ラッコのように

 
記憶も朧げな幼少期、
よく石を集めて遊んでいた。
 
別にそれで何をするわけでもなく、
ただお気に入りを見つけて集めるだけ。
 
遊びというのか分からないけど、
きっと多くの人が経験者ではなかろうか。
 
それから物心ついたころには、
河原でキレイな石を拾ったし、
 
大人になってからはアクセサリー、
“天然石”を身に着けるようになった。
 
ジャラジャラとチャラい、
なんて言われながらも(笑)
 
っと、
 
いろいろ思い返してみれば、
僕は石に惹かれる人生なのかもしれない。
 
そして“石”と言えば、
動物界ではラッコが有名。
 
お腹の上で貝殻を石で割る、
何ともカワイイ姿を思い浮かべるけど、
 
面白いことに、
ラッコもお気に入りの石を持つという。
 
自分に合った石を見つけると、
それを使い続けるそうで、
 
しかもそのお気に入りの石を、
仲間同士で自慢し合ったり、
 
万が一その石を失くしたら、
食欲不振になるほど凹むのだとか(笑)
 
嘘みたいな習性を持つ、
愛らしいラッコちゃん。
 
僕の前世はラッコちゃんなのかもしれない。
 
↑
はいはい(笑)
 
そんな本日1月4日は、
語呂合わせから『石の日』
 
「巨石は神様が腰を降ろして休むところ」
「狛犬や地蔵など願いを込めた石に触れると願いが叶う」
 
などなど、
古来より人は石を祀っている。
 
今年も初詣に行って、
御神牛に触れた人も多いだろう。
 
皆さんの願いが叶いますように。。
 
 
さてさて、
そんな石を持つ人生、
ジャラジャラ身に着けて歌っているわけだけど、
 
本当に大切な石は、
キレイな天然石ではない。
 
“石”は石でも“イシ”違い、
“硬い”ものでも“堅い”違い。
 
それは自分を貫く“意思”だ。
 
2025年も堅い意思で、
僕はシャウトしよう。

 
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伊藤直輝ホームページ
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