女人高野室生寺
2014年 04月 03日
土門拳さんが室生寺を撮る時に定宿にしていた橋本屋旅館の経営者は、その方の身内の方だそうです。
で、その方も橋本屋旅館で土門拳さんと何度か言葉を交わしたことがあるそうです。
お顔に似合わず(失礼)優しい方だったが、まわりのお弟子さんたちは皆ピリピリしていたとか・・・
四季折々の室生寺と室生の里風景は、評判通りの見事なものでしたが、特に有名な雪の五重塔に強く惹かれました。
仏像も生き生きとした表情が写し撮られており、またその質感が何とも言えずすばらしいものでした。
「室生寺」の写真集は、1954年と1978年の二度刊行されています。
私が見せていただいたのは1978年版です。
土門さんは、青葉のころのの室生寺が一番お気に入りだったそうですが、当時のご住職に雪景色が一番良いと言われ、どうしても写真集に雪の室生寺を入れたかったようです。
体がご不自由なため当時は車イスでの撮影だったそうで、雪の室生寺を撮るのに大変なご苦労があったようです。
さらに待っている雪がなかなか降らず、写真集出版の締切との間でやきもきされていたようです。
人気の橋本屋旅館に長逗留するわけにもいかないので、お弟子さん一人を残しご自身は奈良県御所市の病院に入院、療養しながら雪を待つことになったそうです。
約1ヶ月後、結局あきらめて東京へ引き上げようとしていた朝に待望の雪が降りそうだと連絡が入ったとゆううことです。
雪の室生寺を撮るため奈良へ入ってから、約2カ月後のことだったそうです。
写真集の当時の定価は¥58.000でした。
RX10試写の3回目です。
1
小川を挟んだ対岸の竹林の中にいたウグイスです。
声はすれども姿が見えずで、見つけるのがたいへんでした。
2
距離がありすぎたので、ほぼ等倍切り出しに近いくらいのトリミングをしています。
3
f11 SS1/10ですが、やはりブレました(笑)
体なり、腕なりを支えるものが何かあれば1/10でブレずに撮る自信があるのですが、何もなかったので(言い訳:笑)
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