【知ってましたか?】「相手」って英語でどう使い分ける?

「相手」は英語でどのように表現するかご存知ですか?日常会話やビジネスシーンでよく出てくる単語ですが、「英語だと何て言うんだろう?」と迷う方も多いのではないでしょうか。

日本語では「対戦相手」「取引相手」など、様々なシチュエーションで「相手」という単語が使われますが、英語ではニュアンスによって単語を使い分ける必要があります。

今回の記事では、そんな「相手」を意味する英語表現について詳しく解説していきます。例文もあわせて紹介していくので、ぜひ英語学習の参考にしてみてくださいね。

相手 英語表現

早速、「相手」を意味する英語表現を見ていきましょう。

冒頭でもお伝えしたように、英語には日本語の「相手」のように幅広いシチュエーションで使える単語はなく、どのような相手かによって表現を使い分けます。それぞれの単語が持つニュアンスを詳しく解説していくので、ぜひ使い方とあわせて覚えてみてくださいね。

Opponent

「Opponent」は、競技やゲームの「対戦相手」を意味する単語です。スポーツやゲーム、ディベートなどで競い合う”相手”を指します。

He is a strong opponent in chess.
彼はチェスの強力な対戦相手です。
She respects her opponents and always plays fair.
彼女は対戦相手を尊重し、常にフェアプレーを心がけています。
The boxer studied his opponent's moves before the match.
ボクサーは試合前に対戦相手の動きを研究しました。
In the tennis match, she defeated her opponent in straight sets.
テニスの試合で、彼女は対戦相手にストレートで勝利しました。
In the final match, she faced a very strong opponent.
決勝戦で、彼女は非常に強い対戦相手と対峙した。

Partner

「Partner」は、「共に何かを行う相手」を指す単語です。ビジネスを共にする相手を「Business partner」、ダンスで一緒に踊る相手を「Dance partner」、恋人や配偶者などの相手を「pertner」のように表現します。

日本語でも「パートナー」という単語はよく使われているので、ニュアンスのイメージが湧きやすいのではないでしょうか。

She is my business partner and co-founder of the company.
彼女は私のビジネスパートナーで、会社の共同創業者です。
They have been life partners for over ten years.
彼らは10年以上の間、人生のパートナーです。
We worked together as project partners on the new initiative.
私たちは新しい取り組みでプロジェクトパートナーとして一緒に働きました。
He is an excellent dance partner.
彼は素晴らしいダンスパートナーです。

The other person

「The other person」は、「自分以外のもう一人=相手」というニュアンスで使われる表現です。「Other person(他の人)」に「the」がつくことで、自分とは別の特定の人物、つまり”相手”という意味になります。

「相手の気持ちを考える」「相手次第だ」など、自分の相手について表現したい時に使うことができ、日常会話で頻繁に出てくる表現なので覚えておくと便利です。

I can't tell what the other person is thinking.
相手がどう考えているのか分からない。
It's important to listen to the other person during a conversation.
会話中に相手の話を聞くことは大切です。
The deal depends on what the other person agrees to.
取引は相手が何に同意するかにかかっている。
The decision is in the other person's hands.
決定は相手に委ねられている。

見知らぬ人 英語表現

「相手」など自分以外の誰かを表現する英単語は、日常会話やビジネスシーンなどでよく使われますよね。ここからは「相手」を意味する表現以外に、覚えておくと便利な「人」にまつわる単語を紹介していきます。

まずは「見知らぬ人」と言いたい時に使える表現を見ていきましょう。

Stranger

「見知らぬ人」は英語で「Stranger」と表現します。知らない人や見慣れない人など、初めて会う人を指します。

形容詞「Strange」は「奇妙な・不思議な・見慣れない」という意味で使われるため、「Stranger=変な人」と誤解しやすいですが、「Stranger」の意味は「知らない人・他人」ともなるので注意しましょう。

She feels uneasy talking to strangers.
彼女は見知らぬ人と話すのが苦手です。
A stranger asked me for directions on the street.
通りで見知らぬ人が道を尋ねてきた。
It's dangerous to trust strangers on the internet.
インターネット上で見知らぬ人を信用するのは危険です。
She smiled at the stranger sitting next to her on the bus.
彼女はバスで隣に座っていた見知らぬ人に微笑んだ。

仲間 英語表現

次に、「仲間」を意味する英語表現を見ていきましょう。英語には日本語の「仲間」の直訳にあたる単語はなく、どのような間柄なのかによって単語を使い分けます。

友人や親しい仲間

友人や親しい仲間などを表現する場合は、「Friend」や「Companion」といった単語を使います。

「Companion」には「仲間・連れ・同行者」といった意味があり、親しい間柄の友達やパートナーなどを指す時によく使われます。日本語では、イベントの案内係や接待を行うスタッフを「コンパニオン」と表現しますが、これは和製英語であり本来の意味とは異なるので注意が必要です。

He is a friend from my school days.
彼は学生時代の仲間です。
In our group of friends, we always support each other through thick and thin.
私たちの仲間内では、いつもお互いを支え合っています。
We always look for good travel companions before setting off on a trip.
旅行に出かける前に、いつも良い旅行仲間を探します。
Books have been his constant companions throughout his life.
本は彼の人生を通して常に共にある仲間だった。

仕事仲間

仕事仲間を言い表す場合に使える単語が、「Colleague」や「Coworker」です。同じ職場で働く同僚や、一緒にプロジェクトを進めていくチームなど、ビジネスシーンで協力し合う仲間を指します。

She discussed the project with her colleagues.
彼女は仕事仲間とプロジェクトについて話し合った。
He published a paper with his colleagues from the research institute.
彼は研究所の同僚と共に論文を発表した。
He gets along well with all his coworkers.
彼は仕事仲間とうまくやっている。
She often has lunch with her coworkers.
彼女はよく同僚と一緒に昼食を取る。
I went out for drinks with my coworkers after work.
終業後に仕事仲間と飲みに行った。

チームメイト

スポーツなどで「チームの仲間」と表現したい場合は、「Teammate」を使います。日本語でも「チームメイト」と言うので分かりやすいですよね。スポーツ以外にも、プロジェクトや研究チームの仲間なども「Teammate」と表現します。

She is a teammate on the basketball team.
彼女はバスケットボールチームの仲間です。
She always encourages her teammates to do their best.
彼女はいつも仲間に全力を尽くすように励ます。
She collaborated with her teammates on the research paper.
彼女は研究論文のためにチームの仲間と協力した。
Even after graduation, he stayed in touch with his college teammates.
卒業後も、彼は大学の仲間と連絡を取り続けた。

まとめ

いかがでしたか?今回の記事では「相手」を意味する英語表現を詳しく紹介しました。

【「相手」を意味する英語表現まとめ】
・Opponent:対戦相手や競争相手を指す
・Partner:共に何かを行う相手を指す
・The other person:自分以外のもう一人(相手)を指す

今回紹介したように、英語で「相手」と表現する場合はニュアンスによって使い分けが必要です。それぞれの単語の持つニュアンスや使い方を覚えて、英語の表現力アップに役立ててみてくださいね!

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