「あの車、どう?」〜第55回〜

昨日のパジェロに続いてのニューモデル紹介日記は、ダイハツ軽のリーダー格といえるハイトワゴン・新型ムーヴを紹介したい。

ムーヴは平成7年に初代モデルが発売されて以来、スズキのワゴンRと共に軽乗用車の2大巨頭として熾烈な販売合戦を繰り広げている。…4代目となる今度の新型はライバルのワゴンRが直線的な角張ったスタイリングに対し、どちらかというとホンダのライフにも近いやや丸みを帯びたスタイリングになっている。

また、機能的な面でも乗用車タイプの軽自動車では最大の室内スペースを確保したのみならず、軽自動車では初のプリクラッシュ・セーフティシステムを装備したのも大きなポイントといえる。…しかもそのシステムはトヨタ車用の流用ではなく、ダイハツが独自に開発したとのことで、ことによっては普通車以上に高い安全性能を持ったといえる。

現在軽自動車市場はスズキとダイハツによる熾烈なトップシェア争いが繰り広げられているけど、首位のスズキに肉薄しつつあるダイハツは去年12月のエッセや今年6月のソニカと立て続けに新型車を発売し、今回の新型ムーヴでトップシェアの奪取を狙っているだけに、それだけ新型ムーヴに対するダイハツの期待と意気込みが窺い知れる。