応しているそうです。PCエンジンみたいに、シーンでトラック再生とかしてたんでしょうか…?
ディスク1のPC88版は、FMサウンドが懐かしくも心地よく、静かに始まるオープニング曲でその音色を十分に実感できると思います。基本ゲームが王道ファンタジーRPGなので、曲たちも凄くタイトル通りにイメージしやすい曲だと思います。街は穏やかに、ダンジョンは少しの恐怖を、戦闘ではアップテンポに。
だけども、フィールドが名曲! だと個人的に思っています。こういうちょっともの悲しい曲好きだからというのもありますが、広がる草原を思わせつつも、旅の不安さなどをすこしはらんで、ふと物思いに浸る…そんなメロディが大好きです。SFC版は割りとPC88曲に近いかもですね。
私がプレイしたのは、PCエンジンCD-ROM2版なので、このPC88版サウンドもなのですが、米光アレンジであるディスク2が好きだったりします。あと空耳で銀河万丈さんの声が入ります。
米光さんのアレンジって、他作品でも聞いていますがどれも基本的に原曲パワーアップ系なんですね。でもそれでいて「米光色」とも言える部分があるのが面白いと思います。シンセのせいなのかな? 原曲そのままというわけではなく、プラスアルファなんですが、それがスンナリとハマるアレンジ具合だと思います。
インナーには石川美恵子さんによる「GM(ゲームミュージック)について考える」というコラムが掲載されています。コレ、今読んでも非常に考えさせられます。「GMらしいGMが無くなった!」と、そもそもGMとは何ぞや。ということで、このドラスレでは「原点回帰」で挑んだということですが、文中「ゲームという形を借りた世界に存在する自然音的「音世界」なのではないか。生きている現実に存在する生活音と同じ性質なのかもしれない」というのを、この時代(1990年)で語られていたわけです… そうして生まれた曲たちは、このドラスレ世界の生活音なのかもしれません。
それだけにゲームとしっくりくる、分かりやすい曲なんだと思います。
華やかさにはかけるかもしれませんが、聞いている(プレイしている)うちに、馴染んでくる。そんな曲だと思います。
iTunesでも配信中です。
・パーフェクトコレクション ドラゴンスレイヤー英雄伝説 - ファルコム・サウンド・チーム・JDK


ディスク1のPC88版は、FMサウンドが懐かしくも心地よく、静かに始まるオープニング曲でその音色を十分に実感できると思います。基本ゲームが王道ファンタジーRPGなので、曲たちも凄くタイトル通りにイメージしやすい曲だと思います。街は穏やかに、ダンジョンは少しの恐怖を、戦闘ではアップテンポに。
だけども、フィールドが名曲! だと個人的に思っています。こういうちょっともの悲しい曲好きだからというのもありますが、広がる草原を思わせつつも、旅の不安さなどをすこしはらんで、ふと物思いに浸る…そんなメロディが大好きです。SFC版は割りとPC88曲に近いかもですね。
私がプレイしたのは、PCエンジンCD-ROM2版なので、このPC88版サウンドもなのですが、米光アレンジであるディスク2が好きだったりします。あと空耳で銀河万丈さんの声が入ります。
米光さんのアレンジって、他作品でも聞いていますがどれも基本的に原曲パワーアップ系なんですね。でもそれでいて「米光色」とも言える部分があるのが面白いと思います。シンセのせいなのかな? 原曲そのままというわけではなく、プラスアルファなんですが、それがスンナリとハマるアレンジ具合だと思います。
インナーには石川美恵子さんによる「GM(ゲームミュージック)について考える」というコラムが掲載されています。コレ、今読んでも非常に考えさせられます。「GMらしいGMが無くなった!」と、そもそもGMとは何ぞや。ということで、このドラスレでは「原点回帰」で挑んだということですが、文中「ゲームという形を借りた世界に存在する自然音的「音世界」なのではないか。生きている現実に存在する生活音と同じ性質なのかもしれない」というのを、この時代(1990年)で語られていたわけです… そうして生まれた曲たちは、このドラスレ世界の生活音なのかもしれません。
それだけにゲームとしっくりくる、分かりやすい曲なんだと思います。
華やかさにはかけるかもしれませんが、聞いている(プレイしている)うちに、馴染んでくる。そんな曲だと思います。
iTunesでも配信中です。
・パーフェクトコレクション ドラゴンスレイヤー英雄伝説 - ファルコム・サウンド・チーム・JDK
![]() | ORIGINAL GAME SOUND TRACK VERSION 1.オープニング 2.USER DISK 作成 3.UTILITY 4.英雄行進曲 5.街 6.フィールド 7.ダンジョン 8.戦闘 9.ニルギド城 10.城 11.神の声 12.イベントクリア 13.船 14.海賊船 15.ドラゴン 16.ENDING 1 17.ENDING 2 18.GAME OVER SPECIAL ARRANGED BY RYO YONEMITSU 1.オープニング 2.USER DISK 作成 3.UTILITY 4.英雄行進曲 5.街 6.フィールド 7.ダンジョン 8.戦闘 9.ニルギド城 10.城 11.神の声 12.イベントクリア 13.船 14.海賊船 15.ドラゴン 16.ENDING 1 17.ENDING 2 18.GAME OVER |


プロフィール
Author:穴のあいたくつ下
レトロゲーマー属性のナムコスキー。セガも好きですが、ナムコの方がもっと好きです!
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●名古屋ゲームミュージックアンサンブル
2025年5月11日刈谷市総合文化センター アイリス 大ホールにて開催予定
●Chor Crystal Mana
2025年6月21日杜のホールはしもとにて開催予定
●プレイヤーズパーティー・オーケストラ
2025年6月22日札幌市教育文化会館 大ホールにて開催予定
●Game Music in Brass
2025年8月23日八王子市南大沢文化会館 主ホールにて開催予定
●リトルジャックオーケストラ
2025年10月4日ミューザ川崎シンフォニーホールにて開催予定
●名古屋ゲームミュージックストリングス
2025年10月12日東海市芸術劇場 大ホールにて演奏予定
●ラストエリクサーウィンドオーケストラ
2025年10月26日高槻城公園芸術文化劇場 トリシマホールにて演奏予定
●コスモスカイオーケストラ
2025年11月23日J:COMホール八王子にて開催予定
●Arc-hive Philharmonic Winds
2026年1月31日J:COMホール八王子にて開催予定
●Ritter der Musik
2026年2月23日さいたま市文化センター 大ホールにて開催予定
●Ⅱ魂
2026年3月20日多摩市民館 大ホールにて開催予定
●Kyoto Wind Guild
●Orchestra An-Nin
●北海道ゲーム音楽吹奏楽団
●THE MUSIC MAGES
●熱血高校吹奏楽部
●福岡ゲームミュージック吹奏楽団
●エリシオン・フィルハーモニー・オーケストラ
●東京ファンタジックブラスバンド
●しかしMPが足りない
●ゲーム音楽専門マンドリン楽団"LUIDA"
●オータムリーフ管弦楽団
●ルセッタアミュゼ吹奏楽団
●フィルハーモニア・アンサンブル・アトラース
●Another World Fantasia
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●Star Dust Strings Orchestra
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