kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

坂本龍一「いわゆる菅下ろしね。国民の大半は呆れて見ていると思います。どういう人たちがそのようなことをしているかというのを、大半の国民にはわかられてしまっていると思います。」2011年6月(naoko氏のツイートより)

 坂本龍一の訃報に関連してと思われるが、naoko氏のツイートに弊ブログ記事をリンクしていただいた。

 

 

 リンクしていただいた弊ブログの下記記事には坂本龍一のコメントは書かれていない。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 以下に上記記事を再掲する。

 

原口、鳩山が倒閣のボルテージを上げる一方、社民党は不信任案反対

 

 「原発政局」は、原発推進勢力がますますボルテージを上げる醜態を晒している。

 

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110526/stt11052601160001-n1.htm

 

首相を倒せ! 原口氏が倒閣宣言 鳩山氏は決起促す
2011.5.26 01:13

 

 民主党の原口一博前総務相は25日、「トップは替わった方がいい」と述べ、菅直人首相は直ちに退陣すべきだとの考えを表明した。小沢一郎元代表も同党議員との会談で、首相退陣を求める行動を起こす考えを示唆したほか、鳩山由紀夫前首相は講演で「大事なのは覚悟を持って行動する勇気だ」と、倒閣に向けて決起を促した。首相が主要国(G8)首脳会議(ドービル・サミット)で不在の中、「菅降ろし」の火の手が党内各所から上がってきた。

 原口氏はこの日、記者団に対し「東京電力任せにし、放射性物質をバンバン拡散させている。子供や妊婦や赤ちゃんを守れないことは絶対にあってはならない」と述べ、首相の原発事故対応を厳しく批判した上で退陣を要求。両院議員総会を開いて、党代表を交代させる方法が望ましいとの考えを示した。

 ただ、野党が検討している内閣不信任決議案への同調については「一線を画している」と述べるにとどめた。不信任案が可決され、首相が解散・総選挙に打って出た場合には「一緒に選挙はできなくなる」として、その場合の離党もにじませた。

 一方、小沢氏は同日、川内博史衆院議員と都内の事務所で会談し、原発事故について「官邸が情報を隠し、本来、知らされるべき情報が被災住民に知らされなかったことで無用な被曝(ひばく)を招いた」と述べ、政府の対応を厳しく批判。「いま決断し行動しなければならない」と、首相退陣を求める行動を起こす考えを示唆した。

 また鳩山氏も同日、国会内で開かれた小沢氏支持の参院議員の会合で講演し、平成5年に自民党を離党して新党さきがけを結成した経緯を紹介して、「自らの覚悟を強く持つことで道は開かれる」と強調した。

 

 産経の報道ぶりもすごい熱気だ。一方、「元祖反原発勢力」の社民党は不信任案に反対する方針だ。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110526ddm005010127000c.html

 

社民、内閣不信任案反対

 

 社民党の重野安正幹事長は25日の記者会見で、自民、公明両党が検討している衆院での内閣不信任決議案提出について「(東日本大震災の)現地も必死に復興に努力しているときに、司令官(菅直人首相)の首を代えることは、被災地のみなさんや国民には通用しない」と述べ、反対の意向を示した。

毎日新聞 2011年5月26日 東京朝刊

 

 社民党、特に重野安正というと、ちょうど1年前の鳩山由紀夫辞任の政局で、小沢一郎と密接な連携をとっていたことが思い出されるが、もはや小沢一郎とは切れているのだろうか。そもそも「数の力」を頼る小沢一郎にとって、かつての小沢自身がもくろんだ通りに弱小化した社民党にはもはや用はないということだろうけれど。

 

 社民党というと思い出されるのはきっこが社民党支持だったことと、今では「自民党は内閣不信任案を出さないのか」と地団駄踏んでいる某小沢信者のブロガーが、ずっと前には土井たか子が平和憲法を称えた色紙の画像をよくブログに掲載していたことだ。その彼らが小沢信者に転んで醜態を晒しているのが現状だが、さらに問題なのは、彼らの取り巻きの誰一人としてそれを批判することができないことだ。

 

 彼らはもはや何を言われても現実を直視することさえできなくなっている。自自公政権が復活したら、現政権よりさらにひどい原発事故の情報隠しや原発推進政策をやらかすことは火を見るより明らかだが、そうなっても彼らは小沢一郎をマンセーするのだろうか。

 

 いや、そうなったらブログで政治のことを書くのなんか止めて、ほかのことに熱中するんだろうな。あの手の輩は。

 

URL: https://kojitaken.hatenablog.com/entry/20110526/1306366524

 

 上記は2011年5月26日の記事だ。今読み返すと不適切な表現や意味のとりにくい表現がある。前者は「小沢一郎をマンセーする」という、暗に北朝鮮を引き合いに出してオザシンを批判した表現だが、現在なら「マンセーする」という差別表現は使わない。

 また、記事冒頭の「原発推進勢力」の意味がとりにくいが、これは小沢・鳩山一派を指している。小沢は民主党在籍中は電力総連に遠慮でもしたのか、自らが脱原発論者だとは一度も明言せず、川内博史らを使って印象操作をさせていただけだった。また鳩山も原発事故以前に鳩山政権が提示していた野放図な原発推進路線を総括していなかった。だから私は彼らを「原発推進勢力」の範疇に入れていたのだった。

 記事の中ほどにて出てくる「自自公政権」とは、不信任案が可決されたら自公と小沢一派が野合して、1999〜2000年に短期間存在した自自公政権が復活するぞ、という意味だ。

 さらに、

今では「自民党は内閣不信任案を出さないのか」と地団駄踏んでいる某小沢信者のブロガーが、ずっと前には土井たか子が平和憲法を称えた色紙の画像をよくブログに掲載していた

と書いたが、これは『晴天とら日和』という当時の人気ブログを指す。あのブログにアクセスする機会などもう数か月に一度くらいしかないから、今何を書いているかは全く知らない*1。

 しかし東日本大震災と東電原発事故から2か月ほどしか経っていない時期に繰り広げられたあの菅直人内閣不信任案騒動は本当に醜悪だった。弊ブログは、民主党系政党が未だに有権者から全然信用されないのはあの当時の醜態のせいだ、関与したり小鳩側を支持したりした人たちは早く総括せよ、と繰り返し主張しているのだが、彼らは今になっても全然聞く耳を持たない。山本太郎も新選組を結成する前には菅直人の選挙を応援するなどしていて小沢一派とは少し距離があったが、組を結成した後の現在では政治家は支持者の意向に逆らえないという定理通りというべきか、すっかりオザシン寄りに退化してしまった。あれではどうしようもない。

 そして、現在親露の陰謀論その他で再び悪名が高まってきた 原口一博が、当時菅おろしの先頭に立っていた事実が蒸し返された。弊ブログは原口に肯定的な言及を行ったことは一度たりとも記憶にない。右翼(極右)にして陰謀論者である原口を一貫して嫌い続けている。

 ここでやっと坂本龍一の出番になるが、naoko氏のツイートには2011年6月と書かれている。坂本龍一は弊ブログの上記記事が公開された翌月に

いわゆる菅下ろしね。国民の大半は呆れて見ていると思います。どういう人たちがそのようなことをしているかというのを、大半の国民にはわかられてしまっていると思います。

とコメントしたわけだ。もちろん脱原発派であれば常識的かつ当然のコメントだ。

 当時小沢や鳩山の尻馬に乗って菅内閣不信任案に賛成していたオザシンたちの見解をうかがいたいものだ。もちろん原口一博氏の見解もうかがいたい。

*1:記事を書いたあとで久々に見に行ったら、親露宣伝を行うとともに唯一の親露派国政政党である元号新選組を持ち上げていた(https://hanatora53bann.blog.jp/archives/52359942.html)。ブログ主が称賛するオーストリア自由党こそポピュリズム・欧州懐疑主義・反移民・反ムスリムを掲げる極右政党であることなどご存知ないに違いない。やはり今でもどうしようもないブログだった(呆)。