「上海2010 Jean Georges(ジャン・ジョルジュ)上海のランチ
2010年 05月 02日
上海レポートの中でチャイニーズでないお店はここだけ。
フレンチのJean Georges(ジャン ジョルジュ)。
ニューヨーク・マンハッタンの三ツ星シェフであるジャン・ジョージ氏世界初出店の地に選んだのがこの上海でした。
上海でも歴史的な建築が並ぶ外灘(ワイタン)の中でも高級なワールドレストランが終結したビル外灘3号内にあります。
外灘は夜の景色も美しく、クラシックな建物がライトアップされています。大きな遊歩道を散歩しながら眺めると素敵です。
さてこの日訪れたのはランチタイム。今から5年前にオープンしたのだそう。
一歩入った瞬間からため息!素晴らしい内装で一気にジャン・ジョルジュの世界です!!
エレベーターから降りたレセプションは非常に暗いです。
しかし店内へ入ると一気に拡がる空間。広々とした天井高。奥へ奥へと続く構造。
手前は個室やバーカウンターが並ぶ場所。夜は完璧ムーディーな雰囲気になるでしょうね。
レセプションとの光のコントラストは、もしかしたらランチタイムの特権かもしれません。
「松下」「松玄」「松虎」や「焼肉チャンピオン」など数々のレストランを様々な業態で提供し続けるピューターズ の社長様のご紹介での訪問です。
お友達でもありビジネスパートナーでもあるニューヨークのジャン・ジョージ氏に連絡まで入れて下さっていて大きなテーブルのナイスシートを用意していただいていました!
私の席からは上海のランドマークでもある東方明珠が見えました。
昨日5/1は上海万博の開会式でしたね。
ちょうど1カ月前だったこの頃30日前式典なるものが予定されており、その会場もしっかり見えました。上海市内はこの頃からかなりの盛り上がりをみせていましたよー。
これだけ自然光が降り注いでいてもくもり一つないグラスたち。上質レザーの椅子は大き目で座り心地も良いです。
テーブルの上に置かれたもののデザインひとつひとつが可愛くてクールでセンスがあって、気になって仕方ありません。
ニューヨークのジャン・ジョージ氏からのプレゼントシャンパンで乾杯して、お食事スタートです。
冷えたシャンパン、熱々のパン。そんなことまで素敵すぎ。
最初のお料理。ピスタチオとセロリ、カラメリゼされたフォアグラ。
冷やされているフォアグラが口の中の温度でスッと溶ける。香り付けのオレンジピールは幸せな余韻。
ホタテとカリフラワー。ケイパーのソースには軽いスパイス、マスタード。
ホタテのレアで繊維質な感じが丁寧です。
食材のフュージョン感が強いお魚料理。柚子味噌と豆板醤を調味に、海藻・ゴマなどを食材に使用しています。
味がまわるとごまみそドレッシングみたいな中華と和風の中間的な味に感じます^^
骨付き羊がメイン。ピスタチオとカリフラワー添え。
バジルと松の実のジェノベーゼソース。密度の濃いソースが羊の香りを受け止めます。
運ばれてくるお料理やお水を継ぎ足してくれるのも完璧なタイミング。
それまで何軒も食べ歩いていた事をすっかり忘れるほど、空間、雰囲気、サービス、料理に魅了されてしまいました。
デザートはチョコレート攻めの3種類と柑橘系1種類。
まずはジャン・ジョージ氏のスペシャリテ、フォンダンショコラ。
クランチとバニラアイスがめちゃうま。
とろり…っと溢れるチョコレートには出会えなかったけど、チョコレート生地がしっとりと滑らかで美味しかったです。
柑橘とバニラビーンズ、レモンアイスの冷たいデザート。
さっぱりとした中に丸い香りとコクのバニラビーンズが感じられます。
ヘーゼルナッツとチョコムース。
テクスチャの違うショコラの層。少々重ためのテイストを軽いホイップクリームが中和してくれます。
チョコレートドリンクにコーヒーシャーベット。
ここまでチョコレートが続くと苦みのコーヒーが嬉しく感じます。
とはいえカプチーノなチョコレートドリンクは甘く優しく、他のショコラデザートとはまた違ったアンテナを刺激してくれました。
うう、もう食べられない。。
と言いながらも友達が、プティフールに手を伸ばすのを見逃しませんでした。
とっても楽しかったです!
このレストランには「上海」でも「フランス」でも「ニューヨーク」でもなく、「世界」がありました。
この時私は上海という街に旅に来ていると思っていたのだけど、もっと特別でユニバーサルで普遍的なものを感じました。
ものすごく先端を体感しているのかと思えばふとレトロな一端を感じる瞬間もあり、この上ない幸せな空間でした。
きっと夜はもっとすごい!!
ここにはぜひ夜!夜に来たいものです~♪♪
毎晩150人もの人がここでディナーを楽しむのだそう。あぁ、素敵だろうな。
立派なワインセラーとフォーマルスタイルの個室を最後に見学して。。
まだまだここにいたい。と思う気持ちに後引かれながらお店に別れを告げました。
そしてこのレストランからこの日の夜まで、
この旅に楽しい仲間(?)が加わりました。
浅草・龍圓(りゅうえん)の栖原シェフ。
朝から食べまくりの2日目。5軒目のこのお店を終了したところでしばし休憩~っ!
みんなで食材お買い物に行くことになりました。
きゃー、よかった。
ツアーにもジャン・ジョルジュが組み込まれておりましたー!↓
上海に行きたくなりました。
NYで活躍するシェフが新たに選んだ地が上海・・それを聞いただけで上海の躍進ぶりが伺えます。
味付けもアジア人の感覚に合わせた・・というより、その地でしか出来ない試みを実現させてるようですね~。おいしそ♪特にラムが・・ジェノベーゼソースとは相性ばっちりでしたか?
ところで、55aiaiさまは「天才シェフ危機一髪」という本をご存知ですか?たしかこのシェフもこの本に登場していたと思うのですが・・もしよかったら手にとってみてください!^^
教えて下さってありがとうございます。そうですか、個性的だと受け止められているんですか。
でも日本でもこういう味、いっぱいあります。というか、海外から来たフュージョン系に似てるなと思いました。
デザートまで美味しいのは素晴らしいですね!
上海に行ったらぜひまた訪れたいです。そして外灘からの夜景を眺めながらディナーしてみたいです^^
この外灘3号というビルがとってもおしゃれなお店が入っているんですよね。上海のここに進出するのはシェフにとってもステイタスなのかもしれませんー。
ほんのご紹介有難うございます。早速探してみますね^^