music mania ちばちゃん

12月14日(土)は21時から「第932回」の放送! 12月17日(火)の18時からは「第931回」の再放送! '24.9月から19年目に突入です! 書き込みヨロシク!

第932回ON AIRリスト(①2024年12月14日放送 ②2024年12月24日放送)

 さて、今シーズンの「除雪車」がやってくる時間が昨シーズンと比べて1時間程早くなりました。午前4時前です。除雪車がやってくる時間に家の前で立っていると固い雪をすべて持って行ってくれるのですが、誰も立っていないとそのまま置いていかれます。流石に4時前からは立てません(笑)。そんな訳で今日は家の前に固い雪をたっぷりと置いていかれました。雪かきに結構時間がかかりましたね。ま、土曜で休みだし、運動には丁度良かったかな。

 皆さんもご存知のとおり、私はAUTO-MODの大ファンであります(笑)。そんな人は余り多くないと思いますが。そんな事もあって、AUTO-MODが85年に解散した後もジュネさん絡みの音源も集めております。先日、ジュネさんが87年に始動させたGENETIC VOO DOOのライブアルバム「MAGIC LOVERS WITH THE SNOW DRAGON」をCD化しました。実は以前にCD化していたのですが、行方がわからなくなって、2度目のCD化です。今回はレコードプレーヤーからミキサーを通してPCに取り込む、というような作業で作ってみました。編集ソフトはAUDACITYを使用。このアルバム、実はかなり好きなんですよね。復活して良かったです。それにしても最初に作ったCD、どこにいってしまったのか。

 ということで、

第932回放送の(’24年12月14日・’24年12月24日)ON AIRリスト

★ HM/HR GUIDE for BIGINNERS

1. KAMELOT / A FEAST FOR THE VAIN ('03年発表 6th「EPICA」)
2. LION / LOVE IS A LIE ('89発表 2nd「TROUBLE IN ANGEL CITY」)

★ VISUAL ROCK LEGENDS

3. GLAY / GONE WITH THE WIND ('94年発表 EP「an Optic」)

★ BAND BOOM MEUSEUM

4. COBRA / オレたち ('90年発表 3rd「CAPTAIN NIPPON」)

★ MINI SPECIAL of THIS WEEK

5. 米米CLUB / Christmas Honeymoon ('92年発表 9th「聖米夜」)
6. 米米CLUB / しあわせになれ ('92年発表 9th「聖米夜」)

★ MY FAVORITE SONG

7. Skoop On Somebody / ステラ ('23年発表 COMPILATION「Nice'n Slow Jam -beyond-」)

★ JAPANESE HARD & HEAVY

8. GARGOYLE / ヂレンマ ('90年発表 2nd「檄」)

 今回の目玉は、LIONのLOVE IS A LIE。普通にカッコイイと思います。

1. KAMELOT / A FEAST FOR THE VAIN

 KAMELOTは87年にギタリスト、トーマス・ヤングブラッドを中心に結成されたアメリカ・フロリダ州タンパ出身のバンドであります。何度かのメンバーチェンジを経た後、94年にノイズレコードとの契約を果たし、翌95年に1st「ETERNITY」でデビューを果たします。98年、3rd制作途中にボーカリストとドラマーが脱退してしまいます。バンドは元コンセプションのボーカル、ロイ・カーンを迎えます。それ以後、ここ日本や欧州で人気が急上昇いたします。ロイ・カーンの歌唱が素晴らしかったこともあると思います。そしてKAMELOTは“アメリカを代表するメロディックパワーメタルバンド”と認識されることになります。僕が彼等の存在を認識したのは5thが発表された頃だったと思います。メタル雑誌「BURRN!」の高評価で興味が湧いたのですが、結局、アルバムを揃えたのはそれから数年後でしたね。この6th「EPICA」はゲーテ作の「ファウスト」を土台にしたバンド初の「コンセプトアルバム」であります。クワイアやオーケストラなど、シンフォニックなサウンドを積極的に取り入れた作品でこれまで以上にドラマティックな作風となりました。
 

2. LION / LOVE IS A LIE

 このLIONは元タイタンのボーカリストであったカル・スワンとイングヴェイ・マルムスティーンが在籍していたことで知られるスティーラーのドラマー、マーク・エドワーズを中心に83年に結成されたバンドであります。バンドはギタリストにダグ・アルドリッチを迎え、84年に映画「13日の金曜日パート4」のサントラ盤に収録されていた「LOVE IS A LIE」、つまりこの曲でデビューを果たします。その後、86年に日本のみで発表されたEP「POWER LOVE」を発表、その後、87年に1st「DANGEROUS ATTRACTION」を発表、ここ日本で非常に高い評価を得ることになります。LIONはLAで結成された事もあって、「LAメタル」や「グラムメタル」の一派と捉えられることもありますが、聴いてもらってお判りのとおり、“これぞブリティッシュHR”と言える音であります。89年発表のこの2nd「TROUBLE IN ANGEL CITY」は1stEPの再録や新曲などで構成された作品であります。ボーカル、カル・スワンの声質がウェッティーで非常に楽曲に合っているのかなと。ダグ・アルドリッチのギターも情熱的で非常にイイです。LIONの作品は日本以外ではセールス的には厳しい結果に終わったのですが、彼等を評価した日本のファンは改めて素晴らしいと思いますね。
 

3. GLAY / GONE WITH THE WIND

 GLAYは皆さんご存じのとおり、88年にTAKUROとTERUを中心に函館で結成されたバンドであります。後にHISASHIが加入し、高校卒業を機に活動拠点を函館から東京に移すことになります。彼等はチャンスを掴むため様々なオーディションに出場していてその中にはあの「イカ天」もありました。当時僕は「イカ天」を欠かさず観ていたのですが、正直、GLAYはまったく印象に残っていません。記録を調べると“3分の完奏”も果たせなかったとのこと。審査員からもかなりの酷評を受けたそうです。そんなGLAYですが、93年にX JAPANのYOSHIKIがライブに訪れ、彼等を気に入り、インディーズレーベル「エクスタシーレコード」との契約が決定します。本日の楽曲は後にメジャーから再録バージョンも発表されることになる楽曲なのですが、コレが一番最初のバージョンであります。このバージョンが収録されているオムニバスはインディーズ1st「灰とダイヤモンド」発表直前に発表された作品です。この「an Optic」という作品はGLAY、Kill=slayd、堕天使という3バンドが1曲づつ提供した作品であります。僕は実際にこの作品を購入した訳ではなく、14年に発表された「灰とダイヤモンド Anthology」のDISC2収録されていたもので初めて音源を確認しました。元々、好きな楽曲でしたが、この最初のバージョンは若干だけテンポが速いかな、という作りでしたね。
 

4. COBRA / オレたち

 僕はCOBRAに関して、存在は知っていましたが、リアルタイムでは聴いておりません。彼等は90年にメジャーデビューしたのですが、“ビートパンク”ではなく“パンク”だったこともあったのか、いまいち興味が沸きませんでした。音源を初めて購入したのはこの番組が始まって1年後、07年の秋だったと思います。その時に購入したのはメジャーからのベストアルバムでした。彼等を紹介している雑誌の記事でこの「オレたち」という楽曲の歌詞、「オレたちだってバカじゃないぞ、頭いいんだぞ」が絶賛されていたこともあり聴いてみることにしました。「あ、ポップだなあ」というのが第一印象。ま、パンクは基本、ポップなので。インディーズ時代のアルバムもその後に購入したのですが、やっぱメジャー作品のほうが、“聴きやすい”という仕上がりになっていますね。レーベルが「ポニーキャニオン」というのがかなり影響しているのかな(笑)。メジャーでの活動期間は2年程でしたが、日本武道館公演も成功させております。ギタリストのNAOKIが以前に所属していたラフィンよりもセールス的には成功したバンドですね。
 

5. 米米CLUB / Christmas Honeymoon
6. 米米CLUB / しあわせになれ

 米米CLUB特集、9週目、この9thは前作から半年で発表された「クリスマス・アルバム」であります。ま、企画モノ、というヤツですね。プロデュースは石井竜也で、60万枚限定、フォトスタンド、ハンカチ、絵本が同封されていましたね。ちょっと大き目な箱に入っていた作品。正直言うと「収納にこまるなあ」というモノでしたね。一応アルバムは10曲収録でありました。コンセプトアルバムということで、彼等得意の“おふざけソング”は収録されておりません。個人的な感想では“とてもオシャレな作品”でありますね。聴いてもらってお判りですが、2曲目「しあわせになれ」はライブテイクであります。コレはメンバーのフラッシュ金子とミナコの結婚記念にファンクラブ会員を招待して行われたイベント「Octave Symphony」で披露された石井さんの弾き語りによるライブテイクになります。この時期の楽曲は彼等のルーツである“ファンク”の要素がほとんどなくなり、“ポップス”になっております。古くからのファンは「米米も変わったなあ」と当時は思っていたのかな。
 

7. Skoop On Somebody / ステラ

 Skoop On Somebodyは95年にTAKE、KO-ICHIRO、KO-HEYの3人が大阪で結成したユニットであります。当時のユニット名は「SKOOP」でありました。96年にデモテープが認められ「SONY RECORDS」と契約、97年にデビューを果たします。SKOOP名義で3枚のアルバムを発表後、00年4月に「Skoop On Somebody」に改名します。この後、SG「sha la la」、SG「ぼくが地球を救う」などがスマッシュヒットを記録し、一般層にグループ名が知られることになります。11年にKO-HEYが脱退し2人組のユニットになりますが、21年末に復帰し現在は3人組のユニットに戻っております。ウチは確かカミさんが米倉利紀さん繋がりで聴好きになったユニットで、僕も一緒に聴き始めたような記憶があります。日本の男性R&Bが好きな人は恐らく一度は耳にしたことがあるユニットではないでしょうか。今日で3回目の紹介、ということで極端に紹介の機会が少ないのですが、ロックメインの番組なので勘弁してください(笑)。
 

8. GARGOYLE / ヂレンマ

 GARGOYLEは87年にボーカルKIBAを中心に大阪で結成されたスラッシュメタルバンドであります。89年6月6日にSG「蠢」でインディーズデビュー、同年10月13日に1st「禊」を発表。ということで、数字にこだわるバンドというのが判りますね。僕は彼等の雑誌広告を観て「ルックス」のみで購入を決めました。1stはリアルタイムで初回盤を通販で購入。ただ、出荷の関係か僕のところに商品が届いたのは2週間後ぐらいでしたね。基本のスタイルはスラッシュなのですが、彼等の音は “和”と“メタル”をミックスした音で当時はかなり衝撃を受けましたね。また、歌詞のオリジナリティーも感心しました。振り返ると彼等のこのスタイルのフォロワーって今でもいないと思うのですが、どうでしょう。ちなみにこの2ndは90年11月11日発売でした。やっぱ数字に拘りましたね。初回盤はアルバムケースと歌詞カードが連結した蛇腹仕様でした。インディーズならではの凝った作りでしたね。3rdもインディーズで発表し、4thでメジャーに進出するのですが、今思うと3rdでメジャーに行ったほうが展開的には良かったのかなと思いました。
 
 次回は「眉村ちあき」が登場します!

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