高い宿泊客満足度を誇るビジネスホテルチェーン「スーパーホテル」は、経営者育成プロジェクト「Super Dream Project」をテーマにしたドキュメンタリーシリーズを、YouTubeで公開中です。

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大阪市西区に本社を構えるスーパーホテルが展開する「Super Dream Project」は、スーパーホテルが1989年の設立以来行ってきた経営者育成プロジェクトです。

このプロジェクトは、夫婦やカップルなどで支配人・副支配人としてホテル1棟の経営を任されるもの。「1年契約の業務委託契約が4年以上経過した頃には、2人で貯蓄2,000万円以上も可能」「初期投資0円でスタートできる」「家賃・水光熱費0円」「経営ノウハウを身につけられる」という、まさに夢のプロジェクトです。

今回は、プロジェクト卒業後の夢を実現したカップルの今をお伝えします。

「カフェをオープンする」という揺るぎない目標を持ってプロジェクトに参加

ご紹介するのは、プロジェクトの卒業から6年が経過した宮口勝久さん・優奈さんご夫妻です。2人は現在、千葉県船橋市でカフェ「CHILL KITCHEN」を経営しています。

木材をふんだんに使った店内には緩やかな時間が流れ、地元の人たちに愛される人気店です。この店の自慢は、試行錯誤を重ねて生み出されたオリジナルのコーヒー豆で、この豆を使ったカフェラテと自家製プリンはお店の看板メニュー。お昼時には、ガパオライスなどのランチも提供しています。

宮口さんご夫妻は、「Super Dream Project」に参加するにあたり、当初から「カフェをオープンする」という明確な目標を持っていたといいます。「応募するときから、プロジェクト卒業後はカフェを開業しようと、ブレることなくずっと思っていました。資金を貯めて、スーパーホテルを卒業し、何があってもカフェをやるんだという気持ちで、なんとか開業までたどり着きました」と勝久さんは話します。

2人は、2011年10月から8年間にわたり、スーパーホテル新居浜、スーパーホテル函館、スーパーホテル宇都宮、スーパーホテル鹿嶋の合計4つのスーパーホテルで、支配人・副支配人を務めてきました。その間、「カフェをオープンする」という目標を見失わないようにするため、スケッチブックに将来オープンする店のイメージを描き、共有していたそうです。

「常に目標をブレさせないために、スケッチブックに夢を描いていました。こういったカフェを作って、内装はこうして、こういう家具を使うとか、そんなことを2人で話し合う時間を絶え間なく作っていました」。そういってスケッチブックを見せてくれます。

この貴重なスケッチブックには、ほかにも、お店のコンセプト、出したいメニュー、店舗のイメージ図など、2人の夢がぎっしりと描かれていました。

スーパーホテル卒業後、問題を乗り越えカフェ開業へ

夢は現実となり、2018年9月にカフェ「CHILL KITCHEN」がオープンしました。しかし、ここまでの道のりは決して平坦ではありませんでした。

実は、2人は当初、かつてスーパーホテルの支配人・副支配人として赴任した北海道函館市での開業を考えていました。函館の街に魅力を感じ、すでに物件を借りて会社も設立していたといいます。しかし、この物件が大きな誤算と後悔を生むことになります。

「実は、借りた物件が明治時代に建てられた歴史的建造物で…、インフラ設備のやり直しなどいろいろな問題が出てきたんです。その結果、工事費用が、最初に提示された見積もりの倍以上かかることが判明しました」と勝久さん。寝耳に水の事態に、2人は何度も話し合い、悩んだ末に、この建物での開業を断念することを決めました。

「歴史的建造物ということで、看板を設置することもできなかったんです。私たちも少し勉強不足なところがあり、高額な勉強代となってしまいました」。そう当時の苦渋の決断を振り返ります。

この時点で、物件の契約や会社設立にお金を使い、さらに200万円を超えるエスプレッソマシーンまで購入しており、これ以上の無駄は許されない状況でした。

スーパーホテルでの学びを活かして出店候補地を選定

そして、それから半年後、優奈さんの実家がある千葉県で、無事にカフェをオープンした2人。エスプレッソマシーンも元気に稼働しています。

カフェのオープンにあたっては、スーパーホテルで学んださまざまなことが自信となり、大きな助けになったそうです。

その一つが、マーケティングの知識だったと勝久さんは語ります。「どこに出店するかを決めるにあたっては、各路線の主要駅について、駅の乗降客数はどれくらいか、どういう物件があるか、周辺にある企業の業種、住民の年齢層などを徹底的に調べました。その結果、東船橋には、若い家族や単身赴任などで一時的に住んでいる住人が多いことがわかり、そういった方々に私たちのカフェがマッチするだろうと思い、出店を決めました」。

しかし、オープンまではこぎ着けたものの、お客さんが来ない日が続き、経営は不振。「カフェは、はかない夢だったのか…」と思い始めたとき、ご夫婦を救ったのは自家製プリンでした。

「全国のプリンを食べ歩いている方がいて、その方がSNSで私たちの店のプリンを紹介してくださったんです。そこから急にバズり始め、たくさんのお客さんが来てくれるようになりました」。2人は穏やかな笑みで、当時のことをそう話します。

お店の繫盛のきっかけとなったプリン。実はこのプリンは、優奈さんが幼少期に食べていたお母さん特製のプリンでした。思い出の母の味が、奇跡を生んだのです。そして今日も、優奈さんがこだわりの卵と牛乳で作る、素朴で懐かしい味わいのプリンを求めて、多くのお客さんがカフェ「CHILL KITCHEN」を訪れます。

スーパーホテルでの8年間を経て、紆余曲折の後にオープンしたカフェ。経営不振でも決して弱音を吐かず頑張ったからこそ、プリンが起死回生の一手を運んできてくれたのです。

ご夫婦のこれからの夢と、プロジェクト参加者へのメッセージ

お店のオープンからつい最近までは、店を軌道に乗せるため、昼夜を問わず働き、心身ともに余裕のない日々を送っていたという宮口さんご夫妻。しかし、今では、空いた時間や休日には、愛犬の散歩が何よりの楽しみになっています。

2頭の愛犬の散歩をしながら、次のメニューのアイデアや改善策について話し合うことも多いそうです。「2店舗になったので、より話す機会が増えました」と優奈さんは話します。実は、1店舗目から徒歩10分の場所に、2021年11月に2店舗目をオープンさせた2人。こちらも地元の人たちに愛されるお店となっています。

そして、これからのさらなる夢についてご夫婦は次のように語ります。「まずは、より多くの方に“CHILL KITCHEN”のことを知っていただけるように、野外フェスや大きな催事にお店を出店したいと思っています。それから将来的な夢としては、ワンちゃんを2頭飼っているので、田舎の広々とした土地で、愛犬と一緒に楽しめるドッグラン付きのカフェを開きたいです」と勝久さん。優奈さんの夢もまた、勝久さんと同じとのことで、「健康で、幸せに暮らしたいです!」と笑顔で話してくれました。

最後に、スーパーホテルの「Super Dream Project」に参加を検討されている方へのメッセージをいただきました。 まず、勝久さんから、「人生は一度きりです。悔いのない人生を。独立の一歩はこの募集から。さあ、踏み出しましょう!」と力強いエールをいただきました。

続いて、優奈さんからは、「これからプロジェクトを始める皆さんは、きっと、不安を感じている方もいるかもしれません。私も当時は不安があり、プロジェクト参加中は、今まで経験したことのない壁にぶつかったりもしました。ですが、そのたびに、パートナーやスーパーホテルの方々からサポートや助言をいただき、乗り越えることができました。そして、壁を乗り越えるたびに、夢が明確な目標へと変わり、その目標への覚悟ができたように思います。皆さんのスタートが、より良いターニングポイントになるよう応援しています。頑張ってください!」と、挑戦する方々の背中を温かく押す言葉をいただきました。

夫婦やカップルの「Super Dream Project」への挑戦とその後に迫るドキュメンタリーは、YouTubeで視聴可能です。挑戦者たちの背景も、プロジェクト参加の先に見据える夢も、まさに十人十色。今後もさまざまな挑戦者に密着してリアルな現実をお伝えしますので、ぜひご期待ください!

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