品川駅横須賀線ホーム増設工事


※この記事はYahoo!ブログから移行したものです。


東急線の撮影の帰りに品川駅で行われているホーム増設工事を見て行きました。

湘南新宿ラインの臨時折り返し場所?


ホーム上部のコンコースから見た新設ホーム。左が14番線。

品川駅の横須賀線ホーム(13・14番線)と東海道新幹線ホーム(21~24番線)の間には従来から保守機械用側線がありました。今年に入り、その側線が撤去され、跡地に片面ホーム1面1線を設置する工事が進められています。これに関して、現時点でJR東日本から具体的な発表は無く、駅にも一切案内はありませんが、Web上では「湘南新宿ラインの遅延時に臨時折り返し場所になる」という情報が出回っています。これまでも湘南新宿ラインはダイヤ混乱時に品川駅(臨時ホーム7~10番線)で折り返すことが多々ありましたが、これらのホームは出入時に東海道線の下り本線と平面交差するため関係ない路線にダイヤ混乱が波及するという欠点を持っていました。今後完成する新ホームによりこの欠点が解消され、常態化してしまっている湘南新宿ラインのダイヤ混乱が軽減されるものと思われます。



クリックで拡大。(800*600ピクセル)
上段:品川駅横須賀線ホームと新設ホームの配線図。
下段左:横須賀線ホームから東京方を見る。東京へ向かって地下トンネルに入る。
下段右:同じく横浜方を見る。「15」と書かれた三角形の標識は編成後部が徐行区間を出たことを示す。

現在は新設ホームの躯体・既存の線路との分岐部を除く軌道敷設が終わっている状況です。新設ホーム横須賀線下り線と東海道新幹線に挟まれた狭いスペースに収めるため、3両分ほど東京方にずれて設置されています。新設線は横須賀線の上下両側につながる構造になるようで、この分岐ポイント設置に伴い東京方の地下トンネル入口付近では既存のスラブ軌道の撤去作業が行われており、2007年9月現在45km/hの徐行制限がかけられています。工事の状況を見る限り、横須賀線の上下線間の渡り線も設置されるような雰囲気ですが、この部分は30パーミルの急勾配であり本当にポイントが設置できるかはやや疑問に思えます。ちなみに、湘南新宿ラインのE231系電車は車両性能・保安装置・法令などの問題は無いものの、東京地下駅への乗り入れ実績は無きに等しく、こちら側の分岐は千葉・東京方面から来た横須賀線の電車を品川駅で折り返しさせるために設置するものと思われます。なお、横浜方の上下線間の渡り線は既存のものを流用するため特に作業は行われていません。



ホーム上のコンコースにも工事用の囲いができている。この裏で新ホームへの階段が建設中。

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