まーけっと女子大学

はじめまして♨️ このnoteでは、水曜日から火曜日の一週間(ゼミが水曜だからw)のマーケットの動きや、金融・証券市場の様々な情報を学生なりにまとめていきます👨‍🎓👩‍🎓 また、株式投資に関する知識を共有していきたいと思います! 日々の更新を震えてお待ち下さい😊(ゼミ内での進捗状況によって、はてなブログで公開できない週がある場合があります)

今週のマーケットチェック(12/12〜12/17)

こんにちは!
もう12月後半に入りました!
一気に冷え込んできたので、体調に気を付けましょう⛄️❄️

それでは今週のマーケットチェックです!!

米国債10年物利回り


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(Trading Viewより)

米国債10年物利回りはこの1週間で終値4.328%から4.395%まで上昇しました。
16日に発表されたアメリカの12月非製造業PMI(購買担当者景況指数)が約3年ぶりの高水準であったことを受け、アメリカは再びインフレに向かい米長期金利の上昇に繋がりました。

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(みんかぶより)

日本国債10年物利回り


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(Trading Viewより)

日本国債10年物利回りは横ばいでした。
日銀が利上げを行った場合は日本国債10年物利回りも上がると考えられます。

ダウ工業株30種平均


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(Trading Viewより)

ダウ工業株30種平均は46年ぶりに9営業日続落しました。
米12月非製造業PMIの結果は好感されましたが、FOMCを控えた慎重ムードもあり下げが続いているダウの上値は重く、小幅に下落しました。

S&P500種指数


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(Trading Viewより)

米国長期金利の上昇や、半導体大手のNVIDIAの3日続落を受けS&P500指数は下落しました。
NVIDIAは中国の独占禁止法調査や競合他社とのAI分野の競争激化が警戒材料となり、最高値から11%下落しました。
しかし、16日には最高値に届かずともS&P500種指数は反発しました。
S&P500種指数の今後の見通しに関して、17-18日に行われるFOMCの結果が重要です。

NASDAQ総合指数


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(Trading Viewより)

米国のアップルやアルファベット、半導体大手のブロードコムにけん引され、ハイテク株比率が高いNASDAQ総合指数は上昇しました。
ブロードコムは13日、21%株価が急騰し時価総額が1兆ドルに達しました。
生成AIインフラを拡充するクラウドプロバイダーからのAI向けカスタム半導体やネットワーク関連製品の需要が増加するとの期待により株価が上昇しました。
S&PとNASDAQは現在、時価総額の大きな企業の株価が上昇している影響により指数が伸びています。
ダウのみ下落しているのは後に載っているヒートマップからも分かるように、ダウの構成銘柄の中で指数をけん引するほどの上昇を見せる銘柄がないからだと考えられます。

日経平均株価


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(Trading Viewより)

日経平均株価は18-19日の日銀金融政策決定会合の結果に備え積極的な買いを見送る動きとなっています。

TOPIX


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(Trading Viewより)

TOPIXも日経平均株価と同じく日銀金融政策決定会合の結果待ちでボックス相場です。

為替(ドル/円)


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(Trading Viewより)

米ドル円は一時153円台前半まで下落しました。
しかしそれ以前は6日連続円安に動いていることから、日本の利上げが遠のく予測が広がっていることが分かります。

WTI原油先物価格


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(Trading Viewより)

WTI原油先物価格は、主要産油国による減産体制の長期継続を受けて買いが入りましたが、その後下落しました。
米国のドナルド・トランプ次期政権の政策によりガソリンの需要が増加した場合は上昇する可能性があります。

VIX

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(Trading Viewより)

VIXは、先週の14.19ポイントから14.69ポイントまでやや上昇しましたが、まだ依然として低い値を維持しています。

Fear and Greed index

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今週は、先週から引き続きNEWTRALを維持しています。17日から18日のFOMCでの利下げ観測が確実視されているため様子見ムードです。

Fed Watch

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(CMEより)

Fedwatchを見てみると、次回のFOMCで25bpの利下げ予想が97.1%まで上昇しました。
パウエル議長は、市場はハト派的な発言を期待しているが、今後のインフレ鈍化の進捗や労働市場の強さ次第で利下げペースが緩やかになるシグナルが出されれば、ドル高が継続する可能性がある、としました。

ヒートマップ

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(finvizより)

ヒートマップを見ると、いわゆるマグニフィセント7と呼ばれるメガテックが値を上げ、その他の企業は値を下げているところが多いです。
先週に引き続きNVIDIAが下落しています。下落要因としては、中国の規制当局が独占禁止法違反の調査を発表したことが考えられます。

重要経済指標

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(マネックスより)

12日、PPI(生産者物価指数)は前年同月比+3.1%と、大きく上昇しました。背景には、鳥インフルエンザの影響で卵の価格が前月比+55%上昇するなど食品価格が大幅に上昇したことがあるかもしれません。米国労働省労働統計局によれば、財価格の上昇の約8割を食品価格が占めていることからも分かります。
PPIが市場予想を上回る伸びを示したことで、インフレ再燃懸念を生じさせる結果となりました。
FOMCで利下げ観測が確実視されていますが、利下げの有無だけでなく、パウエル議長の発言などからFRBメンバーが現状のインフレ状況をどのように評価しているかを確認する必要があります。

投資主体別売買動向

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(トレーダーズウェブより)

青い線が海外投資家、赤い線が国内の個人投資家、緑の線が国内の法人を指しています。
このデータは2週間前のデータですが、海外投資家と国内法人が買い越しています。
国内の個人投資家は、売り越しに転じました。

注目決算

マクロ経済ニュース

まとめ

今週は、17~18日のFOMCを控え、緊張感が漂う慎重ムードとなり、VIXも上昇しました。18日のFOMCでのパウエル議長の発言に注目です!

今週のマーケットチェック(12/5~12/11)

みなさんこんにちは!
最近まただんだんと冷え込んで、体調を崩しやすい季節になりましたね。
私は風邪をひいたので、みなさんは風邪をひかないように温かい格好で過ごしてください!
ではマーケットチェックを始めていきます。

米国債10年物利回り

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(TradingViewより)

米国債10年物利回りは4.234%まで上昇しました。

11日夜の米消費者物価指数の発表や来週にFOMCの開催を控えていることから、様子見の姿勢となっていると考えられます。

日本国債10年物利回り

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(TradingViewより)

日本国債10年物利回りは、先週と比べると低下しています。
9日に一時1.03%と約1カ月ぶりに低水準まで低下しましたが、現在1.068%まで上昇しました。

金融政策決定会合が来週の18日、19日に開催されます。
追加の利上げの有無が焦点となりそうです。

ダウ工業株30種平均

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(TradingViewより)

ダウ工業株30種平均は、3営業日連続で下落し44,337.81ドルとなっています。
下落の要因は、ハイテク株や半導体株の売りが目立ったことが影響したと考えられます。
先週まで上昇していたエヌビディアが、9日中国当局から独占禁止法などの疑いで調査され、中国事業や米中対立激化の懸念の影響から約2%下落しました。

S&P500種指数

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(TradingViewより)

S&P500種指数は、3週間ぶりに下落し6,050.89ドルとなりました。
アップルが上場来高値を更新し、ヘルスケア株や不動産株は上昇しましたが下落しました。
要因として、エヌビディアの下落が大きく影響したと考えられます。

NASDAQ総合指数

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(TradingViewより)

NASDAQ総合指数は21,420.92ドルで、先週より下落しましたが高値圏を推移しています。
アルファベットは上昇を見せたものの、決算予想が下回ったオラクルの6%を超える下落やエヌビディアなどの半導体関連株の下落が重しとなりました。

日経平均株価

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(TradingViewより)

日経平均株価は39,367.36円へ上昇しました。
1円以上の円安ドル高が進行した影響や、中国経済への不安がやや緩和されたことで、トヨタやホンダなどの輸出関連株、資生堂や住友商事などの中国関連株の買いが目立ちました。

TOPIX

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(TradingViewより)

TOPIXも日経平均株価と同様に上昇し、2,741.41円となりました。
円安が進んだことによって輸出関連株を中心に買いが入り、その他にも半導体関連株が買われたことにより、相場を押し上げました。

為替(ドル/円)

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(TradingViewより)

日銀の追加利上げが1月にずれ込むとの予想や米金利上昇に伴いドル買いが優勢となったことで、円安が進みました。
現在は151円前後を推移しています。

WTI原油先物価格

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(TradingViewより)

原油先物価格は1バレル68.96ドルとなっています。
先週と比較すると少し下落していますが、8日にシリアのアサド政権が崩壊し、地政学リスクが高まったことにより、1バレル67ドルから68.96ドルまで上昇しました。

金先物(米ドル/オンス)

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(TradingViewより)

金先物は先週の2,638ドルから上昇し、2,693ドルとなっています。
2週間連続下落していましたが、米国の追加利下げが行われる期待から買いが入り、上昇しました。

VIX

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(TradingViewより)

VIXは、先週の13.52ポイントから14.19ポイントまで上昇しました。上昇の背景には、投資家が17日〜18日にFOMCを前に慎重ムードになっていることや
アメリカ市場では2営業日連続で3つの主要指数がすべて下落したことが要因だと考えます。

Fear and Greed Index

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(CNNより)

今週のFear and greed Indexは、先週のGreedから一転しNeutralになりました。理由はVIXと同様だと考えます。

Fed Watch

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(CMEより)

米労働省が6日に発表した11月分雇用統計で、非農業雇用者増加数は前月比22万7,000人増加と、事前予想の同20万人増程度を若干上回りました。
ただし10月分の雇用統計はハリケーンと大規模ストライキの影響という一時的要因によって急減速しており、10月分と11月分を平均した13万1,500人程度が、本来の雇用者増加ペースと考えらます。
ハリケーンと大規模ストライキの影響を大きく受けない家計調査ベースの失業率は4.2%と、前月の4.1%から上昇したことも、雇用情勢の弱さを示唆していると評価され、失業率が上昇したのは、解雇が多かったことが影響したとみられます。
雇用統計の発表を受けて、金融市場は今月17〜18日のFOMCでFRBが0.25%の利下げを実施するとの観測を強め、その確率は、統計発表前は67%であったが、発表後には85%を超えています。

ヒートマップ

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(finvizより)

Nvidiaの下落が目立ちますね。下落要因としては、中国の規制当局が独占禁止法違反の調査を発表した為です。これは、アメリカ政府が中国への先進チップの販売規制を行った報復措置の可能性が高いと考えられます。
全体的にどのセクターもマイナスになっているのは、機関投資家によるディストリビューションによるものだと考えます。

重要経済指標

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(マネックスより)
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(マネックスより)

4日に発表されたISM非製造業景況感指数が市場予想よりも悪化しました。米経済指標の下振れで、FRBに12月の利下げを促すとして米長期金利が低下し、日米金利差の縮小を見込む円買い・ドル売りが入った場面もありました。
米労働省が6日発表した11月の雇用統計によると、非農業部門の就業者数は前月から22万7000人増えました。この結果は、おおむね市場予想通りで、伸びはハリケーンやストライキで落ち込んだ10月から回復しました。
また、今週発表される消費者物価指数やコアCPIなどのインフレデータに注目しましょう。

投資主体別売買動向

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(トレーダーズウェブ より)

青い線が海外投資家、赤い線が国内の個人投資家、緑の線が国内の法人を指しています。また、このデータは2週間前のデータであることに注意しましょう。前週同様海外投資家は売り越していますが、当週はやや回復傾向にあります。
国内個人と国内法人は前週に引き続き、若干ですが買い越しています。

注目決算

マクロ経済ニュース

まとめ

今週、ナスダック総合指数とS&P500は6日に過去最高値を更新しましたが、その後の2営業日で主要株価指数は軒並み下落し、忙しい1週間となりました。
来週は、17〜18日にFOMCがあるので注視して行きたいところですね。
12月は株価が上昇するというアノマリーがあるので期待したいところです!

【私の売却銘柄】

2月に入り、今年も残り1ヶ月を切りました!
これから楽しみなイベントが沢山ありますね🎄✨

今回は11月に売却した銘柄を紹介します!

私が今回売却した銘柄は、マークラインズ(3901)です。


マークラインズについて

(マークラインズ公式HPより)

マークラインズは、自動車業界に特化したオンライン情報サービス 「情報プラットフォーム」、B2Bのプロモーション支援サービス「LINES」およびコンサルティング、人材紹介、市場予測データ販売等を中心とした課題解決サービス「エキスパート」の3つのサービスを柱に自動車産業ポータルを運営しています。

株価

(Trading Viewより)

5月14日に3,175円で購入しましたが、現在は2,286円と7%近く下落したため損切りしました。
11月13日に大きく価格を下げた後決算を発表しましたが、減益を受け決算発表前の価格と同程度まで下落してしまいました。

業績

(Trading Viewより)

11月13日の決算で、2024年第3四半期の連結経常利益は前年同期比4.1%減の4.6億円に減り、売上営業利益率は前年同期の40.6%から39.1%に低下したことが発表されました。
+20%付近で安定していたEPSも今期は+1%であることから、伸び悩んでいることが分かります。

配当

(Trading Viewより)

2023年12月期における業績で13期連続で過去最高益を達成したこともあり、配当金は前年比7円増配、配当利回りと配当性向ともに順調に伸びています。

まとめ

2023年の業績は良かったですが、今年は伸び悩んだようです。
しかし、情報プラットフォームにおいては顧客基盤が拡大しているためその分野が伸びていくと良いですね!

今週のマーケットチェック(11/28~12/4)

皆さん、こんにちは!最近、私は車で夜空がきれいな場所まで出かけて星を見ることにハマっています。星空を眺めていると、心がとても安らぎます。お時間があるときに、ぜひ皆さんも試してみてください!

米国債10年物利回り

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(Trading Viewより)

今週の米国債10年物利回りは4.211%まで低下しました。
理由として、FRBのウォラー理事が、次回会合での政策金利の引き下げに賛成の意を示したことが挙げられます。
ちなみに先週までは、理事の賛否は半々でした。
一方で、市場の予想よりも良好な米経済指標の発表を受け、製造業の底堅さが意識されたことから、一時的に債券売りが強まり、利回りが上昇する場面も見られました。

日本国債10年物利回り

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(Trading Viewより)

日本国債10年物利回りは先月から上昇傾向にあり、現在は1.07%です。
日本銀行の植田和男総裁の発言を受けた12月の追加利上げ観測の高まりが利回り水準を引き上げたと考えられます。

ダウ工業種別30種平均

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(Trading Viewより)

11月29日、ダウ平均株価は44,910.65ドルと過去最高値を記録しました。この上昇は、米長期金利が低下したことが要因であると考えられます。特に、エヌビディアをはじめとしたハイテク株などに買いが集まり、市場全体の上昇を牽引しました。

S&P500種指数

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(Trading Viewより)

S&P500は12月3日、終値で6,049.87ドルを記録し、先週に続いて最高値を更新しました。この上昇は米長期金利の低下を背景に、ハイテク株や景気敏感銘柄への買いが集まったことが大きな要因とされています。特に、主要構成銘柄であるメタやテスラの株価上昇が指数全体を押し上げました。
また、ブラックフライデーの開始を受けて、ウォルマートやアマゾンなどの小売業銘柄にも株価上昇が見られました。ただ、ブラックフライデーの売り上げ状況によっては小売業の株価に加え、アメリカ景気の冷え込みも生じる可能性があります。
加えて、アマゾンは生成人工知能(AI)を活用した動画・画像作成ツール「ノバ」シリーズの新製品を発表し、株価を1.3%押し上げました。

NASDAQ総合指数

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(Trading Viewより)

Nasdaq総合指数は、先週に引き続き上昇を続け、12月3日に21,229.32ドルと過去最高値を更新しました。この上昇は、主にハイテク株の堅調な動きが寄与した結果と考えられます。
特に、構成銘柄の一つであるスーパー・マイクロ・コンピュータ(Super Micro Computer)の株価が11月29日から12月2日の期間で約28.7%上昇しました。同社の株価上昇の背景には、過去に財務報告をめぐる懸念があったものの、3カ月以上にわたる調査の結果、経営陣による不正行為が確認されなかったことが挙げられます。

日経平均株価

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(Trading Viewより)

日経平均株価は、先週の下落を払拭するように、39,386円と11/25以来となる39,000円台まで回復しました。
米国のハイテク株高を受けて東京市場は買い優勢で取引を開始しました。東京エレクトロンやアドバンテストなどの半導体株が買われたことからTOPIXよりも日経平均が伸びたようです。

TOPIX

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(Trading Viewより)

TOPIXも2,763円と、日経平均株価よりは劣るものの伸びを見せました。
米国による中国への半導体製造装置などの輸出規制から日本企業が外されたことで関連株中心に買いが広がり、先物買いも加わって指数の上げ幅が拡大したようです。

為替(ドル/円)

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(Trading Viewより)

先週、ドル売り・円買いが優勢となり、円相場は1ドル約149円まで円高が進みました。日銀の植田総裁が追加利上げの可能性を示唆したことで、日米金利差の縮小が意識され、円高が加速したと考えられます。

金先物(米ドル/オンス)

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(Trading Viewより)

金先物は先週からは (XAU)は2,638ドルで横ばいとなり、10月1日の史上最高値2,790.15ドルから後退しました。
しかし、依然として金の価値は高いままです。

レバノンとイスラエルの停戦合意があったことで、市場の恐怖感が低下したことにより、今週は金先物が減少したのではないでしょうか。

WTI原油先物

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(Trading Viewより)

原油先物価格は1バレル70.3ドルとなりました。先週と比べ少しだけ上がっていますが、この要因として、OPECプラスが自主減産の縮小を約2カ月延期する見通しを示したことが挙げられます。
自主減産縮小は当初2025年1月開始予定でしたが、延期により供給抑制が続くとの期待が価格を押し上げたと考えられます。

VIX

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(Trading Viewより)

先週に引き続き、VIXは低下を続け、13.52ポイントまで下がりました。この低下の背景には、米長期金利の下落と、FRBのウォラー理事が次回会合で利下げを支持する意向を示したことがあります。これらの要因が市場に安心感を与え、リスク回避姿勢を後退させた結果、VIXの低下につながったと考えられます。

Fear and Greed Index

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CNN より

今週も先週に引き続きGREEDです。
VIXと比較しても、市場は落ち着いているようです。

次にFed watchを見ていきます。

Fed Watch

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(CMEより)

今週、25bpの利下げが行われるとの見方が71.1%に上昇しました。この背景には、12月2日にFRBのウォラー理事が次回の会合で利下げを支持する意向を明らかにしたことが挙げられます。
ウォラー理事は、現状の金融政策がインフレをしっかり抑え込んでおり、さらに労働市場が安定していると評価しました。この発言は、市場にとって利下げへの期待を一段と高める材料となったようです。
しかし、今後発表される雇用、物価、消費支出といった経済指標次第では、インフレ抑制の進展が停滞していると判断されれば、利下げを見送る可能性も示唆しています。

ヒートマップ(1week)

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(Trading Viewより)

先週よりもマイナスが増えた1週間でした。
しかし、ハイテク株は先週に引き続きプラスが見られます。
FRBのウォラー理事は2日、17〜18日に予定する次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)で「追加利下げを支持する立場に傾いている」と述べました。
米景気が底堅さを保つなかでFRBが利下げに動くとの期待が広がり、
メタ・プラットフォームズとテスラ がともに3%上昇するなど、ハイテク株の買いを誘いました。

重要経済指数

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マネックス より
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マネックス より

ISM製造業景況指数とは、 全米サプライマネジメント協会(ISM : Institute for Supply Management) が毎月発表する、製造業の景況感を示す経済指標のことです。11月の米ISM製造業景気指数は48.4と市場予想の47.5を上回り、前月の46.5から改善を示しました。
一方で、景気の分岐点となる50は8ヶ月連続で下回り、米国の製造業は景気縮小圏内での推移が続いています。経済全体では、42.5以上を記録すると一般的に景気拡大とみなされますが、今回で55ヶ月連続の景気拡大となっています。

【米国】ISM製造業景気指数(11月)は48.4、市場予想を上回り前月から改善 | 日本とアメリカの重要な経済指標を分かりやすく解説 | マネクリ マネックス証券の投資情報とお金に役立つメディア【1】結果:製造業景気指数は8ヶ月連続で景気縮小圏となるも前月からは改善。【2】内容・注目点:需要が好調な中、雇用指数と支media.monex.co.jp 

投資主体別売買動向

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トレーダーズウェブ より

青い線が海外投資家、赤い線が国内の個人投資家、緑の線が国内の法人を指しています。

このデータは2週間前のデータではありますが、3週間前は海外投資家が買い越していましたが、最新週は売り越しています。
国内個人と国内法人は2週間前に引き続き、若干ですが買い越しています。

注目決算

半導体や電子機器などの分野で高品質な化学製品を提供する企業である
トリケミカル研究所は、25年1月期第3四半期累計(2-10月)の連結経常利益は前年同期比78.4%増の43.5億円に拡大しました。

マクロ経済ニュース

米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は12/2、次会の会合で利下げを支持する考えを示しました。。ウォラー氏は米国経済研究所(AIER)主催のシンポジウムで「現在の政策は十分に制約的で、次回会合での追加利下げは金融政策のスタンスを劇的に変えるものではない」と述べました。同時に、雇用、物価、消費支出に関する今後の経済指標でインフレを巡るの進展が停滞している可能性が示唆されれば、利下げを見送る可能性もあるとも述べました。

トランプ次期米大統領は2日、USスチールの日本製鉄による買収計画に反対を表明し、取引を阻止する意向を示しました。一方、日本製鉄は買収が米国産業や国家安全保障の強化につながると説明。買収計画にはバイデン大統領も反対しており、日本政府は承認を求める書簡を送付しました。日本製鉄は年末までの買収完了に自信を示しています。

まとめ

今週は、米国の長期金利の低下やFRBウォラー理事の利下げ支持表明などが市場心理を改善し、VIXの低下につながりました。これらの好材料が株価を支える展開となりました!
来週には失業率や非農業部門雇用者数の発表が控えており、市場の動向に注視が必要です。

今週のマーケットチェック(11/13~11/19)

寒暖差が激しい毎日ですね🥶☀️
インフルエンザや喉風邪が流行っているので体調には気を付けてくださいね!
それでは今週もマーケットチェックをしていきましょう!

米国債10年物利回り

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(Trading Viewより)

11/13(水)に10月の米消費者物価指数(CPI)が発表され、4.45%まで上昇、15日(金)には、FRBの利下げを急いでいないという発言により売りが優勢となり、一時は4.50%と6月以来の高水準を付けました。
昨日19日(火)は4.398%まで下落しましたが、依然として高く推移しています。ただ、上げ止まった感もありますね。

また、アメリカの大統領選挙前の第3四半期(7-9月)に世界最大規模の米国債を保有する日本と中国が、過去最高額の米国債を売却したというニュースがありました。これが何を意味するか、今後が見ものです。

日本国債10年物利回り

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(Trading Viewより)

日本国債10年物利回りは、1%台を超え、現在は1.061%となっています。
円安進行もあり、早期追加利上げの観測が高まっています!
日銀は、2025年下半期までに金利を1%まで引き上げることができると述べています。
インフレ傾向にあるので利上げは正当化されますが、株式市場にはネガティブですね。円安見通しと利上げ見通しのどちらが勝つでしょうか?

ダウ工業種別30種平均

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(Trading Viewより)

ダウは6日連続で下落となっており、現在43.268USDです。
しかし、15日(金)ウォルト・ディズニー(DIS)はこれまでサービス料金の値上げを繰り返し、今四半期の動画ストリーミング事業の営業利益が大きくプラスとなり、その結果を受け株価は6.2%も上昇しました!

S&P500種指数

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(Trading Viewより)

S&P500も下落傾向にあり、パウエル議長の12月の利下げペースの鈍化を指摘し、15日(金)さらに大きく売りが入ったことで下落しました。
現在は5,916.97となっています。
ウクライナとロシアを巡る地政学リスクの高まりが投資家心理を委縮させ、売りが加速したともいえるでしょう。

NASDAQ総合指数

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(Trading Viewより)

NASDAQもダウとS&P500と同様、下落局面にあり、現在は20,684です。
スーパー・マイクロ・コンピューター(SMCI)は、株価は10月下旬以降に下落しています。
5月以降、監査済みの決算書を報告しておらず、先月、最新の決算報告書の発表を延期すると発表しました。
また、10月には英大手公認会計事務所アーンスト・アンド・ヤング(EY)が同社の監査を辞任した為新たな監査人を雇う必要があると述べました。
SMCIは、NASDAQの報告規則に従えない場合、上場廃止になると宣告されていましたが、18日に適合計画書を提出したというニュースが入り、急騰しました。

日経平均株価

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(Trading Viewより)

13日(水)「トランプ次期政権による保護主義政策が世界経済の成長を阻害する恐れがある」と警告したことなどから欧州株が下落し、その影響を受け、日経平均株価も下落しました。
NVIDIAの決算を控えており、投資家の関心が集まっています。買いを控えているのではないかという見方もできるのではないでしょうか。
ただし、NVIDIAの株価は決算発表前に急騰しています。好決算を予想する機関投資家が多いのかも知れませんが、決算前の急騰は良いこと無いことの方が多いです。。。

TOPIX

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(Trading Viewより)

TOPIXも下落傾向にありアメリカのハイテク株の上昇で耐えていた部分もありましたが、18日(月)には2,691.76まで下落しました。

為替(ドル/円)

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(Trading Viewより)

円安が止まらず14日(木)は1ドル156.278円まで円安となりましたが、アメリカの利下げと日銀の年内利上げ観測が根強く、日米の金利差縮小の期待から円が買われ、昨日の19日(火)には一時1ドル153.280円まで円高に振れました。

円安は、日本経済取ってプラスです。通貨安政策は近隣窮乏化政策と言われるほどですので、円安は本来はプラス要因です。

ですが、円安ペースが急すぎること、賃金上昇率よりもインフレ率が高いことが日本の問題です。

WTI原油先物

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(Trading Viewより)

原油先物は、ウクライナ情勢による影響が大きいのか、上昇傾向にあり、現在は1バレル69.431ドルとなっています。冬季の原油安は、寒い地域の人々には救いですね。

VIX

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(Trading Viewより)

VIXは14日(木)まで下落が続いていましたが、15日(金)から上昇を見せ、現在は15.57となっています。
市場に恐怖感が少しだけ戻ってきてはいますが、10月までと比べるとまだ市場の恐怖感は低いですね。

Fear and Greed Index

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(CNNより)

今週はちょうど真ん中でNeutralとなっています。
VIXと同様、先週よりも市場に恐怖感が戻ってきています。

Fed Watch

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(CMEより)

先週のパウエル議長の利下げに身長であるという発言とCPIの結果を受け、金利を据え置くと予想する投資家が増加したものの、未だ利下げを期待する投資家は少なくなく、60.8%となっています。

ヒートマップ(1week)

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(Trading Viewより)

先週とは打って変わって、マイナスが目立つ1週間でした。
トランプ次期大統領が、ワクチンに関する誤った情報を広め、加工食品を批判してきたロバート・F・ケネディ・ジュニア氏を保健福祉省のトップに指名し、それによりヘルステクノロジーは下落しました。

重要経済指数

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(経済指標カレンダーより)

13日(水)に発表された米消費者物価指数(CPI)は、予想通りの結果となり、3.3%でした。
15日(金)には小売売上高が発表され、予想より若干上回る0.4%で下落局面にあった株価は回復を見せています。

投資主体別売買動向

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(トレーダーズウェブより)

青い線が海外投資家、赤い線が国内の個人投資家、緑色の線が国内の法人を表しています。
国内個人投資家の売りが目立ちますね。海外投資家の買いが少し入ってきています。

注目決算

ダウ平均に含まれるウォルマートの決算が発表され、1株利益、売上高とも予想を上回り株価が上昇しました。

マクロ経済ニュース

イーロン・マスク氏がトランプ次期大統領と共同で大統領を行っているように捉えられる発言をしたとし、一線を越えているという意見がありました。

まとめ

今週は先週と大きく変わって下落が続く一週間でしたね。
木曜日にはエヌビディアの決算があります。エヌビディア株だけでなくAIチップ関連銘柄にも影響を与えるでしょう。
ロシア・ウクライナ情勢もしっかりと視野に入れて今後も情報を仕入れていきたいですね!

今週のマーケットチェック(11/6~11/12)

皆さんこんにちは、マーケット女子大学です🌷
11月も気付けば半ばとなってきました。2024年も残り2か月もありませんね。。
最近は気温も下がってきましたので、体調管理には気を付けてくださいね🥶

それでは、マーケットチェック始めていきます!


まずはアメリカの長期金利から見ていきます。

米国債10年物利回り

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(TradingViewより)

アメリカの長期金利は、4.4%付近で推移しています。

トランプ氏当選により追加関税の導入や大規模な減税などの政策が行われる可能性があるので、インフレが再燃しそうですよね。。。
そのため、今後は債券が売られて長期金利も高くなっていくかもしれません。

一方で、FRBは7日、インフレが低下傾向にあることを踏まえて0.25%の利下げを発表をしました。現在の米政策金利は、4.5%-4.75%となります。今後、中央銀行の独立性がしっかり保たれるのか気になりますね。

日本国債10年物利回り

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(TradingViewより)

日本の債券利回りは米大統領選翌日に大幅上昇を見せ、現在1.003%を推移しています。

大統領選でトランプ氏が勝利したことで円安・ドル高が進行しました。この円安進行を抑制するために、日銀は今後利上げを行うという観測から、日本の債券利回りが上昇していると考えられます。

続いて各指数を確認していきます。

ダウ工業種別30種平均

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(TradingViewより)

ダウ平均は、6日に史上最高値を更新しました🎊
今日のダウ平均は43,910.98ドルで下落となりましたが、ここ一週間で2,000ドルの上昇を見せました。一方で、今日は各指数とも下落をしているので利益確定売りがあったのかもしれませんね。

ダウ平均構成銘柄で決算発表があったホームデポは、EPS・収益ともに市場予想を上回りましたが、下落しました。一方で、エヌビディア、マイクロソフトなどのハイテク株では上昇を見せました。

S&P500種指数 

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(TradingViewより)

ダウ平均に続き、S&P500も6,000の大台を突破しました!!
選挙後は高値を更新し続けましたが、今日は5,983.99で引けました。

S&P500で特に目立った上昇を見せたのが、テスラですね。テスラ社CEOイーロン・マスク氏とトランプ氏との密接な関係を築いた期待から、一週間で約44%もの上昇を見せました。他の大型ハイテク株を圧倒する上昇ですね👀

本日のCPIの結果や来週のエヌビディアの発表を受けて、上昇を続ける各指数が今後どう推移するか気になりますね。。

NASDAQ総合指数

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(TradingViewより)

ナスダックも史上最高値を更新後、6営業日ぶりに下落を見せ21,070.79Pとなりました。
選挙後の期待から大幅上昇を見せましたが、ハイテク系の比率が高い指数ですので、来週のエヌビディアの決算発表は大事になりますね。

日経平均株価

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(TradingViewより)

日経平均株価は、12日終値39,376.09円で引けました。

トランプ氏が中国への輸出規制を強めるという懸念から、日本の半導体銘柄での下落が目立ちました。また、トランプ氏が要職に対中強硬派のマルコ・ルビオ氏を起用するという報道があり、日経平均の下落要因となりました。

TOPIX

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(TradingViewより)

TOPIXは、2,741.52Pで引けました。
日経平均が下落する中、僅かながら上昇を見せました。

為替

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(TradingViewより)

ドル円は154円で推移し、155円まで到達しそうな勢いがあります。

トランプ氏がドルが強すぎるために、ドル安政策を行うということを口では言っています。しかし、輸入関税引き上げなどインフレを引き起こす要因がありますよね。これは利上げ要因になってドル高になるため、言っていることとやってることが違いますねー。

WTI原油先物

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(TradingViewより)

原油先物は、一バレル68.04ドルと下落しています。

原油主要消費国である中国の景気刺激策への失望感により、原油価格を押し下げています。
また、メキシコ湾でのハリケーン「ラファエル」の勢力が弱まったことにより、供給障害への懸念が収まったことも原油価格下落の要因となっています。

ビットコイン

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(TradingViewより)

ビットコインの勢いが止まりませんね。

2017年頃は暗号資産は得体の知れないものと言われていました。その後2020年頃法的な位置づけの元、上場が認められたり金融資産として認められたりしています。

トランプ政権一期目には、仮想通貨に批判的な意見を出していましたが、今回は仮想通貨への規制を緩めること、仮想通貨大国を創り上げる!などの発言がビットコインの価格を押し上げているでしょう。

VIX

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(TradingViewより)

VIXは大統領選以降大幅な下落を見せ、現在14%あたりを推移しています。

大統領選やFOMCなどのビッグイベントが終了し、投資家の緊張感が解けた印象を受けますね。Fear and Greedの数値を見ても、投資家の強欲さが伺えます。

Fear and Greed Index

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(CNNより)

先週はNeutralを示していましたが、今週はGreedでした。
理由はVIX指数と同じく、大統領選挙やFOMCなどのビックイベントが終了し恐怖感から解放されこのような結果となりました。

Fed Watch

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(CMEより)

先日、2会合連続で利下げが行われたばかりなので、機関投資家による12月のFOMCの予想がばらけています。来月発表されるISM製造業景気指数や失業率が前回を下回る悪い結果(景気後退局面)となった場合、利下げの可能性が高まります。

ヒートマップ

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(tradingviewより)

今週は緑がとても目立ちますね!
大統領選挙で、トランプ前大統領が当選したことから、金融、IT、防衛、資源関連の銘柄が上昇しました。
特に気になる企業を見ていきましょう。
テスラはプラス32%となっており大幅な上昇を見せています。これは決算発表で利益が市場予想を上回る結果となったことに加え、AIによる自動運転技術が再評価されたことが要因としてあげられます。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-11-11/SMSFVIT1UM0W00

重要経済指標

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(マネックス証券より)

今回見ていくのは、☆3のISM非製造業景気指数(米国)とFRB政策金利です。
まず、ISM非製造業景気指数ですが、予想を少し上回る56.0となりました。先月に引き続き、経済活動の拡大と縮小の境目である50を上回っていることから、景気拡大局面であることがわかります。

次にFRB政策金利です。今回は0.25%の利下げと市場予想通りの結果となりました。 これは、インフレ率の低下傾向を踏まえた判断となりました。利下げは2会合連続で行われました。

投資主体別売買動向

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(トレーダーズウェブより)

青い線が海外投資家、赤い線が国内の個人投資家、緑色の線が国内の法人を表しています。
個人投資家が0に近いことから売りと買いが同数で積極的な売買を行なっていないことが分かります。
海外投資家が少し売り越していますね・・・

注目決算

日産自動車(7210)が、11月7日16時40分ごろに決算発表をしました。
営業利益は前年同期比90%減と、大幅な減益となりました・・・
これを受け、経営立て直しのため、生産能力の20%削減し、9,000人の人員削減を行う方針を発表しました。
減益の要因として、主力の米国での販売不振が続き、販売促進のため販売費用が増えたことや、中国市場で中国メーカーなどの安いEV車にシェアを押されたことが挙げられます。

東京エレクトロン(8035)が2025年3月期第2四半期の決算を発表し、経常利益が前年同期比77.2%増の3211億円に拡大しました。それに伴い、通期の経常利益予想を6300億円から6920億円に上方修正し、年間配当も519円から571円に増額することを発表しました。

マクロ経済ニュース

日本時間の11月6日、米大統領選挙でトランプ前大統領が当選確実となり、4年ぶりに政権奪還となりました。
これを受け、1ドル151円台を推移していた為替は1ドル154円台を突破、S&P500種指数は、最高値を更新と円安株高となりました。

まとめ

先週は、大統領選やFOMCなど忙しい一週間でしたね💦

特に株価上昇が続いているので、みなさんウハウハ状態ですかね??
しかし!今週もCPIの発表があり、見逃せないニュースばかりです。しっかりこのマーケットチェックを購読して、情報をキャッチしましょう!

以上、マーケットチェックでした。ご精読ありがとうございました。

â– 

皆さんこんにちは!!
まーけっと女子大学です!!
今週は衆議院議員選挙がありました!皆さんは選挙に行きましたか!?
選挙といえば来週のアメリカ大統領選挙も注目ですね!
それではマーケットチェック始めていきます!!


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(Trading viewより)

先週に引き続き、米国債10年物利回りは上昇しています。
28日には一時4.33%と、3か月ぶりに高水準まで上昇しました。
11月5日に行われる米国大統領選挙を前に、投資家が米国債の購入に慎重になっていることが背景にあります。
また、トランプ前大統領が勝ってもハリスが勝っても、減税と国債増発が予想されています。これによりアメリカ財政の悪化が見込まれ、それが米国債売りに繋がって、利回りが上昇しています。

日本国債10年物利回り

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(Trading viewより)

日本国債10年物利回りは、先週に引き続き上昇を続けています。アメリカの長期金利も上昇していることも要因していると考えます。また、衆議院議員総選挙で与党が過半数を割ったことで、安全資産として国債の需要が増加し、価格が上昇したと考えられます。

ダウ工業株30種平均

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(Trading viewより)

先週末までに約1,100ドル下落していましたが、値下がりした株を買い戻す動きが強まったことから、また上昇を始めました。また、原油価格が下落したことも、上昇した理由の一つとして考えられます。

S&P500種指数

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(Trading viewより)

27日、7週ぶりに小幅な下落を見せましたが、先週に続き高値圏で推移しています。依然としてS&P500種指数は上昇トレンドが続いていますね。今週はS&P500種指数の多くの企業が、決算を発表します。
特に時価総額上位の、テック系の決算には注目です。

NASDAQ総合指数

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(Trading viewより)

29日にNASDAQ総合指数は、約3ヶ月半ぶりに最高値を更新しました。

アメリカの主要企業の決算や、経済指標の内容から景気が底堅いとの見方で、大手IT企業の決算に期待が高まっています。こうした期待から、ITや半導体関連銘柄に買い注文が集まり、最高値を更新しました。

日経平均株価

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(Trading viewより)

29日、日経平均株価は38,400円台まで下落しましたが、米国の長期金利上昇を受けて、金融株などの大型株が買われ、上昇へ転じました。

30日、31日に行われる日銀の政策決定会合や、今週末発表されるアメリカの雇用統計の結果に、慎重な姿勢が強まっています。

TOPIX

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(Trading viewより)

TOPIXも日経平均株価と同様に、今週は上昇へと転じました。
先週の2,651ポイントから、25日に2,618ポイントまで下落しましたが、29日に2,682ポイントまで上昇しました。

為替 ドル/円

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(Trading viewより)

ドル円は153円台を推移しています。
153円台後半だったドル円が、衆議院議員選挙で与党が過半数割れしたことから、153円台前半まで値下がりしました。
円の切り下げが行われたと思われます。

WTI原油先物価格

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(Trading viewより)

26日イスラエル軍がイランへの報復攻撃で、石油関連施設が標的とならなかったことを受け、イスラエルとイランの報復の応酬が一度収束するとみて、下落しました。先週末から一時約6%下落した場面もありました。

金先物(米ドル/オンス)

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(Trading viewより)

金先物は先週に引き続き上昇しています。
米大統領選を巡る不透明感に加え、中東情勢の緊迫化が一時緩和しているものの、依然懸念も根強いため、比較的安全な資産とされる金に資金を避難させる動きが広がりました。

VIX

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(Trading viewより)

28日のシカゴ・オプション市場でVIX指数は19.23と前営業日の清算値20.33から1.10ポイント低い水準で推移しています。イスラエルがイランに対する報復攻撃で石油や核関連施設を標的としなかったことを受け、原油供給への懸念が和らぎ、地合い改善につながったと考えられます。

Fear and Greed Index

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(CNNより)

Fear and greed indexは先週は71だったのに対して今週は62でした。アメリカ大統領選挙も控えている事もあり投資家は多少の様子見ムードになっているのかもしれませんね!

Fed watch

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(CME groupより)

市場は、11月のFOMCで4.50~4.75%に利下げが行われることを見込んでいます。FRBの政策当局者は21日、追加利下げへの支持を表明していました。次回のFOMCは11月5日にあるので注視しましょう!パウエル議長はソフトランディングを達成できるのか注目ですね!

ヒートマップ

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(Trading viewより)

週末にイスラエルがイランへの反撃を行いましたが、懸念されていたようなエネルギー生産施設や輸出施設への被害はなかった為、エネルギーセクターは下落しました。一方、金融セクターは大幅に上昇しました。理由は長期金利の上昇だと考えられます。

重要経済指標

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(マネックス証券より)
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(マネックス証券より)

29日に発表されたJOLTS求人指数は市場予想を大きく下振れました。発表直後は米金利は低下し、円高ドル安反応を見せました。
米消費者信頼感指数は市場予想を上回り、2021年3月以来の大幅な伸びを記録しました。それでもまだ、米消費者信頼感指数は新型コロナ禍前の水準には戻っていません。30日には第三四半期のGDP速報値、31日には個人消費支出、1日には雇用統計などの発表が目白押しなので注目して行きましょう!

投資主体別売買動向

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(トレーダーズウェブより)

青い線が海外投資家、赤い線が国内の個人投資家、緑色の線が国内の法人を表しています。これは2週間前の話ですが、海外投資家、国内法人、国内個人投資家が売り始めていますね。衆議院議員選挙で与党が過半数を割るとの情報が多く出た為だと考えられます。市場は不確実性を嫌うので仕方ありませんね。これから特別国会で行われる首班指名選挙後に投資家が帰ってきてくれることを願うばかりです。

注目決算

マクロ経済ニュース

まとめ

今週はなんといっても衆議院議員総選挙がありました。自民党と公明党の与党は計215議席にとどまり、過半数(233議席)を下回りました。このことにより週明けの日本市場は下落するとの見立てもありましたが、上昇しました。はっきりとした理由はわかりませんが、先週の株安の反動や今回議席を伸ばした国民民主党との連携による政策期待。また、石破総理は続投の意向を示していますが、自民党内では退陣論もあります。そうしたことにより高市さんが次期総理になるかもしれないという思惑もあると考えられます。
また、来週はアメリカの主要企業の決算や重要経済指標などのイベントが多いので注視しましょう!11月5日にはアメリカ大統領選挙もあります!期日前投票の結果なども出てくると思いますので1つ1つの情報をキャッチしましょう!!