記事を通じて自社ECサイトなどに送客を図るメディアECモール「kabukiペディア」がスタート
出店料、送客手数料など無料で展開、まずは記事数を増やす
ベンチャー企業で元楽天の大城浩司が社長を勤めるKABUKIは5月10日、国内のほか中国や欧米などの消費者を集客するためのメディアECモール「kabukiペディア」の出店者募集を開始した。記事などを通じて商品の良さを伝えることで、顕在化したニーズ(サーチによる購買)を持つユーザーではなく、潜在的なニーズを持つユーザーの集客につなげることができるとしている。
「kabukiペディア」は記事を通じて、国内外のユーザーを自社ECサイトやモール店に集客するサービス。EC事業者は取り扱う商品の強みなどを記事として執筆すれば、商品画像や商品ページへのリンクなどをEC事業者の商品ページデータから自動的に変換し、 簡単にメディアECを構築することが可能となっている。
また、日本語で作成した記事を、同社が無償で英語、簡体語、繁体語に翻訳し、中国・台湾・香港のインバウンドメディアに掲載することも可能となる。
将来的には仮想現実(VR)を使ったショッピングサービスも始める。すでに開発が始まっており、渋谷の町中にあるお店で買いものをしているようなサービスを展開する予定。「日本に来なくても日本で買い物できるかのような体験を提供する」(開発を担当するRND Entertainmentの村中りかCEO)としている。
出店料や売り上げに応じた手数料などは現時点では無料。「まずは多くの記事が集まるようなメディモールにすることで、国内や海外のユーザーから数多く見てもらえるようにしたい」(大城浩司社長)とする。将来的には商品が購入された際にアフィリエイトフィーが発生するといったビジネスモデルにしていきたいとしている。
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