神奈川県藤沢市は、東海道の江戸日本橋から数えて6番目の宿場です。
箱根駅伝の往路第3区、もしくは復路第8区、戸塚-平塚間の遊行寺の坂から湘南の海辺にかけてのエリアと言えば、情景が思い浮かぶ人も多いと思います。
遊行寺の坂の由来となったのが、坂の途中にある遊行寺です。遊行寺の正式の寺名は、清浄光寺(しょうじょうこうじ)。遊行上人の寺ということから一般に遊行寺と呼ばれています。
恥ずかしながら最近知ったのですが、そもそも藤沢は鎌倉時代から遊行寺の門前町として栄えたそうです。その後は東海道の藤沢宿として栄え、また江ノ島があることから江ノ島詣の客でも賑わうようになりました( 大山詣と併せて江ノ島を訪れることが多かったようです)。
しかしながらこれまで遊行寺には行ったことがなかったので、しばらく前ですが、ふと思い立って訪ねてみました。
遊行寺の参道。遊行寺の正式な名称は「時宗総本山藤沢山無量光院清浄光寺」。
いろは坂と呼ばれる参道の途中には、俗称赤門と呼ばれる眞徳寺や眞浄院があります。
いろは坂を登り切ると境内。
こちらが本堂です。
今から600年以上前、延文元年(1356年)に造られた鐘楼。
遊行寺の坂から眺める藤沢の街です。
そういえば昨年、一遍上人から数えて七十四代目の他阿真円上人が運転免許証を自主返納したとの報道がありました。
神奈川県藤沢警察署 遊行寺の上人が免許の返納に来署されました
現在齢98歳。ご高齢ですが、元気そうで明るそうで素晴らしいですね!
以上です。