豊橋市議の長坂です。
オンライン中継ありでも、集まるのですね。

さて、既報の通り1月6日に「東三河8市町村長を囲む新春懇談会」が開催されました。
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(1/31まで公開)https://www.youtube.com/watch?v=LM-fP0c3A9E 
Youtube中継も!2021年度の豊橋市を垣間見れる「東三河8市町村長を囲む新春懇談会」1/6水14時半~
http://nagasakanaoto.blog.jp/210104.html 


Youtubeにて拝聴しました、
オンラインありがとうございます。

懇談会資料で示された、豊橋市の重点施策は次の通りです。
赤線は長坂が気になった箇所です。

全体としては、やはり「小学校の給食費の無償化に取り組み」と、11月の市長選挙の目玉公約の1つが明記されたことが、大きく感じられます。

どのように財源を捻出するのか、が今後の市議会での大きな論点になるでしょう。
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(画像と同じテキスト)
  【令和3年度重点施策】
1 市民を守る安心・安全のまちづくり
◯医療・福祉・介護の充実
 新型コロナウイルス感染症への対策を充実するとともに、豊橋市民病院の医療機能を一層高めます。また、健康寿命を延ばすため、市民が身近なところで継続して取り組むことができる健康づくりへの支援や、病気の早期発見のための検診と重症化予防などを進めます。さらには、高齢者の孤立化を防ぐ対策を講じます。

◯危機管理体制の強化
 市民の防災意識の高揚や、地域防災力の中核となる消防団の充実を図るとともに、災害対策本部機能の強化や関係機関との連携などにより、危機管理部門の対応力を高めます。その他、増大する救急需要へ対応するため、AIを活用した救急需要予測システムの構築・活用を進めるなど、救命率の向上を図ります。

2 若者、女性の視点に立った未来を担う人づくり
◯妊娠、出産、子育てまで切れ目のない支援の充実
 産前・産後サポートに取り組むとともに、多胎児家庭を含む子育て世代への支援を行います。また、児童・青少年に関する相談支援に「こども若者総合相談支援センター(ココエール)」を中心に取り組むなど、安心して子どもを産み育てることができる一連の環境をつくります。

◯人を育む教育の充実と家庭の負担軽減
 豊橋版GIGAスクール構想を推進し、子どもたち一人ひとりの学習状況に応じた教育を行うとともに、小学校の給食費の無償化に取り組み、教育にかかる家計の負担を軽減します。

◯子どもの居場所づくり
 「放課後児童クラブ」や「のびるんdeスクール」など、複雑多様化する放課後の居場所づくりのあり方を整理し、子どもにとって過ごしやすく、保護者にとっても分かりやすく利用しやすいものへと再編します。

3 暮らしを支える地域づくり
◯暮らしと産業を支える基盤整備
 設楽ダムや名豊道路、浜松三ヶ日・豊橋道路(仮称)など、東三河地域の発展に欠かすことのできない主要インフラ整備の促進について、引き続き国や県へ働きかけを行います。また、本市初となる「豊橋新城スマートIC(仮称)」の早期開通に向け関連機関と連携し検討を進めます。

◯新たな広域の地域づくり
 東三河地域の魅力を高め、さらなる東三河の発展に資する施策に、東三河広域連合を中心に積極的に取り組むとともに、三遠南信地域連携についても、交流と連携活動の深化を図ります。広域連携にあたっては、関係市町村や県、経済界などとの連携をさらに深め、確固たる信頼関係のもと、戦略を持って組織的に取り組みます。

4 元気を生み出すまちづくり
◯農業の高付加価値化と地域の食の振興
 農業人材の確保や育成、マッチング支援に取り組むとともに、先端農業技術の活用を積極的に支援します。また、農産物の地産地消に向けた体制の整備や、本市農業のブランド化、特産品化による収益力の強化を図ります。そして、食と農を有機的に結び付け、新たな発想や技術を生み出しながら、食と農を中心とした関連産業が発展していく環境づくりを進めます。

◯新しいイノベーションを生み出す産業の振興
 本市にある専門性の異なる3つの大学をはじめ、近隣の大学とも連携し、地域発の技術開発や創業を支援します。また、国のスタートアップ・エコシステムの拠点形成に向けた動きや、県のステーションAiなどの取り組みに呼応し、この地域のスタートアップ支援や企業誘致に活かすとともに、地元中小企業の事業継承や人材確保への支援に取り組みます。

◯まちなかの魅力づくり
 東三河の玄関口である豊橋駅周辺の魅力を高め、にぎわいを創出するため、本年オープンを予定している「まちなか図書館(仮称)」や、水上ビルと広小路エリアでの新たなまちなか活性化策を展開するとともに、県とも連携しながら東口駅前エリアの魅力あるデザインづくりに取り組みます。

◯誰もが生きやすく、誇りをもって活躍できる環境の整備
 普及が進むテレワークなどによる多様な働き方を促進するとともに、理系女子の育成やキャリア教育に取り組み、女性や高齢者、障害者などの活躍機会を創出します。また、同性カップルなどを公的に認めるパートナーシップ制度に取り組み、当事者が尊重され、安心して暮らすことができる環境を整えます。


また、浅井市長の発言の要旨は次の通りです。
(長坂による聞き書き)
【本年の抱負と新年度の取組み方針など】
  • 抱負は、当面コロナの問題が最重要の施策
  • 12月に条例を制定。誹謗中傷を禁止する
  • 県の条例よりも更に踏み込んだのでは。
  • 第3波の只中、感染症対策と経済活動の維持をしっかりやっていかなくてはいけない、と思っている。
  • 検査体制・療養の体制をしっかりと整えていく
  • ワクチン接種についても、早急に準備・対応
  • 新たな感染症に備え、市民病院で新たな感染症病棟に着手。令和5年度の開設を目指す
  • コロナ対策に関して機構改革、市役所の部門・部署・担当を位置づけ
  • 経済対策は、市民のみなさんへの生活支援、事業者のみなさんへの支援
  • 飲食店への空気環境測定、換気対策の助言を引き続きやる。
  • 新たに、感染防止バネルや備品の支援を進めている。
  • 支援のためには、実態の把握がなくてはならないので、事業者・市民のみなさんの声を聞いて
  • 病床確保は県と緊密な連携民間医療機関・他市町村・国との連携をしっかりとして一丸となって取り組む
  • コロナの次に何をするか。まちづくりの展望は3つ「人づくり」「産業振興とインフラの整備」「広域連携」
  • 新年度しっかりとそれに取り組む。
  • 「人づくりナンバー1のまち」になりたい。保護者の負担の軽減放課後の過ごし方子育て支援の充実
  • 産業振興。スタートアップとか、食と農とか、ものづくり(後ほど第2部でお話を)
  • インフラの整備。三河港や道路や設楽ダム。デジタル化に向けた環境のインフラの整備。
  • 広域連携。東三河はひとつ。更に東三河全体のビジョンをきちっとみんなで共有をして、国会の先生、県会の先生とみなさんといっしょになって、戦略的な動きをどうやっていくかが重要な年に。
【ポストコロナに向けた新・地域づくり】
「産業・経済の活性化に対する支援」+「新しい人の流れづくり」
  • コロナが地方と東京・首都圏との関係を大きく変えようとしている。
  • 一極集中がずーっと続いてきて、それが昨年の5月には東京が転出超過になって、7月以降は5ヶ月連続で転出超過
  • この流れは、密で暮らすのが嫌だ、テレワーク、様々な働き方のデジタル化で変わってきている。
  • コロナが収束しても、この流れは続いていくのでは、と思っている。
  • この流れを逃さずに、人を呼び込んだり、この地域にいる人が外に出ていかないようにする。
  • 私はずっと申し上げているのは、豊橋は愛知県で2番めの人口ももちろん、人口以外も活気があって、自他ともに認める愛知県第2の都市でずっと来た
  • この10年ほど前から人口減少がどんどん進んで来ている。人口減少にしっかりと歯止めをかける
  • そのためには、転出していく人を減らすことと、転入する方を増やすことが非常に大事。必要。
  • この地域は言うまでもなくて、気候もいい、新幹線も停まる、美味しい農産物もある。本当にアドバンテージがある地域だと思っている。
  • 特にただ、転出する人を減らしたり、転入者を増やすには、やはり仕事・産業・働き場所、が大きなウェイトを占めるのだろう。
  • 特に若い女性が毎年、東三河から2~300人、首都圏に行っている。なかなかそういう方が帰ってきてくれない。
  • 首都圏の方に魅力的な仕事を、きちんとこの地域でも用意のあるという状況をつくる。
  • 「転出の理由」を細かく調べて、正確な転出理由を調べないといけないと思う。
  • 1つの大きな要素は仕事だろう。
  • 切り口としては、この地域で誇れる農業、食と農、に力を入れていく、それからスタートアップ、この2つ
  • 農業については日本一の地域、更に付加価値を高める農業、先進農業を関係のみなさんと、大学も含めてしっかりと応援していく。
  • 食と農を、この地域の新しい強みとして、先進的で付加価値の高い農業を学ぶには、するには、この豊橋・東三河に行って学ぼうと、そういうメッカにしたい。
  • 食という点でいくと、地元の人でも知らないような美味しい農産物がたくさんあるから、美味しいものを食べたければ豊橋・東三河に行って食べようと、食のメッカにもしていかないといけない
  • もちろん、農業の後継者の問題、耕作放棄地の集積の問題、様々な課題にもしっかりと取り組んでいく。
  • スタートアップについては、昨年の7月から国でエコシステムのグローバル拠点都市ということで4か所、東京・大阪・福岡・名古屋~浜松が4か所、認定された。
  • 5年間のプロジェクト。目標としては、5年間でそれぞれ4か所の地域に1万人以上の人材を育成、300社以上のスタートアップ・ベンチャー起業の集積、1000億以上の投資を呼び込む。
  • 日本にシリコンバレーみたいなものを4か所つくろうという計画だと私は理解。
  • それより先駆けて愛知県では「ステーションAi」一昨年の秋から始まったプロジェクト。
  • 2年後くらいには、東三河にもサテライトをきちんとつくるんだという準備が進んでいる
  • 2つのスタートアップの支援事業が同時に進行している、主体的に関わっていくということが必要で、待ってちゃいかんと市役所の担当部局にも言っております。
  • 市役所にもイノベーションを担当する部門みたいなものを、機構改革で設置していきたい
  • 豊橋出身の若手起業家が全国で活躍をしたり、上場企業の社長をしたり、そういう人を市のイノベーションの創生アドバイザーにもお願いして、みなさんの声を聞きながらスピード感をもって。
  • まちなかの活性化も重要。駅前2丁目の再開発、今年いよいよ東棟が完成。ここも食の発信拠点としても様々な機能を備えた複合施設になっていく。
  • この施設の2階・3階にまちなか図書館をつくります。今までの図書館と違って、本を貸すだけでなく、そこで交流をして新しい価値が、人を育成する、そうすることでまちの元気や賑わいにつなげていこうという、新しいチャレンジの図書館。
  • 豊橋技術科学大学や愛知大学、創造大学、それから近隣の浜松の大学などともしっかりと連携をして、行政・大学・民間事業者・研究機関などが集積をする、そういう地域に、ともに知恵を出し合って、新しい価値を生み出していくようなエリアに発展していく、最大のチャンスが来ている。
  • 湖西も生活圏がいっしょで、様々な企業が集積をしている。今まで以上に緊密な連携をとってやっていきたい。
  • 東三河全体の魅力を高めていって、広域連合をもっともっと進化をさせていくことが重要な年になっていく。
個人的な意見としては、コロナによる東京都の転出超過で恩恵(転入)を得ている、ほとんどは1都3県の「3県」であり、長い静岡県を越えて、豊橋にまで至るというのは楽観が過ぎると見ています。

いずれにしても、これら浅井市長の発言も踏まえ、引き続き豊橋市政を見てまいります。
みなさまでも何か情報がありましたら、教えていただければ幸いです。

では!