【テニス全仏OP・・・男女シングルスもかなり見てるのだけど。その前に、車いすの部のご報告を。
男子では、ランキング2位の小田凱人が、決勝で3位のフェルナンデス(アルゼンチン)に7-5,6-3で勝ち、2連覇を果たした。(*^^)v祝 小田は昨年、全仏と全英、今年は全豪で優勝し、GS4勝め。全仏と同じ会場で戦うパリ・パラでの金メダルを目指す。(・・) 尚、三木拓也は準決勝で小田に負けベスト4。小田と組んだダブルスは準優勝だった。
女子は、大谷桃子が6―7、7―5、6―4が1回戦で日本の第一人者・上地結衣に勝利しプチ波乱が。大谷は準決勝に進出したものの、残念ながら、朱珍珍(中)に4-6,6-3、6-7で惜敗した。<追記・上地は南アの選手と組んだダブルスで準優勝!>
尚、今夏に行われる「ユニクロ全日本ジュニアテニス選手権」に、ジュニア大会では国内初となる車いすテニスの種目が新設されると発表された。今大会のシングルス優勝者とベスト&フェアプレー選手には、健常者と同様に副賞としてアメリカで行う海外派遣プログラムの機会を提供されるという。車いすテニスのさらなる普及を願って、みんな、ガンバ!o(^-^)o】
TV等ではほとんど報道されていないのだが。6月にはいって、国会内では、憲法改正を巡って大攻防が繰り広げられている。(@@)
mewが最も恐れているのは、国民が気付かないうちに、どんどん勝手に話が進んで行くことだ。<あと、きちんと勉強も議論もしないで、改憲は必要だと思い込まされ、国民投票を行なってしまうこともコワイ。(-_-;)>
でも、実際、衆院の憲法審査会では、自民党、維新、国民党(+公明党)の憲法推進派が、何とか今国会中に憲法改正の条項案を作って国会発議に持ち込もうと、かなり強引な言動が行なわれているのである。(-"-)
自維国の改憲推進派は、岸田首相の総裁選で任期中(今年9月まで)に改憲実現をしたいと言った公約を振りかざして、9月までに改憲を実現するには、今すぐ改憲条項を作成して国会で発議しないといけないと強く主張し続けている。
衆院憲法審査会の中には、いざとなれば、改憲に慎重、反対の姿勢を示す立民党、共産党の委員は外して、起草委員会を立ち上げようと言い始めている議員も出て来た。(-_-;)
しかも、改憲推進派の中には、岸田首相に改憲に動けば総裁選に勝てるとか、改憲を争点に解散総選挙をすれば勝てるなどと吹き込んでいる(?)人がいる様子。<維新の馬場代表も、改憲解散を期待していた。>
もともと改憲慎重派だった岸田氏が首相の座を維持したいがためにそこまでおXXなことをするとは思いたくないのだが。もし岸田氏が推進派の意見に乗った場合、一気にコトが進んでしまうおそれがある。_(。。)_
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5月6日の『岸田は改憲推進派?&早期改憲を目指すのか+過去は改憲慎重派の発言。矜持を示せ』という記事にも書いたのだが。
岸田首相は、もともと自民党でも最も平和志向が強い「宏池会」の会長まで務め、「ハト派」と呼ばれている人だし。しかも、今国会では何より政治資金規正法改正に力を入れたいところ。
そこで、『自民党の浜田靖一国対委員長は5日、岸田文雄首相が9月の党総裁任期満了までの実現を目指す憲法改正に関し、「審議時間(の確保)はなかなか厳しい。今ある(政府提出の)法案を全て通すための努力を優先すべきだ」との認識を示した。(時事通信24年6月5日)』
しかし、この浜田国対委員長の言葉に、衆院憲法審査会の改憲推進派が大反発した。
『衆院憲法審査会は6日、自由討議を実施した。自民党の中谷元・与党筆頭幹事は憲法改正の条文案を起草する場として、全会派が参加する幹事懇談会の開催を改めて提案した。国会閉会中に議論を続けたい意向も示した。(時事通信24年6月6日)』
『「自民の方針はバラバラではないか」。国民民主の玉木雄一郎氏は衆院憲法審で浜田氏の見解などに触れた上で、与党筆頭幹事を務める中谷元氏(自民)にこう詰め寄った。「憲法改正原案の国会提出にすら至らないのであれば総裁としての責任を問われる。(改憲の)発議なんて夢のまた夢だ」とも畳みかけた。
維新の小野泰輔氏も「公党の代表としての総裁の言葉はめちゃくちゃ重い。(目標断念ならば)首相は責任を取らなければいけない。それくらいのものだ」と強調した。』
(略)
会期末が23日に迫る中、自民は将来に望みをつなぐため、今国会に条文化を伴う改憲案を提出することなどを検討している。((産経新聞24年6月6日)』
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岸田首相は保守派の議員や支持者から見放されないために(?)、節目、節目、憲法改正実現の話をしているのだが。産経新聞などは、首相が改憲に意欲を示していると強調。
『周辺は「保守層を一本化していくには憲法改正と安定的な皇位継承の実現が重要だ」と首相の思いを代弁する。一方、自民幹部は「衆院解散は難しい雰囲気だ。憲法で何らかの爪痕を残し、秋の総裁選で支持を得たいのではないか」と語る。(同上)』
そうなのだ。改憲推進派の中には、「解散するなら思い切って、憲法改正を争点にした解散総選挙を行なって欲しい」「そうすれば、保守派が一本化して勝てる」と言う声が出ている。
維新・馬場代表も、改憲解散に大賛成。改憲に関しては、自民党と組む意向も示している。(>_<)
『日本維新の会の馬場伸幸代表は7日配信の「選挙ドットコム」のユーチューブ番組で、岸田文雄首相が憲法改正を掲げて衆院解散に踏み切ることについて賛否を問われ、「もろ手を挙げて賛成だ」と述べた。
今国会閉会後も憲法審査会で議論を続けるべきだと主張。「憲法は必ず自民党と組んでやる」とも語った。(時事通信24年6月7日)』
自民党内では、ハト派の岸田首相に代わり、平和志向のG7サミットやLGBT法制定を行なってから、(超)保守系の岩盤支持層が離れ、党の支持率が低下していると案じる声がある。<で、維新や日本保守党、参政党に票を持って行かれかねないと。>
岸田首相への不安やパー券裏金問題での信用低下などもあって苦境に立たされているものの、ここで憲法改正を前面に出して解散総選挙を行なえば、自民党への期待が戻ると考えている議員が少なからずいるのだ。^^;
また、岸田首相が、もし本気で総裁選での再選を目指すなら、実際に改憲への動きを進めて、保守系の国会・地方議員や党員の支持を集めるしかないと進言して(吹き込んで?)いる議員もいるときく。(-_-;)
岸田首相が安易にそのような意見に乗るような愚か者だとは思いたくないのだが。人間、切羽詰まっていると、選択を誤ることもあり得るし。9条を外して、緊急事態条項だけなら、乗ってしまう可能性が否定できない。(ノ_-。)
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改憲推進派の言動が激しさを増していることもあり、国会内では改憲派に対する危機感が広がりつつあるため、参院の野党国対委員長は、強い抵抗を示している。
『立憲民主党の斎藤嘉隆参院国対委員長は6日、自民党の石井準一参院国対委員長と会談し、自民が改憲案の条文化作業を強行する場合、参院側では政治資金規正法改正案を含め全ての法案審議に応じられないと伝えた。
自民は衆院憲法審査会で条文案作成の協議入りを打診するものの、立民は反対姿勢を堅持。日本維新の会など改憲勢力は立民を外して議論を前進させるよう要求する。斎藤氏は会談で「信頼関係を根底から覆すような乱暴な動きに出れば、参院側としては一切の審議に応じることはできない」と申し入れた。(共同通信24年6月6日)』
果たして、参院の改憲慎重・反対派が頑張って、今国会での改憲の動き、国会審議などを封じることができるのか。ハラハラしながら慎重派を応援しているmewなのである。(@@)
THANKS