正臣のガレーヂ日記

プライベートな日記から新型車の一言レビュー、時事ネタまで他愛なく書いております。

震災から1年を前に…

元日に発生した令和6年能登半島地震から間もなく1年を迎えるけど、僕なりに今回の震災について思ったことを書き綴りたい。

 

…今回の震災では輪島市や珠洲市、能登町といった奥能登地方を中心に、家屋の倒壊やライフラインとなる道路の崩落にインフラの寸断、輪島市中心街の朝市通りでの大規模な火災など甚大な被害を受けた現地の姿に大きな衝撃を受けた。しかも季節や地理的条件など複数の要因が幾重にも重なった影響から、インフラの復旧整備や倒壊した家屋の解体など復興に向けての動きが思うように進まず、日本政府や石川県の復興対応を巡って色々と意見が飛び交ったりと、石川県の長として能登の復興に向けて奔走する馳浩知事も気が気ではなかったはず。

 

9月には更に追い打ちを掛けるように奥能登で豪雨による大規模な水害が発生し、現在も水道の断水が続いている地域もあることから、被災地で暮らす住民の生活にも大きな影響を与え苦労を要していることは言うまでもない。

 

また、別のSNSのTLを眺めていると被災地で暮らす住民によるポストを見ることがあって、復興へと進む被災地の「いま」を克明に書きこんだりと、僕も関連のアカウントをいくつかフォローしている。しかしそのポストの内容などを巡って、政治的な対立からかポストを投稿した被災者個人への批判的な内容どころか誹謗中傷ともとれる書き込みまで書かれる事態となっている。これはあくまでも個人的な仮説ではあるが、かつて珠洲市を二分した原子力発電所の誘致計画を巡る30年近くもの闘争が根底にあったとしても、同じ被災者同士なのにそこまで足を引っ張りあう必要があるのかと思うと読んでいて心が痛む。

 

…それでも能登の人々が震災や水害でこのまま引き下がるはずがないし、崩落した道路の復旧や倒壊家屋の公費による解体~仮設住宅の建設など復興への歩みはスローペースながらも着々と進んでいることも紛れもなき事実だ。「能登は優しや土までも」という言葉があるように、能登半島が更なる復興に向けて再び以前のような活気が戻ってくることを信じ願うとともに、来年はまた一度活気を取り戻そうと進む能登に足を運んでみたいと思う。

この先の進路をどう進む?

10月の下旬に心身ともに相当ストレスが溜まっていたのか、仕事中に感情のコントロールが利かなくなった。…先月から新たな施設外就労先への出張など現在勤めている職場*1の業務内容が大きく変化して、色々と負担が生じていたのが起因していたようだけど、この騒ぎを機に新たな職場に移ろうか迷って、今月からその新たな職場へと移ることになった。

 

…この悩みの特に大きな問題点は、業務内容の変化よりも「交通費の負担増」と「積雪時の通勤時間」が大きな割合を占める。

 

まず「交通費の負担」については、現在勤めている職場での業務内容が先月から大きく変更し、職場玄関前の駐車スペースが職員車・送迎車で満車となって使えなくなり、車での通勤時は隣接するコインパーキング(1日400円)に駐車しないといけなくなった。週3~4日利用で1200円~1600円、月に換算すると最大5600円になる。そのため冬季・雨天時以外はできる限り原付オートバイでの通勤が必須となりそう。但し自転車等の駐車スペースが狭く、他の利用者の自転車の駐輪の邪魔になってしまわないかがネックとなる。…元々車での通勤を想定していなかったところを無理言って使わせてもらっていただけに、交通費の負担は仕方のない一面もあったのも確かだ。


もう一つの「積雪時の通勤時間」については、平時の所要通勤時間(車と原付オートバイで経路を分け、交通状況を加味)が白山市鶴来の自宅~金沢市の職場まで平均35分~40分ほどとなる。積雪時の混雑状況*2によっては職場~別の施設外就労先への出発時間に間に合わず遅刻して、関係者に多大な迷惑をかけてしまわないかが懸念される。


…そんな中、先月ピアサポートの支援員さんと白山市内の山麓部にある就労継続支援A型事業所*3の施設外就労先へ見学に行ってきたけど、此方は自宅からの距離は19kmと遠くなるものの、国道157号線をほぼ一直線で行けることから通勤時間は車で25分と思っていたより変わらず、駐車場も無料で利用できるのが大きかった。…山間部故に冬季の積雪による路面状況も気掛かりだけど、職場への有料での送迎もあるとのことだった。

 

ただ、現在の職場には13年半勤めていて、社内の利用者の中では実質最古参となるだけに、「これらの問題を我慢してでも、他の利用者の手本になるためにここで続けないと」という気持ちもあるのは確かだった。そんな紆余曲折もあって11月末をもって13年半以上勤めた職場を退職し、昨日~今日にかけて先月見学に訪れた職場での体験実習を受けた。

 

その職場での業務内容は主に日帰り温泉浴場の管理と菓子店向けの大きなわらび餅(およそ5kg)の製造で、材料となる水や砂糖の計量~ボウルへの投入、混ぜた材料をかくはん機でこねる際に入れる銅鍋などの洗浄作業に就くこととなった。…基本的には2~3人での流れ作業となるけど、かくはん機で材料をこねて煮上がるまでのおよそ12分を如何に有効に使っていくかが鍵となるし、これまでルーティンワークが主体だったことから作業ペースに追い付けるかが正直心配だった。特にかくはん機を動かす際に材料を入れた銅鍋を熱するガスコンロへの点火には、ライターで点火用のガストーチに点火する際にはめているゴム手袋に燃え移ってしまわないかと正直戸惑った。

 

それでも失敗することなくわらび餅を作り上げて、午後に職員さんとピアサポートの支援員さんを交えての3者面談で、僕は「『少し遅くても自分の安定したペースで作業を進めたい』と『周囲のペースに少しでも追いつくためにも、もっと早く作業を進めないと…』という気持ちを天秤に掛けると頭や心が疲弊してしまう…」と、この2日間で思い感じたことを上手くまとめられないながらも職員さんや支援員さんに語って議論しあった。

 

…職員さんからの回答は「『自分の作業ペースと職場の求める効率や能力のバランスが整う環境』を望むのは現状では難しいけど、水や砂糖の計量が正確で上手く順応できていた。まずは成功体験からの経験値を積み上げていくことが大事」と褒めてもらった上に、来週からの採用が決まった。思っていたよりブランクを開けることなく新たな職場に就けたのは大きな収穫となっただけに、職員さんのみならず同僚となる他の利用者さんの足を引っ張らないよう、この先の進路を進んでいかないと…。

*1:就労継続支援A型事業所

*2:特に金沢市額谷~高尾台の山側環状道路はかなりの混雑が予想される

*3:現在勤めている職場の系列会社

DeNA、下剋上で26年ぶり日本一

プロ野球日本シリーズ・第6戦が横浜スタジアムで行われ、セントラル・リーグ3位から勝ち上がった横浜DeNAベイスターズがパシフィック・リーグ王者の福岡ソフトバンクホークスを11対2で破って4連勝とし、1998年以来、26年ぶり3度目の日本一に輝いた。対戦成績は4勝2敗。レギュラーシーズンを制したチーム以外の日本一は'19年のソフトバンク以来5年ぶり5度目。3位からは'10年の千葉ロッテマリーンズに次いで2度目となる。

 

hochi.news

 レギュラーシーズンでは71勝69敗3分けで貯金はわずかに「2」。クライマックスシリーズではファーストステージでリーグ2位の阪神タイガースを倒すと、ファイナルステージではリーグ優勝を決めた読売ジャイアンツも破って、'17年以来7年ぶり4度目となる日本シリーズ進出を決めた。第1、2戦目の本拠地での2試合は、91勝49敗3分けの貯金「42」でパ・リーグを制したソフトバンクに2連敗。まさかのスタートとなったが、敵地・みずほPayPayドームでの第3戦からは3連勝。2日は雨天中止となって2日連続で試合がなかったが、勢いは止まらず4連勝で一気に頂点をつかみ取った。

 

 本拠地での第6戦は、2回に筒香が中堅右へ、先発右腕・有原との元メジャーリーガー対決を制してソロ本塁打。「自分のスイングをすることを心掛けて打席に入りました。チームの勢いをつける結果になり良かったです」とうなずくと、桑原も2点適時打を放ってリードを3点に広げた。シリーズ新記録となる5試合連続打点となった桑原は「もう1点、もう1点と強い気持ちを持ち、そして後ろに繋げようと打席に入りました」と気迫の一打を見せた。

 

 4点をリードした4回に先発・大貫が柳田に2ランを浴びて2点差に迫られたが、5回にDeNA打線が再び爆発した。1死満塁から桑原の押し出し四球などで3点を奪うと、筒香が中堅フェンス直撃の3点適時二塁打。この回打者一巡11人の猛攻で5安打を集め、一挙に7点を奪ってリードを9点に広げて試合を決めた。

 

…シリーズ開始前はレギュラーシーズン~クライマックスシリーズで圧倒的な強さを見せたソフトバンク優位の前評判だったけど、DeNAもレギュラーシーズンで見せた土壇場からの底力でクライマックスシリーズを勝ち上がり、日本シリーズでもその底力を発揮できたのが大きかった。

 

一方のソフトバンクも第1、2戦目を連取し試合を優位に進めたものの、ホーム・みずほPayPayドームで完封3連敗を喫したのが痛手となり急失速。ソフトバンクはダイエー時代の“ON対決”で注目された'00年の読売との対戦に敗れて以来、日本シリーズ出場8連続優勝としていたが、その記録も途絶えてしまった。

 

今季のDeNAは青いバラの花がシーズン中のキーアイテムとして用いられたけど、その花言葉である「夢は叶う」を見事に達成できただけに、来季以降も横浜の空に大きな一番星を輝かせるプレーを見せて欲しい。

TOYAMA CARFEE -トヤマカーフェ-2024

今日は富山県射水市の海王丸パークで開催された「TOYAMA CARFEE -トヤマカーフェ-」に行ってきた。

 

…朝8時過ぎに自宅を出発し、山川環状道路~国道8号線を北上して会場の海王丸パークには9時50分に到着した。トヤマカーフェは今年から始まったコーヒーと車のイベントで、県内外のカフェ自慢のコーヒーの試飲・販売やワークショップなどの物販、車の展示などが行われた。

 

会場内を散策すると…

…'20年に惜しまれつつ閉店した伝説の昭和レトロ食堂・日本海食堂が、この日限定で復活するとのことで、店長さんがリヤカーをけん引した耕運機でお店を展開していた。1日限りの復活を聞いてか常連さんも集まって、店長さんとの再会や思い出話で盛り上がった。

昨日の雨もあってか急に肌寒さを感じた秋の空の下で食べた豚汁は心身ともに温まり、しばらく休憩を取ってから午後2時40分に会場を離れ、金沢市内のリサイクルショップに立ち寄ったりして、自宅には夕方5時40分過ぎに帰着した。

 

…ここで、会場内で注目した展示車両を紹介したい。

 

まず紹介するのは、DR30型スカイライン・2.0ターボRS‐Xです。…グリルレスの特徴的なフロントマスクからいわゆる「鉄仮面」と呼ばれる後期型で、今回展示された個体は内外装ともほぼフルオリジナルの4ドアセダンというところが高ポイントな1台でした。

 

続いて紹介するのは、K111型スバル360カスタムです。…昭和38年に追加されたライトバン仕様の商業モデルで、今回展示された個体は新車時からの「6富」ナンバーを付けた天然ものでした。

 

続いて紹介するのは、TA12型カリーナ・1.6STです。…セリカとプラットフォームを共有するスポーティーなミドルセダンとして人気を博し、今回展示された個体は1.6リッター・ツインキャブレター仕様の2T-B型エンジンを搭載した高性能グレードでした。

 

今回のトリを飾るのは、SPA型ファミリア・1.0デラックスです。…現在のマツダ3へと続く系譜の起源となったマツダ初の小型乗用車で、今回展示された個体は此方も新車時からの「富5」ナンバーを付けた天然ものでした。

「あの車、どう?」~第358回~

今回のニューモデル紹介日記は、スズキの新型クロスオーバーSUV・フロンクスを紹介したい。

 

response.jp

フロンクスは「扱いやすいクーペスタイルSUV」をコンセプトに、力強さ・上質さ・洗練さを合わせ持つデザインに、取り回しの良さと快適な室内空間を兼ね備えた、新ジャンルのコンパクトSUVとなる。

 
エクステリアは、流麗なクーペスタイルに、存在感のあるフロントマスクやダブルフェンダーによる力強さを演出した足回りにより、クルマが溢れる街中でも個性を主張するデザインとした。インテリアは、ブラック×ボルドーの配色と高輝度シルバー塗装の加飾により、スポーティーで高級感がありながらSUVの力強さを演出している。
 
全長3995mm×全幅1765mm×全高1550mmのボディーサイズに、最小回転半径は4.8mとすることで、日常でも扱いやすいサイズとしながら、後席の広い足元空間を確保。高目付のダッシュインナーサイレンサーや遮音壁などを採用することで車室内の静粛性を高め、静かで会話のしやすい室内空間を実現した。スマートフォン連携メモリーナビゲーションや電動パーキングブレーキ、ワイヤレス充電器などの快適機能も標準装備している。
 
パワートレインは1.5リットルエンジンにマイルドハイブリッド、6速ATを組み合わせ、力強い加速性能に加え、スムーズかつスポーティーな走りを実現したとしている。また、日本国内専用仕様として4WD車を設定している。
 
安全機能は、デュアルセンサーブレーキサポートII、アダプティブクルーズコントロール(ACC)[全車速追従機能・停止保持機能付]、車線維持支援機能など、最新の予防安全技術を標準装備した。

 

…ジムニーに代表される小型クラスの4WD車に関しては豊富なノウハウを持つスズキが新たなクーペスタイルの小型クロスオーバーSUVとして、各メーカーが主力車種を擁する激戦区に投入したフロンクス。特にWR-Vとは同じインドの現地工場で生産されていることから価格帯も含めて真っ向勝負に臨む格好といえるけど、WR-Vにはない4WD車の設定がアドバンテージとなりそうだ。

北陸ハチマルミーティング2024

今日は富山県射水市の太閤山ランドで開催された「北陸ハチマルミーティング」に行ってきた。

 

…朝9時30分に自宅を出発し、山側環状道路~国道8号線を北上して会場の太閤山ランドには10時20分に到着した。会場には昭和50年代~平成初頭に生産された旧車が県内外からおよそ100台程が集まり、オーナーさん同士の親睦や情報交換などで盛り上がった。

 

この日は富山県に入ってから雲行きが怪しかったけど昼前に大雨が降りだし、正午を回ったところで急遽会場を離脱。その後は高岡市や金沢市のリサイクルショップを回って午後4時20分に帰着した。

 

ここで、参加車輌の中から特に注目した車を紹介したい。

 

まず紹介するのは、今年で昭和59年の発売から40年を迎えたGC32型ローレル・V20ターボメダリストです。…同車はL型に代わる新世代の直6エンジン・RB型を最初に搭載した記念碑的なモデルですけど、歴代モデルで唯一のV6エンジンを搭載したモデルでもあったりします。

 

続いて紹介するのは、WHJR31型スカイライン・ワゴン2.0ターボGTパサージュです。…歴代スカイラインではC210型以来となるステーションワゴンで、その中でも直6・2リッターターボのRB20ET型を搭載したトップグレードに当たる同車は後のステージアの前身と言える1台です。

 

続いて紹介するのは、E39A型ギャラン・2.0VR-4です。…RNU12型ブルーバードやBC5型レガシィとともモータースポーツの舞台でも活躍した2リッターターボ+フルタイム4WDの中型スポーツセダンで、此方の個体は新車時からの「石川58」ナンバーを付けた天然物でした。

 

今回のトリを飾るのは、ST162型コロナ・クーペ2.0VXです。…同時期のセリカ/カリーナEDとプラットフォームを共有する兄弟モデルで、北米向け仕様のセリカクーペを基に独自のフロントマスクを採用して国内向けにも発売したという点では後のカレンの前身と言える1台でした。

'24金沢湯涌江戸村・鉄砲隊演武

今日は金沢市の金沢湯涌江戸村で開催された、鉄砲隊演武の観覧に行ってきた。

 

朝9時20分に自宅を出発し、山側環状道路を北上して雨脚が強くなる中、湯涌温泉へは10時10分頃に到着した。

…湯涌温泉江戸村は江戸時代に県内で建てられた武家住宅や町屋、農家を移築・保存している屋外博物館で、移築された建物はいずれも国や石川県、金沢市の有形文化財に指定されている。

到着してすぐは大雨に見舞われたものの徐々に雨脚は収まり、午前11時から鉄砲隊演武の午前の部が予定通り開始された。

 

鉄砲隊演武には富山県南砺市と長野県上田市の鉄砲隊がほら貝や太鼓を鳴らしながら江戸村の広場に入場し、江戸時代に作られた火縄銃の順射(つるべ撃ち)や一斉射撃(撃ちはなち)などを披露され、ギャラリーの観光客からは大きな拍手が上がった。

 

今回の演武で使用されている火縄銃は古美術品として登録されていて、合法的に所持が認められている。…空砲とはいえ発砲時の地響きさえ感じる程の銃声や周囲に立ち込める硝煙はモデルガンと比べ物にならないだけに、まかりなりにも実銃なんだなと改めて実感した。

 

午前の部の演武が終わるとギャラリーの来場客が鉄砲隊のメンバーとの記念写真を撮影する姿も見られ、江戸村の園内を散策してから午後1時20分過ぎに会場を離れて帰路に就き、自宅には午後2時20分に帰着した。