豊橋市議の長坂です。
高校生らのわかば議会で、愛称募集しています。
さて、豊橋市で課題解決くださる民間事業者(含む個人・学生)を募集しています。
https://www.ui-toyohashi.com/
「アーバンイノベーション(豊橋)」という取り組みで、昨年もご紹介させていただきました。
https://us02web.zoom.us/webinar/register/2216209045164/WN_pUAsiMfKTxmO_skUgluS7Q
(ギリギリのご案内すみませんが、説明会URLなど自動返信でしたので、
ご興味ある方はギリギリでも説明会申込トライされてみてください。)
■
この豊橋市が設定した今年度の「課題」を見て、少し考えるところがあり、記します。
この事業を応援しているからこそ、敢えての辛口ご容赦くださいませ。
(まだ今なら軌道修正も可能と思われますので)
全体として、課題認識は理解できるものの、
「想定する実証実験」などの解決・改善策の方向性がズレてませんか?
という僕の問題意識です。
ですので、ご応募くださる方は、そのあたりも踏まえ、
少し俯瞰的に「本当に課題解決となる」ご提案を考えていただきたく思います。
(但し、それで応募が通るかどうかはわかりません。あくまで僕からの問題提起として以下お読みください)
各課題の詳細は、それぞれのリンク先からご覧いただけます。
https://urban-innovation-japan.com/project/toyohashi-city/2021-1/cocoyell/
◎良問(ただし激難)
「良問」と思ったのは、この課題だけです。
ただ下記の実現は、超難関でしょう。
介護の場合、状況からまず要介護度などの「クラス分け」がされ、
更にその上で、介護サービスをどう組み合わせるかの「ケアプラン」が策定されます。
児童相談にも下記URLのようなリスクアセスメントツールはあるようですが、
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000161641.pdf
あくまでこれは厚労省からの「技術的助言」に留まるもののようです。
このアセスメントツール(のようなもの)から、「虐待の可能性」や「重症度判断」という客観的な指標に落とし込む工程を、ITやAI活用の前に、行政が定めなくてはいけない気がします。
逆に言えば、ITを活用せずとも、先ずこの工程を定めることだけでもできれば、事業としては十分な成果に思われます。
■
https://urban-innovation-japan.com/project/toyohashi-city/2021-1/voting/
◎やや悪問
「混雑傾向をウェブサイトなどでお伝えしましたが、効果は限定的」
⇒「リアルタイム情報を加え更なる改善」
は、改善策でなく思われます。
むしろ「期日前投票所が混む」ことや、リアルタイムでなくとも、
過去データを参考にした混雑予想(例えば、平日は夜が混む、土曜は午前が混むなど)でも、
先ずその情報が市民に届いているでしょうか。
情報を届ける手段は広報とよはしや、投票所入場券・選挙公報(の余りスペース)などの紙媒体でもよく思われます(むしろ、紙媒体の方が広く、より確実に情報が届く)。
センサー機器を使えば、リアルタイムで投票所や駐車場の混雑状況データを作成することはできるとお思います。
しかし、その情報を「広く届ける」ことの方が、よほど難しいです。
投票喚起と併せて「豊橋ほっとメール」の活用でしょうか。
■
https://urban-innovation-japan.com/project/toyohashi-city/2021-1/restorationsupport/
◎やや悪問
上記を実現(実装)するために、先ず必要なのは「平時」の窓口オンライン化に思われます。
市民も対応する職員も、日常からオンライン手続に慣れていないと、非常時でいきなり使うのは難しいでしょう。
また、課題2つめと同様に、ツールを開発すること以上に、そのツールが活用できるという情報を、災害が発生してから届けるのは難しく、そのためにも常日頃から、行政のオンライン手続が利用されていることが重要に思われます。
イメージとしては、全般的・一体的な「行政サービス案内ツール」や「オンライン窓口」の中に、非常時は災害関連の手続きも増える、という状態でしょうか。
ただ逆に、
「「平時」手続きのオンライン化は通常業務との並行で難しい。だから先ず「非常時」の手続きからオンライン化し、ツール(実績)をつくり、そこから「平時」の行政事務に拡張していきたい」
という深謀遠慮であれば、納得感あります。
■
https://urban-innovation-japan.com/project/toyohashi-city/2021-1/regionalbonds/
◎悪問
https://www.city.toyohashi.lg.jp/37228.htm > 「豊橋市政策研究レター」vol.1
この本丸でなく「イメージアップ」や「移住体験」に解決策を求めては、その時点で効果は期待し難いです。
確かに「仕事」をつくるのは難しいです。
しかしながら、考え方も変える必要があります。
この課題のタイトルである、
「移住、定住、関係人口を増やすためのパートナーを見つけたい!」
いやいやいや、その「パートナー(仲間)」が先ず「関係人口」ですよね?
「週1」や「月1」、市外県外からリモートで働く職員や、
スポットコンサル的なアドバイザーを増やしていくこともできるでしょう。
講演や研修・セミナーの講師として豊橋市に招き、ご来豊いただくきっかけをつくることもできます。
生業にできるような「大きな仕事」をつくることは難しくても、
豊橋に関わるきっかけとなる「小さな仕事」なら、つくりやすいでしょうし、
その方が、市外県外の方が豊橋に関わるハードルも低いはずです。
そういう意味ではこの「アーバンイノベーション豊橋」全体も、
市外県外から豊橋に関わる人を増やす大きなきっかけになっています。
(応募される方だけでなく、運営くださっている方々も含めて)
■
昨年度のアーバンイノベーション豊橋の事業のうち、
いくつかは今年度の予算(事業化)につながっていることを確認しています。
今年度もぜひ多くの素敵な提案と、
それ以上に魅力的な豊橋に関わる「仲間」が増えることを期待しています。
では!
高校生らのわかば議会で、愛称募集しています。
JUN之介@JFK0422豊橋駅の駐輪場に愛称をつける事を提案しました!
2021/06/01 18:47:27
応募お待ちしています♪
https://t.co/t7JWgOd0nI
さて、豊橋市で課題解決くださる民間事業者(含む個人・学生)を募集しています。
https://www.ui-toyohashi.com/
「アーバンイノベーション(豊橋)」という取り組みで、昨年もご紹介させていただきました。
市役所が弱みを見せて、強みに変える中小・スタートアップを募集 - 愛知豊橋市長坂なおと のblog6月2日(水)16時よりオンライン説明会あります。
http://nagasakanaoto.blog.jp/200608.html
https://us02web.zoom.us/webinar/register/2216209045164/WN_pUAsiMfKTxmO_skUgluS7Q
(ギリギリのご案内すみませんが、説明会URLなど自動返信でしたので、
ご興味ある方はギリギリでも説明会申込トライされてみてください。)
■
この豊橋市が設定した今年度の「課題」を見て、少し考えるところがあり、記します。
この事業を応援しているからこそ、敢えての辛口ご容赦くださいませ。
(まだ今なら軌道修正も可能と思われますので)
全体として、課題認識は理解できるものの、
「想定する実証実験」などの解決・改善策の方向性がズレてませんか?
という僕の問題意識です。
ですので、ご応募くださる方は、そのあたりも踏まえ、
少し俯瞰的に「本当に課題解決となる」ご提案を考えていただきたく思います。
(但し、それで応募が通るかどうかはわかりません。あくまで僕からの問題提起として以下お読みください)
各課題の詳細は、それぞれのリンク先からご覧いただけます。
https://urban-innovation-japan.com/project/toyohashi-city/2021-1/cocoyell/
◎良問(ただし激難)
「良問」と思ったのは、この課題だけです。
ただ下記の実現は、超難関でしょう。
私達が想定しているものとしては、AIを活用して上記を実現するためには、介護保険制度における要介護度認定のような枠組みが、先ず必要に思われます。
①過去のココエールでの児童虐待相談記録を解析し、
②エキスパートの「判断」や「暗黙知」をAIに学習させた上で、
③相談・通告内容から虐待の可能性や重症度判断を客観的に示してくれるツール
(虐待の重篤度、将来的な再発率、一時保護の必要性など)
④対応方針を客観的に示してくれるツール
といったことを実現したいと考えています。
介護の場合、状況からまず要介護度などの「クラス分け」がされ、
更にその上で、介護サービスをどう組み合わせるかの「ケアプラン」が策定されます。
児童相談にも下記URLのようなリスクアセスメントツールはあるようですが、
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000161641.pdf
あくまでこれは厚労省からの「技術的助言」に留まるもののようです。
このアセスメントツール(のようなもの)から、「虐待の可能性」や「重症度判断」という客観的な指標に落とし込む工程を、ITやAI活用の前に、行政が定めなくてはいけない気がします。
逆に言えば、ITを活用せずとも、先ずこの工程を定めることだけでもできれば、事業としては十分な成果に思われます。
■
https://urban-innovation-japan.com/project/toyohashi-city/2021-1/voting/
◎やや悪問
混雑情報の提供で混雑を緩和したい!混雑緩和であれば、まずは期日前投票所(これまで常設は5か所)を増やせばいいのでは、と思われますが、そこまでの人的・金銭的負担ができない、という前提でしょう。
現状を改善しようと、2020年の市長選挙ではこれまでのデータを踏まえ、混雑傾向をウェブサイトなどでお伝えしましたが、効果は限定的でした。
そこで、今回の実証実験では、リアルタイム情報を加え更なる改善を図りたいです。
期日前投票所の混雑情報をリアルタイムで発信することで、混雑時は投票所への来場者が抑えられ、閑散時は空いている投票所がわかることで投票を前倒しするきっかけ(期日前投票所での混雑を経験されている方は特に)になるのではと期待しています。その結果、期日前投票期間終盤の投票者数のピークカットも図れるでしょう。
「混雑傾向をウェブサイトなどでお伝えしましたが、効果は限定的」
⇒「リアルタイム情報を加え更なる改善」
は、改善策でなく思われます。
むしろ「期日前投票所が混む」ことや、リアルタイムでなくとも、
過去データを参考にした混雑予想(例えば、平日は夜が混む、土曜は午前が混むなど)でも、
先ずその情報が市民に届いているでしょうか。
情報を届ける手段は広報とよはしや、投票所入場券・選挙公報(の余りスペース)などの紙媒体でもよく思われます(むしろ、紙媒体の方が広く、より確実に情報が届く)。
センサー機器を使えば、リアルタイムで投票所や駐車場の混雑状況データを作成することはできるとお思います。
しかし、その情報を「広く届ける」ことの方が、よほど難しいです。
投票喚起と併せて「豊橋ほっとメール」の活用でしょうか。
■
https://urban-innovation-japan.com/project/toyohashi-city/2021-1/restorationsupport/
◎やや悪問
「災害時にも稼働しているスマートフォンやPC等で検索できる被災者支援サービス(制度)の案内ツールの開発」により、被災者が自身の状況に応じた支援サービスの選択肢を簡単に見つけ、自力で窓口へたどり着けるようにすることで、ワンストップ相談窓口での混雑や待ち時間の解消と職員負担の軽減を実現したいと考えています。
これに加えて、各種申請書類の提出や受取がオンラインでできるようになれば、被災者が来庁する必要すらなくなるため、さらに望ましいかたちになります。
行政的目線では、この課題が防災危機管理課などでなく、未来創生戦略室というのが意外です。
上記を実現(実装)するために、先ず必要なのは「平時」の窓口オンライン化に思われます。
市民も対応する職員も、日常からオンライン手続に慣れていないと、非常時でいきなり使うのは難しいでしょう。
また、課題2つめと同様に、ツールを開発すること以上に、そのツールが活用できるという情報を、災害が発生してから届けるのは難しく、そのためにも常日頃から、行政のオンライン手続が利用されていることが重要に思われます。
イメージとしては、全般的・一体的な「行政サービス案内ツール」や「オンライン窓口」の中に、非常時は災害関連の手続きも増える、という状態でしょうか。
ただ逆に、
「「平時」手続きのオンライン化は通常業務との並行で難しい。だから先ず「非常時」の手続きからオンライン化し、ツール(実績)をつくり、そこから「平時」の行政事務に拡張していきたい」
という深謀遠慮であれば、納得感あります。
■
https://urban-innovation-japan.com/project/toyohashi-city/2021-1/regionalbonds/
◎悪問
移住、定住、関係人口を増やすためのパートナーを見つけたい!豊橋市の過去調査でもわかるように「移住」等の理由は圧倒的に「仕事」です。
人口減少対策という大きな課題の解決は、簡単ではありません。しかしなにもしないわけにもいきません。今回は、ぜひ私たちの目標を一緒に実現できるパートナー(仲間)を見つけたいと思っています。
以下の2点から素晴らしいアイディアをいただけるとありがたいです。
(1)豊橋のイメージ・ブランディング効果UP(略)
(2)豊橋で実現できる暮らしの体験
https://www.city.toyohashi.lg.jp/37228.htm > 「豊橋市政策研究レター」vol.1
この本丸でなく「イメージアップ」や「移住体験」に解決策を求めては、その時点で効果は期待し難いです。
確かに「仕事」をつくるのは難しいです。
しかしながら、考え方も変える必要があります。
この課題のタイトルである、
「移住、定住、関係人口を増やすためのパートナーを見つけたい!」
いやいやいや、その「パートナー(仲間)」が先ず「関係人口」ですよね?
「週1」や「月1」、市外県外からリモートで働く職員や、
スポットコンサル的なアドバイザーを増やしていくこともできるでしょう。
講演や研修・セミナーの講師として豊橋市に招き、ご来豊いただくきっかけをつくることもできます。
生業にできるような「大きな仕事」をつくることは難しくても、
豊橋に関わるきっかけとなる「小さな仕事」なら、つくりやすいでしょうし、
その方が、市外県外の方が豊橋に関わるハードルも低いはずです。
そういう意味ではこの「アーバンイノベーション豊橋」全体も、
市外県外から豊橋に関わる人を増やす大きなきっかけになっています。
(応募される方だけでなく、運営くださっている方々も含めて)
■
昨年度のアーバンイノベーション豊橋の事業のうち、
いくつかは今年度の予算(事業化)につながっていることを確認しています。
今年度もぜひ多くの素敵な提案と、
それ以上に魅力的な豊橋に関わる「仲間」が増えることを期待しています。
では!