2009.09.03
中庭の出来事 【小説感想】
中庭の出来事
著者:恩田陸
出版社:新潮社
(新潮文庫)
平成21年8月1日 発行
「次は何にしよう?」・・・またまた本屋さんで悩み。
「あ、これ気になる!」・・・帯を見て決めました。
そして目に付く、『山本周五郎賞受賞作』。
ふむ・・・受賞作なら間違い無い!
(どういう賞だか知らないけど・・・)
ところが、この小説は、本を読み慣れた人、上級者向きだったようで。
小説を読み慣れていない私は、何度も挫折しそうになりました。
何と言うか・・・これは、難しかったと思います。
まだ小説読み初心者なので、厳しい読書時間でした。
過去なのか、未来なのか・・・。
何が真実で、何が嘘なのか・・・。
どれが現実で、どれが演技なのか・・・。
本当にあったのか、無かったのか・・・。
色々な事が頭の中に押し寄せて来て、ごちゃごちゃになり、混乱!
それでも半分くらいまで読み進めて行くと・・・やっと少し面白いな、と感じました。
(けれど、そこまでが長くて長くて・・・)
ラスト近くになり、真実が見えて来た時は、色んな意味で嬉しかったです。
受賞するくらいですから、よく出来た作品ではあると思います。
繰り返される場面でも、人物によって全然違うから、夢中になれるし。
けれど・・・頭が悪く、活字から離れていた私には、ハードルが高かったです。
そんな内容を上手くまとめている作者の頭の中って・・・スゴイなと感じました。
*自分用読書メモ*
感想-3冊目
読んだ期間-6日間
読書日-2009年8月読了
空いた時間、夜に読書
この作者の作品は、これが初めてだったので、印象が・・・。