music mania ちばちゃん

12月14日(土)は21時から「第932回」の放送! 12月17日(火)の18時からは「第931回」の再放送! '24.9月から19年目に突入です! 書き込みヨロシク!

第928回ON AIRリスト(①2024年11月16日放送 ②2024年11月26日放送)

 さて、車のタイヤ交換も済み(笑)、今日は朝から除雪道具などを準備や、車の足下マットを冬用にしたり、スコップをトランクに積んだり、“雪”の備えをしました。予報によると週明けに積雪があるようなのでね。その後は部屋に引きこもり(笑)、BON JOVIのALL TIME BESTの作成。今回の作品は「ファン投票のベスト50」ということだそうです。デラックス盤は3枚組、通常盤は1枚ということで、当然私が作るのは3枚組。得票順で並べただけの曲順なので、“アルバムとしての統一感”はありませんが、良曲のオンパレードといった作品になりましたね。通常盤にあたる1枚目は「やっぱり、こうなるよね」といった順当な選曲でしたね。トータルで4時間のアルバムになりました。

 先日、漫画家の楳図かずおさんがお亡くなりになりました。僕が小学生の頃、夢中で読んでいたマンガの作者さんです。「おろち」「洗礼」「恐怖」「怪」「ミイラ先生」「のろいの館」「鬼姫」「まだらの恐怖」などなど。僕の中で“恐怖漫画”といったらまず楳図先生、といった存在でしたね。たくさんの作品、ありがとうございました。何かまた読みたくなったな。隣の実家から借りてこようかな。

 ということで、

第928回放送の(’24年11月16日・’24年11月26日)ON AIRリスト

★ HM/HR GUIDE for BIGINNERS

1. AEROSMITH / DRAW THE LINE ('77年発表 5th「DRAW THE LINE」)
2. ARCH ENEMY / HOUSE OF MIRRORS ('22発表 11th「DECEIVERS」)

★ VISUAL ROCK LEGENDS

3. DIR EN GREY / Cage ('99年発表 6th SINGLE)

★ BAND BOOM MEUSEUM

4. BOOWY / NO.NEW YORK ('85年発表 2nd SINGLE「BAD FEELING」C/W)

★ MINI SPECIAL of THIS WEEK

5. 米米CLUB / Funk-a-ねーちゃん ('89年発表 5th「5 1/2」)
6. 米米CLUB / Kung-fu Lady ('89年発表 5th「5 1/2」)

★ MY FAVORITE SONG

7. 山下達郎 / RIDE ON TIME ('80年発表 6th SINGLE)

★ JAPANESE HARD & HEAVY

8. BLINDMAN / With The Judgment Day ('99年発表 2nd「Being Human」)

 今回の目玉は、山下達郎のRIDE ON TIME。イイ声ですね。憧れます!

1. AEROSMITH / DRAW THE LINE

 AEROSMITHは70年にボストンのローカルバンドとしてスタートいたしました。活動当初はカバー曲中心のパーティーバンドのような活動をしていましたが、地元の劇場支配人からの紹介により、地元有力プロモーターに出会い、マネジメント契約を結びます。その後、マネジメント会社の交渉により72年夏にコロムビア・レコードとの契約が成立し、デビューの足掛かりを掴みました。翌73年に1st「AEROSMITH」でデビュー、アルバム収録曲の「DREAM ON」がラジオで注目され同曲をシングルカット、アルバムはビルボードチャートで59位まで上昇するヒットとなりました。それ以後、74年発表の2nd「GET YOUR WINGS」は1年以上に渡りビルボードチャートに入るロングヒット、75年の3rd「TOYS IN THE ATTIC」はチャート11位を記録しプラチナディスクを獲得、76年の4th「ROCKS」で全米チャート3位を獲得しロックシーンのトップに立ちます。しかし、この頃からメンバーはドラッグに溺れることに。この5thはコカイン漬の中、古い女子修道院で制作された作品です。全篇を貫くテンションの高さが特徴的な作品で、彼等の代表作のひとつでもあります。
 

2. ARCH ENEMY / HOUSE OF MIRRORS

 ARCH ENEMYは元CARCASS、元CARNAGEのギタリスト、マイケル・アモットがCARCASSを脱退後、地元スウェーデンで70年代ヘヴィロックを体現していたトリオバンド、SPIRITUAL BEGGARSで活動していた際、CARNAGEの再編を目論んだサイドプロジェクトとして結成されたバンドであります。ボーカルにはCARNAGE時代の盟友、ヨハン・リーヴァ、もう一人のギタリストとして実弟のクリストファーを起用し96年に1st「BLACK EARTH」でデビューをはたします。ヨハンのボーカルで3枚のアルバムを発表後、00年に女性ボーカル、アンジェラ・ゴソウが加入したことでバンドの知名度が急劇にアップします。アンジェラのボーカルで5枚のアルバムを制作後、14年にアンジェラが引退しバンドのマネジメントに専念することになります。そして後任はTHE AGONISTの女性ボーカル、アリッサ・ホワイト・グラズが加入することに。この作品はアリッサ加入後、3作目の作品となります。やっぱ、「ボーカル、女性だよ」と言われるまで気付きませんよね(笑)。
 

3. DIR EN GREY / Cage

 DIR EN GREYは95年末に結成された「La;Sadie's」を前身としたバンドであります。このLa;Sadie'sは2枚のシングルと数本のデモテープを残し、97年1月に解散、ベーシストにToshiyaを迎え「DIR EN GREY」を結成することになります。その後すぐにCOLORのボーカル、DYNAMITE TOMMYに見出され、彼の主催する「フリーウィル」からインディーズデビュー、以後、急速に人気を拡大し、98年発表の2ndSG『-I'll-』は最高7位を記録し、インディーズ史上最高記録を樹立。さらに同年11月にはインディーズ・バンドとして初の日本武道館公演を実現しました。そして99年1月、X JAPANのYOSHIKIをプロデュースに迎え『アクロの丘』『残-ZAN-』『ゆらめき』のシングル3枚同時発売でメジャーデビューを果たし、すべてがオリコン・チャートのトップ10へランクインすることになります。この楽曲は3枚同時発売シングルの次に発表された楽曲にあたります。現在の彼等の楽曲とは違い、“ヴィジュアル系”という雰囲気の楽曲に仕上がっております。
 

4. BOOWY / NO.NEW YORK

 BOOWYは80年に氷室京介、布袋寅泰、松井恒松らで結成されたバンドであります。当初は6人編成でしたが、1st「MORAL」発表後の82年10月のライブを最後に2人が脱退、氷室、布袋、松井、高橋の4人編成となります。83年発表の2nd「INSTANT LOVE」は1stとはガラっと音楽性を変え、ニューロマンティックの音楽性を包み隠さず取り入れた作品となりました。しかし、音楽ランキングにはまったくチャートインしない結果となります。正直、この時期は布袋が並行して活動していた「AUTO-MOD」のほうが知名度があったでしょう。そんな彼等ですが、84年10月にレーベルを東芝EMIに移籍することを決定します。そしてプロデューサーに佐久間正英を迎え、ベルリンレコーディングを敢行、3rd「BOOWY」が完成します。この頃、彼等のライブ動員数が急速に増え始め、アルバム発表後には渋谷公会堂でのワンマンライブを成功させています。この楽曲は1st「MORAL」収録のリレコーディングバージョンであります。彼等のライブでは定番の楽曲でしたね。
 

5. 米米CLUB / Funk-a-ねーちゃん
6. 米米CLUB / Kung-fu Lady

 米米CLUB特集、5週目、この5thは前作から1年2ヶ月ぶりに発表された作品です。先行シングル曲は「FUNK FUJIYAMA」。前作で完全に“メジャーな存在”になったこともあってか、このアルバムもチャート1位を獲得します。僕が高3の頃の作品ですね。チャート1位に輝いた作品ですが、正直、僕の周りの友人達の評価は良くなかったですね(笑)。その理由は“非常に濃い”作品だったということ。そう、このアルバムは米米史上最も“ハードファンク”な作品だったからだと思います。ポップでオシャレば米米の一面しか知らない人にはこのハードファンクな音は理解できなかったと思います。前も言いましたが、彼等は基本的に“ファンクバンド”であります。ファンクという音楽を知らない人にはこの音は敷居が高すぎたかな。当時の僕もそうでした。ちっとも良いと思えませんでした。僕が望んでいたのは3rd「KOMEGUNY」の音だったので。そんな彼等ですが、この後、3rdからのシングルカット「浪漫飛行」でミリオンヒットを飛ばし、人気を不動のものとします。
 

7. 山下達郎 / RIDE ON TIME

 僕は71年生まれなんですが、僕より少し上の世代の方に山下達郎はとても人気があるのかなと。コレはあくまでも「僕のまわり調べ」のデータでありますが(笑)。僕がCDコレクターだというのを知っている人から「ちばちゃん、達郎貸して!」とよく言われます。これまでベストアルバムしか所有していませんでしたが、この度、コレクターとして全アルバムをコンプリートしました。これで「ベストしか持っていないんだけど」と答えることもなくなります! ところで、この「RIDE ON TIME」は僕が達郎さんを初めて知った曲になります。発売当時、僕は小3でした。学校から帰って家でラジオのベストテン番組を聴いていたら頻繁に流れていた楽曲ですね。当時は何気なく聴いていましたが、改めて聴くと「声、素晴らしいな!」と思います。僕がこれまで彼の音楽を熱心に聴いてこなかったのは、おそらく彼のルックスがそれ程好きではなかったのが大きな理由かなと思います(笑)。今でも「何でまりやさんはこの人を選んだのだろう」と思うことも。
 

8. BLINDMAN / With The Judgment Day

 BLINDMANは95年にギタリスト、中村達也のソロアルバムリリースに伴うライブを機に結成されました。98年にインディーズから1st「Sensitive Pictures」を発表しシーンに登場します。99年にこの2nd「Being Human」を発表します。同年、ライブアルバム「Live, Living, Alive!!」を発表、翌00年にミニアルバム「…in the dark」発表後にメジャーのキングレコードと契約します。01年にメジャーから3rd「BLINDMAN」を発表、02年に4th「TURNING BACK」を発表、順調に活動していると思っていたのですが、03年3月に解散宣言し活動を休止します。理由は「当時としては思うようなセールスが得られず、奔走するレコード会社の求める楽曲と自分達の理想とするバンド像に差が出来てしまった事が原因であり、メンバー間の姿勢も差が生まれた為、一度リセットしようという事になった。」とのこと。その後、04年の秋に活動を再開し、以後はコンスタントに作品をリリースし現在に至ります。個人的には“ジャパニーズハードロックの至宝”と思っております。中村さんの書く楽曲が凄くイイんですよね。
 
 次回は「See-Saw」が登場します!

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