【野球・・・楽天を退団したマーくんこと田中将大投手(36)が巨人に入団することが決まった。<年俸は8千万~1億円ぐらいかと思いきや、1億6千万円にはビックリ。(・o・)>
ただ、年俸交渉はうまく行かなかったとはいえ、楽天の球団やファンは田中のこれまでの功績を忘れず。<特に13年は24連勝で優勝に貢献。震災後の宮城、東北の人々に大きな励みになった。>巨人移籍が決まった際に、楽天が"BIG THANKS"と題した役9分の動画をアップ(うるうる)。田中は楽天選手から送られたネクタイを身に着けて、巨人の入団発表の会見に臨んだという(さらに、うるうる)。来季はうまく調整して、まずは3勝。それ以上の活躍ができるように祈っている。o(^-^)o <ただし、勝つのは☆戦以外にしてね。>
地方競馬・・・浦和競馬の橋本直哉騎手(43)が引退を発表。今後は、小久保厩舎のスタッフになる予定。浦和競馬の旧パドックに行くと、いつも左側の一番目立つところに、(家族かファンなのか)橋本の応援旗を飾られていたのが印象に残っている。あと調教師試験に受かっていた岩手の陶文峰騎手(44)も引退式を行なった。2人ともおつかれさまでした。m(__)m】
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もう今年もあと4日。ちょっと振り返ってみたいと思う。(・・)
今年の流行語・新語大賞に選ばれたのは「ふてほど」(「不適切にもほどがある」の略称)だ。
この言葉がすごく流行したわけではないだけど。mewは、いくつかの意味で、この言葉が今年の政治、社会を象徴しているように思っている。(**)
ちなみに、これはTBSドラマ「不適切にもほどがある」(宮藤官九郎脚本)の略称。阿部サダヲが演じた主人公が、昭和のダメ親父&スパルタ体育教師。その主人公が昭和61年(1986年)から2024年にタイムスリップしてしまい、時代、社会通念の違いをアレコレ実感。彼の“不適切”な言動がコンプライアンスで縛られた令和の人々にも影響を与えるというような話だ。(・・)
思いっ切り昭和人のmewとしては、日ごろの生活で時代のギャップを痛感しているだけに、共感できる部分がかなりあったし。
今年は、もはや昭和後期の人たちの考えや発想は平成・令和人にはスムーズに通じず。政治も含め、こちらが理解できないような発想、感覚による社会現象が広がっていることが、めっちゃ実感できた年だったように思う。_(。。)_
まず、今年は実際、mewから見て、まず言葉通り「不適切にもほどがある」(→これは、アブナイ)と感じることが多々あった。(@@)
社会一般に関して、極めて問題だと思っているのは、いわゆる「闇バイト」による事件が後を絶たないことだ。
家に押し入っての強盗事件も増えているが、あの手この手での詐欺事件による被害も一向に減らないという。「知らない人同士が、ネットでバイト募集に応じ、犯罪を犯して報酬を得る」ということが、日常的に行なわれるなんてことは、昭和後期の人間には想像がつかないことだ。
何より、応募する若者が「これが不適切なことだ」という認識が乏しいことに、唖然としてしまうところがある。(-_-;)
<直接、犯罪行為はしなくても、他にも新規の銀行口座やスマホの契約をするバイト、依頼された宣伝や批判をネット上で行なうバイトなどアレコレあるらしい。ネットのバイトは政治の宣伝、選挙にも利用されている可能性がある。>
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政治に関して言えば、昨年暮れに発覚した安倍派、二階派のパーティー券キックバックの裏金記載事件、またこの件についての自民党や各議員の対応は(検察の対応もかな)は、不適切そのものだっただろう。(`´)
今回はたまたま犯罪の時効にかからない5年分のみが、捜査、調査の対象になったが。安倍派の議員によれば、20年以上前からパー券裏金の不記載は行われていたとのこと。
20年以上当選している議員の中には、1億円以上の裏金を手にしている人もいたかも知れない。^^;
しかも、裏金不記載議員の中には「秘書に任せていて、何も知らなかった」「派閥の指示に従っただけ」「違法だと思わなかった」などと弁明し、自分のやったことがいかに不適切なことだったか認識していない人が少なからずいるのだ。(`´)
自民党執行部がバタバタしたこともあって、衆院選では落選した裏金議員も出たが、派閥の幹部だった議員、多額の不記載があった議員がしっかり当選し、今から首相や閣僚、党要職を目指そうとしているのを見ると、ゾ~ッとする。
しかも裏金を得た議員は返金せず。自民党が5年間の裏金不記載分+αの8億円を慈善団体に寄付して幕引きしようとしているのも、あまりに不適切な対応ではないだろうか。(**)
ただ、この裏金不記載は、昭和の自民党の手法。こちらは企業団体献金と共に、コンプライアンスを厳しくして、令和仕様のクリーンな政治を目指して欲しいものだ。(・・)
そして、選挙に関して言えば、昭和人には思いつかないような選挙活動や異常な行為を行なう人たちが次々と出現。
一つ間違えると、民主主義を壊されるor歪められるような状態に陥りつつある。(~_~;)
ネット利用による選挙活動で成功した例として注目されたのは、都議選に立候補した石丸伸二氏と衆院選の国民民主党だ。(・・)
石丸氏は結果的には都知事選は2位で落選したのだが。安芸高田市(広島)の元市長長ながら東京ではほとんど知名度がなかったにもかかわらず、都知事選で165万票をとり、立民党の辻元清美氏を上回ったことで、大きな注目を浴びた。
ネットのSNS、動画を利用し、若者主体のネット利用者に自分の存在をアピール。切り抜き動画(TikTok、ショートなども多数)なども含めた情報拡散の協力を依頼することで、支援者を一気に増やした。(++)
この手法を参考にした(真似た?)のが、衆院選の国民民主党だ。
国民党は「若者の手取りを増やす、103万円の壁を壊す」というワンイッシューの(一つの政策にしぼる)選挙活動を、ネットをフル活用して展開。同じく若者の支持を多数集めて、7議席から28議席へと大躍進を遂げた。(・o・)
<ちなみに、石丸氏は1982年生まれ。小中高はもう平成。まさにゲーム世代であり、若い頃からPCが手元にあり、早くからネットに親しんで来た世代。この辺りはまた機会があったら書きたいが、40~50代ぐらいを境に「テレビ、雑誌が主体」から「ゲームやネットが主体」の転換があったように思える。>
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この2つの事例は、まだ理解可能なのだが。問題は、これまで一般の人が思いつかないような選挙の利用の仕方をする人が出現したことだ。
4月の衆院補選(東京15区)では、つばさの党が他候補の妨害行為を行ない、その動画で収益と知名度を増やそうとした。6~7月の都知事選では、N国党が多数の候補者を出馬させ、20以上の掲示板スペースを確保し、掲示板利用料をとって好き勝手なポスターを貼らせた。<掲示板の区画が足りなくなり、被害を受ける候補者も出た。>
さらに兵庫知事選では、N国党の代表の立花孝志氏が、斎藤知事を支援することを目的に出馬。こちらもSNS、動画を多用した上、真偽不明の情報を拡散することで、斎藤氏の当選にひと役買った。<誰がやったかは不明だが、ネットでの他の候補への誹謗中傷、嫌がらせ行為もひどかった。>
このような動きは、今後の選挙、政治にも影響を与えるし。憲法改正の活動などにも影響するおそれも大きいことから、当ブログとしては、いかにこの弊害をなくすか、ず~っと考えて行きたいと思うのだが。
今度は、本来は自由な表現を享受できるネット世界であるはずなのに、無法地帯のように悪用したために、コンプライアンスを持ち込む必要が生じてしまうことに、何だかな~と思ってしまうmewなのだった。_(。。)_
THANKS